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ひとりの"サッカー好き"が書く、主観的なサッカーマンガの読書日記。『GIANT KILLING』と『ANGEL VOICE』を猛烈にプッシュ中!

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今週の『GIANT KILLING』#186 

2010.11.04 22:04

リーグ戦第20節、アウェイでの山形戦がキックオフ。

序盤から攻め、試合の主導権を握ろうとするETU。
絶妙なタイミングで山形のディフェンスラインの裏を取った世良に、これまた絶妙なパスが王子から供給され、試合開始早々チャンスをつかもうとする・・・ところから今週のジャイキリは始まります。

・・・

左サイド敵陣奥深くでボールを受けた世良。その世良からパスをもらおうと、ゴール前でメンデスのマークにあいながらもボールを呼び込む夏木。

ボールを持つ世良も、タイミングを計って中にボールを入れますが・・・
ここは山形のキャプテン・大倉がブロックして、コーナーキックへとなります。

そして、ETUの左サイドからのコーナーキック。

赤崎は、すかさずショートコーナーで王子にパスを送ります。そして、山形守備陣のタイミングを少しずらしたところでクロスボールを入れます。

そのクロスの軌道は、堀田をめがけて行き、堀田もクロスに合わせてジャンプしますが、その直前で山形の8番・世古にヘッドで跳ね返されます。

・・・そのこぼれ球は、なんとか赤崎が拾いキープ。
そして、赤崎は右サイドをオーバーラップしてきた石神にボールを戻し、その石神はダイレクトでミドルシュートを狙います!

しかし、シュートは枠を外れた・・・かのように見えましたが、どうやら山形の15番・管野が触っていたらしく、今度は右サイドからのコーナーキックへ。

・・・試合序盤から波状攻撃で山形を攻め立てていくETU。

「揺さぶれ揺さぶれ 相手を困惑させろ」

とにかく、ETUは、事前の発言にもあった通り、試合序盤から攻めまくって試合の主導権を握ろうとするプランを遂行するため戦っていきます。

そして、コーナーキック。

王子がボールをセットすると・・・
またもやショートコーナーで山形守備陣を揺さぶろうとしていきます。

王子からパスを受けた赤崎。
先程の王子は直接クロスを入れていきましたが、赤崎はドリブルを仕掛け、敵陣さらに深いところまで切れ込んでから中央へと折り返していきます。

そのクロスは、ゴール前の杉江に合わせられたものでしたが(でなければ、そのさらにファーサイドから飛び込んでいた夏木を狙ったもの)、ここは山形のGK・野村がキャッチング。

相手にボールを取られ、山形のカウンターを警戒するためか、黒田は・・・

「戻れ戻れ! この試合切り替えが重要だぞ」

と、声をかけますが、ETUの波状攻撃を凌ぎ切った山形は、カウンターで応酬するのではなく、試合を一度落ち着かせようとしていきます。

ETUの気持ちの入った攻撃を凌ぎ切ったことで、そのお陰ですでに決戦が始まってることが自覚できただろうと話すメンデス。しかしそれに対して・・・

「フッ 何も問題無いよメンデス
今の攻撃を防げたのは向こうのミスに乗じたからじゃない
ウチがすべてシャットアウトしたからだ
ウチはいつも通り…… いいゲームの入り方ができてるよ」

と、あくまで普段どおりと笑顔で答えるケン様。

試合経験の少ない、管野&丸岡も必死になって戦っている様子を見せています。

そしてベンチの佐倉は、選手たちがETUの攻撃を凌ぎ切ってくれたことで・・・

「ふぅ~~~~~っ」

一安心して、思いっ切り力が抜けていました。

そして佐倉は、いきなりのETUの猛攻に、開始早々から仕掛けてくることは予想していたけれど、ここまで本気でバリエーション豊富に揺さぶってきたことには、少々驚きがある様子でした。

しかし、これまで強豪相手に猛攻を凌ぐ試合を続けてきた山形。
それを上回る攻撃を見せてくれないと、そう簡単に我々は崩せない・・・と、少々誇らしげな表情も佐倉は見せていました。

