今週の連載雑感(2010年8月23日~8月29日)
2010.08.29 19:52
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- 少年疾駆
- T.R.A.P
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- さよならフットボール
- 龍時
『さよならフットボール』は、今回が最終話となっています。
□ ANGEL VOICE
真のストライカーに向けて、じっちゃんの指導のもと1対1の練習開始!!
シンゴのパートナーにバンが選ばれたのは、バンが予備GKだったからなんですねー。まぁ、何にせよ・・・、仲良く練習しろとは言わないけど、もっとお互いにクールであろう・・・な?(笑
シンゴは、経験のなさを宮地先生のせいにしているのはお門違いだと思いますが(サラッと登場してる宮地先生に吹く)、何が悪かったのかを振り返りトライ&エラーを繰り返しながら、一歩一歩積み上げていくしかないですよね。地道だけど、そうしていくしかないと思う。
やがてイメージをキヨハルと共有できるまでになる・・・と、ナレーションにもあるので、いつかその時がいつ来るかは分からないけど、描かれる瞬間を楽しみにしていたいと思います。
そして、ラストに描かれたのは、船学が八津野に敗れたという速報を久住先生が伝えに来たシーン。
普通だったら、いくら船学とてサッカーというスポーツの特性を考えれば、どちらもレベルの高いなわけチームですし負ける時もあるだろうと思うのですが、エンボイワールド的に船学は絶対の強さを誇るチーム。
この話が物語りにどのような影響を及ぼしていくのか?
敗れたからといって、船学の強さが崩れ去るようなこともないと思いますが・・・。
といったところで、来週号はどうなっていくのか気になるところです。
□ LOST MAN
ふふふ、ギボン兄貴がカッコ良すぎてニヤリとしてしまうな~。
チームを支えてきたベテランが、新参者を信じて上がるぞという意志をチーム全体に発する。そして、ボールがつながり自分のもとまでやってきた“重み”を感じながらも気持ちでゴールに押し込む。
あのゴールシーンは、胸を熱くさせてくれるものがありましたね。
そりゃあ、普段はクールで無関心なように見えるヴァルトフさんだって、立ち上がってグッと拳を握り締めてしまうというものですよ!
マツモトのマンU加入は、マツモト単体の個人の力というのも十分大きいですが、何よりチーム全体をもひとまわり大きいものにまとめあげているという描写がいいですね。サカザキによって成長させられてきたという部分には笑ってしまいましたが。
やっぱり、『LOST MAN』は面白いな。
イングランド編になってからの『LOST MAN』は、本当に面白すぎる。
まずは1点を返したマンU。
ここからどんなドラマティックな展開が描かれていくのか楽しみです。
□ コラソン ~サッカー魂~
何かのために戦うことを、チームとして一体感を持って戦おうとすることを必要以上に拒絶する凌駕は、何を思ってこの場にいるのだろうか?
フットボーラーとしての凌駕を支えているのは何か。
この先いずれ凌駕のドラマの部分は描かれていくと思うんですけど、その部分を塀内先生はどう描いていくつもりなのかなと、今週の凌駕の心理描写を見てそんなことを考えながら読んでいました。
献身的に走って前線からの守備に貢献しないということは、相手ディフェンスにとって嫌なポイントを狙うことだけに専念し続けられるということでもあり、それはそれで相手にとって脅威になりえる。
・・・ということで、オージーのCB同士のパス交換のタイミングを狙ってボールを奪いに行く凌駕。奪えればビッグチャンスを迎えることができますけど・・・、来週号はどうなっていきますか。
□ 少年疾駆
打ち切り確定かー。
んー、まぁ、客観的な視点で見れば、これは妥当な結果だとは思うんですけどね・・・。
御崎FCが同点に追いついたことで、再び突き放しにかかりたい阿久井と、とりあえず後半終了までは守りきって延長に勝負をかけようとする久原との間で意見が分かれるセボーラFC。
ボールキープに徹し、試合のロスタイム1分の表示が見えて、ホッと気が抜けたセボーラのスキを突いて陣明がボールを奪うことに成功。来週、後半のラストチャンスに御崎FCは逆転することができるのか?
