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ひとりの"サッカー好き"が書く、主観的なサッカーマンガの読書日記。『GIANT KILLING』と『ANGEL VOICE』を猛烈にプッシュ中!

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今週の『GIANT KILLING』#174 

2010.08.05 20:55

今週のモーニングに、ジャイキリシートの9月開催分の募集要項が掲載されています。

締め切りは、8月13日までとなっています。
Jリーグ観戦に興味のある方は、スタジアムでの観戦はテレビとは違った迫力があるので、是非応募してみて下さい。

(参考リンク:《ジャイアントキリングシート2010》、9月開催分の募集がスタート!

それと個人的にあまりにサプライズだったのが、蹴球魂+1に山田暢久選手が登場していたことです。ま、まさかこんなところで姿を拝見することになるとは(笑

浦和一筋17年・・・
そりゃあ自分も年取るよなぁ・・・と思いつつ、短いながらも“らしさ”のあるインタビューを読むことができて満足です。普段とちょっとテンションが違うまま本編へと入っていきたいと思います(笑




リーグ戦第19節、ホームでのウィッセル神戸戦。

試合は前半20分を過ぎ、スコアは0-0。
しかし、雨が降り出し、ピッチ内も両チームラフなプレーの応酬となり、試合は荒れ模様。果たして、試合の行方はどうなってしまうのでしょうか。

・・・

試合は、相変わらず荒れ模様のまま経過しているようです。

ボールはETU陣内の右サイド。
神戸の8番は、清川へ激しい当たりを見せつつもボールをキープし、ゴールへ向かってドリブルを仕掛けていきます。

ファールまがいにも見えるそんな神戸の8番のプレーに苛立ったのか、黒田は、ドリブルしてくる神戸の8番に対し少々ラフなスライディングを仕掛け、これが相手の足に当たりファールを取られてしまいます。

神戸に絶好の位置でフリーキックを与えてしまったETU。
そればかりでなく、黒田は、主審にイエローカードを提示されてしまいます。

ぶっ飛ばされた清川へのタックルは流され、自分のプレーにはファール。そして、イエローカードを出されたことに納得のいかない黒田は、一連の主審のジャッジに猛抗議します。

しかし、主審は、清川の件には触れず、黒田のタックルは足にいっているからファールであると主張し、黒田の抗議を退けようとします。そこに、フリーキックのためにボールをセットしようとする神戸の7番が、悪質なファールを繰り返す黒田にこそレッドカードを出せと言ってきて、これに黒田も応酬。・・・試合はさらに荒れた展開に・・・。

そんな様子を見ていた達海は、もともと血気盛んな男どもがぶつかり合うスポーツ、こんな試合もあると言います。

「今日は視界も悪いし足場も悪い…
だからこそシンプルなプレーをやろうとして
双方縦へ縦への速い展開をやりたがる
でも強引なプレーは上手くいかない 
イライラも募って余計荒れる 悪循環だね」

と、さらに話を続ける達海に対し・・・

「つまり 俺がするべきことは……
なるべくボールを収めてチームを落ち着かせることですか?」

と、達海に問いかけたのは、間もなくピッチへ投入されようとする堀田でした。

しかし、そう言いたいところなんだけどね・・・と言う達海は、蹴り急いで枠を外した神戸のフリーキックの様子を見て、攻め急いで雑になってるのは向こうも一緒で落ち着きたいと考えている、だから、今日のお前の役目は“チームを落ち着かせることじゃなくて、速い展開のままやり合って自分たちのプレーの質を高めることだ”と言って堀田を送り出します。

前半30分の選手交代。
堀田に代わって、ピッチを退くことになったのは熊田。

・・・ということですが、左サイドバックの熊田を下げてボランチの堀田を投入ということで、一体誰が左サイドバックをやるんだろう? と、疑問を感じる子供たち。

一方で、ベンチに戻ってきた熊田を労う達海。
達海は、熊田に謝りつつも決して熊田のプレーが悪かったわけではなく、あくまで戦術的な意味合いでの交代であること強調。熊田もその考えに理解を示し退いていきます。

こういう荒れた試合は1点を取った方が落ち着ける、だから何とか1点を取りたい言う松ちゃんでしたが、熊田の代わりに椿を左サイドバックで使うことには少々不安を感じているようです。というのも、椿のSB起用はキャンプの練習試合ではやってるけど、公式戦で試すのは初めてのことだから。。

そんな松ちゃんの心配をよそに達海は、最近村越が上がれるようになったのは椿の守備が安定してきたからだと言い、「あいつだってそれなりに自身はついてきてるよ」と、特に心配している様子はありません。

