『サッカーキング 1』 / 忍野慶殊
2007.04.10 00:10
予告通り、先日購入した、『サッカーキング』の感想です。
『オーレ!』2巻の感想については、もうしばらくお待ちください。
万年1回戦負けという月峰中学のサッカー部に所属している主人公・加藤志哉が、練習試合に負けたら、部全員 退部という危機を乗り越え、必殺シュートを武器に、勝利を目指して奮闘していく・・・みたいな感じのお話です。
"必殺シュート"という言葉があるように、 まったくもってサッカーのリアリティを求める作品ではありません。
その"必殺シュート"も、『キャプテン翼』をはじめとした、ズバ抜けた身体能力を生かした"ありえねぇ・・・"的なトンデモプレー というものではなく、ギャグマンガ的なアイデア勝負という路線で、イメージ的には、『シャンペン・シャワー』の"秘技"の方が 近いのかなって思います。
正直、マンガとしては、私の感性には合わない、作画も、表紙のイラストはいいですが(いかにも、サンデーっぽいって印象はしますが) 、中身はスポーツマンガと見ると、ちょっと・・・という感じで、自分の読みたいサッカーマンガ像からは、 外れてしまっています。
ですが、"必殺シュート"は、ギャグで終わってしまうところもありますけど、ときに、重要なゴールになることもあり(笑)、 "必殺シュート"のアイデアの部分のギャグを素直に楽しめる(楽しめそう)ならば、 読んでみてもいいかもというのが、個人的な感想です。
参考までに、その"必殺シュート"について、いくつかあげてみたいと思います。
まずは、最初に登場したのが、審判にシュートをぶつけ、その跳ね返りをそのままゴールに押し込むという、
"ジャッジメントストライク(審判の雷)"(シュート後一発レッドで退場)
次に、シュートを空振りしたと見せかけておいて、敵のタイミングを狂わせ、その反動から、その名のごとく、かかとおとしをかましてシュートを打つという、
"ネリチャギ(かかとおとし)シュート"(見事に決まり決勝点に、だけどその後見破られる)
それから、ボールを高く蹴り上げて、そこから天然記念物のイヌワシを口笛で呼んで、シュートを決めさせるという、
"イーグルショットにーゼロいちゼロッ"(反則w)
など、他にも"必殺シュート"は出てきます。
そこは、読んでみたい人のお楽しみってことで(笑
なお、作品は、1巻では完結しておらず、裏表紙の裏側のカバー部分には、予告があるのですが、そこには・・・
"この1巻が売れないと、2巻は出ないらしーいよ"
と、主人公が言っているのですが・・・
1巻が発売してから、すでに、5年が経過してるのですが・・・
つまりは、そういうことみたいです( ̄▽ ̄;)
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