fc2ブログ

サッカーマンガを読もう!

ひとりの"サッカー好き"が書く、主観的なサッカーマンガの読書日記。『GIANT KILLING』と『ANGEL VOICE』を猛烈にプッシュ中!

 2023年10月  << (09月) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  (11月) >>

<<2010年6月発売予定のサッカーマンガ  | ホーム | 今週の連載雑感(2010年5月24日~5月30日) >>

アニメ『GIANT KILLING』#09・感想  

2010.05.31 02:26

すみません、今週は夕方まで外出していたり、サッカーに夢中になってしまったり・・・で、更新時間が遅くなった上にかなりアバウトな更新となっています。今週は、もっとじっくり書きたかった内容ではあったのですが・・・、すみません、ご了承下さい。

過去ログ→ #01 , #02 , #03 , #04 , #05 , #06 , #07 , #08 ,




ジャイキリアニメ#09では、#08の続きFC札幌戦でコーナーキックから失点を喫してしまったシーンの後から、試合後のエピソードを挟んで、リーグ戦第4節(カップ戦と合わせると6戦目)名古屋グランパレス戦、選手たちが入場する場面まで、原作コミック4巻の33話の一部のシーンに34話~36話が描かれていました。

個人的に、今週はかなりお気に入りの部類に入る回でしたね。 私自身がジャイキリアニメのスタンスに慣れてきたのもあると思うんですけど、段々とリラックスして観れるようになってきたような気がします(笑

今週描かれた主な内容は、新旧サポの対立、試合後のユナイテッド・スカルズのメンバーたちが見せたバス囲み、チームが勝てないのは自分のせいではないかと思い悩む椿の姿に、名古屋グランパレス戦の試合前の描写となっています。

まず触れておかなくてはいけないのは、先週新旧サポーターの話がバッサリとカットされてしまっていたことを書いたのですが、それは今週にしっかり描かれていたということですね(先週の記事にコメントしてくれた方の意見が大正解でした!)。

というか、いきなりシゲさんが野次を飛ばすシーンがきてましたね。
原作だとシゲさんが野次を飛ばすのは、札幌戦ではなく、亀井がPKを与えてしまう清水戦なのではありますが。

先週も書きましたが、この新旧サポーターの対立話というのは、ETUというサッカークラブを取り巻く群像劇を描いていくにあたってすごく大切な要素のひとつだと考えているので、カットされないで良かったと思ってます。まぁ、一般の人から見れば、あまりイメージの良くない描写ではあるのですが・・・(でも、バス囲みもそうですけど、そこから目を背けないで描いたことに意義があると私は思っています)。

それでも・・・

「もっとコエーもん(=奥様)乗り越えてここまで(=札幌)来たんじゃねーか!!」

という、個人的に原作で好きだったコミカルシーンがアニメではカットされていて、この点については、やっぱり残念に思いました。

そして、サッカーの世界をあまり知らない人は見てびっくりされたかもしれないですが、バス囲みのエピソードについてです。

前項でも書きましたが、正直、あのバス囲みのシーンは、観る人にとってあまりイメージの良くない描写だと思う。でも、そういう描写もテレビ的な都合とかで目を背けず、ひとつのサッカークラブの出来事として、しっかりと描いたことに意義があったと私は思ってます。私はチームへの愛情の形って何なんだろうなぁと、思ってしまいますが・・・。それも考える何かのきっかけになればいいんじゃないかなと。

で、あのエピソードにおいて、何より胸を熱くさせてくれたのは、やっぱり後藤さんの達海を信じるという描写を描いたあのシーンです。

初めて原作で読んだ時も泣きましたし、コミックでも何度も読み返してきました。

アニメでもそのシーンが来るぞって思った瞬間、後藤さんがバーンッってバスから出ようとする達海を止める描写がスイッチになって、やっぱりその原作を何度も読み返してきた時の記憶というのがフラッシュバックされて、その記憶と重ね合わせながら観ていました。やっぱり、泣けるものは泣けてしまう。

このシーンは、どうしても原作での思い入れの強さがあるがゆえに、正直純粋にアニメとしてだけ観た時にどうなのかということを語るのは難しいんですけど、心を大きく揺さぶってくれるところだったのではないかと思います。

そしてそして、もうひとつ触れておきたいのが名古屋グランパレス戦の話で、あのブラジルトリオについて語らないわけにはいかないでしょう!

