今週の『GIANT KILLING』#159
2010.04.15 23:18
今週も、とりあえず感想のみ、先にあげます。
時間もないので、サクサクいきます。
今週号のモーニングは、表紙をめくったらパッカくん!
ということで、巻頭カラーは、3月21日の日立台でのパッカくんのフォトが掲載されています。
柏レイソルのマスコット・レイくんと戯れていていたり、写真撮影に応じたり、ソファーでくつろいだり・・・など、表情豊かなパッカくんの姿を見ることができますので、普段は単行本派の方もチェックしてみてはいかがでしょうか。
ジャイキリシート2010、5月開催分の募集が始まってます。
締め切りは、4月23日(金)となっています。応募する予定のある方は忘れずに。
今月の蹴球魂+1特別編に登場したのは、ジャイキリアニメの主題歌を担当しているTHE CHERRY COKE$です。
ツジトモ先生に初めて対面した時のことや、アニメソングをものすごく研究して曲を作った・・・などという話が掲載されています。興味ある方は、こちらもチェックしてみて下さい。本当、あのオープニングは映像のカッコよさと併せて最高ですよね~。
それと、巻頭カラーの最終ページには、いろいろと宣伝事項が掲載されているのですが、リアル・パッカくんの貸し出しについての応募もあるので、是非ともパッカくんを呼びたいという方は応募してみてはいかがでしょうか。
最新単行本14巻は、来週金曜4月23日発売です!
表紙画像もモーニング公式サイトの方にありますので、一足早く表紙のデザインを知りたい方はチェックし見てみて下さい。
(参考リンク:モーニング公式サイト - 『GIANT KILLING』作品情報)
ETU夏季キャンプ2日目。
ETUと港経済大学の練習試合は、2本目のゲームが進行中です。
・・・
「ミヤーノ前前 早めに潰して」「はいサーノ ボーッとしない」
「バッキー」
試合は王子のコーチングによって、なんとか失点を防いでいるような状況ですが、この展開になぜか松ちゃんは腑に落ちないという・・・
「それはお前がまったく身体を張ってないからだー!!
少しはCB(センターバック)らしいプレーをせんか王子――!!」
その要因は、2本目のゲームにセンターバックとして出場していた王子のプレースタイルにあったようです。
「おや してるじゃないか
城塞の如くゴール前に立ちはだかっているのが見えないのかない?」
と、王子は松ちゃんに言い返すものの、王子のあまりに斬新過ぎるCBしてのプレーぶりに達海も有里も褒めてるんだか呆れてるんだか・・・。
まぁ、しかし、達海は、(そのやり方はともかく)どこでも自分の持ち味を出せるるのは強み、他の連中もそれに気付いてほしい・・・と、王子のプレーを見て考えていました。
・・・
プレーの場面は変わり、亀井が右サイドから中央の緑川にクロスを入れます。
そして緑川は、そのボールを胸でトラップして豪快にボレーシュート。
しかし、そのシュートは惜しくもゴールポストに嫌われてしまいます。
とはいえ、とてもGKとは思えないFWとしてのプレーぶりに、松ちゃんは惚れ惚れ。その言葉は、夏木と世良、2人のFWにもプレッシャーになっている?
そうしているうちに、練習試合の2本目は終了。
結局、口は出すけど動かない王子によって守備に人数を割かれてしまったETUは、得点を奪われはしなかったけど奪うこともできず、スコアレスドローで終了します。
2本目が終わって引き上げてくる緑川に、声をかける夏木と世良。
そんな言葉に気を良くしたのか、緑川は・・・
「金田(カネ)さん
俺にフィールドプレーヤー用のユニフォームも作っておいてもらってもいい
万が一のために」
なんて、珍しく軽口を叩いています。
そんなオールマイティーな活躍を見せる緑川を羨む声をあげる夏木と世良でしたが・・・
「悲観することねえだろ」
そんなところに声をかけてきたのは、キャプテンの村越でした。
ポジションが変わったからといって、状況に流され自分を見失ってどうする。ETUにはそんな器用な選手が集まってるチームじゃないだろうと言う村越。
自分の可能性を探る意味でも、(練習試合による本来とは違った)ポジションに見合ったプレーをするのは構わないし、そのために周りにアドバイスするのもいい。でも、勘違いしてはいけないのはポジションに縛られ自分の個性を殺してしまうこと。
1本目の黒田は、FWとしてはアレだが(・・・と、実際にコシさんはそう言ってるわけじゃないw)、いつもの球際の強さを出す、つまりは自分の個性を出すことで得点につなげることができた。そして、王子にしても、いい形じゃなかったかもしれないが、(王子なりの)いつものやり方によって守備陣を機能をさせた・・・
