今週の連載雑感(2011年1月10日~2011年1月16日)
2011.01.16 18:51
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- コラソン ~サッカー魂~
- 振り向くな君は
- うるとらスーパーさぶっ!!
□ ANGEL VOICE
今週はまず、敵役ながら、松田の過去話が素晴らしかったですね。
話としては、特別に斬新というわけではないけれど、小柄の選手がドリブルに境地を見出しながらも、フィジカルの壁にぶつかり、それを地道な努力で乗り越えていく・・・、短いながらもしっかりと中身が凝縮されたいいエピソードだったと思います。
んで、何が良かったかって、ただフィジカルの差を埋めるための努力をして乗り越えるだけの描写ではなく、一度筋力をつけすぎてしまったことで本来のキレを失い、本末転倒となってしまうという話が間に挟み込まれていたことで、このあたり、丁寧に物語を描いていく古谷野先生らしさを私は感じました。
市蘭守備陣も一度は止めたものの、U-20日本代表に選ばれることになる松田(そういうほのめかす言い方もエンボイらしい心憎さですね)が相手となっては、そのすべてを止めることは難しいでしょうね。19巻でのエピソードを実戦で体現できたのだけど・・・、まだまだ上には上がいるってことですね。
これで2点の先行を許してしまった市蘭。
そこからどういう経緯で逆襲していくことになるのでしょうか。
今のところ、キヨハルは、しっかり抑えられてしまっているわけですが、今週示されていたのは、そのキヨハルを飛ばして、コーイチから直接シンゴへボールを渡すというシーンを予感させる描写。
基本的に市蘭の攻撃って、キヨハルを経由して、キヨハルの個人突破から打開していく・・・ってイメージが強いですが、どうしても、キヨハルが石持くんの粘着マークを打開できないとなれば、縦1本を狙うパターンを積極的に使っていくべきだと私も思いますし、そのあたりどういった感じで描かれていくのか、来週以降を楽しみに見ていきたいと思っています。
ただ、最終的には、キヨハルが石持くんを攻略することになると信じていますけどね!
(U-20代表に選ばれるもうひとりの高校生は、私はキヨハルじゃないかと思ってます)
□ コラソン ~サッカー魂~
大事なところでの誤審・・・
まぁ、ある意味タイムリーな部分もありますね(苦笑
今週読んでいて何が面白かったかって、誤審に対して、猛烈に抗議し続けるメンバーたちに対して、凌駕は誰よりも冷静であったことですね。それは、凌駕が最初っから審判は信用できないものと、ある意味悟りの境地に達しているからなのかなぁ。
「顔上げろつーのー‥」
凌駕が、味方を励ますような言い方をいるのは、新鮮に映りました。
この場に限っては、凌駕が一番冷静でまともですよね(笑
そして、凌駕は、日本代表のため・・・と思ってはいないのでしょうが、けど、勝利のために力強く前進していく。
残り試合時間僅かとなっていく状況で、凌駕は、再度勝ち越しとなるゴールを奪うことができるのか、この続きを読むのが楽しみです。
□ 振り向くな君は
強豪校との練習試合が決まり・・・
やっぱり、実際の試合シーンで何を見せてくれるかを見てみないとね、と思う部分がありまして、来週以降を楽しみに見ていきたいです。
高校サッカーものとしては、適度にギャグ描写を織り交ぜられたりしていて、これはこれでいいと思うのですが、サッカーマンガとしてどれだけの面白さを示してくれるのか注目しています。自分がサッカーマンガに一番求めるものは、まずサッカー描写がどうなのかってところなので。
□ うるとらスーパーさぶっ!!
香川も本田も、個人的には、10番ってイメージがないんだよなぁ・・・。
かといって、今の代表で誰が10番がいいのかと言われても返答に困ってしまうのですが・・・(この2人よりは、私的には松井かな・・・)。でも、本田様が10番を望むのなら・・・。
イトーテルは、甲府に行ってもネタにしてほしいです、村山先生。
コメント
「考えろ!」
コメントありがとうございます。
ワッキーは、その真っ直ぐなところがあるからこそ、
着実な成長を見せてくれているんだと思います。
初期のころに比べて、ずいぶん頼もしくなったなぁ。
今後も最終ラインをまとめるリーダーとして、
さらなる成長に期待しております。
今後のプロセスとして、
キヨハルを経由しない攻撃で得点を奪うってことになると思うのですが、
テルヒサもまた、強烈なミドルと、成長して得たドリブル突破がありますし、
習志野商業を脅かすプレーを期待したいですね。
キヨハルを経由しない攻撃ができれば、
相手もキヨハルのマークの意識を弱めて対応せざるを得ないわけで、
そうすればキヨハルも動けるようになる、
この先どうなるか分からないですが、19巻にあった、
「サッカーは―――― 絶対に1人じゃできねえ」
って描写の部分がこの試合のどこかで訪れると思っています。
それでもやっぱり石持くんのマークはしつこいと思うので、
そこでキヨハルが進化を見せてドリブル突破を見せる・・・
そうなれば、最高かなと。
どういう展開にしても、古谷野先生は、
きっと私たちの胸を熱くさせてくれる物語を魅せてくれるはずなので、
この続きを楽しみに見守っていきたいです。
『GKの憂鬱』は、サッカーマンガとして、
一歩踏み込んだところでドラマが展開されていて面白いと思います。
このあたり、さすがはのー先生と言わざるを得ないです。
読み切りの最後となる3話で、どんな物語を見せてくれるのか、
大きくな期待を寄せています。
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なので、今週号を読んでから新刊を読んでいます。
今週のワッキーよっぽど悔しいんだなと
にやけてしまいましたが
単行本で読むと
キヨハルは、わざわざ「考えろ」と2回も言ってるんですね
そりゃ忘れないは!
ワッキーはAngelVoiceでは何かとどじな役回りが多いと思いますが
キヨハルに「お前が嫌いだ」と言ってしまう青いところと
妙に素直というか、単細胞なところ好きです。
さて、今のところキヨハルが仕事をさせてもらえないんだけど
だったら次はテルヒサの出番が近いと勝手に期待している。
もちろんキヨハルのドリブル突破も見たいけどね。
一番見たいのは市蘭の怒涛の攻めですね。
*「GKの憂鬱」読みました。
あれはあれで、結構アツいですね!