今週の『GIANT KILLING』#154
2010.03.12 00:20
今週もとりあえず感想のみ、足早に更新します。
とにかく時間がないので、思考がうまくまとまりきってないままですが、ザーッと一気に行きます。
とりあえずストーリー部分まで更新。あともう少しだけ追記予定→本編前の雑談部分を書き直しました。
・・・
4月1日に『GIANT KILLING extra Vol.01』(予価800円)という、モーニングのムック本が発売されます。ツジトモ先生描き下ろしの表紙が素晴らしいですね。
内容の詳細については、下記の参考リンクよりご覧になって下さい。
目次ページの画像もあります。
ジャイキリ#1の再掲載、監督インタビュー、ジャイキリを読んでJリーグの試合を観てきたという岩本ナオ先生の漫画観戦記(?)、ジャイキリと同じ週刊モーニングに連載されている『ポテン生活』のサッカー(ジャイキリ?)版的な内容と思われる『ポテンサッカー』など、“ジャイアントキリング発サッカーエンターテイメントマガジン”と表記されているように、どちらかというとサッカーの部分を主体とした内容になっているものと思われます。
というか、目次を見ているとフットボールライフゼロの広告ページがあって、その編集長の方が文章も書かれてますし、過去にフットボールライフゼロにジャイキリ編集者のインタビューが掲載されたこもあり関係があることからも、本としての方向性としてはフットボールライフのイメージ近いものになっているんじゃないかなと、私は考えています。
ジャイキリアニメの直前の発売ということで、アニメ化を意識した方向性(ジャイキリアニメの設定的なものや、ジャイキリという作品自体を紹介するようなもの)を期待されてた方には、少々残念なものになりそうですが、私個人的にはかなり楽しみにしています。Vol.01とナンバリングされているので、続刊にも期待したいところですね。
またこのムック本が発売されたら、簡単な感想などを書こうかと思っています。
(参考リンク:えっ、ベルカンプと岩本ナオが一冊に!? 『ジャイキリ』ムックの全貌が公開!)
・・・
そして、もうひとつ。
3月21日、日立柏サッカー場で行われる柏レイソルvsアビスパ福岡にて開催される、「GIANT KILLING×REYSOL カレーパーティー」の詳細情報が柏レイソル公式サイトに掲載されたので、紹介しておこうと思います。
「GIANT KILLING」に登場するキャラクターとタイアップした、『GIANT KILLING×REYSOL オリジナルカレーの販売』をはじめ、キックターゲットにご参加いただいた方先着300名様に「ジャイキリステッカー」をプレゼントする『ジャイキリ×キックターゲット!』や、『GIANT KILLING 複製原画展』を実施します。
また、昨シーズンご好評いただいた、『太陽スポーツ新聞vol.15 ~日立台でしか手に入らない、あなたが主役のスポーツ紙~』も「GIANT KILLING×REYSOL」仕様のフレームを盛り込んで、再登場!さらには、当日GIANT KILLING内に登場するマスコットの「パッカ君」がJリーグ初登場し、レイくんと一緒に当日のイベントや、会場を盛り上げます。
イベントの詳細は、長くなってしまうので、リンク先の記事をご覧になってください。
フードコートで販売されるカレーの種類は5種類+カレーパン1種類で、それぞれETUにちなんだものとなっています。その他、オリジナルステッカーがもらえるキックターゲット、複製原画展、パッカくん登場&撮影会などなど、本当見ていてびっくりしてしまうほどの内容の充実振りです(雨天中止の可能性や、一部イベントは参加人数制限があるので要注意!)。
いやー、こういうの見てしまうと、行きたくなってしまうのですが(パッカくんとか見ていい大人なのに周囲に白い目で見られるほどはしゃいでしまいそうで怖いわw)、私個人がいけるかどうかは、まだちょっと・・・週の中頃にならないと分かりません。普段は、マンガの感想を書いてばかりなので、たまには、レポみたいな記事も書ければブログ的にも面白いかなと思ってるんですけどね・・・。さて、もう来週の話なんですが、どうなりますか。
(参考リンク:【3/21福岡戦】『GIANT KILLING×REYSOL カレーパーティー』)
シーズン後半に向けて始まった夏季キャンプ。
「いやー 暑いねー 夏だね――
ってなわけでスイカ割りっぽいことでもやろうか」
果たして、キャンプ初日どんなメニューが行われようとしているのかー・・・といったところから、今週号は始まっていきます。