「要するによ… 大事なのは型にはめることじゃねえ
そこでどう自分を出していくってことじゃねえのか
そうすればこのチームでしか出来ない……
新しい何かが見えてくるかもしれないぜ」
それが達海の狙いと同じかは分からないということを付け加えながらも、そのように選手たちにアドバイスする村越。そんな村越の言葉に、選手たちも真剣に耳を傾けています。
そして松ちゃんは、自分がなんとなくそれっぽく言いたかったことをよく言ってくれたと村越の肩を叩きますが・・・、まぁ、そんなことはどうでもいいですね(笑
選手たちにはそのように話した村越でしたが、その本人は、また余計なことをしてしまったと考えていました。
周りには偉そうにしておきながら、自分で言ったことが今の自分にそっくりそのまま跳ね返ってくる・・・、#6で達海が「それでも勝てる自分の武器をこれからお前は死ぬ気で探せ」と言葉をかけてきたのは、このままでいいと思っていないからであろう、何より自分自身が状況に流されて自分を見失っているのだから・・・と、自分の現状を認識する村越でした。
・・・
港経大の指揮を取るミスターTは・・・
「まあ 何より大事なのは
君達が自分の長所をこのピッチ上で出してくれることだ」
と言ってピッチに送り出していました。
声をかけてきた笠野さんに対し、「面白いことになってくれるといいだけどさ」と返しながら。
そして、ETUの方は3本目のメンバー選考をしているところで、まだ決まっていなかった左サイド(ハーフ)のメンバーに3本連続で出場となる椿が名乗りを上げていました。
そんな椿は、ふとピッチの中に目をやると、港経大チームにいるひとりの外国人選手のことが目に留まりました。ブラジル人選手かな・・・と、思った椿は、ブラジル人というカルロス、ゼウベルト、ペペの名古屋のブラジルトリオのことを思い出し、極端な苦手意識が頭をよぎっていましたが・・・
「コ… コンニチワ!!」
と、礼儀正しく挨拶してきたブラジル人選手。
椿は、挨拶を返すとさらに笑顔で返され、人当たりの良さそうな性格に、少しホッとしているようでした。
港経大の外国人選手については、山井記者も記憶にない人物のようですが、3本目のメンバーには、それとは逆にどこかで見たような選手もいたりして、何か仕掛けがありそうな気配。
そして、3本目のゲームがキックオフされます。
気合を入れる黒田、依然として強気の中井、両者の意地がぶつかりヒートアップする展開にミスターTも満足気。
試合は進み、先程の外国人選手にボールが渡ります。
グッと鋭い目つきに変わった外国人選手とマッチアップしようとしているのは椿。
この両者のマッチアップはどうなるのか・・・といったところで、今週はここまでとなります。
■ 私的雑感
今週は、主に練習試合の2本目の様子が描かれていきました。
2本目の確認できるメンバーは、ドリさん、謎の4番、バッキー(GK)、堀田、王子、宮野、矢野、佐野、亀井・・・といったところでしょうか。1本目に出場しなかったメンバーを中心に組まれています。
今回見せ場を作ってくれた主なキャラは、王子とドリさんとコシさんといったところでしょうか。
※
この練習試合は、本来のポジションではプレー不可ということで、王子は一体どのポジションでプレーするのか、トップ下以外は嫌だとごねてんじゃないか・・・とか考えたりもしてましたが(笑)、そのポジションはなんとセンターバック。
ねーよw
と、本来だったら言ってしまいそうなところですが・・・
王子は、CBなのに自らは一切動くことなく、適切なコーチングで味方を動かしETUのゴールを守っていました。CBであっても、まさに司令塔ですね(笑
あまりに斬新過ぎる王子のCBぶりに、松ちゃんもガヤガヤとクレームをつけますが・・・
「城塞の如くゴール前に立ちはだかってるのが見えないのかい?」
あっさり、そのように返す王子に笑ってしまいました。
いや、これはこれである意味すごいんだけどね!(笑
「一体何に守られてるのよあの人……」
っていう、有里の言い回しもまた笑えますね。
こういうジャイキリの言い回しが好きだなぁ。
※
そしてそして・・・、ドリさんかっけー!
FWとしてのドリさんは、ヘディングばかりでなく、胸トラップからのボレーシュートもなかなかのもの。黒猫になってしまった黒豹よりもFWとしてイキイキしてます。いやぁ、松ちゃんじゃないけど、GKにしておくのはもったいないですね!
本当にさ、若島津くんみたいにGKとFW、二刀流でやっちゃいなよ!
