今週の『GIANT KILLING』#207
2011.05.08 19:58
※すいません、今回は前置きがかなり長いです
久しぶりの今週のジャイキリの更新となってしまいました。
まず、更新されるまでずっと待っていてくれた方々には、深い感謝とともにお詫び申し上げたい気持ちでいっぱいです。
ですが、結論から言うと、現在の自分の生活において、ブログ更新の優先度というのは、ブログを始めて以来一番低い状況にあって、それは当面大きく変わることは多分ないと思います。
かといって、ジャイキリに対する気持ちが失われているということは、まったくもってありません。そこだけは、誤解しないでください。
感想として記事にする、アウトプットに割ける時間が作れないというだけであって、個人的にジャイキリを読んで心震わせまくっている、作品への想いはずっと同じままでいるつもりです。
それでも、やっぱりアウトプットに割ける時間はあまりない・・・ということで、今までは、なるべくその週のジャイキリを読んで、思ったことすべてを記事に投入してやろうというスタンスでやっていましたが、今後は与えられた少ない時間内で出来る範囲で、従来よりは簡素化された更新ということになっていくと思います。
更新日も、出来る限り従来のポリシー通り、“当日中”を基本にやりたいと考えていますが、もう少し余裕を持ってその週末中ぐらいの感覚で見ていただければと思います。
ここまで更新できず空白のままになってる回については、少しずつでも余裕を見ながら埋めていきます。
今後は、これまで通りジャイキリを語り倒すことはできないですが、その分気持ちを込めるつもりでやっていきますので、よろしければまたよろしくお願いいたします。
・・・
前置きが長かったですが、それでも本編に入るまでもう少しかかりますが、ここからはジャイキリの話に入っていきます。
更新を休んでいる間に、ツイッターのジャイキリアカウントで発表され続けていたツジトモのイラストが完結を迎えていました。
個人的にこの時期って、ツイッターすらまったく見ていない状況もあって、きちんとイラストを追えてすらなかったのですが、振り返る意味も込めて、ここで私が取り上げてなかった分を一気に紹介していきます。
- from ETU #16(後藤さん)
- from ETU #17(佐野&湯沢)
- from ETU #18(江戸前応援軍団の主軸4人)
- from ETU #19(ガブ&殿山君)
- from ETU #20(ザッキー)
- from ETU #21(主にベンチ外のETUメンバーたち)
- from ETU #22(山さん親子)
- from ETU #23(亀井)
- from ETU #24(堺さん)
- from ETU #25(ユナイテッド・スカルズ)
- from ETU #26(ETUクラブスタッフ)
- from ETU #27(宮野)
- from ETU #28(ナッツ&愛娘)
- from ETU #29(キヨ)
- from ETU #30(ハマ)
- from ETU #31(かっさん)
- from ETU #32(コータ、テッタ、ヨシオ)
- from ETU #33(パッカくん)
- from ETU #34(タッツミー)
- from ETU #35(タッツミー)
ひとつひとつに対してコメントすることはできませんが、ETUを取り巻くあらゆる人々の生活感のあるは、どれも素晴らしいもので、短期間にイラストを量産してくれたツジトモ先生に改めて感謝の気持ちを表したいです。
こういうイラストのひとつひとつをとっても、ETUのことをもっともっと好きにさせてくれますね。ツジトモ先生、本当にありがとう、そして、お疲れ様でした。
・・・
本日まで、SHIBUYA TSUTAYAにて、ジャイキリの原画展が行われていました。
私もGW中の某日に、ジャイキリをまったく読んだことのない人とですが、一緒に行って参りました~。
原画展とは言っても、ちょっとしたスペースに飾られていたものでしたが、それでも、原画には本になってからでは伝わり切らない臨場感があって、とても感激しました。
これは、以前、『capeta』の原画を見た時にも思ったことなのですが、私は絵画に特に興味はないけど、こういう原画を見ていると、絵画展が好きで見に行く人の気持ちが分かる気がします。
多分、ジャイキリなら、またどこかで原画を展示する機会があるんじゃないかと思うので、もしまた機会があれば、是非見に行ってみてください。
・・・
そう言えば、ジャイキリアニメの再々放送が、現在NHK総合で月曜深夜25時05分から放送されています。
再々放送までされるということは、十分な支持を得ているからだと、勝手に確信しちゃってます(笑
