【読み切りプチ雑感】『岡崎慎司物語』(前編) / 原作:工藤晋 漫画:佐久間力
2010.04.07 19:11
現在発売中の月刊少年ライバル2010年5月号(厳密には、5月号付録の5.5月号)に掲載されている『岡崎慎司物語』のプチ雑感です。
『岡崎慎司物語』は、5月号(前編)と6月号(後編)の2回に渡って合計150ページが掲載されます。
原作の工藤晋先生は、4月14日発売の週刊少年サンデーに短期集中連載される『闘莉王物語』の原作も担当されていて、日本代表関連で言うと、以前月刊少年ジャンプに掲載され単行本化もされた『中村俊輔物語』の原作も手がけている方。
そして、漫画担当の佐久間力先生は、説明の必要もないかもしれませんが、月刊少年ライバルで『MAGiCO』を連載中。その『MAGiCO』の連載を休んで、今回は『岡崎慎司物語』を描かれています。
・・・
今月号は、前編ということで、岡崎選手の高校時代までのエピソードが描かれています。
とは言っても、幼少の頃からのサッカー人生全体をサラッと振り返るというものはなく、最初にプロローグとしてワールドカップを決めたウズベキスタン戦のシーンがあって、その後は、岡崎選手の代名詞とも言える“ダイビングヘッド”に冠するエピソードを描いた中学生時代、そして、キャプテンとして過ごした滝川第二高校3年時のエピソードと、ある程度ポイントが絞られたものとなっています。
セリフはないですが、岡崎選手が3年の選手権で対戦している星陵高校時代の本田圭佑選手も登場してたりします。あと、滝二の後輩のデカモリシもヘッド決めてるシーンが1カットありますが・・・、Jリーガーなんですしもうちょっと注釈とかで触れてあげてほしかったです。
漫画本編の他にも、岡崎選手と佐久間先生の対談も掲載されていて、漫画にならなかった部分はそこで補うことができるので、併せて読んでみて下さい。
私は、岡崎選手の過去話についてはあまり知ることなく、『岡崎慎司物語』を読みましたが、感想としては、キャラといいプレースタイルといい、昔から今のイメージそのままだったんだなーってことですね。
恐れることなくゴールに向かって泥臭くがむしゃらにプレーする姿と明るいキャラクターといった部分は、わりと漫画向きなところもありますが、そのあたりもよく表現されているんじゃないかと思います(特にあの顔芸は反則だーw)。
続く来月号、後編では清水エスパルスや代表でのエピソードがメインで描かれていくものと思われます。後編では、どんなエピソードを取り上げていくのでしょうか。
今月号のライバルは、シュリンク包装されていて、“読みたければ買う”しかないのですが(単行本化も現段階では不明)、興味のある方はチェックしてみて下さい。
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