アニメ『GIANT KILLING』#18・感想
2010.08.01 23:35
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ジャイキリアニメ#18では、リーグ戦第6節の浦和戦が終わり、第7節甲府戦と第8節の山形戦は飛ばされ、第9節アルビレオス新潟戦の話から始まっていき(Aパート)、Bパートでは第10節大阪ガンナーズ戦へと向けた話が描かれていきました。原作の6巻#57~7巻#59の前半、約2.5話弱が消化されています。
□ リーグ第9節アルビレオス新潟戦
リーグ戦5節の清水戦から4試合連続で引き分けとなっている中で迎えた新潟戦。
赤崎が右サイドでボールをキープ、そして、オーバーラップしてきた石浜にパスを送るも(この時の石浜の上がりの遅さに不満を抱く赤崎)、水溜りでボールが止まり相手にボールを奪われ、新潟の逆襲を受けるETU。
相手の攻撃を止めるために、少々強引にスライディングに行ってしまったプレーがファールを取られ、さらにはイエローカードをもらってしまう赤崎。
「なんで俺がイエローもらわなきゃならねえんスか?」
石浜のせいで自分がイエローカードをもらってしまうはめになってしまったと腹を立て、ここぞとばかりに、普段から溜め込んでいた石浜(&清川)への不満もぶちまけていったことから、石浜&清川と赤崎は激しい口論になり険悪な空気となっていくETUのロッカールーム。
しかし、達海は、この傾向をいいことと捉え、ある程度自由に言わせ、腹の中に溜め込んでいた感情を吐き出させたところで、ガンッと戦術ボードを強く置き自分に視線を集めさせ・・・
「伸び方ってのは人それぞれあるもんだ
でもチームってもんはひとつしかねえ
勝ちたがってんならその想いをケンカしてでもすり合わせりゃいい
そうすりゃ相手の考えがわかる
それが次々広がってチームっていうひとつの生き物になる
すやってね 強いチームってのはできるんだぜ」
・・・と言って、選手たちの気持ちを引き締める。
正直言うと、達海役の関さんの演技にちょっとだけ違和感を覚える部分もあるのですが、原作通りの達海の監督らしい一面を見せたいいシーンだったと思います。
それにしても、選手たちが口論しているあのシーン・・・。
きちんとセリフが考えられていたことも感心したのですが、達海と有里とのやり取りの間の数分間、延々と言い争いを続けなければならない声優さんたちは大変だなーとか思ってたりしました(笑
(ああいうのは、別収録なのでしょうか?)。
それと、アニメ版の方なら、もしかしたらハーフタイムによってETUの選手に変化見えた、新潟戦の後半の試合の様子も描いていくのかなと思ったんですけど、そのようにはなかったですね。
世良が達海に声をかけられたところでのアイキャッチ・・・
原作ではこのまま続くかと思わせといて、次の回でまったく違う展開になっているなんてことはよくありますが、普通だったらこの後に世良の登場シーンが描かれると思うだろうなぁ・・・なんてことを考えながら観ていました。
それと、ロッカールームのシーンでもうひとつ、赤崎が黒田を罵倒する時に、“タコ”という言葉使ってましたが、失礼ながらこれはこれで・・・と、ちょっと笑ってしまいましたが、“タコ”って言葉なら放送的にOKなののでしょうか?
□ ダルファー監督と通訳・ソノダくん
今週のジャイキリアニメで、ある意味一番の注目ポイントだったのが、ダルファー&ソノダくんのじゃれ合いっぷりアニメではどう描かれていくのかということでした。
・・・ちっくしょう、ソノダくんの想像以上のリアクションぶりに、声出して笑っちまったじゃないかっ!
あの倒れる一連の動きをアニメーションとして観たときの破壊力といったら・・・、アニメパワー恐るべしですね。その前のダルファーの表情と色調具合も含めて良かったなぁ。まぁ、ジャイキリらしい楽しさではあるけれど、サッカーアニメとしての面白さとはまったくベクトルの違うものではありますが。
ただ、あれ以上やるとくどくなると判断されたのか(そう考えたい気持ちもわかる)、2度目のじゃれ合いの方は、きっかけとなるソノダくんのセリフがダルファーのものに変更されてしまったことで、まるまるとカットされる形となってしまいましたね。
個人的には、背後で女性にヒソヒソされてるカットが好きだったりするので、どうせならやり切ってほしかったように思うのですが、まぁ、まだ彼らのじゃれ合いシーンはあるので、今後を楽しみにしておきたいと思います(笑
・・・私的には、今回のソノダくんが、ジャイキリアニメのコミカルシーンで一番笑ったような気がします。
それと、ソノダくんのセリフも、最初だけなぜか日本語でしたけど、その後はしっかりとオランダ語で演技されていましたし・・・、どうなんでしょう、あの日本語の言い回しのニュアンスもオランダ語で再現されていたのかも気になるところです。
※
あとは、箇条書きにて。
- ペットボトルをよける有里は、不謹慎ながらちょっとかわいいと思ってしまった。でも何より、危ないし、当たってケガしなくて良かった。
- 達海が戦術ボードをガンッとやるシーン、モーニング掲載当時、ガンってやってマグネットがびくともしてなかったことを思い出しました(単行本の段階で修正されています)。
- ダルファーのグフフフは、コミカルシーンじゃなくても吹いてしまう。
- 今日も暑いー(リアル)、達海が食べてるソーダアイスが美味しそう。
- アイスが当たったと喜んでいる達海を見ての村越の沈黙・・・、あの間が好きです。
- ガンナーズのチャントが、普通に「ガンバ ガンバ 大阪ガンバ」に聞こえてしまう。
- 大阪vs甲府、テレビ中継の実況が全然それっぽくなかったなぁ。
- 大阪の圧勝に「こりゃ強いわ……」と言ってたのが佐野ではなく、丹波になってる。
- ブラン久々の登場、通訳君はやる気ねえ・・・。
- そういえば、心理描写は同時通訳になるということを忘れてましたw
※
来週のジャイキリアニメは、大阪戦のキックオフ直前ぐらいまでが描かれていくと思うのですが・・・
これまで登場したキャラたちに負けず劣らずの個性派集団である、大阪ガンナーズの選手たちがアニメでどのように描かれていくのか、私はそこに一番注目して観ていくつもりでいます。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
どうもです
コメントありがとうございます。
自分の応援しているモデルになっているクラブやスタジアムが
ジャイキリに登場すると(自分の場合は浦和です)、
ちょっと嬉しい気持ちになりますよね。
大阪戦に向けたミーティングの描写は、
私は来週にも続いていくのかなと思っていたのですが、
もしそうならないのなら、原作も大阪戦キックオフまでの展開は
ちょっと引っ張りすぎてる感もあるところなので、
テンポを良くするためにアニメではカットということなのかもしれません。
おっしゃるとおり、あの場面にもいいシーン、笑えるシーンがあるところなので、
できればアニメでも見てみたいですよね。
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アニメ版で、幾何学的な屋根に映し出される照明の具合が本物そっくりに表現してくれて(あとオーロラビジョンもね)、うれしくなりました。
今回、残念だったのは、ガンナーズ戦に向けての練習シーン。結構、省かれちゃいましたよね、達海が「自分の想像を超えたいいプレーができちまうって時は!」のシーン、大好きだったんですがね。