今週の連載雑感(2010年10月4日~10月10日)
2010.10.10 23:13
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- LIGHT WING
- T.R.A.P
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- うるとらスーパーさぶっ!!
月曜祝日の都合で土曜発売になっている雑誌の感想も含んでいます。
それと、『蹴児』は、次回の更新に回します。
□ ANGEL VOICE
胸を熱くさせてくれる話でしたね。
6人を相手にボコられるジミー。
けど、ジミーはボコられたのではなく、ボコらせたのです。
なぜなら、あの時の“麻衣姐さん”の行動を無駄にしないため。
「オレたちは二度と…… ケンカをしちゃいけない」
ボロボロになりながらも、そのように他のメンバーを説得するジミーさんは最高にカッコいい!
そして、再度最強軍団を作ろうと誘ってくる新入生たちに対して・・・
「オレの本当の姿を……
おめーらが勝手に決めるんじゃねえ!!」
と、言い返すワッキーもまたカッコよく・・・
「ヒロナオさんのパンチは くらうたびに過去が見えたぜ!!
だがおめーのパンチは全然違う!!
くらってもくらっても未来が見えるんだよ!!
オレたちが船学に勝つ未来がよぉ!!」
と、さらに続けるワッキーの言葉には、ちょっと笑い、ある種の怖さを感じつつも、ブレることのない芯の強さというのを感じて、胸が熱くなる思いでしたね。
二宮が“身から出た錆”という言葉を使ってましたけど、ここを乗り切ることで、彼ら旧サッカー部員たちにとっても、本当の意味で過去を清算できるというか、胸を張ってサッカー部としていられるという部分も含んでいるのかなと感じました。
そして、みんなでこぞって“殴られ”ようとする・・・
これもまた、市蘭サッカー部らしいというか、エンボイらしいニヤリとさせてくれる描写ですよね。
んでもってコーイチは・・・
ヒロナオさんのパンチを喰らって未来が見えたとか、かなりの上級者です・・・ね?(笑
さて、ラストでは、検査入院から戻ってきた麻衣の姿が・・・。
一応普通にあいさつはかわしていましたが、果たして一時的でも元の状態に戻れるのか・・・?
プロローグを見る限りでは、どう考えたって悲しい結末を迎えることはきっと間違いない。古谷野先生のことだから、そこはご都合主義的なことはしないと思うんですよ。どこまでも真摯に描かれた作品ですから。
結末は受けれ入れる・・・けど、せめてある程度のところまでは、一緒に戦っていく描写もあってほしいなぁと願ってる自分がいます。
うーん、どうなってしまうんだろうなぁ。
来週号を楽しみというか、心して待ちたいと思っています。
□ LOST MAN
101話は、まるまるミッコリ回ですね。
ミッコリが自分のルーツを思い出し、覚醒して、ダイビングヘッドでゴールを決める姿は、素直に熱くなれるものがありましたね!
ミッコリのスピードだからこそ合わせられる、低くて速い軌道を描いたマツモトのフリーキックも絶妙なものでした。
「やれやれ… やっと一流の選手になったな」
という、ギボン兄貴の密かな言葉も、さり気ないけど好きだなぁ。
憧れのサウールに声をかけられたミッコリだけど、憧れは憧れ、勝負は勝負、「まだ同点だよ」と戦う意志を持った目をミッコリも、彼が一皮向けたことを示していると思います。
※
続いて102話。
一皮向けたミッコリは、変わらず高いパフォーマンスを示し続けるけれど、その一方で、常に高いf○○kにさらされながら戦い続けてきたマツモトにはかすかに疲労の色が・・・
ここからが、勝負として面白くなってくるところなんだろうなって期待しながら読んでます。
したたかさを見せ、GKと1対1の状況を作り出そうとするサウール。
ここで決められると厳しいと思うのですが、ファン・エイクはこのピンチを守りきれるのか注目です。
それにしても、モリウーニョのキャラには吹いてしまいますね。
・・・あんた、わざとやってるだろう?(笑
□ コラソン ~サッカー魂~
あ~、醍醐~・・・
こう言っては不謹慎かもですが、まるで「戦犯席」だぜと凌駕が毒づいてる描写は、ちょっとだけ笑ってしまいました。
そこからの、赤城の描写が良かったですね。
GKとキッカーの距離などがやたら近く感じるのは少し気になってしまいましたが、落ち着いた眼差しで相手に向かう赤城の描写は、ある種の迫力というかパワーみたいなものを感じられて(塀内先生の作品って、こういうの結構あると思う)好きですね。
赤城がPKを止めてくれるのは、予定通りなところだったのですが、続く次の回の凌駕と赤城の見せる連携プレーの話がまた好きだったりします。
中盤でつなぐばかりではなく、後方からの一発のロングフィードで攻めるというのもアリですよね。
次回では、凌駕がオーストラリアのCBをなぎ倒して突き進んでいくのか、それとも、最後は後方からのフィードが効いて空いた中盤でパスを受けた中神からの展開になるのか・・・、個人的には、サイドに展開して崎谷からのクロスに合わせるってパターンも見てみたい気もします。
次号は休みなので、次回は25日発売の47号掲載となりますが、先の展開が楽しみです。
□ LIGNT WING
やっぱりサッカーマンガとしては、ムチャクチャだなと・・・。
けど、この作品に関しては、勢いとノリが大事みたいなところがあると思うので、これはこれでいいんだと思いますが・・・。
早くも試合が始まって、吏人のライバルというか、ユースに昇格できなかった原因となるキャラの存在が示されたりなど、展開を早めにしているところは、最近の作品の経緯を意識してそうしてるのかなって思いました。
前回も書きましたけど、話的には少年漫画らしい熱さとかあると思うんですけど(ふたりでダイビングヘッドするところか)、個人的には、今ひとつノレていけないです。
あと思うのは、ブッ飛んだものを描いていくのはいいけど、これよりも先に進んでいくともっとブッ飛んだものを用意していかないとインパクトを残せないわけで、この調子でこの先どうなってしまうのかなと。今泉さんのオーラ発し具合とか・・・ね?