現在は、まだ物語のストック的に無理なのかもしれないですが、そう遠くないうちにきっと2期目の放送がされるものとして、楽しみに待っていようと思います。
深夜の時間帯ではありますが、もし、再放送を見逃してしまったり、録画し損ねてしまった回があったなどあれば、再々放送を利用してみてはいかがでしょうか。
・・・
さて、ここからは、ようやく今週号の話題です。
とは言っても、本編まで行くのはまだ先なのですが・・・
今週は、というか、今週もと言うべきかな、ジャイキリが表紙を飾っています。
表紙のイラストが今回も素晴らしくて、思わず見ているこっちまでも、こぶしを突き返してみたくなるような気持ちにさせてくれるものでした。いいよねー、こういうのは私は好きですよ。
そして、もうひとつ話題になっているであろうものは、やっぱり“ニャイキリ”ですよね。
ジャイキリの名場面を猫で実写化って・・・
か、かわええなぁ・・・(*^_^*)
私は、個人的に、犬派でも猫派でもなく、フェレットが好きで一番かわいいと思っている人間なのですが(まぁ、ツイッターのアイコンに使ってるぐらいだからねw)、これは素直にかわええなぁと思います。
撮影で使われている衣装もプレゼントされているので、猫を飼ってらっしゃる方は、応募してみてはいかがでしょうか。
・・・ということで、ようやくですが、ここから本編へと入ります。
■ 今週の物語
リーグ戦第20節の山形戦も、試合終盤に差し掛かろうとしているところで、スコアは1-1の同点。
1人少ないETUは、自陣に引いて、夏木と宮野、2人のFWに攻撃を託すというサッカーをしていましたが、ここで達海は3人目の選手交代として、初出場となるブラジル人、ガブリエル・ペレイラの投入を決断する達海。
ガブリエルの投入を知った選手たちは、彼の活きるポジション、右サイドを意識しているようですが・・・、さて、そこから今週号はどうなっていきますか。
・・・
投入されるガブリエルに代ってピッチを去るのは清川。
本来左サイドバックの清川ですが、この日は、試合の流れ上、右サイドでのプレーが多かったようです。
清川は、90分間ピッチにいられない悔しさをぶつけつつも、自分に代ってピッチに入るガブリエルに試合の残り時間を託しピッチを去っていきます。
ETU加入以来、初出場となるガブリエル。
ポジションは、右のサイドハーフ・・・、清川よりは少し前目のポジションを取っているようです。
その実力は未知数であっても、ETUの関係者たちは、ガブリエルの活躍に期待を託しています。いや、最後の交代カードを切って、彼に託すしかないというのが現状を表している言葉かもしれません。
しかし、周囲の視線をよそに、ガブリエル本人は、いたってマイペースなように見えます。
そんな様子を記者席から見つめる、藤澤さんに山井記者。
ガブリエルの投入を疑問視する山井記者に対し、藤澤さんは、練習で一番試されているのは右SBのポジションで、練習通りの実力が出せれば、彼の持つ突破力は状況を打開するのにうってつけとの見解を示します。
しかし、山井記者は、ガブリエルのストロングポイントよりもウィークポイントになりそうな部分に対する懸念の方が大きいようです。
山井記者の不安は、外国人選手が日本サッカーに適応する難しさ、山形が躍動している左サイドに(ETUから見て右サイド)ガブリエルを置くことで、ボールを奪われた時、その裏のスペースが使われてしまうといったところにありました。
ちょうどそんなところに、ガブリエルにボールが渡りますが、なんとガブリエルは村越からのボールの勢いを殺し切れず、トラップミスをしてしまいます。
そして、山井記者の懸念通り、山形にボールを奪われ、そこから小森にパスが渡り、ガブリエルにいた右サイドの裏のスペースをを使われ、山形の米田の突破を許してしまいます。
米田は、長身FWとして、ハイボールの競り合いに強い・・・というのではなく、スピードでの競り合いでこそ強さを魅せるタイプとのこと。
そんな米田は、マークに着こうとする杉江を寄せ付けず、サイドから中央に切り返して、ペナルティエリア内正面にいる丸岡にラストパスを送ります。
ETUにとって、絶体絶命のピンチかと思われましたが、丸岡のシュートは石神がブロック!
そして、そのこぼれ球は、山形の長谷川の方が先に追いつき、ミドルシュートを狙いますが、シュートのクロスバーの上で、何とかETUはピンチを脱します。
山形からすればゴールは奪えなかったものの、理想とするカウンターの形からのフィニッシュの形に、佐倉は、手応えを感じているようです。手を叩いて、選手たちの動き称えています。
そして、残り5分でもう1点と奪うつもりで、選手たちに声をかけています。
(タッツミー…
あなたが切ったせっかくのジョーカーは…
我々の方に幸運をもたらしのかもしれませんよ!)
