今週の連載雑感(2010年4月5日~4月11日)
2010.04.11 23:53
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
- T.R.A.P
- うるとらスーパーさぶっ!!
□ ANGEL VOICE
美浜学園幕張との再戦。
黒木は浮ついた選手たち(たぶん、キヨハルや百瀬はそんなことない思ってますけど)を、何とか引き締めようと試みるものの、一度勝利した美浜が相手であることと、自分たちもまた大きく成長していることを実感している彼らは、自信が過信へとなってしまっていると・・・。
六原学館戦で自分たちが“強者”であると相手から認識される存在となったことを実感する描写がありましたが、多分きっとその出来事は今週号の彼らの心理に少なからず影響を及ぼしてるんだろうな、古谷野先生はそういうところも狙っていたんだなと考えると、このマンガやっぱりスゲーやと思ってしまいます。
買い被りすぎ?
いやいや、これまでのこの作品の実績を考えればそんなことはないはず。
ひとつの出来事が着実に次へと積み重なり、物語としての面白さが構築されていく、そのあたりの古谷野先生のブレのなさには、ただただ驚かされますね。
ちょっと話はそれてしまいまいしたが、4-3-3で“美幕の三崎”(誰が最初に呼び始めたんだよって思うけど、この呼び名は意外と好きかもw)を3トップに据えた美浜。
さっそく、ブンタが左ウイングの木崎の突破を許してしまったわけですが、それによって彼らが慢心から目覚めることができるのか、それとも悪い流れを修正できず引きずったまま前半を戦わざるを得なくなっていくのか、このあたりの物語展開が楽しみです。
万が一、市蘭が逆境の戦いを強いられたとしても、きっとキャプテンマークを巻いている彼がまた何かを見せてくれて、チームを正しい方向へと導いてくれる・・・そんな描写にも期待してみたいです(そういう展開にならないのが一番なんですけどね)。
それと、読んでいてひとつ思ったんですが、市蘭ってシンゴの1トップじゃなかったんですか・・・?
確か、前回の美浜戦は試合途中でシンゴとキヨハルの2トップにする・・・という話をしていた記憶はあるんですが、テルヒサが単行本だとFWになってるのでそれで2トップ・・・? あれ、後で確認し直してみます。
※
□ LOST MAN
最近の『LOST MAN』も本当面白い。
今連載中の作品で3つ好きなのを挙げてくれと言われたら、(他にも面白いと思ってるのはあるけれど)ジャイキリとエンボイ、そして今の『LOST MAN』を私は選びますね。
・・・
サー・チャーチルの存在感がすごくいいですね~。
ただ黙って試合を見てるだけなのに、マツモトを冷や汗が止まらない状態させる沈黙の威圧感!
「質のいい嫉妬は人を成長させるものだな…
お前は少し変わってきたな」
所詮はシンプソンの当て馬でしかないのか・・・と、私も思ってたりしたんですが、決してそんなこともなく、監督としてマツモトのことをしっかり見てくれていたという描写を見て、ちょっとニヤニヤとしてしまいました。チャーチルの本音はどこにあるのか分からない、けど、その分からないところが面白い。
シンプソンは露骨に狙われ削られまくっているわけですが、そこから、チャーチルはどんな采配を振るってくるのか。来週以降がすごく楽しみです。
※
□ コラソン ~サッカー魂~
「W杯に出場するすべての国が日本のW杯出場を心から願っている
なぜなら 皆W杯の予選リーグで日本と同じグループに入りたいからだ!」
そうやって、選手たちの闘争心を高めるヘルマン監督のやり方は面白かったですね。
・・・けど、あの台詞、酷いも何も日本代表の世界の中での立ち位置として、それが妥当と思えてしまうところが何とも悲しい(いや、もちろん応援しているし、日本だってこれだけやれるんだぜってところを見せてほしいと願っていますけどね)。
W杯予選は残り3試合のうちに最初のサウジ戦。
凌駕がスタメンに名を連ね、チームとしてまとまった状態とは言えないけれど、試合の中で何かをつかんでいくことができるのか。まずは、どんな試合の入り方になるのか注目したいです。
※
□ キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA
このシリーズの前編、『日いづる国のジョカトーレ』の単行本は、上下巻で5月21日発売ようやく発売になります。要は、ワールドカップシーズンに合わせて、発売を待っていたということのようですね。
今週号は、高橋陽一先生のスペイン取材記が掲載されています。
読めば、作中何にインスピレーションを得てそれを描いたのかといった部分も見えてくると思うので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
本編の方は、大ゴマ連発であっという間に読み終わってしまいました。
翼くんお得意の相手と同じ技をやり返し、ブロックされたボールを起点に前方回転したものの、技を盗まれたナトゥレーザも当然のごとくそれを読んでいて・・・この先どうなる?
※
□ T.R.A.P
記憶喪失で、サッカーだけが唯一覚えていたものって・・・。
トラップのスタイルの違いって、作品タイトルと何か関係があるのでしょうか?
この作品については、もうちょっと静観して見守っていきたいです。
※
□ うるとらスーパーさぶっ!!
シュンスケと本田様、シンジとイナBも面白かったんですけど、最後一番おいしいところを持っていったのはミョージンはんネタだったのかなと(笑
キャプテンマークとかは見えてるのに、なぜかユニフォームを着てしまうと姿見えなくなってしまうって・・・ことは、キャプテンマークだけが見えてる時ってつまりは全裸・・・ってことっすか?
コメント
油断大敵 今度の敵は・・・。
コメントありがとうございます。
慣れない布陣を敷く相手に、後手を踏むのは逃れられそうにないですね・・・。
しかし、物語としてのぐっと引き込む仕掛けを作るのは、
古谷野先生の最も得意とするところ!
きっと彼らなら、今の状況を乗り越えてくれると思いますし、
そのプロセスをどのように描いていくのか、
今後の展開が楽しみですね。
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こんばんは。
今度の敵は、自分自身・・・。
特にディフェンス陣にとっては
自分との戦いそんな気がしました。
結構ベタなお話ですが
それはぐっと引き込む仕掛けがあることを期待しています。
脇坂はかわいそうな役回りですね。
今回もお話の展開上・・・。ワッキーの目論見いつも外れるもんね。
美幕は、わざわざ市蘭の試合を観に来ているくらいだから、十分市蘭を研究している。勝つためにね。
前半は後手後手になると見た。