アニメ『GIANT KILLING』#16・感想
2010.07.19 00:33
ジャイキリアニメのDVD1巻が、初版限定・ETUワッペン付きで7月21日に発売となります。
レンタルDVDの方も7月21日から開始で、お店によってはポストカードがもらえるキャンペーンが行われるそうです。
ということで、ジャイキリアニメのファンはもとい、これまでアニメを観たくても観れなかったという方、DVDの販売&レンタルを機に、ジャイキリアニメの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
(参考リンク:ジャイアントキリング DVDレンタルキャンペーン 1巻をレンタルして 原作イラスト名場面ポストカードをもらおう!)
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ジャイキリアニメ#16では、リーグ戦第5節の横浜マリナーズ戦と、カップ戦第4節の清水インパルス戦の途中まで、原作のちょうど2話分6巻の#52~#53までのエピソードを、いくつかの追加シーンもありつつ、世良の描写を中心に描かれていきました。
最近は、原作の消化量を減らして、シーンを追加しながら描いていくというパターンが確立されてきた感がありますね。今週について言えば、原作の話の流れ的に、原作#54まで描き切るかと思っていたのですが・・・。
原作エピソード的に、FW3人にスポットを当てて描かれていく話の中でも、元々世良がフィーチャーされている部分ではあるのですが、アニメでは、追加シーンも含めてその色がさらに濃いものになっているかなと感じました。
夏木の存在に焦りを感じていたり、パスを呼び込んでも相手DFに引っ掛かってしまったり、CKが頭上を素通りして行ったり、サポや赤崎に心に刺さるひと言を言われたり、全力でボールを追いかけたり、最後はケガで倒れてしまったり・・・
まぁ、なんと言うか・・・切なく、虚しく、空回りしていく・・・、けど自分なりに必死に頑張ろうとしていく様子がアニメでも見どころだったのではないかと思ってます。
特に、村越がゴールを決めた後、BGMがさーっと消えて、ETUサポの村越のチャントが響く中・・・
「俺…… 全然絡んでねーじゃん…」
と、見方のゴール喜びながらも、そう言う世良がアニメではひとしお切なかったなという・・・。
それと世良だけでなく、わりと地味ですけど、FWのポジション争いは夏木だけではないんだというところで、(原作には描写のなかった)堺のチラリと映る描写の数々もまた効いていたと思います。
FW3人によるレギュラー争い。
世良と堺については、来週、現エピソードの最大の見せ場が来るので、そのシーンをアニメで観るのが楽しみですね。
夏木は、今週もギャグ要員的な意味で、私を楽しませてくれました。
横浜戦で出場をアピールするも、最初から試合で使う気がないと知ったときのリアクション具合だとか、バスの急停止したときだとか(正直、もうちょっと派手なアクションを期待してましたけど)、原作読んで笑うだろうな思ってたポイントは、どれも笑ってしまいましたねー。
それと、原作では1コマで描かれていた・・・
「喜べ!」
「笑え!」
「歌え!」
というシーンが、アニメでは、3カットに分かれていたところも吹いてしまいました。
まぁ、ここまでは、笑わせてくれるシーンの多い夏木ですが、来週か再来週には、泣けたり熱くさせたりしてくれるシーンが描かれるはずで、そっちの方もアニメで早く観てみたいですね。
※
あとは、箇条書きにて。
- 先週のおさらいは、シーンをほぼまるまる流すのではなく、もう少しダレない工夫がほしいなと思います。長々と時間を割くのであれば・・・。
- 横浜戦で、原作では描かれてなかった、横浜がETUに対してどんなサッカーをしていたのかという具体的な説明があったのは良かったと思うのですが、テンポを損ねていたような気もする・・・。
- 横浜の元木監督は、原作よりも心なしかカッコいい・・・気がする。
- 本文では触れ忘れてしまいましたが、「しっかり怪我を治してきた それだけで評価に値する・・・」と達海が言うシーンは、アニメでもいいなぁと思った。
- コシさんのゴールシーンは、原作だと“インサイドでそっと合わせる”シュートでしたが、アニメだと“インステップで蹴り込む”形のシュートになってきましたね。後者の方がカッコいいように思うのですが、個人的には、前者の方が好きかも。
- 「チビがますます小さくなってるぜ?」という原作のセリフが改変されていたのは、こちらの方が表現がきついものだったから?
- 「はは――っ 呼び出しだー」と、椿に向かって叫ぶ、丹波聡31歳。
- 清水でのアウェイゲーム。ミーティングでスタメン発表していたシーンは、これまでの原作にまったくなかったタイプの描写で、これはすごくよかったなと思います。
- 何とかスタメンに名を連ねて嬉しいのは分かるけど、そのせいで誰がサブだったのか聞こえなかったよ!
- 清水戦でも、世良のシーンの追加あり。
- やっぱり、サッカーシーンは良くなってこないなと。ETUの守備が連動して矢野がボールを奪うという個人的に好きなシーンがアニメで今ひとつに感じられたのが残念でした。相手選手と対峙する清川とか、スライディングする世良の動きもなんか違和感。 ※ さて、来週の話についてですが。 先程も書いた、世良と堺のエピソードが個人的にも原作の好きなところなので、そこをアニメではどのように描かれているのか。 それと、いよいよ、ただのお笑い要員ではない(笑)、夏木が実戦復帰となる浦和レッドスター戦の描写が楽しみです。 来週は、より心揺さぶられる展開を期待していいと思います。 それでは、また来週。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
連載当初は20代半ばだと思っていた我らが(!)丹さん・・・
実際の年齢を知った時、彼に心を奪われてしまいました。
アイキャッチのカラスの鳴き声は寂寥感が増して、
世良のやり切れなさを思いつつも吹きました。
コメントありがとうございます。
そうですね、あのへん一連の流れが・・・(笑
私は、基本的に原作派ですが、ああいう演出効果によって
さらなる面白さを引き出すこともできるアニメも捨てがたいなと思います。
> くらはしさん
コメントありがとうございます。
思えば、若手と一緒におおはしゃぎしてそうなタンさんのイメージを
私が認識し始めたのは、このシーンだったなぁ・・・
ということを思いながら記事を書いてました(笑
タンさんは、いつまでもあのままでいてほしいですね。
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確かに効果音が入ったり、色が使えると、イメージがだいぶ違ってきますよね。
わたしは「俺…… 全然絡んでねーじゃん…」 のあとのカラスの鳴き声が世良の切なさをさらに表現できていたと思いました。
実際の選手は、きっとこんなもんじゃないんでしょうね。