今週の『GIANT KILLING』#200
2011.03.10 22:43
3週間ぶりの今週のジャイキリ。
そして、めでたく連載200回を迎えることとなりました!
綱本先生、ツジトモ先生をはじめとした、ジャイキリの制作に関わっているすべての皆様方、おめでとうございます。そして、いつも楽しませてくれてありがとうございます!
連載200回の直前で少し足踏みがあったりなど、これまでの間いろんなことがあった、またこれからもいろんなことがあると思うんですけど、ジャイキリは、これからも私たちを楽しませてくれる存在であってほしいなと願っています。
自分としても・・・、もうここまで来てしまいましたからねー(笑
大したことはできないけれど、これからも、『GIANT KILLING』という作品のサポーターであり続けたいです。
そして、いつか絶対に訪れる物語の終着点を迎えるとき・・・
別れを惜しみつつも、今週号の表紙のタッツミーのような満面の笑顔で、「ジャイキリに出会えて本当に良かったね、これまでありがとう!」って素直に言えるといいなー・・・というのが、現時点での夢ですね(笑
まぁ、ですが、まだリーグは後半戦が始まったばかり。
まだまだまだまだジャイキリは続いていくはずなので(というか、そうじゃないと困るw)、もちろん、このブログもジャイキリが終わるまでは少なくとも見守り続けるつもりでいるので、連載200回目以降の今週もジャイキリもどうぞよろしくお願いいたします。
ETUの攻撃を跳ね返してからの山形の攻撃。
メンデスが上がりを見せ、マッチアップするのが王子・・・であることに不安を抱いたのか、自分のマーク相手である小森から離れ、メンデスのチェックへと向かう村越。
そのスキを突かれ、メンデスから小森へボールが渡り・・・?
そこから先は、今週号の話となっていきます。
・・・
フリーでボールを受けることに成功した小森。
そんな小森に対し、すかさず石神が対応に行きますが、まだ距離を詰め切れていない様子。
そんな状況を見た管野は、チャンスと考え、ワンフェイク入れつつ、小森からのパスに備えて動き出します。
管野動き出しをしっかりと見ていた小森は、そこにパスを送ろうと一度は判断しますが・・・
「やっぱやめた」
と、結局、管野へのパスを送るのやめます。
しかし、とある味方へはパスを送る小森。
敵も味方をも欺く動きを見せる、そんな小森のパスの供給先は、黒田の背後を取り、絶妙なところに走り込んでいた丸岡でした。
丸岡は、小森からのパスを、倒れ込みながらもヘディングでゴールを狙っていきます!
ETUゴールの目前で放たれたシュートではありましたが、佐野が素晴らしい反応を見せ、かろうじてETUは失点から逃れることに・・・。
しかし、ETUのピンチは、まだ終わりではありません!
佐野がセーブしたこぼれ球は、黒田が何とか拾おうとしますが、そのボールをめがけて猛突進してくるのはメンデス。
そのメンデスの迫力に、少し気押されてしまったからか、黒田は、クリアボールをメンデスにぶつけてしまいます。そして、そのこぼれ球を、小森に拾われてしまいます。
今度は、石神に加え、一度は小森のマークを外してしまった(本来小森を見ているべき)村越も、小森のチェックへと向かいます。
2人のマークを受けそうになる小森でしたが、そこですかさず味方へヒールパスを送ります。
そのパスの受け手は、後方から走り込んできていた瀬古!
瀬古は、堀田のマークを受けながらも、小森からのパスをダイレクトでミドルシュート!
