今週の『GIANT KILLING』#152
2010.02.25 21:19
【緊急追記】
ジャイキリファンにはスペシャルなコラボ企画の話があったので、その件について追記しておきます。 ジャイキリとは、連載開始前から非常に縁の深い柏レイソルとのコラボ企画です。
3月21日(日)に行われる柏レイソルvsアビスパ福岡(日立柏サッカー場)にて、「レイソルホームパーティー」として、『GIANT KILLING(ジャイアントキリング)×REYSOL カレーパーティー』というのが開催されるそうです!
イベントの概要については、下記のリンクよりご覧になっていただきたいのですが、この企画非常に豪華なものとなっていまして、コミックキャラクターとタイアップしたオリジナルカレーの販売やジャイキリの原画展、プレゼントや限定グッズの発売などもあるようです。
その中でも特に気になるものが、「Jリーグ初!GIANT KILLING内のマスコット“パッカ君”が日立台に登場!」というもの。ま、まさか、本物のパッカくんが・・・?(これには、この手の企画に定評のあるフロンターレの広報は激しく嫉妬してるんじゃないかと勝手に想像してみるw)
とにかく、企画としてはすごいものだと思うので、興味のある方はとりあえずリンク先チェックしてみて下さい。
日立台は、ETUの隅田川スタジアムのモデルとなっていますし(それを抜きにしても、ピッチとスタンドが近い日立台でのサッカー観戦には興味がある)、原画展もパッカくんも見てみたい。私の応援してるクラブもその日はアウェイでのゲームですし、ちょっと行ってみたいかななんて思ってたりもします。誰か私を招待してくれもいいんですよ?
イベントの情報に関しては、3月上旬に改めて詳細を告知するとことで、またその時点になったら取り上げてみたいと思います。
(参考リンク:【3/21福岡戦】『GIANT KILLING×REYSOL カレーパーティー』「スペシャルジャイキリシート」観戦者募集のお知らせ)
【追記終了】
先週号にて、2010年分のジャイキリシートの要項と3月前半分の募集がありましたが、今週号では3月後半分の募集が掲載されています。興味のある方は、チェックしてみて下さい。
(参考リンク:ジャイアントキリングシート2010)
ジャイキリシートの募集が始まったり、選手名鑑が発売されたり、プレ・シーズンマッチが行われたりと・・・、来週末から始まるJリーグの開幕が迫ってきているんだなぁと実感します。
それぞれ贔屓にしているクラブを持ってる方もいらっしゃるかと思いますが、今年はどんなシーズンになっていくんだろうかと、シーズン開幕がすごく楽しみで気持ちが昂ぶってきます。私は、某赤いクラブを応援していますが、今年は昨年以上に手応えが感じられるシーズンになればいいなぁと思ってます。
話は現在へと戻り、これからのETUについての話をする達海と笠野さん。
さて、今週はどのように話が進んでいきますでしょうか。
・・・
「それは何も… 昔話だけしに来たわけじゃねえんだよ
俺はさ… これからのETUのための
垣根を越えた意見をあんたに訊きに来たんだよ笠さん」
リーグ前半最終戦の東京ダービー。
東京Vに実力の差があることを見せ付けられる形で終わったETU。
ここからシーズン後半に向けて、チームをよりステップアップさせていくため、次の日から合宿に入っていくことになるわけですが、そのキャンプの内容について、笠野さんにアドバイスを求める達海。事前にリストアップされた補強リストを見て、笠野さんが現状のETUをどのように捉えているのかというのは大体理解しているようですが。
それに対し、笠野さんは、自分を買い被りすぎだ、今の自分はGMではないし、周りから薦められた選手をとりあえずまとめただけだと答えます。ですが、その補強リスト内容は、達海の考えと大まか同じものだったようです。
ETUっていうクラブ全体の話など、訊きたいことは他にもあると言う達海。
達海は、話の中で、永田会長が危機感を抱いてるのは確かなようだけど、自分がどうすれるべきか分からなくなっている、過去の経験から保守的になってしまうのは仕方ないとは思うけど、だからってそれを俺に託されても・・・と、心情を笠野さんに話します。