そんな自信を覗かせる態度を見せる佐倉に対して達海は、(山形が)これぐらいのことで崩せる相手じゃないことも想定内とし・・・

「守っててくれるだけなら怖くない
わかってんのかい? サックラー
このスポーツは自陣に引きこもってりゃ勝てるなんてルールは無いんだぜ?」

と、佐倉の態度に少し反応を示すも、まだまだすべてを見せていない相手の出方を窺っているといった様子のように見えます。

・・・

依然として、山形に攻撃の形を作らせず攻め続けているETU。

記者席から試合を観ている山井記者は、ボールを奪わせたらすかさず守備陣形を整える、チームとして動きが徹底している山形のサッカーを感心しながら見ていました。

そんな山形に対して、どうゴールを奪うのか・・・ということを考えていたのは、その隣にいた藤澤さん。

椿がいれば局面を打開する中央から縦への仕掛けができるけど、今日のメンバーにはそういうタイプの選手はおらず・・・

今日のETUにとって椿の不在は、思った以上に大きなものになるかも・・・なんて、考えてたところに、そんな考えを見透かすように山井が茶化してきたりもして、少し動揺するところも見せる藤澤さん。

ただ、山井も椿不在を思う気持ちは理解できるとし、ETUが山形からどうゴールを奪うのかは見物だと話します。さらに、守備ばかり取りざたされている山形がどうETUゴールに迫ってくるのかも見物であると話していました。

・・・

話は、ピッチの中へと戻りまして・・・

王子は、なかなか素朴な顔立ちをしてる、母性本能がくすぐりそうで年上の女性にモテそうだと、山形の丸岡に声をかけていました。

声をかけられた丸岡もまんざらではなさそう。
そして、話かけてくれた王子に、何やらしゃべり始めますが・・・

「ちょっと失礼」

と、ポンと肩を叩きその場を去る王子は・・・

丸岡のスキを思いっ切り突くこととなり、ドフリーの状態でゴール前にクロスボールを入れていました!

王子のクロスは、エリア内の夏木に渡りますが、夏木はここでトラップミス。
ボールを高く上げてしまいますが、なにせここは難しい体勢のシュートの方をむしろ得意とする夏木。

「打てる…!!
俺にとっちゃ絶好球…!!」

ETUにとっては、大きなチャンスが到来。
それを受けて立つメンデス。

この先どうなってしまうのか・・・は、また来週号のお話となっていきます。



■ 私的雑感

アウェイだけど攻めるETUに、ホームだけど守る山形。
この両者の構図がくっきりした、試合序盤の攻防の様子が描かれていきました。

セリーの折り返しは、メンデスまで届かず(残念、予想が外れましたなw)、そのよりも前に大倉に跳ね返されてしまいました。んー、山形の守備は厚く堅い。

15ページの3コマ目なんかを見ても、本当、山形は守備の意識が徹底されていて、キレイにディフェンスラインと中盤の陣形、距離間をしっかり保って守って戦っているなと感じます。立ち上がりからの猛攻に焦ることなく、非常によく集中して守れてますね。

ETUの方も、意図的にサイドから丹念に揺さぶって攻めようとしていますが、まだ決定的なシュートシーンは作り出せず(まだ完全に崩せてるシーンはない)。ただ、この時の息をつかせる間もなく攻めるETUの描写(集中して守る山形の描写も含めて)は、なかなか見応えがありました。

ここまで両チームにとってほぼ想定どおりの展開に試合は進んでいると思います。強いて言うなら、ほんの少しだけ守り切れてる山形側のペースなのかもしれません(まだ序盤なので何とも言えないですが)。

「わかってんのかい? サックラー
このスポーツは自陣に引きこもってりゃ勝てるなんてルールはないんだぜ?」

この試合の展開は、言うなればETUにとって名古屋戦とは正反対の構図で試合が進められていってるわけですが、今回は攻める側のタッツミーが名古屋戦のゼウベルトと同じようなことを言っているのは、なんだか面白いなと思ってしまいます。