まぁ、冗談はさておき、万が一のために・・・とああいう軽口を叩いてるドリさんを見てすごくいいなぁと思いました。チームの雰囲気の良さを感じることができますね。
※
そしてコシさん・・・。
そんなに器用な選手が集まってるチームじゃねえだろと言ったのはちょっと笑ってしまいましたが、コシさんはすごくいいことを言っていたというか、久々にキャプテンらしいところを見たような気がします。
やっぱり、コシさんの言葉には、他の選手と違った重みがあって、みんながしっかりと耳を傾けてくれる・・・。これはコシさん以外に誰も真似できないこと。
逆に背負おうとしすぎるがゆえに悲壮感が漂いすぎてる部分もあるかもしれないんですが、ピッチの中で依然としてもがき続けるコシさんがこのキャンプで何かきっかけをつかむことができるのか、コシさんの動向にも注目しておく必要がありそうです。
※
そして、来週以降についての話ですが・・・
練習試合の3本目。
メンバー的には、ETUは1本目のメンバーが主体となっていきそうですが、相手チームの方には外国人選手がいたり、山井記者がどこかで見たような・・・という選手がいたりで、何かありそうな感じがします。“あいつら”というのは、彼らのことを指すのでしょうか?
クロが闘志を燃やし、中井も強気であり続け、一体3本目はどんなゲームになっていきますか。
港経大のブラジル人(?)選手とバッキーがさっそくマッチとなりそうで、来週もまた面白い展開をみせてくれそうで読むのが楽しみです。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
来週は堺さんに活躍して欲しい
王子、ドリさん全く同感です。こういった個性のコラボレーションがETUのよさですね!
コシさんの「悲壮感」つぼにはまりました。
苦労性、責任感の塊、不器用、そういったところがまさにコシさんのカラーと思います。 まだしばらくはあがき、もがき茨の道を進んでいくことでしょう。今回のキャンプでは初日のかんじから、コシさんはきっと何かを持ち帰ることと思います。
そして、ジャイアントキリング最終回では、「誤解」なんだから達海と和解して欲しいです。
さて、堺さんですが、やはりもっと活躍して欲しいです。来週こそ活躍を期待しています。(丹さんもね)
コメントありがとうございます。
中井の2人も補強候補だとしたら、
それは注目しないわけにはいないですよね!
ボランチまたセンターバックとしては中井がいるからいいとして、
私もサイドバックの補強は必要だと思います。
山井記者の見たことのある彼がそれにあたるのかは現段階では分かりませんが
(リーグジャパン2部、JF2って言い方でいいんじゃないかと思います)。
そして、ブラジル人っぽい彼は、どこか攻撃的なポジション、
ETUにはザッキー以外個人技で突破していくタイプが見当たらないので
そういったタスクを担う選手として十分補強候補になるのではないかと思います。
まずは、他の2人がどんなプレーを見せてくれるのか、
来週号が楽しみです。
>ぽん太!さん
コメントありがとうございます。
私は今のコシさんの存在感があるだけで十分だと思っているんですけど、
タッツミーはまだコシさんの中にあるものを引き出したいって
考えているんでしょうね。
このキャンプで何かをつかんでほしいなと思います。
堺さんの活躍ももっと見たいですよね。
でも、またいつか活躍を見せてくれるときが来ると信じてます。
堺さんみたいなプロ意識の強い選手に、私ももっと活躍を見せてほしいなと願ってます。
ついに補強の話があがりそうな展開になりましたね。
個人的な理想を言えばブラジル人(?)じゃない山井さんがどっかでみたことがある人はアジア枠の活用ということで実は韓国のU-22代表だっりしたら面白いのになって思っちゃいます。山井さんもオリンピック予選とかで見たことがあると考えれば少しは現実味が…でも一気に外国人2人はないかな(笑)。
ブラジル人も3本目の練習試合では右サイドハーフっぽいですが、ザッキーとポジションがかぶりませんかね!?それとも両サイドこなせるのかな!?
とにかく次号はますます目の離せない展開になってきました!
コメントありがとうございます。
面白い考察をありがとうございます。
外国人選手2人と言っても、若いブラジル(?)と韓国の選手なら、フェ○ナ○ド(なぜ伏せるw)と比べて格安で獲得できそうにも思いますが・・・。このあたりは、どうなっていくのか楽しみですね。
ブラジル人選手については、ザッキーが五輪予選で抜ける可能性や、石浜が移籍したことでもしかするとザッキーが右SBに回ることがあるかも・・・と考えると、右SHの選手でも問題ないかなと考えています。個人的には、左でも中央でもMFでもFWでも攻撃的なポジションならどこでもやれるタイプかなと勝手に思っていますが、もうひとりの選手と併せて、まずはどんなプレーを見せてくれますか楽しみに見ていきたいですね。
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港経大の中井、謎のブラジル人?選手、そして山井記者が見たことがあるという選手の3人が候補と言う感じですかね。
ポジション的にはMFまたはFWという感じかな。
個人的には補強ポイントは両サイドのDFだと思うんだけどなぁ。
ただ、謎のブラジル人?はキャラ的に好きになりそうな感じがしました。
山井記者が見たことがあると言う選手はリーグジャパンの2部(言い方あってますか?)の選手では?
長々とすみませんでした。