・・・そんな監督の気持ちを知らないサポーターたちは、実戦で初めての椿のSB起用に不安ありありといった様子。

しかし、達海への信頼度が高い吾郎は、椿の守備力に不安を感じているものの、攻撃になった時はすごいかもと、その可能性の方に着目していました。

そして、一緒に観戦するタケ坊には、あいつは達海みたいにいきなりすげえプレーをして俺達をビックリさせてくれるからよと、7番のプレイヤーに注目させていました。

・・・

ピッチの中では、この荒れ模様の試合展開に、激しくやるなとは言わないけど頭の中は常に冷静でいろと、選手たちに声をかけているキャプテン・村越の姿がありました。

「こういう試合こそ審判はよく見てるからな!!
強引にやりすぎるとすぐ笛吹かれるぞ!!」

という村越の言葉に、返事をする選手たち。

黒田も、「おっしゃ!! 皆わかったな!!?」と、分かった風な口をきいていましたが、既に熱くなりすぎてイエローをもらってる黒田に、「お前が一番わかってるか心配だよ黒田」と、緑川はしっかりとツッコミを入れているのでした。

そして、こういう荒れた試合展開に苦手意識を感じる椿は、雰囲気にのまれちゃ駄目だと自分を戒めていました。

・・・

さて、スタンドの方では、ホーム・隅田川スタジアムでもETUのベンチ外の選手たちがメッセージボードを掲げてピッチ内の選手たちにアドバスを送っていました。

「戦士達よ
クールな紳士たれ」

メッセージを送った選手たちは、オシャレなうえに実用性も備わった完璧なメッセージと自信を持っているようですが、どうやら笠野さんには今ひとつ伝わりにくいものと感じられたようです。

さらにもうひとつ選手たちに指摘する笠野さん。
それは、強い雨が降り視界の悪いこのコンディションだと、ピッチからこのボードは読めないだろうというものでした。

この事実に選手たちはさりげにショックを受けていましたが、それでも笠野さんは、札幌戦引き続きベンチ外の選手たちの雰囲気の良さを感じ取っていました。

スタンドからのメッセージは届かない、天候も試合も荒れている・・・
いくらチーム状態が良くなってきたとは言っても、その真価が問われるのはこういう悪条件を前にした時。

「俺達はこういう状況に揺るがずにいられるチームなのか……
それともまだ……」

笠野さんもまた、チームが本当の意味で成長しているのか、この試合で確かめたいと考えているのかもしれません。

・・・

再びピッチの中へと話を戻しまして・・・

相手とのヘディングの競り合いに勝った黒田。
そのセカンドボールを亀井が拾い、堀田へとパスを送ろうとしますが・・・、なんと、荒れたピッチに足を取られ倒れてしまいます。このこぼれ球をすかさず奪う神戸の10番。

慌てて黒田と堀田はそのフォローに向かいますが、それよりも先に右サイドを走る神戸の11番にパスを送る10番。

センターバック2人がゴール前を空け置き去りにされた状況の中、神戸の11番の前に立ちはだかったのが左サイドバックの椿。

何が何でも止めてやると意気込む椿。
しかし、そこでふと、「こういう試合こそ審判はよく見てるからな!!」という村越の言葉を思い出します。PKのリスクを感じた椿は、一発のタックルで止めにいくことをやめ、相手の動きについて行く動きに切り替えますが・・・?

この続きは、来週が合併号なので、すごく気になって気になって仕方のないところではありますが、また再来週になります。




■ 私的雑感

神戸戦は、前半30分まで経過・・・

荒れていく試合展開は、ETUを応援する立場の視点からするとハラハラさせられますね。話としては面白いとは思うのでますが・・・。

試合が荒れて、主審への不信感も募っていく状況で(?)、キヨへのプレーが流されたことに対する不満は分かるのですが、その不満が見て取れるクロの神戸8番への感情任せのスライディングは、やはりいただけない。あれは、イエローでも文句は言えないと思います。クロの熱血さの悪い面が出てしまったと思います。

けど、タッツミーの言う通り、こういう試合はよくある話ですよね。
こういう荒れた試合を裁く主審の方も大変です。
(とはいえ、主審の判定基準にバラつきがあったりとか、主審までもナーバスになって荒れた試合を助長するなんてこともわりと見られる光景ではありますが・・・)

そんな荒れた試合展開にもかかわらず、タッツミーは、試合を落ち着かせるタスクを担わせるのではなく、速い展開のまま渡り合うため前線へ良質なパスを供給させるために堀田を投入。相手も先を急いで雑になってる展開になってるだから、それをあえて崩すことはないという判断なのでしょうが、果たしてこの采配が吉と出るか凶と出るか注目したいところです。

