今週の『GIANT KILLING』#166
2010.06.10 22:43
すみません、いろいろと立て込んでるので、今週は簡略化しつつ更新していきます)。
今週は、パッカくんを中心として、ジャイキリが表紙となっています。
それと、ジャイキリシート7月開催分の募集要項も掲載されていて、締め切りは6月18日までとなっています。
リーグ戦は、後半戦がスタートし第18節のFC札幌戦。
試合序盤、0-0のまま経過していましたが、何かを察した緑川の視線の先には・・・?
・・・
「外からでも何でもいい! どんどん打て――――!!
打たなきゃ点も入らんだろうが――!!」
と叫ぶFC札幌の監督に呼応したのか、左サイドから中央に切り込む札幌の11番は、30mぐらいはあろうかという距離から、思い切ってシュートを放ちます。
札幌の11番をマークしていた石神は、打たせても問題ないと踏んでいましたが、そのシュートの行く先は、なんと札幌のレジナルドの肩に当たりコースが変わってしまいます・・・。
ボールはふわり転々と転がる中、完全に逆を取られてしまった緑川が追いかけ懸命に手を伸ばしますが・・・
ボールはゴールへと吸い込まれ、FC札幌が先制点を奪います。
よもやのゴールにETUの関係者は呆然、一方でホーム・札幌の関係者は大いに盛り上がります。特に、リーグ前半のベストメンバーとは違う面子で試合に臨まれた札幌の監督からは、「これが我々を見下したお前の行為への報いだよ」と、してやったりという思いが強く感じられます。
このアンラッキーなゴールに、スタンドから試合を観ている番記者の山井は、同じくアンラッキーな失点がきっかけで崩れていった開幕戦のジャベリン磐田戦のことを引き合いに出し、この試合も同じ展開になるなら今季のETUにはもう期待できない・・・と発言。また、奇策を多用する達海のやり方に、少々厳しい見方をもしています。
一方、ETUベンチの達海は、すごい肺活量の奴が味方のシュートに息吹きかけてコースを変えてゴールが決まったら、一体誰のゴールのなるのか・・・など、どうでもいい話をしていて、先制されたとはいえ、この程度の状況で動じていられないという態度を示しています。
そして、ピッチ内の選手たちも、不運な形での失点に下を向くようなこともなく、自然体が一番と言う王子の言葉、札幌の地まで帯同してスタンドからメッセージを送るベンチ外メンバーたちの姿を見て、前向きにプレーを再開。
そんなスタンドから文字を掲げてピッチ内の選手たちにメッセージを送るベンチ外メンバーたちの行動を見て、藤澤さんは・・・
「屈辱以外の何物でもないんじゃないの!?
何を考えているのよ達海猛…!!
あなたは自分のチームの選手のプライドを……
何だと思ってるのよ……!」
と、そのやり方に疑問を投げかけています。
一体、これらの行動をさせている達海には、どんな目的があるというのか?
ベンチ内に腰をかけ、ピッチ内を見つめる達海の姿を映して・・・今週はここまでとなります。
■ 私的雑感
あららら・・・
ゴールまでの距離が遠いところ、半ば強引に狙っていたはずのシュートでしたが、ゴール前のレジナルド(すみません、先週私、レジナウドと表記してました)に当たりコースが変わって、FC札幌が先制点を奪われてしまう形に・・・。
うーん、でもこれはしょうがないですよね・・・。
アンラッキーだったという他にないと思います。
ですが、このゴールシーンで言えることは、札幌の監督さんも同様のことを言ってますが、シュートを打ったからこそ、ラッキーだろうが何だろうがゴールという結果が生まれたということ。打たなければ、そのラッキーにすらありつけない。だから、どこかの代表の選手たちも、とにかくシュートを打つという意識を強く持ってプレーしてほしいな思います。・・・って、さりげに話が逸れてしまいましたが(苦笑
山井記者は、冷静に分析してはいるようには見えますが、もうちょっとその後の経過を見てあげてもいいと思うんですけどね・・・。私がETUサポ視点的な見方をしすぎてるからかもですが、ぶっちゃけ、ちょっとイラッとくる部分も・・・(事情を知らないものが客観的に見ると、あんな感じだろうとは思いますが)。
まぁ、外部の人間がどう思っていようと、タッツミーはまるで動じていないですし、選手たちもすぐに切り替え、戦う気持ちを持つことができている。逆に入れ込みすぎになりそうなところを、王子が上手く緩和してくれたりして、心理的な状態としては悪くないと思います。
開幕戦の彼らとは違う・・・わけだから、ETUを応援する者としての視点で見ると、とにかくそんな彼らのことを信じて見守っていようと思う。ただそれだけです。
※
先週藤澤さんが言っていたことの正体は、今節ベンチ外の選手たちとなった選手たちのことだったんですね。
しかも、ベンチ外の選手も全員札幌まで帯同ってすごいな、・・・あ、なるほど、キャンプなどで節約されたお金はここに使われてるわけですね!
