アニメ『GIANT KILLING』#03・感想
2010.04.19 00:11
朝の放送、思いっきり寝坊してリアルタイムでは放送を見逃してしまいましたが、録画したものを見て、今週も感想を書いていこうと思います。
アニメ#03では先週の続き、原作4話の途中、キャンプでのエピソードから東京ヴィクトリーとのプレシーズンマッチのキックオフ直前、原作12話終了ぐらいのところまで描かれていました。
これまでのペースを考えれば、話の進むテンポとしてはこんなものかなーといった感じでしたが、やっぱりペースとしては早いなぁというのが正直な印象です。
全体的な感想としては、先週とほぼ同じで、サッカーシーンの描写はともかくとして、原作をベースに進んでいくジャイキリアニメのストーリーを、原作のイメージと重ねながら楽しんでみていたといった感じです。
達海も、松ちゃんも、王子も、黒田も、杉江も、赤崎も・・・
細かなキャラのやり取りを、原作を思い出しながら笑ってみていた部分もありました。
ですが、#03でもカットされてしまっている台詞が多くて、この台詞があるからより面白いのにーと思える部分までカットされてるものあって、楽しんではいましたけど、魅力は3割減ぐらいになってしまっているかなと。カットする側からすると不要かもしれないけれど、その余計な一言が面白いんじゃないかー・・・と私は思うんですよね。
ただ、作品の全体構成や原作未読の方のことを考えるとこれぐらいのテンポ良さがやっぱりいいのでしょうかね?
個人的に、最近の原作のジャイキリはともかく、この頃のジャイキリは漫画として読む分には十分テンポが良い方だと思っているので、できることならあまりカットせず進んでほしいというのが、やはり私の本音であります。
まぁ、このあたり、いろいろ見てると、作品構成についてはいろんな意見があって、総合的に考えると落ち着くところに落ち着いているのかもしれません。でも、私の本音は・・・(以下略
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先週、ジャイキリアニメ#03の見どころのひとつとして挙げた王子初登場のシーン。
オープニングでちょっとしたしたアニメオリジナルの部分があって、こういうオリジナルはいいんじゃないかと思います。
アニメ仕様の王子は、この当時の原作のちょっとクセの強い王子の雰囲気が良く出ていて、私は良かったんじゃないかと思いますね。「吉田」と言われた時のリアクションは、もうちょっと派手でもよかったかもしれないですが(笑
あと王子を見ていて妙に感心してしまったのは、本当にスパイクの金色だーって思ったことでしょうか。
まぁ、とにかく、王子はいい感じでイメージに近い感じで、今後も私たちを楽しませてくれそうです。
※
そして、最後の方は、東京ヴィクトリーとのプレシーズンマッチに入っていく描写がありました。
アニメで描かれた隅田川スタジアムの雰囲気というのは、ほんのちょっとだけ声量による臨場感が物足りないと感じる部分もありましたが、結構いい感じではないでしょうか。入場曲の中選手が入場してくるシーンは、アニメだからこそなシーンでちょっと感激。
・・・まぁ、ETUカラーではなく、スタジアムは本当に東京Vの緑色に染まっていましたけどね!
ちょっと気になってしまったのは、先週、2部に落ちた時のシーンの隅田川スタジアムのスコアボードが・・・というのがありましたけど、今週を見て、もしかしてこのへんとかデータを使いまわしてる? というのを感じてしまいました。
試合前のロッカールームのシーンの達海の言葉というのは、原作でも好きなところのひとつで、雰囲気は出ていたんじゃないかと思います。
東京Vについては、ラストに持田が登場となりましたが、いきなりホラーな感じになっていてちょっと笑ってしまいました。その他のキャラも含めて、来週以降の展開を楽しみにしていくとしましょう。
※
あとは箇条書きで書いていきます。
- 達海がプリンまんを食べてるシーンはあったけど、台詞がカットされてたのが残念だー。
- 黒田の頭も原作に忠実に再現!