と、半ば勝利を確信したのか、佐倉は、ケン様を下げて、家本という選手を投入しようとコーチングスタッフに声をかけます。
・・・
場面は、再び記者席の藤澤さん&山井記者のシーンへ。
山井記者は、ガブリエルの投入のタイミングなど、この試合の達海の采配の動きが遅いと感じていました。
「何もせずボーッとしてた時点で
今日のお前は監督として最悪だ達海!」
とまで、言ってしまっています。
しかし、そんな山井記者の言葉に対して、内心、正反対のことを考えていました。
(FWだけに攻めさせる無謀な時間帯…
そして土壇場でのガブリエルの投入…
一見無茶苦茶に見える…
しかしそれこそが… 達海らしさとは言えなくはないか?)
そう思うと藤澤さんは、表情を綻ばせ・・・
(時間は残りわずか…
勝負に出るならとっとと仕掛けなさいよ達海…)
期待に胸躍らせているようにも感じられます。
そうして、ピッチの中では試合が進められていっていますが、ふと、何かに気付いた様子の殿山。
その視線の先には、“両手で前方のスペースへパスを出してくれ”と言わんばかりのジェスチャーを示すガブリエルの姿が・・・、といったところで、今週はここまでとなります。
■ 私的雑感
満を持して投入されたガブ君だけれど、そのプレーぶりは・・・?
ピッチに入ったばかりのガブ君の印象は、ただ飄々とマイペースなだけなように思っていたけれど・・・
公式戦ファーストプレーは、派手にトラップミスをしてしまい、山井記者の懸念通りのカウンターから決定的なピンチを招くという、表面的には悪い方の予感が当たってしまっているように見えます。
・・・しかし、本当に表面的なガブ君のパフォーマンスを信じてしまってもいいのか?
変な話だけど、タッツやガブ君のことだから、あのトラップミスでさえも周囲を欺くために故意にやってるんじゃないかって思ってしまうんですよね。
実際に、ガブ君のところから決定的なピンチを招いてしまっているし、やっていることとしてはかなりリスキーなんだけど・・・
でも、ガブ君のプレーを見たサックラーは、タッツの采配が失敗してガブ君投入は自分たちに有利になったと確信し、(ゲームを閉めるためだと思うのだけど)ケン様を下げようとしています。
ケン様が小森システムのバランスを支えている、ピッチ上に欠かせない選手であることは、タッツ自身が語っていましたが、まずそのケン様をピッチから退かせて、今ある山形の土台を崩すことがタッツの目的だとしたら?
一度選手交代させてしまったら戻せないのがサッカーのルールです。
そのケン様戻せない状況までゲームを進めることが、タッツの作戦の第1段階で、そこからが勝利をもぎ取るための本当のスタートだとしたら・・・?
本当にそうなるかどうかは、続きを読んでみないとわからないことだけど、そこまでやるのがタッツミーの作戦だとしたら、改めてタッツミー恐るべしだなって思いますね。
実際問題として、タッツミーのやろうとしていることは、結構な賭けだと思います。
もし、ガブ君の裏のスペースを使われた攻撃で、決定的ともいえるシュートチャンスを丸岡が決めてしまったら、そこで試合は終わってしまう可能性が高いわけじゃないですか(そう考えると、シュートをブロックしたガミさんはGJすぎるぜ!)。
でも、1人少ないあの状況で勝利をもぎ取るには、何らかのリスクは必要だと思いますし、リスクを伴ったギリッギリの状況で勝負しているからこそ面白いし、ワクワクしてくるって思いません?(笑
私は、すごくワクワクしてますよ。
私だけじゃない、きっと多くのジャイキリファンの方は、藤澤さんと同じ気持ちを抱いているんじゃないかと思います。というか、それがジャイキリという作品のひとつの醍醐味ですもんね。
実際に、自分が思い描いているような形になっていくかは、続きを読んでみないと分からないけど・・・
ファーストプレーでトラップミスをしたガブ君は、一切動揺している様子もなく、それどころか殿山君にスペースへパスを出してくれって要求をしています。
きっとETUファンからすれば、ここから痛快な出来事を起こしてくれる!