・・・
「うわっコエーよ…」
「マ…マジでやんのかよコレ」
という選手たちの言葉が聞こえてくる中、行われようとしているスイカ割り風味ミニゲーム。
その概要は、あみだくじによって2人1組のペアを作り、ひとりが目隠しをしてミニコートの中でサッカーをし、もうひとりがその目隠しした選手に対して指示を送る・・・まさに、スイカ割りの要領でサッカーをしようというもの。
初めてのことに、選手たちは戸惑いながらもゲームが始まっていきます。
指示する側はみんなが一斉に指示を送り、コートにいる選手たちは目隠しで何も見えない状態なため恐る恐る前に進んでいるという状態。
そして、前が見えないことをやたらと不安がる夏木は、不意に椿と腕同士が触れ・・・
「うぎゃあああ!!!」
と、大声を上げます。
その夏木のオーバーなリアクションにびっくりした椿も・・・
「ワアアアア!!!」
釣られて大声を出して驚きます。
そんな様子を見た達海は大爆笑。
笑いながらも達海は、こんなことでも怪我する可能性が十分あるから、指示する方はしっかりと理解できるように伝え、プレーしてる方も指示が分かりにくければ文句を言ってけよとアドバイスを送ります。
・・・そんなこと言ったって、これは相当に難しい!
選手たちの心の呟きが聞こえてきます。
そんな中、チーム最年長のGK・緑川は、何か閃いたようで、ペアを組む赤崎に指示を送ります。
「お前のいる位置は相手陣内に2歩ほど入った所 中央よりやや左よりにいる
身体は自分のゴールのほうを向いている そのイメージを覚えとけ!」
「ボールは今相手陣内に入った!
そのまま身体を左に90度傾けろ! ゆっくり前に進むぞ!・・・」
と、具体的で分かりやすい指示を送っている緑川。
その事に関して、松ちゃんは、緑川が普段からゴール前でコーチングしているからだと理由付けていますが・・・
「そうだね でも大事なのは
何で上手くコーチングが出来るかってことだよ」
キーパーがフィールドプレーヤーと違う点・・・
それが分かってくれば、このキャンプで俺がやろうとしてることの意図が見えてくると、ヒントをほのめかす達海。
そうしているうちに、緑川の指示を受けて動いた赤崎はゴールを決めます。
ゴールを決めた、赤崎・緑川ペアは罰ゲーム免除と言う達海。
何考えているか分からない達海の、得体の知れない罰ゲームの存在を恐れる選手たちは、とにかく真剣にやらなければと、ミニゲームの取り組みへの意識を高めます。
しかし、そんな中で、キャプテンの村越は、達海のやろうとしていることには意味があるんだろうと理解をしながらも、今ひとつ真剣さに欠けるキャンプのメニューには不満を感じていました。そんな村越の様子は、達海もしっかりとチェックしています。
・・・
「いやー… 変なキャンプ初日だねえ
あんなことやって敵作んねえのか達海は」
キャンプの様子を外から見ている永田兄弟のところにやって来た笠野さん。
副会長は(敵を)作ってるよその証拠に俺がイライラしとると主張しますが、そうは言いながらも副会長職を辞さない永田弟。
心配そうに見守る会長と広報の親子。
自らの連れてきた監督を信頼しきっているように振る舞うGM。
選手たちの反応は様々・・・
笠野さんから見た現状のETUは、一枚岩というにはまだもうひと頑張りが必要と認識しているようです。
・・・
そうして、少しずつ様になってきた感のあるスイカ割り風ミニゲームを終了させる達海。清川や世良といった選手たちの反応は、やっと終わりか、身体よりも頭が疲れたといったもの。
ミニゲームが終了した選手たちに、達海はプールで泳ぐよう指示を出します。
さらにゴールを決められなかったペアは罰ゲームとして300メートル泳ぐよう言う達海。
しかし、達海はゴールを決められなかったペアばかりでなく、村越にも罰ゲームを受けるように指示。
村越・杉江ペアは、杉江がゴールを決めただろうちゃんと見てたのかと文句を言う黒田。それに対し達海は、まずは、なんだかんだ言っても楽しそうにやっていた黒田を茶化し、やる気なさそうでも要所ではしっかり働き結果を出した王子についても触れながらも、村越のやる気のなさを指摘します。そんなんじゃ若手に示しがつかないから罰ゲームであると。
さらに達海は、どうせ東京Vとの力の差を見せ付けられた後にこんなことやっていていいのだろうか・・・と、チーム全体のことを考えていたのだろうと、村越の胸のうちを見透かした発言をします。
それに対し黒田は、俺達はピッチの中で痛感させられたけどあんたは何も感じなかったのかと、達海を問い詰めますが・・・
「そんじゃあさ…… 逆に聞くけど
その強豪との差って何?
