今週の『GIANT KILLING』#217
2011.07.24 22:10
すいません、また1週分空いてしまいました。
というか、すべてが放置状態になっていて、本当にすいません。
最新単行本20巻&ムック本extra vol.06が、7月22日に発売されました!
単行本20巻は、まるまる山形戦が描かれています。
特に、サックラーの過去エピソードが秀逸な巻で、単行本で読み返しても、やっぱり良いなぁと思いました。
(参考リンク:『GIANT KILLING』最新⑳巻と『extra Vol.06』、2冊いっしょに本日発売!)
そして、今号よりスタートしている、モーニング本誌フェア2011夏では、フェア開催書店にてモーニング本誌を購入すると、ジャイキリオリジナルグッズがもらえます。
フェアは、3号に渡って行われ、今号はクリアしおり、次号はステッカー、次々号ではクリアうちわがもらえるそうです。
フェア開催店は、決して多いとは言えず、誰もが気軽に手にできるというわけではないですが(というか、今後は自分も逃してしまった・・・orz)、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
(参考リンク:夏は書店へGO! 《モーニング本誌フェア2011夏》いよいよ明日スタート。)
そして、ようやく実現される時がきたかという感じですが・・・
アディダスとのコラボ企画で実現した、ETUのレプリカユニが、期間限定ではありますが、ついに完全受注生産で追加販売されることになりました!
しかも、全商品が対象になるということで、自分含めて、これまで欲しくても手にできなかった方には朗報ですね。
すでに、購入の受け付けは始まっていて、7月31日(日)まで注文することができます。
まだリミットまで1週間残されていますが、これで本当に終わりになってしまうかもしれないので、どうしても欲しいという方は、この機会に購入してみてはいかがでしょうか。
(参考リンク:入手できなかったあなたに朗報! ジャイキリETUユニ全種類の期間限定受注販売が決定!)
リーグ戦第21節の川崎戦。
試合は、キックオフされたばかりですが、ETUの攻撃を星野が抑え、それが、近藤、八谷へと渡って、川崎の攻撃へ。
そこから、八谷がお得意のロングフィードで、攻撃を仕掛けていく・・・
今週は、その続きから描かれていきます。
・・・
パスを受けた八谷は・・・
昨シーズン、終盤で快進撃を演じたにもかかわらず、3位で終わってしまったのは、それまでに下位チーム相手に多くの勝ち点を取りこぼしたからだとし・・・
(昨年の過ちは繰り返さない……
だからこそ悪いがETU……
川崎フロンティア初タイトルのために……
俺達はお前達を全力でダシに使わせてもらうぞ!!)
そんな思いを胸に秘めながら、前線へとロングパスを送っていきます。
そのパスを受けたのが、カン・チャンス。
姜は、八谷からのパスを、ゴールから背を向けた状態で胸でトラップすると、左サイドを駆け上がってくる草野へパスを送ります。
フリーの状態でパスを受ける草野。
川崎の左サイドということは、ETUにとっての右サイド。すなわち、ガブリエルの裏をさっそく狙われてしまうETU。
ETUがピンチを迎えそうになりますが、しかし、杉江は、草野が中の様子をうかがったことから、シュートの可能性は低いと判断し・・・
「釣り出されるな!
シュートコースを絞りながらクロスに備えろ!!」
と、味方選手にコーチングします。
そして、草野からクロスが上がります。
杉江は姜を、黒田はロドリゴをしっかりマークしつつ、ボールは黒田がヘッドでクリア。
ひとまず、ピンチを脱したかに思われたETUでしたが・・・
そのこぼれ球を拾おうとした殿山と椿がぶつかってしまいます。
そのこぼれたボールを、川崎の7番・浅香がシュートに行こうとしますが・・・
杉江もそれに反応していて、浅香よりも一足早くボールに触りクリア。
今度こそ、ETUは、ピンチを脱します。
動きが重なり、ぶつかってしまった殿山と椿について、落ち着けと声をかける杉江。
杉江は、初めて実戦でコンビを組む2人に、しっかり声を掛け合えよと叱咤もするものの・・・
「噛み合ったら面白いコンビになると思うぜ?