原作でも私たちを楽しませてくれた、カルロス、ゼウベルト、ペペのブラジルトリオのじゃれ合いは、アニメでも楽しすぎるー。言葉も、しっかりポルトガル語が使われていましたね。

ゼウベルトの「じゃあ… 俺も買おうかな」って時のカメラワークも好きだし、何より子供のボールをみんなでリフティングしているシーンの動きが思いのほかよく表現できていていいな~と思いました。もうちょっと、あの動きの良さを試合の中で上手く活かしていければ・・・。

その中でも特にペペ、ペペはやっぱりアニメでもかわいいすぎるよ!

・・・でも、正直、声はちょっと不気味だと思ってしまったことは秘密なんだぜ?

この先も、原作ではいろいろと楽しませてくれるシーンがいくつもあるので、今後もアニメで見ていくのが楽しみです。彼らはコミカルシーンがあってこそ活きるキャラたちなので、カットはなしの方向でお願いしたいです。あー、でも、同じくコミカルシーンで活きるパッカくんの描写をカットされたりするので、そのすべてを見ることはできないですが・・・。

あとは箇条書きにて。

  • 過去編のパッカくんのコミカルシーンは大幅カットされてしまったか。
  • 名古屋戦のスポーツニュース映像がアニメでもそれっぽくてなかなかいい感じ。
  • ペペのゴールシーンはカッコいい、ブラジルトリオの紹介シーンで、ペペだけがなぜかひとり原作とポーズが違ったけど、それがまたカッコよかった。
  • 達海の部屋のドアを叩こうとする椿・・・、緊張しすぎだろうw
  • 村越に話を聞きに行った時の椿のコミカル描写が省かれてしまったのは仕方なしか。こういうところでのコミカルシーンはばっかりカットしていきますよね。
  • アニメの村越は本当に違和感ないなーと思う。
  • 「何でだ…… 結局余計なこと話しちまったな」という原作のセリフはあった方が良かったように思う。
  • 椿と有里のシーンも良かったなぁ。けど、達海の時はカットされた胸を叩くシーンが有里の時にあったのはなぜだろう。それと、背景にあったホワイトボードに、「くつひもグランドに忘れてました」という書き込みがあって、誰がくつひもを忘れたのかが気になるw
  • 名古屋戦の分析を終え部屋からなだれ込むように出てきた達海、「その前に自分がぶっ倒れよう…」という本編ではない、単行本用に描き下ろされた1コマカットの部分のセリフまでもがアニメで使われていて笑ってしまった。
  • 名古屋のホームのモデルは埼玉スタジアム。原作では違ったと思うんですけど、埼スタの電子看板までもがアニメで再現されていて、ちょっと感動しました。
  • 名古屋のブラジルトリオを探しに行ったコーチの顔が適当すぎだろうって思ったら、その後に登場した子供も似た顔だった。
  • ロッカールームに戻ったブラジルトリオに説教する不破。原作だとちょっと青ざめた感じだったはずなんですけど、ここはブラジルトリオに対して怒っているけど、内心かなり焦ってもいたという不破の心情をもっと見せてほしかったかも。
  • 試合の入場シーンで、原作にはあった王子と手を繋いでたエスコートキッズの姿が見られなくて残念。
  • 最後の久堂さんが撮った写真がカッコよかった。

さて、続くジャイキリアニメ#10では、名古屋グランパレス戦の試合様子が描かれていくことになります。

来週で原作の何話分が消化されるか分からないですが、次回予告にもある通り、黒田と名古屋のブラジルトリオに対して強い対抗心を燃やす板垣とのマッチアップに要注目です。

あ、黒田と板垣で思い出したけど、アニメでは“あの人”の登場があるのかな?
できれば、“あの人”が疾走する姿をアニメでも見てみたいものです。

タグ : GIANT-KILLING

コメント

 

見ていて気分のいいシーンではないですけど、バス囲みをちゃんと描いてくれてホっとしました
あのシーンがあってこそ、後藤さんの男気ある名場面につながりました

ブラジルトリオの動き・・・ヌルヌル動いていて、やけに作画さんの気合が入ってましたね
ただお父さんの「神だ!」はちょっと行きすぎかなと・・・
普通に「すげー(拍手)」でよかったような気がします

どうでもいいことですが、原作を読んでる時に不破監督の声をフ○ーザ(ド○ゴンボー○)の中の人に
脳内変換していたもので、未だに違和感があります

 