久原がボールを奪われてしまったのは、らしくないかなと感じたのですが、終盤で2点差を追いついた御崎の勢いは、久原ほどの選手を精神的に追い詰めるほどのプレッシャーがあったという解釈をするべきでしょうか。
次のプレーがどうなっていくのか。
それこそ、『少年疾駆』という作品のラストを飾るプレーをどのように描いていくのか見ていきたいなと思います。
□ T.R.A.P
素直な子でありすぎるがゆえに、能力をサッカーでも生かせなくなり、ただの人と化してしまうカイン。 椿は、カインを正しく導いてあげられるのかといったところでしょうか。
藤堂といい、真崎もそうなんですよね、椿もいたり、これだけ能力者がいるということは、今後もさらに登場してきそうでもあり、結局その“能力サッカーバトル”みたいな感じになってしまうのかなと・・・。
カインが能力を使わない形で味方とプレーイメージの共有ができるよう、チームの成長と共にプレーの中でコンビネーションが確立されていくみたいな話の流れを個人的には希望したいのだけど・・・。
□ キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
あの十字架のエピソードが明らかに。
天使くんが早苗ちゃんに十字架を渡した話が描かれ、これでひと通り話の背景はつながりましたかね。
そして、ラストではナトゥ様が後半はベンチに退くという衝撃的な描写もあったりして・・・
どうせ、なんだかんだ言ってもナトゥ様はベンチに退かないんでしょ?
なんてタカを括ってたりするのですが、来週どうなりますか見てみましょう。
□ さよならフットボール
あぁ、終わってしまったんだなー。
試合には勝てなかったけど、何もできなかったとは言ってたけれど、創造性溢れる楽しい自分らしいサッカーをピッチの中で表現することはできた希。
最終話は、心からサッカーを楽しんで、最高の笑顔を見ることができてよかったなと思います。
希は、これで決着をつける、すべてを終わらせるというつもりで試合を迎えていた部分もあったと思うのですが、最後作品として私達に示してくれたのは、“終わりではなく新たな物語の始まり”。
希たちがこの先どうなったのかは分からないまま終わってしまいましたが、ラストも十分なオチもつきましたしね、この作品らしい終わり方だったのかなと思います。
単行本2冊分で終わってしまうのが本当に残念なのですが、話全体の完成度を考えれば、ここで話を切るという判断はこれでよかったのかな。続けようと思えば、そのまま違和感なく続けられそうでもありますし。
新川先生は、すでに次回作を構想中ということで、次はサッカーものではないんだろうなと思いますが、また気が向いたらサッカーマンガの世界に戻ってきてほしいななんて思ってます。もちろん、『さよならフットボール』の続編でも大歓迎さ。
単行本、最終巻となる2巻は、10月15日の発売になります。
作品を通じて思ったことなどは、単行本の感想を書く時にでも触れたいと思っています。
新川先生、本当にお疲れ様でした。
またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。
□ 龍時
試合後のリュウジには思わぬ試練が待ち受けていたと(笑
そういえば、ドーピング検査の採尿の話って、原作だとマリアの話の前に描かれていたんでしたっけ。
このエピソードを漫画にすると・・・、また何ともいえない滑稽さがありますね(笑
この次は、ビルバオ戦が描かれていくようです。
サッカーのひとつの真理と戦うことになるリュウジのエピソードを、コミック版ではどのように描いていくのか楽しみにしています。
タグ : ANGEL-VOICELOST-MANコラソン少年疾駆T.R.A.Pキャプテン翼海外激闘編さよならフットボール龍時
コメント
どうも、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
あ、言われて見ればそうですね。
スタジアムも同じようなところが舞台なんですよね。
そのへんの比較をしてみると面白いかもしれません。
そして、ナトゥ様が本気で退くと思ってる読者は、恐らく誰もいn(ry
『龍時』は、今から8シーズンも前が舞台の話なので、
(考えてみれば、キャプ翼もそのへんの時代なのか)
時代に合わせたアレンジというのは必要になってくるのだと思います。
原作の良さを生かしつつも、必要ならば積極的に
アレンジしたりオリジナルエピソードを追加したりして、
コミック版『龍時』の色を出していけばいいのではないかと思ってます。
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ただ、なんだかんだでナトゥレーザが退くことはないと僕も思います(笑)
そして龍時が今は面白いと思います。正直、小説版より話が深くなってる。バルサ戦で、主人公が前に行き過ぎたためにカウンター失点の起点になると言った描写は小説にはなかったですね。
まあ、小説原作者の野沢さんが書いていた頃はまだ日本のサッカー世論も全然成熟していなかったと思うので、野沢さんを責めるのはしませんが、漫画版オリジナルの展開に期待しています。