今週の連載雑感(2010年5月10日~5月16日)
2010.05.16 14:37
■ 今週の雑感リスト
新連載の『けったま! ~蹴球☆らいおっとガールズ~』は、記事書く時に読むつもりなので、すみません、今の段階ではまだ読んでません。ちゃんと読んで記事にはするので、もう少し待っていて下さい。
- ANGEL VOICE
- コラソン ~サッカー魂~
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- T.R.A.P
- うるとらスーパーさぶっ!!
□ ANGEL VOICE
いやぁ、今週もニヤリとさせてくれますね。
前半は、ヒサシの好セーブにも助けられ、市蘭はかろうじて2点差のままでハーフタイムへ。
テルヒサへの二宮の説得もまったく聞く耳持たず。
ハーフタイム中も黒木は、「いつも通りのプレーができてない者がいる」とあえて言葉にするけど、その対象はボールを持ちすぎるテルヒサかと見せかけといて違う。実はシンゴっていうギャグを一発交えておいて(笑)、その対象は百瀬であることを告げていく・・・っていう話の流れが良かったですね。
前半の流れの悪い時、今までだったらこういった時に百瀬はチームを鼓舞し前へと向かわせてきました。でも、この試合、その百瀬はまったくいつもの百瀬らしいキャプテンシーを見せていない。そこを黒木が指摘する。
それでもって、またこの作品の心憎いところが、黒木があえて百瀬のことを叱咤することでチーム全体を引き締める、百瀬はあえてその叱られ役を買わされた・・・と、ワッキーたちが解釈してる描写があるのだけど、そうじゃなくて黒木は自分のことを本心で叱ったのだと言う百瀬。
叱られ役を買わされたということにしておけばいいものの、正直者の百瀬はそれを許さない。でも、百瀬のすごいところは・・・
「後半は前半の10倍熱くなるつもりだ
一緒に熱くなってくれるやつは歓迎する」
と、チームを鼓舞するために、さらに言葉を付け加えることも忘れないこと。
「バカだな~~~~ 怒られ役の方がカッケーのによ」
いやいや、そのワッキーとバンの言葉には同意できないな。
自分自身への指摘を素直に受け止めて、さらにそれをチームをモチベートのために活用する・・・
こっちの方が何倍もカッケーと私は思うんだぜ?
久しぶりに見た百瀬らしいキャプテンシーは、心震えたし、私をニヤリとさせてくれました。
今週は、全体の話の流れを通して面白かったです。
古谷野先生、今週も本当に楽しませてくれてありがとうございます。
・・・ところで。
黒木は、テルヒサの心というのは、すでに見透かしていたんですね。
その心情を察して、この試合中での左サイド起用を示唆する黒木。
この先の2人のやり取りは、今週カットされていますが、それは試合の中でテルヒサが活躍を見せるところで、そのあたりは振り返られるのかなと感じてます。
ここにもまた、エンボイらしい心憎い演出があるはずですが、この先の展開が楽しみです。
個人的に、守備の修正に関する言葉がまったくなかったことが気になるところですが、両サイドハーフのバランス(持ちすぎ傾向)が解消されれば、特に修正が必要ないと踏んでいるのか・・・、それとも、実は何かしら指示しているのか、それとも選手たちの自主性に任せているのか・・・、このあたりのまずは後半の試合の入りを注目して見ていきたいです。
※
□ コラソン ~サッカー魂~
この作品もまた面白いですよね~。
パスの受け手である凌駕と出し手である中神の場面や、凌駕とサウジDFのアル・ハサンの身体をぶつけ合う攻防など、 ピリピリとした緊張感というのが伝わってきて良いです。こういうシリアスな空気感というのが私は大好きです。
そしてヘルマン。
「もっと飢えろ! もっと!! もっと!!
でなければ肉(ゴール)にありつけないぞ!!」
この試合どうなるか分からないですが(とは言っても、4位でホームゲームである以上は勝たないわけにはいかんわな)、このギリギリの緊張感があるからこそ、その先の解放(=ゴールという結果)というのは、最高のカタルシスになると思います。凌駕と中神、今はいがみ合ってるけど、お互いにいけ好かないやつだけれども、ゴール→勝利という目指すものは同じ。
やっぱり、塀内先生は、そういったところの描写にすっごく期待ができる方なので、“その先の解放”が見られる瞬間を楽しみにしたいです。そのために、今は思いっきり対立しあってピリピリとした空気を作り上げていってほしいですね、変な物の言い方ですが。
それと、地味ではあるのですが、ヘルマンによってスタメンに抜擢された両翼の2人の描写も良かったです。相手のサイドを押さえ、しっかりプレッシャーをかけていくために、ヘルマンは4-3-3の布陣から入っていったというのも理にかなっていますよね。
『コラソン』も本当面白いなー。
本当、面白いサッカーマンガが今多く読むことができて、すごく気持ちが充実しています(笑
※
□ キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
天使くんは神様だったのかー。
「ツバサの相手はボクがさせてもらうよ」
個人的には、あのままナトゥレーザが懺悔しないままだったらどう話が展開していったのかというのを読んでみたかった気もするのですが、それは、そのうち読むことができる・・・のでしょうかね?
その後、試合はキックオフされ、ファンサールさんにこれが理想のチームスタイルって思わせてしまうほどの素晴らしいサッカーをバルサは展開させていくものの、ここからナトゥ反撃のターンとなっていくだろうと思うんで、ここから先どうなっていきますかー。
※
□ T.R.A.P
なんだか、段々と作画のクオリティが下がってきてるような・・・。 週刊なので、このあたりは仕方なしなのでしょうか。
うーん、どこかのサッカーマンガで見たことあるようなものが複数、頭の中にフラッシュバックされてくるせいか、はたまた単に自分の好みの問題か、大和屋先生の前作『未来のフットボール』は、すごく好きな作品だったのですが、この『T.R.A.P』に関しては私はちょっと作品の世界に乗っていけてないですね。
このへんは、いずれ単行本が発売されたら、じっくり読み返して考えてみたいところです。
※
□ うるとらスーパーさぶっ!!
ギドは、どうなっちゃうんでしょうかねぇ・・・。
監督就任はないと思いますが、マジレスすると、ギドの監督は“ない!”と思ってますが・・・(物理的に就任するかしないかの可能性の話じゃなくて、代表監督の候補としての話です)。ギドのこと自体は、大好きですし、今の心から尊敬してますけどね。それとこれとは話は別。
2本目は、作品の設定を自らこういう形でネタにしてしまうところが面白かったです。
そういえば、ヨンセンの納豆ネタって、清水に移籍しても生きてたんですね(笑
どうでもいいけど、ヨンセンって個人的にすごく好きな選手です。
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