>くらはしさん

コメントありがとうございます。

バス囲み~後藤さんのシーンは、外せないところだと思っていたので、
しっかりとアニメでも描いてくれて良かったと思ってます。

あのリフティングのシーンは、今見直してみたんですけど、
本当いい感じだなと思います。
お父さんのセリフは、原作にはないものでしたが、
ちょっと言い過ぎだったかもしれないですね。
子供たちはああいうのを見せられる、あれぐらい大喜びしますけどね。

不破さんの声は、案外普通だったという印象がありました。
私はもっと不気味な感じをイメージしてたので。

○リーザさんの中の人という発想は私にはなかったので、
その声のイメージで原作読んでみたら、
確かにこれもアリだな~と思って笑ってしまいました。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://soccermanga.blog84.fc2.com/tb.php/695-31e0c9b6

 | HOME | 

メニューリスト

ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
最近のコメント
最近のトラックバック
タグ

【タイトル名・あ行】
あかねSAL☆赤菱のイレブンイナズマイレブン浦和レッズ関連うるとらスーパーさぶっ!!エリアの騎士ANGEL-VOICEオーレ!オーレ!大分トリニータ物語HOLA!!-オラ!!-

【タイトル名・か行】
キャプテン翼GOLDEN-23キャプテン翼海外激闘編清く正しく美しくケッタ・ゴール!けったま!GOLDEN★AGEコラソン

【タイトル名・さ行】
さよならフットボールGIANT-KILLINGGIANT-KILLNG(管理人の記述ミス・連載初期はミスと気付かずずっとこのタグを使ってましたw)| 蹴球少女蹴助DXスーパーさぶっ!!劇場

【タイトル名・た行】
デビルフットボールキングダム闘莉王物語友まっしぐらT.R.A.P

【タイトル名・な行】
中澤佑二物語なでしこシュート!

【タイトル名・は行】
ばもら!P・P・P!! 風飛び一斗フットボールネーション

【タイトル名・ま行】
マイスターMAGiCO未来のフットーボール

【タイトル名・や・ら・わ行】
YATAGARASUやんちゃぼ龍時LOOK-UP!LOST-MAN

月別アーカイブ
07  06  05  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11 
プロフィール

furretista(ふれてぃすた)

Author:furretista(ふれてぃすた)

RSSフィード
Twitter

管理人のTwilogは、こちらより

インフォメーション

『このマンガが凄いから読め!γ版2010』という企画に参加させて頂きました(サッカー以外の漫画のついてもいろいろ書いてます)。投票記事はこちらより
2009年のサッカーマンガを振り返る記事はこちらより

サイドバーの下の方にジャイキリコーナーを設置しました。

【毎週の更新予定】

木曜日夜 → 今週のジャイキリ
日曜日中(その日の予定次第) → その他の作品の連載感想

※その他の記事は、特に決めておらず、その時の状況(単行本の発売など)に応じて決めているといった感じです。

ブログの内容からかけ離れたコメントなどは、管理人の判断で削除させてもらう場合がございますのでご了承ください。

コミック発売予定リスト

作品タイトル名のリンクをクリックするとamazonのページへ飛びます。

以前のコミック発売情報については、コミック発売予定表のカテゴリーをご覧ください。

【2011年7月】

【2011年8月】

【2011年9月・暫定版】

  •  6日 『コラソン ~サッカー魂~ 6』
  •  8日 『ANGEL VOICE 23』
  • 16日 『エリアの騎士 27』
  • 16日 『振り向くな君は 4』
  • 16日 『キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA 5』
  • 16日 『BE BLUES! 青になれ 2』
  • 16日 『T.R.A.P 6』
  • 28日 『イナズマイレブン SP 2』
リンク
メールフォーム

※Java Scriptの設定をオフにしている方は(確認ボタンを押しても何も起こらない方)、こちらよりお願いいたします

このブログへのご意見、ご感想、苦情、タレコミ情報など(笑)ございましたら、右サイドバーの下にあるメールフォーム(メッセージのみで送信可)よりお願いいたします。

ジャイキリ!

GIANT KILLING(17) (モーニングKC)

最新単行本17巻は現在発売中!

ジャイキリアニメ地上波にて再放送中!
NHK教育 毎週土曜午後6時25分~6時50分

ETUサポ主張バナー

テスト表示中


コミックダッシュ! furretista の所有コミック




あわせて読みたいブログパーツ