今週の連載雑感(2010年3月29日~4月4日)
2010.04.04 23:56
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- コラソン ~サッカー魂~
- 龍時
- うるとらスーパーさぶっ!!
□ ANGEL VOICE
先週、私ひとつ見落としてたこと(認識してなかったこと)があったんですけど、退席処分になった窪田先生に声をかけたのは江崎だったんですね。なんかこのへんも、古谷野先生の心憎さを感じる。
六原学館の得点シーンは、市蘭のDFもしっかり対応できていたけど、その上を行くプレーでゴールを決めたといった感じでしょうか。
窪田先生が心震えてる描写があったかと思ったら、六原学館のメンバーたちが喜びを爆発させてたというシーンがあって・・・このあたりも良かったです。敵役の描写とはいえ、ニヤリとしてしまいます。
8点を失った後の一矢を報いた六原学館の一撃。
たった1点を返しただけなのに喜びを爆発させる六原学館の選手たちに、首をかしげる市蘭のイレブンだったけど・・・
「そうっ!! 相手が強いから」
「オレたち…… 強くなったんだなぁ」
こういう地味なところで、自分たちが“強い”と思われる立場に成長したことを実感させる描写というのがまた、じわじわっとくるものがあって、エンボイらしい良さだよなぁと思います。
さて、市蘭は続く2回戦も4-0で勝利し、次は美浜学園幕張との再戦。
いやぁ、この再戦はすごく楽しみです。
彼らもまた、市蘭イレブンに触れたことで、新しいステップを踏み出していったチーム。
そういった意味でも楽しみですし、同じ相手と再戦を描くのも作中では初めてのこと。
お互いに成長したこの両チームがどんなサッカーを見せてくれるのか、早く来週号を読みたいですね!
※
□ LOST MAN
扉絵のカラーがカッコいいですね。
久々の詩乃のカーリーの絡みが面白かったです。
普通に考えれば、日本語と英語で詩乃の言ってることはカーリーには伝わらないだろうと思うのですが・・・(詩乃が英語であんなひとりごと言うとも思えないし、カーリーも日本語を理解できるとも思えない)
「おかまだけにかまってられないって?」
(あたしうまいこと言った)
と詩乃が言って、カーリーに叩かれてるシーンに関しては・・・
「なんか今伝わったぞ…… 言葉の壁越えたぞコラ……」
ジャイキリのクロとハウアーのやり取りのような形をイメージして、笑ってしまいました。
・・・
一方で試合の方は、マツモトは残念ながらベンチスタート。
今までいたチーム違って、そんなに甘くはないか。
んで、やっぱり、草場先生の描くサッカー描写が面白いです。
実際にプレミアリーグを見ているような・・・と言ったら言い過ぎでしょうが、そういった迫力と緊張感は誌面を通して伝わってくるし、私は面白いなと思います。
名前を文字ってはいるけど、実在選手と思しき選手たちも多くいるので、プレミア好きな人にもも楽しめる要素はあるかもしれません。
あからさまなシンプソン潰しを見せるプールC。
それを華麗にかわすシンプソンですが、それが90分持続できるとは思えないですし、この後マツモトも絡んでどのように試合が展開されていくのか、続きを読んでいくのが楽しみです。
※
□ コラソン ~サッカー魂~
塀内先生は意図的にやってらっしゃるんだと思いますが、日本サッカーに対するテンプレ的なイメージを皮肉って描いてますよね。描きたいことのメッセージとしては、本当にすごくシンプルで分かりやすい。
ここから、登場人物たちのドラマをどう描いていくかですね。
ヘルマンいわく、プレーの面でも意識の面でも(?)、自分のレベルについてきてくれないチームメイトたちにいつも苛立ちを覚えているという中神(微妙に俊輔的要素が入っている?)に対して・・・
「動かすんだよ――――」
という言葉をかけるヘルマン。
凌駕のことをまったく信用してない中神ですけど、時間を重ねる中で、人間的に好きになれるかどうかは別として、ワールドカップを目指すという目的のために、いかにして凌駕を信頼してパスをラストパスを送るようになっていくのか。
このあたりのプロセスは楽しみにしています。
きっと、中神が本当の意味で凌駕のことを信頼し、ラストパスを送るようになった時、塀内先生は最高のカタルシスを感じさせてくれるはず。
凌駕の言葉が胸に突き刺さっているように見えるの醍醐が、中神の心を溶かすひとつのきっかけになっていくのかな気がするのですが、ここからどのように物語が動いていくのか、塀内先生の描く人間ドラマに注目したいです。
※
□ 龍時
せっかくリュウジがもぎ取ったフリーキックのチャンスにも誰も上がって来ずか・・・。
雰囲気に呑み込まれてしまっているベティスの選手たちですが、その流れを断ち切るために、自らアグレッシブな動きを見せるリュウジがどんな活躍を見せるか楽しみです。このへんは、コミック版オリジナルですが、少年マンガっぽい展開になってますね。
※
□ うるとらスーパーさぶっ!!
本田様祭りが面白かったー!
さぶっ!!内だと、CSKAの本田様は、いい人キャラが定着してますが、まさかあの通訳さんもここまで話が大きくなるとは(大活躍するとは)思ってなかったことでしょう(笑
そういえば、村山先生によると、過去の作品が電子コミック化されるようです。
単行本じゃないのがちょっぴり残念な気もしますが、単行本に収録されていないものも電子コミックで読めるみたいなので、続報が楽しみです!
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