とりあえずのここからの注目点としては、藤澤さんも言ってましたけど、引いて守る山形相手にどう崩してゴールを奪っていくかということですよね。

序盤は攻勢に出ているETUですが、このままの状態が続くと、山形も徐々にETUの攻撃に慣れてきて試合が膠着してくるはず。それは恐らくタッツミーの頭の中にもあると思うんですけど、そのもう一歩先のところで、タッツはゴールを奪うためどんなアイデアを持っているのか、そこがすごく楽しみですね。

コシさんも言ってましたが、90分ミスのない試合なんてほぼあり得ないわけで(実際にミスなく守りきれているなら、山形の順位はもう少し上のはず。・・・それは、ETUに対して返ってくる言葉でもあるけれど)、きっとチャンスはどこかで巡ってくる。引いた相手を攻める有効手段のひとつとしてミドルシュートがありますが、それが直接ゴールには結びつかなくとも、相手を揺さぶるひとつのやり方として、十分な威力を持っているコシさんのミドルシュートにも期待しています。

あとは、山井記者が言っていた、山形がどうETUゴールに迫ってくるのかも気になるところですね。

サックラーの言動からすれば、ETUを相手にどこかで絶対、ゴールを奪うための動きを見せてくる!

名古屋戦では、ひとつのチャンスで先制して勝利を引き寄せたETU。
山形の基本形もそういう戦い方であって、タッツは、上から目線でサックラーを見るのもいいけれど、それで足元すくわれないように気をつけないとですね(ケン様対策はある程度してきてるようですが、サックラーもきっと対ETU専用作戦を用意してるはずなので)。

試合はまだまだ始まったばかりで面白くなっていくのはこれから。
この先、両チームどんな戦いを見せてくれるでしょうか。

自分なりに色々考えて書いてますが、ぶっちゃけ、サッカーなんてどうなるか分からんですよ(笑

ロースコア戦になりそうではありますが、そういうイメージのあるチーム同士の戦いに限って点の取り合いになったりもしますし・・・。ラストのナッツのシーンだってもしかしたらあっさり決めてしまうかもしれない。

・・・まぁ、流れに身を委ねながら楽しんでいくとしましょう(笑

あとは、箇条書きにて。

  • モンテビアのイメージは、ほぼそのままモンテディオって感じ? サッカー的には、少し前の大宮アルディージャのイメージもあります(スタジアムのモデルでもあるし・・・ってそれは関係ないか)。
  • 最初のザッキーのCK、一瞬ツジトモ先生がサイドを間違えて描いてしまったのかと思った。
  • 堀田に合わせるクロスって珍しい感じがする。
  • ケン様は、今週も笑顔が素敵ですね。言ってることもカッコいい、さすがケン様(何だよ、この持ち上げ方はw)。この試合でもケン様のゴールシーンが見たいけど、それ以上にETUの勝つところの方が見たいので、今回は自重していて下さい。お願いします。
  • そういえば、ケン様のユニフォームのネームは、やはり“KEN”なのですね。
  • サックラーは、今週も和ませてくれますねー。力抜けすぎの描写に笑う。そして、控え目な“ドーン”もいいですね。
  • 藤澤さんは、まんざらでもないのか?(笑 でも、取材を続けて、深く知っていくうちに・・・というのはありそうな感じがする。
  • 王子と丸岡のマッチアップが面白すぎだ! 最初は王子の罠かと思って読んでたんですけど、これって、丸岡が勝

コメント

 

藤澤さんもCWCで日本に来たレアルのブラジル代表にナンパされたり
協会の強化担当に失礼かましたり、海外までついて行って同棲し出したりするわけですね(笑)

 

>名無しの方

コメントありがとうございます。

ちょっそれ、どこの週刊フットボールの記者だった人の話ですか?(笑
でも、もしこのままバッキーを取材し続けて、
バッキーも順調に成長し続けていったら・・・
いつかはそういうことになっても不思議はないかもしれません。
それに藤澤さんは、すでに椿家側に嫁候補として認められてますからね!(笑

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