今週の連載雑感(2010年10月25日~10月31日)
2010.10.31 22:07
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- LIGHT WING
- T.R.A.P
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- 龍時
- 龍時
- うるとらスーパーさぶっ!!
□ ANGEL VOICE
先週あの4人をあえて映してなかったのは(丹羽は違うかも?)、そういうことだったんですね。
「調子いいこといいやがって」
「女子が入って浮かれてたくせに」
誰の言葉かは分かりませんが、まったくもってその通りなわけで、あえてこう言っときましょう、あとになって何を言ってもお前らはカッコ悪かった部分は変わらないんだらね?(笑
その責任は、きちんと取ってもらわないと・・・ね!
そして、その後はみんな揃って麻衣のお見舞いへ。
麻衣が喜びの表情を見せて、すごくホッとした気分でいたところで、腫瘍摘出が不可能という・・・覚悟はできていつもりだったけど、やっぱり気持ちが沈んでしまわざるを得ない事実が明らかに。
・・・と思ったら、新マネージャーを追い出した件で、全員が麻衣に起こられている姿があったという・・・。このあたりの、描写の織り交ぜ方は、いつもながらにすごいです。
あれですね、麻衣姐さんというか・・・、むしろ、お母さんですよね。
同年代だけど、麻衣は市蘭サッカー部員たちのお母さん!
それでもって、麻衣の実母から伝えられる、麻衣の部員評の描写もまたエンボイらしい演出という感じがして良かったです。
特にシンゴの時の、お母さんが満面の笑みで「1対1をよく外すのよね?」って言ってるシーンに笑ってしまいました。その後の慌ててフォローしている姿も含めて(笑
そして、病室でのシーンの締めは・・・
「船学を倒すスーパーチームあもん」
という麻衣の言葉。
しっかりと発音できないところに何とも言えない切なさを感じるけど、みんなを元気を与えてくれる麻衣の言葉!
市蘭サッカー部は、麻衣の思いに応えてやってほしいなって心から思います。
そしてラストは、そんな麻衣にお礼を言わなくてもいいと言い出すコーイチのその心は・・・
「一緒に戦っている仲間――
あえてそんなこと言う必要はないと思っているから言わない
高畑も同じ―― 一緒に戦ってる仲間だろ
わざわざそんなこと言わなくてもいいよ」
麻衣への感謝の気持ちは、わざわざ言葉にするまでもないぐらいにごく当たり前のこと。 それは、誰よりも麻衣のことを一緒に戦っている仲間だって思っているからこそ言えることですよね。
普通だったら、分かっていることをあえて言葉にすることでグッとくるシーンが生まれるわけですが(これはこれで素晴らしいもの)、けど、このシーンは言葉にしないことを強調することによってグッとさせてくれる。これまたエンボイらしい表現の仕方だなって思います。本当にいちいち心憎い演出をしますね、古谷野先生は。
で、そんなコーイチの言葉を聞いたブンタの表情、そして、それが密かにブンタから麻衣のもとへと伝えられていく・・・。泣けるなぁ。こういうさりげなく想い伝わって、それがしっかりと闘病生活を送る麻衣の力へとなっていく描写が本当に泣けます。
『ANGEL VOICE』って素晴らしい作品だな。
改めて、そう思わせてくれる今週のエンボイでした。
□ LOST MAN
勢いに乗ってさらなる猛攻を仕掛けてくるレアル。
サウルは、目先の1点よりももっと大きなものをチームにもたらしたということですね。
それに対して、マンUはどう対抗していくのか。
「要するにシンプソンは攻撃に特化したチームでしか生きられない!!」
そんなシンプソンの本質を語っていく描写がなんか良かったです。草場先生のサッカーの部分での表現力、プレーの作画ばかりではなくて言葉によって与えてくれるの表現力というのも素晴らしいと思います。
押され気味のマンUですが、チャーチルは何を思うのか?
もうひとこえ、チャーチルの采配があっても面白いかなとも思いますが・・・。
これからのシーンは考えると、ひとまずそれはないのかな。
「フットボールにしがみついとるっちゅーエゴを神さんに懺悔するゆうんなら…
もっとそのエゴ、貫き通さなあかんとちゃうんか?」
マツモトがシンプソンにかけた言葉。
その言葉をきっかけに、シンプソンは定位置から消え、前線にそのポジションを移していく・・・。
次号、衝撃の展開が訪れるそうですが、シンプソンが最前線で張っているというのは、レアルの選手も見たことないでしょうし、そういう思いもしない選手のポジションチェンジが今までにない何かを生み出すことは、しばしば見られること。
次号は、読む者に最高のカタルシスを与えてくれそうな予感がするだけに、この続きがすごく楽しみです。
□ コラソン ~サッカー魂~
“FWの殺気”を解き放つ――!!
オーストラリアの屈強なCB2人を相手に奮闘する凌駕の姿は熱いですね。
2本続けて赤城から凌駕へ直接渡す展開を続け、さらに凌駕が相手CBに脅威を与えるプレーをしたことによって(本能的に後ろに下がってしまうという描写がまたいい!)、コンパクトさを欠き選手の距離間が広がって中盤が空きだし、中神が仕事をできるスペースが生まれる。
フリーでボールを受けた中神は、凌駕へのパスを選択したようですが、果たしてどうなっていきますか?
シュートかパスか何でもできるぞって描写がちょっと引っ掛かる気もするのですが、ここでチャンスをモノにできるのか、それともまだもうひと波乱描いていくのか、この先の展開が楽しみです。
それにしても、赤城は、過去に凌駕によって怪我させられたにもかかわらず、そのことを笑った話していた描写が印象的でした。凌駕のプレーに純粋にワクワクしているようなところもありますよね。
赤城もまた違った意味で、すごいメンタリティの持ち主だなと思いました。それぐらいじゃないと、やっていけない部分もあるのかも。
□ LIGHT WING
目指すは、高円宮杯・・・のために、まずはインター杯制覇と。
ネタマンガとして読む分には、段々とフォーカースを合わせられるようになって面白く読めるようになってきましたが、でもそれは、やっぱり“サッカーマンガとしてじゃない”わけで・・・。個人的には、ジャンプで正統派のサッカーマンガが読んでみたいです。
けど、数あるサッカーマンガのバリエーションのひとつとしては、『LIGHT WING』のような作品の枠もアリだろう・・・と、そこは素直にそう思ってます。いや、本当ですよ?
□ キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
クラシコともなれば、いろんな人たちが注目しています。
お約束の翼くんの持ち上げっぷりがまたすごいな(苦笑
その中でも、ひとつツッコんでみたくなったのは、翼くんはもうすでにスーパースターじゃなかったのかと・・・。
厳しいマークにあっても、勝利を目指し続けようとする翼くんの姿を見てバルサは選手交替。そこに登場したのは、オーフェルスとコトゥー。
モドキキャラではありますが、オランダ好きとしては、ちょっとだけ胸が熱くなる思いです。彼らが試合の流れをどう変えていくのか、最後は翼くんであることは重々理解してますが楽しみにしておきます。
□ 龍時
敵は相手選手ではなく主審。
モラノ主審が牙をむき始めていく・・・。
ま、まぁ、今の時代でもこういうタイプの主審はいますよね(苦笑
ストーリーを盛り上げていくのは、ここからの話で、コミック版ではリュウジの心理描写をどのように映していくのかに注目しています。
□ うるとらスーパーさぶっ!!
今週は、本編よりも扉絵の寒風吹き荒れるリバプールのカットや、コメントで先日の日韓戦でのPKの話でほんのり毒を吐いていたことの方が印象に残りました(笑
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