スタンドからプラカード(スケッチブック?)を掲げメッセージを送っていることについて、藤澤さんは、“屈辱”という言葉を使っていましたが・・・、まぁ、確かに堺さんあたりが掲げている姿は想像できないのですが、あれは逆に私は、チーム全体で戦おうとしている、ひとつになってまとまっているひとつの証拠ではないかなと感じていました。
それで、スタンドからベンチ外の選手たちの存在を認識させることによって、スタメン出場してるピッチ内の選手たちにも、「ふがいない戦いは出来ないぞ」って危機感を植えつけることができるようにも思います。
ただこうしてスタンドにいるメンバーたちを眺めていると・・・
殿山君は、こういうこところでもやっぱり存在感が薄いんだな・・・
って、いやいや、そういうことじゃなくて、その殿山君もそうですが、ガブリエルも、まさかセリーまでもが、この試合ベンチ外だとは思わなかったですね。
タッツミーのことだから、きっと何か意味があるはずだとは思うけど、何も知らない札幌FCの監督があのような感情的な態度を示した理由は分かる気がします。
※
あとは箇条書きにて。
- 2ページ目のドリさんが妙にイケメン仕様な件。
- ゴールから逸れたシュートがレジナルドに当たっているように見えるので、レジナルドのゴールで問題ないと思う。
- けど、息を吹きかけてシュートコースを変えて入った場合はどうなのか知らないので、どなたかご存知の方教えてください!w
- 「我々のチャレンジ精神が運をも呼び込んだのだ!」と言う札幌の監督と、「上手い言い方しますね監督」と突っ込むコーチのやり取りに吹いたw
- ドリさんの「気にしてないよ」にも吹いてしまった。
- 背景が真っ黒の時に描かれている記者たちの姿がなんだかシュール。
※
さて、来週以降についてですが・・・
不運なゴールで1点を先制されてしまったETU。
しかし、タッツミーに動じる気配はないし、選手たちもいい緊張状態を保っています。
ここからETUがどんなサッカーを見せてくれるのか。
開幕戦とは違うんだ! ・・・といったものを、きっと見せてくれると信じつつ、来週号を待ちたいと思います。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
>殿山君は、こういうこところでもやっぱり存在感が薄いんだな・・・
また薄い色で書いてあるところが最高です。
コメントありがとうございます。
山井記者は、欄外の登場人物紹介欄にて、長年ETUの番記者やってるとありますね。
>期待しては裏切られ続けたETUというチーム自体を
>冷めた目で 見ているような気がします。
「冷めた目」って言葉。
それだ、まさにそれだと私も思います。
東京V戦後、残留争いを意識してしまったサポーターたちもそうでしたが、
山井記者もまた、長年の積み重ねがそういう気持ちにさせてしまっている
という感じなのでしょうね・・・。
ゴールシーンの考察をありがとうございます。
まぁ、ありえない話だと思いますが、実際に同様のことが起こったら、
シュートした人のゴールになるのだろうと私も思います。
息を吹きかけるという行動は、シュートした人の“アシスト”と呼ぶのが、
言葉の意味的に一番ふさわしいのかなって気がしますけどね(笑
あのスタンドからのメッセージは、ペンを持っているところからすると、
即興で書いてるってことなんでしょうね。
試合展開によって、どんな内容に変化していくのか楽しみです。
>たたたのたさん
コメントありがとうございます。
文字を薄くするのは、思い立ってしまったからには
やるしかないだろう思ってやっちゃいました(笑
ネタとして楽しんでいただけたなら幸いです。
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期待しては裏切られ続けたETUというチーム自体を冷めた目で
見ているような気がします。
贔屓目にならずに冷静に見ることも重要だとは思いますが、
ちょっと辛口ですね。
たぶん息を吹きかけた人のゴールにはならないと思います。
もし、ゴールを最後に意識した人が得点者となるならば
息を吹きかけた人が得点者となります。
実際は・・・
選手Aがシュートをして、味方選手のBが避けてゴールが決まった場合
シュートしたAが得点者となります。
Bがシュートを避けることでゴールを意識としても、得点者には
ならないのと一緒だと思います。
スタンドのプラカード?は何種類かあるのか楽しみです。
それとも掛けられて嬉しい励ましの言葉を、即興で書いてるんですかねぇ…