選手の個人能力の差? 優勝経験があるないの差?
残念だけどそこでの差は1日のキャンプを組んだ程度で埋められるもんじゃない
だけど試合に勝つためのチーム力…
全部ひっくるめた総合力というんだったら
俺はその差は十分埋められると思うよ
このキャンプはそのためにやってる 無駄なことなんてひとつも無い」
と、答える達海。
・・・ひとつも無いってのは嘘かもなと、松ちゃんの方も見ていましたが(笑
選手たちにできるって確信があるからやっている。
だから、騙されたと思って俺を信じろと・・・ということで、話を締める達海。
そんな達海は、明日からいなくなるようで・・・?
当然のごとく、そのことを選手たちから激しく追求されるわけですが・・・
「えーっとね……
いるといえばいるけど いないといえばいない
まあ明日になりゃわかるよ ニヒヒ
それじゃひとまず解散――」
そう言って、その場から立ち去る達海。
あからさまに何かを企んでいる達海の態度に、選手たちが振り回されているリアクションを描いたところで、今週はここまどとなります。
■ 私的雑感
スイカ割りのようなものの正体とは・・・
あみだくじによってペアを決め、ひとりは外から指示を送り、もうひとりは目隠しをした状態でミニサイズのコートの中でゲームをする。要は、スイカ割りの要領でサッカーのミニゲームをするというもの。
いろんな意味で興味深く面白いものだなぁと思いました。
指示を送る側は、コート全体の状況を把握し、相方がどうすればいいのか的確に伝えなければなりません。的確に伝えるということが非常に難しく、しっかりと論理的に考えて、分かりやすい言葉で表現しないと相手には伝わらない。
指示を受ける側の方は、相方の言葉を的確に理解して、目隠しされてる状態なのでその言葉を信じて(ナッツじゃなけど、そりゃあ怖いよねw)、素早く行動に移すことが求められる・・・。
今週号を見ていて、結構前に読んだサッカーと言語技術教育に書かれた本のことが頭に浮かんでました。言語技術の話ついては時間がないので省きますが(そういう本が実際にあるので、興味のある方は調べてみて下さい)、ロジカルコミュニケーションってのは、私が一番苦手なもののうちのひとつだー(苦笑
タッツミーは、このスイカ割り風ミニゲームの中で、ピッチ全体の状況を頭に描きながらプレーする意識と、論理的に考え言葉で表現させることを見つけさせることで、相互理解・コミュニケーション密度を高めていこうとしてるのではないかと・・・上手く考えがまとまりきってないのですが、そんなようなことを感じました。
コシさんが、スイカ割り風ミニゲームに乗り気じゃないのは、真面目なコシさんの性格もあるんでしょうが、シーズン後半に向けたキャンプなのに、内容が未だチームのベース作りの段階にあることが気に入らないんだろうなと思います。
でも、現状としては、今のETUはまだ自力を高めていく段階だと私は思いますし、タッツが監督なって少しずつでも着実に変化が見え続けている状況なのだから、上を目指したい気持ちは分かるけど今は辛抱する時ではないかと思うんですよ。というか、土台作りの1年を経た2年目に入っても、チームとしての組織が整理し切れてないクラブだってあるというのに!(苦笑
シリアスに考えるところがコシさんらしいと思うし私の好きなところではあるのですが、今のコシさんに必要なのは、もっとフットボールを純粋に楽しむことなのかなぁとも思う。
とりあえずそんな感じで、後で時間が取れた時に、もう少しじっくりと考えてみます(苦笑
それにしても、目隠ししながらピッチをさまよう選手たちの姿は、見ていて笑ってしまいます。
特に、ナッツとバッキーがぶつかったシーンは、タッツじゃないけど声だして笑ってしまいました。あのコマだけを見ると、「どんなプレーなんだよ?」とすら思ってしまう(笑
※
キャンプが始まり、これまであまり馴染みのない背番号の選手などがいろいろと見受けられましたね。