・・・を狙いますが、ボールの軌道は、枠を捉えることはできず、山形の攻撃はひとまず終了となります。
シュートを打った瀬古は、プレーに熱中するあまり、思わず堀田のファールを主審にアピールしますが、すぐに我に帰り、堀田に謝っています。しかし、堀田は、そんな瀬古の言葉に、疲労のあまり何も答えられないままでいました。
一方、この試合初めてとも言える山形の“波状攻撃”に、ホームのサポーターたちは、一定の手応えを感じ、さらなる声援を送っていました。
そして、最初のうちは、ETUの厳しいプレスにやり辛いと感じていたものの、何度かボールに触ってるうちに、周りが見えるようになってきたと、プレーの面で小森本人も手応えを感じ始めているようです。
そしてそして、自分のプレーにああだこうだと指示を出している佐倉に対しては、少しうっとうしさを感じているようですが、それでも・・・
「でもまあ…
段々とお望み通りの感じになってきたんじゃない?」
と、メンタル面でも、小森は乗り始めてきているように見えます。
・・・
場面は、ETUベンチへと切り替わっていきます。
(松ちゃんからすれば)予想外のメンデスの上がりに、ヒヤリとしている様子の松ちゃん。
そんな松ちゃんのリアクションにも目もくれず、ひとり何かを考えている様子の達海は・・・
「堀田を下げる そんな殿山準備させて」
金田コーチへ指示を出します。
試合の流れが相手へ渡りそうな場面において、新加入の殿山を起用しようとする達海に、松ちゃんは、驚きの様子を隠せないでいました。
そんな松ちゃんの反応に対し、チームに勢いをもたらす“汗かき役”の瀬古の動きを、堀田が今捕まえきれていないのは、悪い流れだと言う達海。
その要因のひとつとして、日程の不利さを挙げていました。
ただでさえ、真夏の暑い季節であることに加え、ETUは中2日でのアウェイゲーム、それに対し、山形は中3日でのホームゲーム、選手たちのコンディション的には向こうの方が上であるを松ちゃんに話す達海。
「それにサックラーの野郎は
ウチが前掛かりになったのを見逃さず…
ミスマッチの部分から攻撃に打って出て…
今のチャンスにつなげてきた
流れが向こうに行きかけてんのは否めない
このまま後手に回ると何かとまずくなってくる
だからその前にコッチが動く!
リードしている状況で新戦力の殿山を入れて
山形の勢いを止める!
そうやすやすと主導権を握らせるかってんだよサックラー」
さらには、日程面の話だけでなく、佐倉の采配面についても触れる達海。
その上で殿山投入を決断した経緯をも松ちゃんに話していきます。
一方で佐倉は、現在はまだETUに攻める意思があることを感じ取っていますが、このままのスコア経過し試合の残り時間が少なくなってきたら、完全に引いて守りを固めてくると踏んでいるようです。そして、その前に、今のうちに、ETUの守備陣を崩して同点ゴールを奪わなければならないと。
(頑張ってくれ…!
お前達ならやれる… 私は知っている…!
今まで幾多の強豪クラブとギリギリのところで渡り合ってきた…
お前達の集中力…!
常に格上の相手にボールポゼッションで優位に立たれながらも…
それに耐えしのぎ戦い抜いてきたお前達の高い精神力ならば…
この状況を打破できる…!
もう少し… もう少しで…
必ず… 流れは我々に来る…!!)
ひたすらに、ピッチで戦う選手たちを信じ、戦況を見守る佐倉。
・・・
ピッチの中では、山形の14番・村田がヘディングしてこぼれたボールを世良が拾い切れず、メンデス、ケン様、小森とつながれて、ETUがピンチを迎えようとしていました。
しかし、そう何度もやらせるかと、村越がボールを受けた小森に対し、激しくスライディングをします。
そうして、ボールは、一度フィフティーのボールとなっていきます。
そんな様子を見た佐倉は、選手たちにしっかりマイボールにして立て直すように指示を出していましたが・・・、そんなところで佐倉の視界に入ってきたのは、ユニフォーム姿になった殿山が達海の指示を受けているところでした。
そうこうしているうちに、瀬古がボールを奪い抜け出し、山形がチャンスを迎えようとしています。
ディフェンスの枚数が揃っていない状態のETU。
達海は、焦らず落ち着いて対応するよう声をかけますが・・・
そこには、自分のマッチアップの相手の瀬古に抜け出され、慌てて後方から瀬古を追いかけている堀田の姿がありました。
そして、瀬古を追いかける堀田は、突破を阻止するべく、真後ろから激しくスライディングをしてしまい、主審のホイッスルが強めに吹かれたところで・・・、今週はここまでとなります。この続きは、また来週です。
■ 私的雑感
久々のジャイキリに、いろいろ思うことはあったはずだったんですけど・・・
堀田さーーーーーーん!