□ T.R.A.P
えー、ここまで来てカインを試合に出さないとか、何ですかこの展開は。
なんだかんだで試合に出るとは思うんですが、ここからどうなっていきますか。
□ キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
ゴール・トゥ・ゴールを目指して行く翼くん。
11人抜きは、以前もやっていたのですが、というか・・・
「メッシの5人抜きのようなスーパープレーを
翼では11人抜きにして出しちゃおうといったアレンジはしています」
という陽一先生の言葉を思い出してしまうのですが、それでも、ふたりが翼くんと併走しているあたりは、まだチームプレーの可能性みたいなものを一応意識はしてたのかなと。
あとは、カリューサスとの1対1。
まぁ、まぁ、決まると思うのですが、そのあたりをどのように描いていきますでしょうか。
それと、ひとつだけ気になることがあったんですけど、翼くんのプレーに対するレアルの選手のコメントの中に、相手ゴール近くの位置でクリーンにボールを奪えたら即座に点につながると思ったから(翼くんへの)タックルが甘くなった・・・といったものがあったと思います。これってむしろ、「奪えればすぐ点に直結しそうな場面だからこそ、厳しくボールを奪いに行くのでは?」と私は率直にそう思ったのですが、そのへんってどうなんでしょうか・・・?
□ うるとらスーパーさぶっ!!
今週もどれも面白かったです。
アーセナルは、どういう設定だったかなんて私もいちいち覚えてないから、何でも屋にしてもらえると何かと助かります(笑
オークマさんのネタは、変わらず健在ですね。
村山先生に、まだネタのストックがどれぐらいあるのかが気になるところです。
そういえば、今週号のサカマガに明神さんの奥様の新連載が始まっていてびっくりしてしまいました。奥様は、さぶっ!!を読んでたりするのでしょうか。また、旦那さんの作中での扱いをどのように思われているのでしょうか、密かに気になるところです(笑
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コメント
市蘭サッカー部の成長
コメントありがとうございます。
本当ですよね。
そこは、古谷野先生の絶対の才能ですよね。
そこにさらに、ちょこっと笑わせてくれる描写を
織り込んでくるところもまたすごい!(笑
今後、目標を目指してひたすら一直線・・・
というわけには、いかないとは思いますが、
市蘭サッカー部のさらなる飛躍・成長に期待です。
できるなら、新入部員たちも戻ってくれるといいんだけどなぁ・・・。
今回で脇坂たち本人が過去にケリをつけるという展開が良いですね。
無口な水内が麻衣に凄く感謝していることも伝わってくるし。
ANGEL VOICEは本当に毎回面白いですね。
コメントありがとうございます。
自分たちのしてきたことの最後は自分たちでケリをつける・・・
本人たちにとっても、これですべてをスッキリ解決できるのかなって思います。
『ANGEL VOICE』は、本当に地味だと思うんですけど、
ひとつひとつが丁寧かつ着実にツボを捉えてきて、
いつもニヤリとさせてくれる面白さがありますね。
古谷野先生のセンスには、いつも脱帽させられます。
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今週もぐっときました。きましたよ。
「殴られたときにOOが見える」
こんなせりふははじめて見ました。
安易に”誇りープライド”なんて言わせない
しかし、同じ趣旨をより市蘭らしく不器用に表現する
そこがいい。
舟学に挑み倒す
市蘭の目標はいたってシンプル
熱い、熱いぞ!!
早く次の試合が読みたい!!