そのあたりも、後々まとめ記事でやっておこうと思うのですが、とりあえず、顔は目隠しされてましたが今まで謎のままだった広井が28番だったということが分かりました(笑
他にも、今まで一度も見た記憶がないけど4番の選手居たのかーとか、12番の選手も顔ちゃんと見たの初めてだなーとか、24番とか25番とか31番とか・・・顔と名前はさっぱり一致しないけど、とりあえず、キャンプには26人の選手が参加しているようです。
このキャンプで、今まで150話以上、まったく空気だったなに突如存在感を示すような選手が居てほしいなと思ってたりします。活躍に期待したいです。
※
あとは箇条書きにて・・・
- ドリさんは、ポジション柄というのもあるのでしょうがさすがですね!
- 罰ゲームの中身は何だ?(笑
- 副会長も口が悪いけど、悪い人ではないんだろうなぁ。
- 一枚岩のようなチーム・・・そうしたいという気持ちはあるものの、今はまだまとまりきってないといった感じでしょうか。
- 王子がこのミニゲームをどのようにプレーしたのかが見たかった。
- 松ちゃんは、いつまでその格好をさせられるんだろうか・・・?
※
さて、来週以降の展開ですが・・・
キャンプ2日目には何が行われるのか。
何かしらの仕掛けがあることは、すでに先週の段階でほのめかされていますが、その正体は何なのか、続きが気になりますね。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
コメントありがとうございます。
その番組は見てないので何とも言えないですけど(番組自体は何度か見たことあります、浅田真央の回とか)、コミュニケーションが不足がちしてしまうのは、思考を上手く論理的に組み立てられず言いたいことを伝えきれないから余計にそうなる・・・というのがあるのかもしれません。というか、それは思いっきり私に思い当たる節があるってだけですが(苦笑
欧米では一般的に導入されているらしいですが、日本では導入されていない言語技術教育。サッカー協会としてなのか田嶋幸三さん個人の話なのかは分かりませんが、日本の国語教育に言語技術を取り入れてほしいとお願いしたら、実現までに10年20年かかるということを言われたらしいです(だからセミナーを開いてるのでしょうかね)。
本田様がそのへんに長けているというのは納得です。
逆に、シュンスケは、言語技術という点では苦手なんだろうなぁ・・・と、本田様とシュンスケの代表での関係を見ているとそのように考えてしまいます。
言語技術に関しては、本当私自身も身につけなきゃなぁと常々思っております(苦笑
『GIANT KILLING extra』
『GIANT KILLING extra』
http://morningmanga.com/news/626
表紙が達海!楽しみです・・・。
4月は、単行本14巻もあるけど
一番楽しみは「ANGEL VOICE」15巻4月8日デス
ジャイキリ増刊楽しみですねー。
Vol.1とナンバリングされているので、
継続的に発売されそうなのが嬉しいところです。
そして、ヒロナオさんの活躍ぶりが収録される
『ANGEL VOICE』15巻も楽しみです!
両作品とも毎週連載でじっくり読んでますが、
単行本で読むとまた違った面白さ(発見)があるので、
発売が待ち遠しいです。
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そういえば、1ヶ月くらい前NHKの「AtoZ」っていう番組で
日本がW杯のドイツ大会で負けたのはその「言語技術」やコミニュケーションが不足が原因だということを言ってました。その番組には冒頭に
オシム前監督も出演していました。
いまサッカー協会ではそういうことにも着目してセミナーを開いているみたいで、田中誠選手とかも参加していました。
で、今現在の代表の中で、その能力に長けているのは
本田(オレ様)ケイスケくんなのだそうです。