【新連載】スピンオフ作品はサッカーマンガ『修羅の門異伝 ふでかげ』第1話プチ雑感
2010.11.24 00:53
すでに発売中となっている、月刊少年マガジン2010年12月号より連載が始まった、『修羅の門異伝 ふでかげ』連載第1話のプチ雑感です。
ただ、正直なところ、『修羅の門』という作品については、昔月刊少年マガジン本誌に掲載されているのを読んでいた時代もあるけれどほとんど知らない・・・、記事を読むうえでその点は考慮に入れておいていただけると幸いです。
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新本格フットボールストーリー!
『ふでかげ』とは、『修羅の門』のスピンオフ作品として始まったサッカーストーリーです。
まず、物語に登場するのは、『修羅の門』にも登場した、神武館空手の南米王者のイグナシオ・ダ・シルバ。
イグナシオは、あくまで空手家であるがゆえ、プロのサッカー選手としてクラブに所属しているわけではないのですが、サッカーブラジル代表として来日し、しかもハット・トリックの大活躍を見せていました。
そうして、インタビューを受けるイグナシオは、日本人で救世主になれそうな選手は? とインタビュアーに問われ、名前は挙げなかったものの、ある人物のことを匂わせていました。
そして、その人物は、そろそろブラジルから帰国すると・・・。
その人物は誰なのか、記者たちは探りを入れ始める中、注目されたのが結城亮という名の日本からブラジルのサントスにレンタル移籍してチームの柱になったいう選手でした。
空港で記者たちの質問に謙遜しながらも答える結城。
そして、フリーキックで強盗をKOするという非常にありがちなエピソードについて問われた時、彼は、自分のズレたキックをフォローして犯人を捕まえるのに貢献してくれたある人物のことを思い出していました。
しかもそのある人物は、同じ便に乗って、ブラジルから帰国していたようで・・・
その人物こそが、本作の主人公となっていきそうな徳光拳将。
『修羅の門』をご存知の方なら、ピンときたかもしれません。
拳将は、イグナシオの空手と日本語の師匠で、神武館ブラジル支部長である徳光将の息子です。
拳将は、とある目的を果たすためにブラジルから帰国します。
その目的とは、幼なじみである後藤さつかを国立に行くこと。
ここからどんな物語が展開されていくのか?
・・・ということで、連載1話は、作品全体の背景、『ふでかげ』という作品のプロローグを描いていった回でした。
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作品を読んでまず最初に思ったのが、今回、川原先生は原作のみの担当で作画はサッカーマンガファン的には『友まっしぐら!』で知られる飛永宏之先生なわけですが、絵柄とかコマ割りとかまるで川原先生が自分で描いてらっしゃるかのような作画だなぁということでした(笑
どれが本来の飛永先生の絵柄なのかは、本人じゃないので私は知りませんが、けど、少なくとも、『友まっしぐら!』は、川原先生の作画そのまんまじゃんっていう作風ではありませんでした。このあたりは、今回、『修羅の門』のスピンオフ作品ということで、意図的に似せたものにしようとしているんでしょうね。
連載1話は、本当にプロローグの部分を描いただけという感じなので、正直作品としてどういう感想を抱いたのかというのは特にありません。サッカーのプレーシーンよりはストーリー性が重視されたものになっていくのかなってイメージを抱いたというぐらいで(幼なじみ少女が出ているので、ラブコメ的要素も若干出てくるかも?)。
今回、物語の背景が分かって、『ふでかげ』の世界を構築していきそうなメイン級の人物も登場して、ここからどんな話を見せてくれるのだろうと、興味津々といった段階ですね。ちなみに、作品タイトルの『ふでかげ』は、広島県三原市の筆影山近辺を舞台にしているからのようです。
(参考リンク:三原舞台に連載漫画「ふでかげ」)
本当にまだまだここからといった感じですが、特に『修羅の門』のことを知らなくても普通に楽しめそうな感じではあるので、掲載は隔月で話はなかなか進んでいきそうにないんですけど、まずは作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
タグ : ふでかげ
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