- 杉江が黒田に呆れてるシーンが笑える。
- ボールを取り上げる達海の描写もやっぱり笑える。
- 「何を偉そうに・・・」と世良に言ってたのは、やっぱり堺さんだったのかw
- 黒田が赤崎にスライディングに行ったシーンは、確かにボールにいってるけど、脚を狙ってるようにも見えるな。
- 王子が調整がてらゆっくりランニングしてた時の身体の動きと走るスピードが噛み合ってない気がした。
- 「いい男ってのはシンプルが一番だと思わない? ねぇコッシー」の台詞がカットされたのも残念だー。
- 石上→石神にしっかり訂正されていて良かったねガミさん。
さて、続く4話は、ETUvs東京ヴィクトリーが描かれていきます。
次回予告を見て、原作で私の心を激しく揺さぶってくれたエピソードも登場しそうだということで、そのあたりをアニメでどう表現しいくのか、まぁ、サッカー描写そのものについてはもう期待するのを諦めましたが楽しみにしたいと思います。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
コメントありがとうございます。
“名言”に深みがなくなるといった部分には、まったくもって同意です。
紅白戦にしても、東京V戦にしても、試合の前にタッツミーが
選手たちにかけた言葉というのは、もっと言葉が染み渡るように
テンポと間をを空けて表現すべき部分じゃなかったかなと思っています。
例えば、これは先週描かれた部分ですが、
漫画の中でも紅白戦のシーンでは、台詞の入るふきだしを小さくして
言葉を短く区切って、またふきだしの間も離して置いているのは、
じっくり丁寧に離している部分を表現したかったんじゃないかと思うんですよ。
そこをテンポ良すぎに進められしまうと、
おっしゃるとおり、原作ほどの感動は生まれないんじゃないかと私も思います。
現に私もアニメで見て、良かったとは思うんだけど・・・
ちょっぴり物足りなさは感じてました。
このへんは、きちんと原作ベースで話が進んでくれている中、
ちょっと贅沢言いすぎかなとも思うんですけどね(苦笑
来週の東京V戦は、サッカーアニメとしての面白さが問われると回だと思います。
ジャイキリアニメでそこをどのように表現していくのか、
注目して見ていきたいなーと思ってます。
セリフがカットされたのはやっぱり…
この調子じゃカミナリラーメンのおじさんの「むいてそうだなお前たち店継ぐか」とかタッツミーの「オランダって自転車…」やハウちゃんクロちゃんの「何か伝わった…」のくだりはカットされちゃうの?って思っちゃいました。でも良かったところも…冒頭の空港シーンとか、あとすっごくツボだったのがあの「にゃ~~~」でした。あれってやっぱりアドリブなんでしょうかね?
コメントありがとうございます。
やっぱり、カットされてしまって残念な部分って結構ありますよね。
タッツが怒るタイミングを逸してるシーンもそのひとつだと思いますし・・・
まぁ、細かく見直していくとキリがなくなってしまいますが。
あの細かな台詞回しと、絶妙な間がジャイキリの面白いところなんだと思うんですけど、
そのあたりを制作者サイドがどう捉えているのか訊いてみたい気もします。
やっぱり、全体の構成上カットしていかざるを得ないのかなぁ・・・。
「にゃ~~~」については、声優さんに訊いてみないと分からないことですが、
言われて見直してみると、アドリブっぽい感じがしますね。
こういうちょっとした演出はアニメならではのものとして、
もっと取り入れても面白いんじゃないかと思ってます。
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このままだと達海等の名言に深見がなくなるぞ。
丁寧に描くところは丁寧にいかないと原作ほどの感動は生まれないよ。
ジーノの存在感最高でした。これはアニメならではだね。
空港でチップを渡すところなんて、そこだけ日本じゃない異空間を演出してましたね。面白かったです。
次回のプレシーズンマッチ期待してます。
ここがキツイとこれからの楽しみが半減しますから、宜しくお願いします。