相手の特徴よく考えて動けよ」
という、前向きなアドバイスも送ります。
その言葉を聞いた殿山は、単純なスピードばかりでなく、動き出し自体も速い、そして、練習時以上の気合いを感じていました。
・・・
場面は変わり、メインスタンドの最上段から試合を見つめているベンチ外の選手たち。
いきなりのピンチにやきもきしながらも、浮き足立った状況をプレーで引き締めた杉江に、キャプテンシーを感じ、感心する発言をしているのは矢野。
さらに言葉を続け、ひたすらに杉江のことを誉め称えていましたが、そんな矢野の肩を熊田が叩き、親指で指し示した先には・・・、現キャプテンである村越の姿が!
矢野は、今回、村越がベンチ外であることを、すっかりと忘れてしまっていたようです。
「おう どうした矢野
ここで話が終わると
俺がキャプテンじゃないほうがいいってことになるが……
いいのか?」
冗談めいた表情であるものの、そんな言葉を矢野に返す村越。
このふたりのやり取りは、もう少し続きますが、そんな2人の姿に、他の選手たちからは笑いが起こっています。
そのような冗談を言う村越の姿を見て、堀田は、最近またとっつきやすきなってきたと感じていました。
シーズン序盤の、周囲と壁を作っているような振る舞いを見せていた村越ですが、夏季キャンプのあたりから、どこか肩の力が抜けた気がすると感じる堀田。
そして、堀田は、気づきます。
ピッチ内でキャプテンらしい行動を見せる杉江の姿は、長年キャプテンとしてチームを引っ張って来た村越を重圧から解放する意味があるのかもしれないと。
達海は、そういうことを理解したうえで、杉江にキャプテンマークを巻かせたのかもしれないと。達海なら、それぐらいのことを考えそうだと、堀田は考えていました。
そんな堀田の心理描写はさておき、先程がいじりのターゲットにされている矢野は、笠野さんに助けを求めていました。
笠野さんは、矢野に対し・・・
「ラッキーだと思えよ
村越や堀田なんかと一緒に観戦できる機会なんて
そうないんだからよ
いろいろ勉強させてもらえ」
そんな言葉を返します。
そして、笠野さんが矢野に手渡したのが、例のボードとペン。
笠野さんは、村越や堀田にも、ボードを掲げピッチの選手たちにメッセージを送るというアレをやらせるつもりのようです。
当然のごとく、矢野は、それらを配ることに躊躇していますが・・・
「いいかー?
先輩だから遠慮するなんてのは
自分にとってもクラブにとってもいいことなんかひとつもねえぞ
チームの順位をひとつでも上げてえなら
こういう場も無駄にすんな
より多くのコミュニケーションをはかって
お互いの理解度を高めとけ」
と、返す笠野さん。
その言葉に、村越も堀田も、真剣に耳を傾けています。
みんながくだらないと思った夏季キャンプもそのひとつであると主張する笠野さん。
それの言葉に、周囲が納得した様子を見せると、笠野さんは、若手は村越をいじるくらいに勢いで行けと言い・・・
「そうだあれ聞いてこいあれ
村越のカミさん随分と若い元タレントか何かだろ?
芸能人との馴れ初め聞いてこい馴れ初め」
と、若手選手たちが、一番突っ込めないタブーについてまで言及していきます。さすがの村越本人も、この件に関しては、冗談半分の気持ちではいられないようですが・・・?
まぁ、そんな感じで、選手たちの間に微妙~な空気が流れたところで、その場から立ち去ろうとする笠野さん。果たして、この後、どうなってしまうのでしょうか?
・・・
さてさて、話はピッチの中へと戻しまして・・・。
八谷は、新加入選手をスタメン起用してきたETUの連携がまだ確立されていないことで、自分たちのほうがゲームの入り方に成功していると考えていました。
一方で、黒田も、連携が不十分なところを見せる、椿&殿山のボランチコンビに、不安を感じ、守備の意識をそっちにも向けておかねば・・・と、考えていました。
そんな黒田の様子を見て、自分に意識が集中していないことを察したロドリゴは、黒田のマークを一気に振り切りにかかり・・・、といったところで、今週はここまでとなります。
■ 私的雑感
今週は、何かとみどころが満載で面白かったなーって思います。
試合序盤、川崎は、連携不足(主にバッキー&トニー)やガブ君の裏のスペースといった、ETUの不安定な部分を的確に突き、主導権を握ろうとしていきますが、とりあえず、スギがそれを防いでくれましたね。
いやぁ、それにしてもスギのキャプテン姿は、様になってますね!