落ち着かせる展開にしたい時、シンプルに前線にパスを供給させたい時、そのどちらにも対応できる堀田は頼もしい控え選手ですね。どんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。その反面、このシチュエーションは、殿山君の特性も活かせる場面でもあり、この試合もベンチ外なのがちょっと残念でもあります。

堀田に代わってOUTとなったのが熊田。
熊田のプレーは決して悪くなかったですが、チーム戦術上の理由で交代ということで、タッツが謝っているところが印象的でした。

そして、その熊田の代わりに左サイドバックへとポジションを移したのがバッキー!
ここで、バッキーのサイドバックを見ることになるとは。

個人的には、真ん中で使ってほしいのですが、その豊富なスピードとスタミナは上下動の多いサイドバック向きでもあると言えると思います。まぁ、練習試合とはいえ左SBでの実績もありますし、問題なくいけるでしょう。実戦でどんなプレーを見せてくれるのか楽しみです。バッキーの場合は、まずは、荒れた展開をまずどれだけ怯まず戦えるかですね。

それにしても、熊田にバッキー・・・、ETUの中で左サイドバックのキヨが一番安泰のポジションなのかとシーズン前半はずっと思ってましたが、気が付けばライバルだらけになってますね。場合によっては、タンさんもいますし。

タッツはこういうところは配慮してくれると思いますが、甲府と対戦する時、ハマが右SBで出ているのにETUの左SBにキヨがいなかったら、あの14巻の話が違う意味で泣けてくるなと・・・、ちょっとそんなことが頭に浮かんでしまいました。

スタンドでは、引き続き雰囲気の良いベンチ外の選手たちの姿が見られて良かったです。

「戦士達よ
クールな紳士たれ」

というメッセージは、私はそんな意味が通じないようなものじゃないと思うのですが・・・

それにしても、かっさん、態度がなんか冷たい(笑
というか、悔しがる鈴木や「このセンスがわからないとは…」と言う住田の姿が笑えました。

そして、内容はともかくせっかくメッセージを送ってたのに、雨に視界を阻まれて読めない状態だったなんて・・・切ねぇ、なんて切ないなんだ・・・。

あとは、箇条書きにて。

  • ETUのサブメンバー:23.佐野(GK)、3.杉江(DF)、5.石神(DF)、8.堀田(MF)、14.丹波(MF)、9.堺(FW)、18.上田(FW) ・・・こうして見てみると、ベンチには実績ある年長組を多く入れてますね。
  • 今回もガブと殿山君はベンチ外かー。紅白戦で好プレーを見せている印象はあるけど、メンバー入りできないのにはそれなりの理由もあるはず。先週書いた、ガブとキヨのコンビの話は私の妄言でしかなかったなw
  • 神戸の8番は、クロに似ている・・・?
  • 書きそびれたのでここで書きますが、ベンチにスギが控えている状況では、もし私が監督だったらクロを下げようとしたかもしれません。
  • コシさんが味方に声をかけるシーンはカッコよかった。けど、クロに対するドリさんのツッコミには笑った。まったく同じこと思いましたしw
  • バッキーは、タケさんにシビれるプレーを魅せてやってほしい!

さて、次号以降についてですが・・・

亀井のミスから、ペナルティエリアに侵入を許すピンチに。
コシさんの言葉を思い出し、何とか一発カットを狙うことを踏みとどまったバッキーは、どんな応対を見せていくのか。

ここは徹底して相手の動きを止め、味方の援護を待つしかないかなと思いますが、相手もあることなので、その状況に合わせてバッキーがどんなプレーを見せてくれるのか。もしかすると、バッキーの守備面での成長を感じさせてくれる展開になっていくのかな。

・・・ここで合併号というのが、本当に残念なのですが、2週間後を楽しみに待ちたいと思います。

タグ : GIANT-KILLING

コメント

 

久しぶりにコメントさせていただきます。
ガブと殿山君は夏木の時みたいに時期をみての登場だと思います。
達海が慎重なのは戦術の問題だと思います。
達海が採用しているリアクションサッカーだと相手次第で戦術、ポジション等を常に修正していくことになると思います。
その場合意思の疎通、連携が非常に重要になると思います。
その点を考慮しての起用の遅れになってるのかなぁなんて思ってます。

 

>たたたのたさん

コメントありがとうございます。

ガブと殿山君、ふたりの個人同士の連携は結構いい感じだと思うのですが、
チーム戦術の中ということで考えればまだまだということなのでしょうね。
別の見方をすれば、それは、堺、堀田、丹波・・・といった経験のある選手たちを
タッツミーは信頼している証でもあり、そう思うとそれはそれでニヤリとさせてくれますね。

あのふたりが起用される時は、きっと同時だと思ってます。
今はその時じゃないけれど、きっと近いうちに必要とされる時は絶対に来る。
その時を楽しみに待っていたいと思います。

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