ひと通り読み終わった直後の感想としては、もうそれしかなかったです。
プレーとしては、これはもうどうにも擁護できないというか、怪我という意味でも危険なプレーに見えますし、一発レッドを覚悟しないとダメだろうなと・・・。
いつも落ち着いたいぶし銀のプレーを主に攻撃面で見せてくれる堀田ですが、真面目そうな人柄ですし、完全に一歩出遅れてしまい、何とかしなきゃという思いの強さが出てしまったがゆえの・・・あのプレーといった感じなのかな。
堀田のような選手には、個人的には頑張ってほしいと思うし、攻撃面でETUの中盤をよくコントロールしています。擁護はしてあげたいんですけど、今回ばかりはしょうがないかなと思います。・・・まぁ、まだ退場すると決まったわけでもないですし、とりあえず、来週号を見守っていきたいです。
それにしても、ちょうど殿山君を投入しようとしていたタイミングでのこのプレーも、正直、ETUにとってかなり痛いものが・・・。
でも、今回は、あえて厳しく書きますが、タッツの采配面がまずかったとは言わないけれど、殿山君投入プランがあったなら、もっと早く動いても良かったのではないかって気もします。そういうことは、後からなら、何とでも言えることですけどね。
それは、いきなりの殿山君の起用に慎重になる気持ちがあったのか(確かにリスクはあると思う)、堀田を強く信用しているがゆえなのかは分かりません。個人的には、攻めた采配で勝つつもりでいるのなら、流れが変わりそうなのを見る前に投入もアリだったと思います。ましてや、日程的な不利をわかっていたわけですし、ザッキーを早めに下げる選択はしていましたからね。タッツなら、その判断ができそうだと思うからこそ悔んでしまいます。
ですが、まぁ、サッカーは思い通りにいかないところが面白さのエッセンスでもあるということで、この後のタッツミーの采配面に注目、期待したいです。
※
小森は、管野に出すと見せかけといて、敵も味方も欺き、丸岡へノールックでパスを出していましたね。
瀬古のミドルへとつながったヒールパスといい、なかなか面白いパスセンスを魅せてくれたと思います。
そして、ボールに触りながらリズムをつかんでいくタイプのようですね。
どことなく、タッツに近い感じというか、天才肌気質があるんだろうなと思いました。
小森のプレーは、面白そうではあるんですけど、これからETUは厳しい立場に立たされそうですし、これ以上は魅せてくれなくてもいいです(苦笑
※
あとは、箇条書にて。
- 先週号のモーニングの選手名鑑を見て、もう一度ETUの選手たちについてまとめた記事書きたいな・・・と思うところまではいってます(ひとりごとw)。
- 今週号の表紙の笑顔のタッツミーは、すごく素敵でいいと思いますよ。目次ページのツジトモ先生のコメントも併せて読んでほしいです。あまりに素敵すぎて、泣きそうになりますから。
- 今週は、さりげに4ページ増量だったんですね。
- こぼれ球に突進してくるメンデスを見て、怯みたくなるクロの気持ちは分からなくもないw
- たらればは禁物とはいえ、スタミナ豊富に駆け回る瀬古を見ていると、バッキーとマッチアップさせてみたかったなと思う。
- 夏場の試合で中2日、にもかかわらず、前半から積極的に飛ばして攻めさせるやり方は・・・、もしETUが負けたとしたら、監督の采配に非難がいくんじゃないかと思う。
- タッツの日程の話は、Jリーグでもあることですけど、それに対する何かしらの皮肉だったりする?w
- プレーで挽回しようとするコシさんの描写はあるけれど、小森のマークを外してしまったことに関しては、特に何の描写もなかったですね。
- さりげに、ユニ姿の殿山君は初お披露目?
※
さて、来週以降についてのお話ですが・・・
何と言っても注目されるのが、瀬古に対して後ろからファールしてしまった堀田に対する処遇がどうなってしまうのかということ。
先程も書いたとおり、個人的には、一発レッドは確実だと思っていますが、もし本当にそうなってしまったとき、ETUは、タッツミーは、どんな采配を見せていくのか。
もしETUが10人になってしまったら、もうガチガチに引いて、ひたすらに耐えて守るという選択しかないと思いますが、そうなるとガブ君の出番は難しくなってしまいそう・・・。
いろいろと考えることはできますが、実際にここからどうなっていってしまうのでしょうか。来週の展開が気になってしょうがないです。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
コメントありがとうございます。
自分は、まったくもって無事です。
元々、個人的な事情でドタバタしてたのですが、
地震の余波を受けて、仕事の面でもドタバタしてしまってる状態なので、
ブログを更新できない状況であります。
なかなか以前のような頻度で更新できないですが、
Jリーグも休止されているのもあって最低限の更新はできるはずなので、
また今後もよろしくお願いいたします。
>かぐやさん
コメントありがとうございます。
そうですね、今のところ自分の地域では、
計画停電が実施されていないのですが、被災地の方々のことを考えれば、
これぐらいのこと・・・と思えますよね。
堀田は、レッドカードで退場になってしまわないかが心配です。
堀田のファールが直接失点につながらないにしても、
1人少なくなれば、ETUはさらに不利な状況になっていくわけで・・・、
今後の試合展開が気になるところです。
自分も今ある状況全体を見渡して、
被災地の方々のためにできることがあればしていきたいなと思っています。
いつ同様のことが自分の身に振りかかるか分からないですから。
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心身ともに様々なことに振り回されてしまうかとはとは思いますがどうぞご自愛ください
また落ち着いたらジャイキリやサッカ-の話の続きを聴かせてくださいね
楽しみにしています