周囲の状況を見回し的確なコーチングといい、叱咤する言葉ばかりでなく、前向きなアドバイスを与えることも忘れなかったりなど、スギなりの素晴らしいキャプテンシーを示していたと思います。
もちろん、言うまでもないけど、コシさんはコシさんで、頼れて胸を熱くさせてくれる、素晴らしいキャプテンシーを持っている思ってますよ。一応、念のために、ね(笑
まぁ、コシさんの話は、また後でするとして、改めて実感できる、スギの良さを見ることができて良かったなって思います。
※
ベンチ外の選手たちの描写が、何かと面白かったですね(笑
このメンバーたちの中に、コシさんと堀田の2人がいるのが、決してあり得ないことじゃないんだけど、何だか不思議な感じ。
そりゃあね、うっかりコシさんがいるのを忘れて、発言しちゃうってものですよね、矢野君?(笑
今回のターゲットは矢野ということで、そのあたりの描写の数々には、笑わせていただきました。
コシさんも、こういう時にジョークを飛ばしたり、自ら重責を背負い過ぎている部分がこれまであったけど、今は、ピッチの中でも外でも、いい意味で解放されているんだなぁと、しみじみ思ってしまいました。そう、過去の経緯を思うほど、それはしみじみと感じますね。
そういうのが、堀田の視点から描かれていたところが、また良かったと思います。
んで、それはいいけど、コシさん・・・
嫁さんが、若い元芸能人なんですってぇ?( ̄ー ̄)
こ、これは・・・、個人的はそんなイメージまったくなかったし、衝撃の事実であると同時に、これはあ、めっちゃくちゃ気になる話題ではあるけれど、本人には直接訊けないことですよねぇ・・・。
まぁ、そのあたりは、単行本のおまけ描写あたりで、触れられることに期待しておきましょうか(笑
まぁまぁ、兎にも角にも、これまで人を寄せつけなかったコシさんが、こういうみんなのワイワイとした雰囲気の中に混じっている事実は、ETUのチーム状態が更に良くなってきているという証拠ではないでしょうか。
もちろん、みんなの仲が良すぎるがあまり、なあなあになってしまうのは良くないことだけど(逆にみんながみんな馴れ合う必要もないと思うけど)、コミュニケーションを大事にしつつ、チームがより良くなるためにはどうしていけばいいかオープンに話し合える、そんなETUであり続けてほしいなと思います。
あとは、例のボードのメッセージ作成に、今回もコシさんたちも参戦するということで、そういう姿を想像するとちょっと笑えるのですが、そのあたりの描写も今後楽しみです。
※
来週以降の展開についてですが・・・
バッキー&トニーの連携不足が気になり、気に留めておこうとするところまでは良かったが、それが隙を生むことになってしまったクロ。
そのクロのカバーもスギが・・・と思いたいですが、まぁ、いい動きをしたロドリゴにパスが出てくるとも限らないですし、とりあえず、いきなりの失点につながらないことを祈るとします。
バッキー&トニーは、スギの言う通り、噛み合えば面白いコンビになると思います。
言うならば、動のバッキーに、静のトニーといったイメージになるのかな。
攻撃面では、動き回るバッキーに起点となるパスを供給するトニーの図がイメージできるし、守備面では、バッキーが相手を追いつめてトニーが存在感の薄さを生かしてボールをかっさらうみたいな、そんないい連携が見られるんじゃないかなって思っています。
攻守に渡ってアグレッシブに動き回るバッキーに、バランサーのトニー、そんな感じで機能しそうな予感がします。
トニーは、とてもクレバーな選手なので、バッキーの特徴をいち早く把握して、案外早く適応してくるんじゃないかと、期待しています。
ボランチは、中盤を支える屋台骨ですからね。
川崎とやり合うには、このボランチコンビの出来にかかっていると思います。
今回は、バッキー&トニーのボランチコンビに注目、期待していきましょう!
来週は、どんな物語を見せてくれるでしょうか。
また次の1週間が(実際には、あと数日だけど)、とても待ち遠しいです。
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コメント書くのも久しぶりです。
今回もETU、また新しい展開になってますね。
この新しい試合展開にOEDOexpressの副社長も絡んできて、
今後の想像を超えた、展開が非常に楽しみです。
ETUのジャージ買っとこうかな。