今週の連載雑感(2010年10月11日~10月17日)
2010.10.17 20:35
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- 龍時
- 蹴児
- うるとらスーパーさぶっ!!
□ ANGEL VOICE
先週までの展開は何だったのか・・・
そんなことを思いながら読んでいた前半部分。
空気の読めないシンゴしかり、何が目当てで来たのだかな新しい女子マネ(この先チームを支える大切な存在になるかもしれないけど、少なくとも現時点では・・・ね)相手に調子乗り出す連中しかり・・・。
もちろん、彼らに何の悪意もないことは、言うまでもなく理解してる。みんな麻衣のことを大切に思ってるってことは、先週までの描写を見れば一目瞭然です。
けど、麻衣が入院の日をあえて1日遅らせたのは、引継ぎをしっかりして自分がいなくても大丈夫なようにしておきたかったため。そんな麻衣の心情に対しての彼らの行動を考えると・・・、これほど切なく、やるせないものはないですね。
単純に今週のこれらの部分だけを抜き取ると、かなりムカッとくるものがありますが、けど、本当に大切なものっていざ失ったって時に初めて気付くものなんですよね。
きっとこの先、それに気付く描写が出てくると思うし、彼らもまた自分たちの能天気さを悔いるんだろうな・・・そう考えると、前半部分を読んだ自分の気持ちはそっと胸の中にしまっておこうと思います(と言いつつも、感想として書いてしまってるんですが・苦笑)。
しかし、今週、そんな前半部分を読んでモヤモヤした私の気持ちを救ってくれたのはブンタでした!
どことなく空気を察したブンタは、キヨハルに相談して、あえて練習後のコソ練を“1日限定で”復活させる。
ここからの話には泣けましたね。
ある種の願掛けの意味を込めて、キヨハルのように左45度の位置からフリーキックを決めようとするブンタ。
ここで空気が読めなかったのはキヨハルで、無人の状態では入るに決まってると言い、ならばクロスバーに当てたら・・・と、願掛けのハードルを上げるブンタ。
外すと縁起が悪い・・・、自分の放った安易な言葉を悔いて、「オレが蹴る!!」と言ったキヨハルはどこまでも真面目でいいヤツだなと思ったのですが、それを拒否してブンタに蹴ってほしいと言ったのは、他でもない麻衣自身でした。
あのフリーキックは、見ていて本当に緊張しましたよ。
それこそ、願うような気持ちで見ていました。
そして、最高潮に緊張感が高まる中、実力か偶然かは分からないけど、ブンタのキックはクロスバーに当たる!
それによって、緊張感は抜けて、自分でも予想外と言わんばかりの驚きの表情を見せるブンタに、ホッと一安心のキヨハル、読んでいた私自身も思わず小さく拳を握る・・・そして何よりも、「帰ってこれる!」と涙を流して喜ぶ麻衣の姿に私の方も泣けてしまいました。
そうして翌日。
入院した麻衣の病院を訪れていた黒木。
そこで麻衣の母親から聞かされた言葉は、麻衣が脳腫瘍だということ・・・。
麻衣が脳腫瘍説というのは、言われてたところではあるんですけど、いざその言葉を目にしてしまうと辛いものがありますね・・・。
脳腫瘍と言ってもいろいろあるようで、詳しくない自分はうかつなことを言えません。まだ詳しい病状の話も出てきてないですし、今はもう少し情報が出てくるのを待ちたいです。
うーん、どうなってしまうんだろうな・・・。
最悪な状況を覚悟しているものの、あの3人の描写を見ていたら、先週書いたことを覆すようですが、いつか本当にサッカー部に戻ってこれるんじゃないかって信じてみたくもなってしまうんですよね。
□ キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
話の流れ的に、ここで決まるのかと思いきや、翼くんのシュートは、ナトゥレーザがはじき出す!
これはこれで熱い展開ではあるのですが(諦めなかったカリューサス&ナトゥレーザは素晴らしい)、ならばあのレアルの選手たちのあのオーバーなまでの証言は一体なんだったのかという気持ちも・・・。
この翼くんのゴール・トゥ・ゴールが決まらなかったことによって、試合の流れは再びレアル、というか、ナトゥレーザのターンになるのか?
このクラシコを最終的にどういう形でまとめてくるのか、気になるところです。
□ 龍時
見どころは、次号ということになりますね。
リュウジの心理描写をどう漫画で表現していくのかといったところに注目です。
□ 蹴児
埼玉最強を謳う、武城大付属との練習試合が始まっていく連載3回目。
新設校のサッカー部だったり、いきなり強豪校と戦うことになって負けたら廃部という条件があったり(鈴木先生以外その事実を知らないんですけど)、とは言ってもいきなりバリバリのレギュラーではなく1年生チームが相手だったり・・・いろんな意味でスポーツマンガのテンプレを行ってますね。
1~2話で、戦略で戦っていくサッカー描写に、ヘタレながらもサッカーへの情熱では負けてない主人公を中心に展開されていく物語の熱さと、ある程度作品としての面白さの片鱗は示したと思います。
そこからさらに、自分の中で本当の意味で面白いって思える作品になっていけるかどうかの真価は、この武城大付属戦にかかっていると考えています。だから、この試合で何を自分に見せてくれるのか楽しみにしたいです。
とりあえず、今月は、武城大付属にいた蹴児と同じ中学出身の斉藤に対しての描写が熱かったですね。個人的には、中学時代に斉藤に屈しなかった時点ですでに蹴児の勝ちというか、高校になってまでああだこうだ言ってくる斉藤はカッコ悪いだろうと思うのですが。
試合は、あっさり先制することに成功しましたが、ラストに登場した10番も気になるし、このまますんなり行くわけもないでしょうから、ここから、蹴児の見せる戦略的なサッカー描写で面白いものを見せてくれることに期待したいです(それこそが、この作品のキモであってほしい)。
あと、気になるところと言えば、武城大付属の監督と円監督との関係と、あの事件というのは一体何なのか。そのあたりは、今後明らかとされてくることでしょう。
□ うるとらスーパーさぶっ!!
2本目の本田様のネタもいいけれど、3本目のホンタクのネタも好きですね。
あのネタを見て、思わず選手名鑑を確認してみました(私の持ってる選手名鑑は、サカダイやつなのは内緒ですけどねw)。うん、確かに、いい笑顔だ~。フタさんのネタもそうだけど、地味に選手名鑑のネタを絡めてくるのは結構好きだったりします。
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