【新連載】入学校を間違い、超弱小校から日本一を目指す!『LIGHT WING』第1話雑感
2010.09.18 21:38
9月18日発売の週刊少年ジャンプ42号にて連載がスタートした、『LIGHT WING』(作者:神海 英雄)の第1話を読んだ雑感です。
連載作品の雑感なので、一応記事はたたみます。
作品を絶賛するような記事を求めている方は、スルーしてしまって下さい。
第1話のあらすじは、いい感じにまとめられていたので、そのまま引用させてもらいます。
高校サッカー界に現れたスーパールーキー・天谷吏人!!
彼の目標はただひとつ、高校サッカーで日本一になること――つまり「最強」!!
ところが、彼が間違えて入学したのは強豪の私立帝条ではなく超弱小の市立帝条…。でも吏人はそんな事態にもお構いなし。
そんな自信満々な彼を気に入らない先輩達が卑怯な勝負を仕掛けてくる…。
吏人の獰猛な翼がピッチの上で縦横無尽に羽ばたく!!
気鋭が渾身の力で放つ劇的サッカーストーリー、堂々開幕!!
で、読んだ感想なのですが・・・。
単刀直入に言いますと・・・
この作品がこれから面白くなっていくかどうかは分かりません。
ただ思ったのは、少なくとも“サッカーマンガとして”自分の嗜好には合わない作品だなということでした。まず最初のポイントはそこですね。
作品の方向性としては、明らかにトンデモ寄りです。
今のところ名のある必殺プレーは出てきてないですが、とてつもないスピードとテクニック、身のこなしで1対11はおろか、サッカー部全員を相手にしても、100人を相手にしても瞬く間に抜き去り、大人数に360度囲まれてもまるで翼があるかのように軽やかなジャンプで飛び越えていく(作品タイトルである、『LIGHT WING』を感じられる描写)・・・そんなプレーが見られます。
主人公のポジションが(スペルは違うけど)タイトル名と語呂を合わせた右のウイングだったり、「本気になって必死でサッカーやってるヤツをバカにすんのは許せねェ!!!」と怒りを見せた部分(←個人的に今回の一番の見どころはここでした)を見た時は期待感が高まったのですが、あのトンデモなプレーを見た時点で、あー、自分には合わないタイプの作品かというのを感じました・・・。
実際に、ジャンプのメイン読者層がどのように感じたのかは分からないですが、今のジャンプでやっていくにはこういうタイプの作品がいいのかなぁ。
こういう路線で行くのならば、今後どれだけキャラクターを魅力的に描いていけるか、どれだけ熱く心を突き動かせる物語を描いていけるか、または、どれだけぶっ飛んだトンデモサッカー描写を描いていけるかが鍵になってくるのではないかと思います。
主人公の吏人と、もうひとり吏人の相方的なポジションとなりそうなサッカーノートを描いてる及川累次君を中心に、やる気をなくしている先輩たち、あとは、扉ページにいるまだ未登場のキャラたちがどれだけ魅力的な世界観を作り上げてくれるのか。
まぁ、個人的には、サッカーマンガとしては自分に合わないタイプ、これは確かだと思うんですけど、物語の部分がどうなのかというのは、今週だけでは何とも言えないのでもう少し読んで考えてみたいです。ただ、どういう方向性にしても、もう少し突出した何かがほしいなとは感じます。
願わくば、今度こそ連載が続いてほしいところなのですが、3度目の、いや、『NUMBER10』から合わせて4度目の正直となりますか。第2話以降も見守っていきたいと思います。作品の興味のある方は、何よりご自身の目で確認していただくのが一番ですので、チェックしてみて下さい。
タグ : LIGHT-WING
コメント
コメントありがとうございます。
100歩譲って100人抜きでもいいんですが、
もう少しドリブルのテクニックなどを見せてほしいのですが・・・
でもそういう描写もなくて、サッカーマンガとしてはかなり厳しいかなと思います。
それにしても、これだけ可能性の低そうなものを続けて連載化してしまうのは、
漫画家さんよりも編集側の方に問題ありですよね・・・。
どうしてサッカーマンガばかりこうなってしまうのでしょうか?(苦笑
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続かないのはアンケート至上主義というのもあるけど、それ以前に第1話を見て「ああ…これは、今度もダメだな…」という作品ばかり
Jリーグや代表など昔よりサッカーは身近になり、報道も増えたとはいえ漫画やアニメなどは子供達がサッカーに興味持つひとつの入り口にはなるわけですからね
しかし100人抜きはさすがに言葉を失ってしまいました
セレッソやヴィッセルがTV企画で小学生100人と対戦してる動画を見ても、プロvs子供でも不可能なわけで(神戸なんか負けましたしね)