来週号以降の展開を楽しみにしていようじゃないですか♪
※
あとは、箇条書にて。
- ガミさんにケン様をマークさせるため、流れによってサイドバックの位置を入れ替えていたってことでしょうか? ガミさんは、この試合守備面で際立った働きを見せてましたもんね。けど、基本はサイドバックの位置を試合中に入れ替えたりしないとは思いますが。
- ガブ君を練習中サイドバックでプレーさせ、DFでメンバー登録したけど、試合ではサイドハーフで使うってのも、この試合のタッツミーがサックラーを欺くひとつの布石かなって思います。
- ガブ君の実際の登録ポジションは、選手名鑑を参考にするならMF。
- 山井記者は、番記者だけどETUの練習をあまりしっかり取材してないのかなって思ってしまう。いくらポテンシャルを秘めた選手でも、試合で真価をなかなか十分に発揮できない選手の例はいくらでもあるから、言ってることの一部は分からなくもないけど・・・。まぁ、そういう役回りのキャラも作品には必要かなとも思うんですけどね。
※
さて、来週以降についてですが・・・
先程も書きましたけど、タッツミーの真の狙いが、ETUファンにとって痛快な展開が、この後見られるはずなので、それがどう描かれるのか、とにかく純粋に楽しもうと思っています!
うん、それだけです(笑
皆さんも、来週号を楽しみに待っていましょう。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
以前「タンゴ」についての返信を頂きまして、ありがとう御座いました!
同じ気持ちの方がいて、とても嬉しく思いました
こちらのトピから外れますが、僕は週刊少年ジャンプの「DOISOL」には非常に期待しているのですが、(直感的にこの漫画は面白くなりそう、絵もキレイ!って思ったからです、監督が主役って所はジャイキリ意識ですかね!?)どんどん掲載順が下がってきていて、とうとう今週号は一番後ろになってしまいましたね・・・、今の所読んでいて面白いし、そんなに悪くはないと思うのですが、管理人さん的にはどうでしょうか?やっぱり今のジャンプではスポーツものはキツイんですかね、黒子のバスケも掲載順後ろの方ですし・・・ 「DOISOL」せめて一年は続いてほしい、来月でるコミックスは当然買います、少しでも貢献せねば!
YATAGARASU終わっちゃいましたね、茂木と森村の成長をもう少し見ていたかったです
さてジャイキリですが、本当にアイデア豊富で面白いですね、ちなみに僕が初めて読んだのは、椿が夜中に練習しているところを達海に見つかってあたふたするって回だったんですが、読んだ後に原作者が「あっU31のひとだ!」ってことでこれは読まねばと思ったのがきっかけです
それにしても、対山形戦は、椿が出場していないにもかかわらずこれだけ読み応えがあるとは、改めてジャイキリの主人公は達海猛であり監督なんだと思い知らされますね!もちろん相手のサックラーも魅力的、これだけ監督にスポットを当てる漫画は今までだとバスケ漫画ぐらいしか思い当たりませんが、ジャイキリは見事に表現していますね!またモウリーニョやグアルディオラ、ベンゲル、ヒディング等、サッカーにおける名将の存在が、チームを構成する重要なファクターであるということが、世間一般の常識になってきていることが、この漫画の親しみやすい所に現れていると思います
長文失礼しました
返信が遅くなってしまってごめんなさい
>かぐやさん
ガブ君がエゴイストになれるFWみたいなタイプって考えには同意です。
そのあたりは、#208を読んでも垣間見られるところだと思います。
ガブ君は、ETUの攻撃に“変化”をもたらすことのできる存在だと思うので、
残り時間は少ないですが、決勝ゴールに絡む活躍を見せてくれることに期待したいです。
>seamountyouさん
『DOIS SOL』は、最近のジャンプのサッカーマンガの中では面白い方だと思います。
ですが、個人的には、作品の背景に垣間見れる“ジャイキリ感”は、
ジャイキリが好きすぎるがゆえに、逆にちょっと・・・と思うところも。
掲載位置的に、現状はなかなか難しいかもしれませんが、
ジャンプにサッカーマンガが定着してほしいって気持ちもあるので、
なんとか頑張ってほしいなと思います。
『YATAGARASU』は、好きだったので終わってしまって残念な作品ですが、
愛原先生の次回作に期待しています。
ジャイキリに関しては、海外の名将たちに限らず、
日本にも個性的な監督が多くいるので、ジャイキリをひとつのきっかけにして、
そういった部分に注目が集まるようになればいいんじゃないかと思います。
他の作品でいうと、『LOST MAN』なんかも、
ジャイキリほどではないにしても、個性的な監督キャラが
多く見られて面白いなーって感じています。
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