アニメ『GIANT KILLING』#19・感想
2010.08.09 00:19
すみません、ちょっとPCの故障でドタバタしている状態なので、今回はなるべく簡単に更新を済ませます。
過去ログ→ #01 , #02 , #03 , #04 , #05 , #06 , #07 , #08 , #09 , #10 , #11 , #12 , #13 , #14 , #15 , #16 , #17 , #18 ,
ジャイキリアニメ#19では、前回の続き、大阪戦に向けてのミーティングのシーンから、大阪戦のキックオフ直前までの話が描かれていきました。原作の7巻#59の序盤~#61の終盤、およそ2.5話分ほどが消化されています。
※
今週私が好きだったのは、試合前のスタジアムの雰囲気を描いた描写の数々です。オープニングの映像のカッコよさがそのまま本編でも再現された感じで良かったなとと思いました。
スタジアムに向かう人々の様子(子供たちもいつもながらイキイキとしていました)や、スタジアム周辺の描写、 試合前のスタメン発表もカッコよかったですし、タオルマフラーを掲げサポータソングを歌いながら選手たちが入場そしてETUコールという、このへんの雰囲気盛り上がりというのは臨場感があってとても素晴らしかったです。
キックオフの瞬間に向かって、テンションが高まっていく感じがすごく良かったです。今週は、この雰囲気をアニメで感じることができただけでも、私にとっては満足できる回でした。
それに対して、いろいろとアニメで見るのを楽しみにしていた部分がいろいろカットされていたのが残念でもありました。
質問に返答した達海に対し、「取りようによっては 自信のなさの表れと見えるがね」のシーン、原作だとうっかり通訳のソノダくんが達海に訳しそうになってしまう描写がカットされ、アニメではただのダルファーの心理描写になってところは、個人的に好きだったのでカットは残念だったです。
達海とダルファーのやり取りは、テンポが悪くなると判断されたのか、全体的に余分なものはカットの方向でしたね。あの2人のコミカルシーンは、大阪戦の見どころのひとつだと思ってたのですが。
あとは、個人的にこっちの方が納得いかなかったのですが、達海がなくしたジャケットをパッカくんが見つけてくるというくだりのシーンはなぜカットされてしまったのかということ。達海とパッカくんのやり取りは、アニメで観たかったんですけどね。
大阪の選手たちがバスから降りスタジアムへ入っていくシーンの追加があったのは良かったにしても、先週のおさらいに2分使うなら、カットした部分をじっくり描いてほしかったなぁ・・・。
それと、原作とアニメとで逆に思ったより面白くなかったなと感じたのが、髪型をセットしてたハウアーのシーンでした。
あのシーン、原作だとちょうどページをめくったところでのハウアーのあの髪型との遭遇に、思いっ切りツボにはまりまくって連載読んだ当時はひとり笑いまくってたんですが、アニメだと思ったよりはあっさりと流されてしまったなという感じでした。
もし、振り返るシーンをもっとスローに演出を持たせていたら、逆に爆笑していたかもしれません(笑
他のガンナーズの選手たちについては、大体イメージどおりに面白かったです。
片山&畑は、とにかく「うるせぇw」、志村の会話の噛み合ってなさ具合に笑い、窪田のスタジアムに入ったときの挙動不審ぶりもアニメだとああなるんだなと納得してました~。
※
あとは、箇条書きでまとめます。
- 王子の「ブラボー」は完全な日本語読みでしたが、イタリア語は今どのくらい話せるのかがふと気になった。
- 「数より能力の差だと思うんスけど」という赤崎の言葉に原作通り吹く。
- 達海が選手たちに語りかけるシーンは、私にはもうひとつしっくりこない。好きではあるのですが。
- ブランの「わっひゃ――っ!!!」は、アニメではそのまま流されていましたけど、原作では横文字表記。あれは、フランス語だという解釈でOK?
- 隠れるときのブランの動きが好きだなー
- 心理描写の同時通訳は、日本語音量が大きくなった?
- ダルファーがプレスカンファレンスのお返しと言わんばかりにオーラを出して握手するシーン、夕日をバックにしているアニメの雰囲気も良いなぁと思う。
- 人口より自転車の数が多いかと問う達海のシーンは、アニメだともっと演出があるかと思ってました。ちなみに、オランダでは人口より自転車の方が多いそうです(連載当時の感想書いた時に調べたw)。
- 大阪のロッカールームでダルファーが選手たちに語りかけるシーン、ダルファーのセリフの後にソノダくんが日本語で訳すなら字幕いらなかったじゃないと思っていたら、途中からダルファーの心理描写へと移っていくのねと。このあたりの演出の仕方は面白いなと思いました。原作の1コマカットにある、メガネをキラーンとさせながら訳す様子もアニメで見てみたかったですがw
- スタメン発表の時に、藤澤さんのシーンを被せられてしまった石浜涙目。
- 試合直前と達海とダルファーの握手のシーンは、アニメでも原作の構図を再現。
※
さて、来週以降の話についてですが・・・
ジャイキリアニメも当初の予定通りのままだと、残りあと7回。
・・・なると、この先原作2巻分続く大阪ガンナーズ戦を描き切ってひとまず終了という形になるでしょうか?
まず来週は、試合序盤がどのように描かれていくか。
試合の動きのシーンは、やはり厳しいと思われますが・・・。
楽しみなのは、次週予告にもチラッと描かれていた髪形が目に付く2人のマッチアップ。この2人の戦いには酔う注目です!
それではまた来週。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
こちらこそ、いつもどうもです。
あのパッカくんのエピソードのカットは本当に残念です!
原作ファンの方々、みんなそう言われてますよね。
タッツに言われて、ヘタの部分を指差すパッカくんは、
是非ともアニメで観たかったです。残念。
片山は、原作の時はそれほど気にしてなかったですが、
確かにアニメではあのギザギザ具合が際立ってるなと思いました。
コメントの投稿
トラックバック
http://soccermanga.blog84.fc2.com/tb.php/741-723c6c6b
先週、ガンナーズ戦に向けての練習シーンが省かれちゃったとコメントしましたが、ちゃんとやってくれて安心しました。ついつい、先走っちゃいました。(お恥ずかしい...)
わたしもジャケットのシーン、あれは残念です。「パッカ君もトイレ行くの?」はジャイキリの中でも結構、傑作シーンですよね。
ガンナーズの片山、いつも歯がとがっているので、妖怪みたいと、一人で吹いてしまいました。