「だからってそれを俺に託されてもなぁー…」
この言葉に強い反応を示す笠野さん。
どうやら、笠野さんには、今の達海とすべてを背負い込もうとした10年前の選手時代の達海の姿とが重なって見えてしまったようでしたが・・・
「何から何まで背負いやしないよ」
と、その心情を見透かしたかのように答える達海に、思わず顔を見上げ見つめる笠野さん。
自分はあくまで監督なのだから、自分が背負うのは現場のみの話。
でも、クラブの発展のために思ったことはきちんと言う。
各々の垣根を越えて自分の役割以上の仕事をするのは自分が憧れるクラブの形だから・・・と話す達海。
達海は話を続け、そのためには「それらの意見を取りまとめるような人が必要」で、さらに、単に人に意見を拾って集めるのではなく、向こうから自然と集まってくるような人・・・
「きっとさ自分の話を聞いて欲しくて言ってくるんだ
この人なら自分の意見を形にしてくれるんじゃないか…
そう思わせてくれるだけの器と……
信念を持った人がETUには必要なんだ」
と言う達海。
その様子に、何かを感じている笠野さん。
「俺はかつてそんな人が作ったクラブを愛してたよ
そしてその人の信念が死んでないことも知ってる
だってさ…
俺が十分上位を狙えると思ってるこのチームの選手の大半は…
その人が連れてきた奴らなんだぜ??」
この達海の言葉に、何かが目覚めた様子の笠野さん。
笠野さんは10年前、あらゆる人たちが気さくに自分に声をかけてくる、アットホームでフレンドリーなかつてのETUの姿を思い出していました。
そして、今シーズンの開幕戦で自分が目にしたものが頭に浮かび・・・
「感動したよ
プレシーズンマッチで選手達と…
監督してのお前の姿を見た時は…
あの瞬間… 死んでも悔いはねえと思ったね
俺にとってはそれほど価値のある光景だった
でも あれより感動できる光景があるんだとしたらよ
死んでしまうにはまだ勿体ねえかもしんねえな」
と、ジャケットを肩にかけながら立ち上がった笠野さんは、「俺にできることなんて限られてるぞ」と達海に言います。それに対し、ないよりはいいんじゃないと返す達海。
自分の求心力は確実に落ちてるから昔のようにいかないぞという笠野さんに対しては、「大丈夫だよ 笠さん昔からうさん臭いから」と返す達海。
さらに笠野さんは、あくまで自分はスカウトという立場であることを強調しますが、これも、適当に聞き流そうとする達海。真面目に話そうとしているのにそれを茶化そうとする達海。笠野さんもいい加減に・・・といったところで、「いいよいいよ」と言う達海は・・・
「笠さんに任す」
10年前、夜の練習グラウンドで言った言葉を返すのでした・・・。
・・・
場面は、ETUのクラブハウス。
ちょうどクラブハウスから出てきた有里が見たのは、「旅人」に会いに行くと書き置きを残し姿をくらませていた達海の姿でした。
有里が「達海が帰ってきた」ことをクラブハウス内に居る皆に伝えると、会長、副会長、後藤、広報部員君と・・・、達海のことを心配してた様子で出てきます。
そして、そのクラブハウスに居た皆が見たのは達海の姿だけではなく・・・、久しぶりにクラブハウスに戻ってきた笠野さんの姿がそこにはありました。驚きの様子を隠せない人たちに対し・・・
「俺も歳くっちまってよ
日本中歩き回んのも結構足腰にくるんだよな
だからこれからは たまには帰ってくるようにするわ」
と、伝える笠野さん。
皆がその様子を見つめる中、閉じていた瞳を開いた有里は・・・
「お帰り笠野さん」
という言葉で迎えたところで、今週はここまで。
この続きは、また来週となります。
■ 私的雑感
泣けたし、いい話でしたねー今週は。
かっさんの10年前の回想や、スタンドから見た開幕戦での思い、そして、かっさんがクラブハウスに戻ってきて「お帰りなさい 笠野さん」という言葉をかける有里のシーンなんかは泣けてきます。
過去の過ちは、決して消すことはできないし、絶対に忘れてほしくはないけれど、過去は過去として、かっさんにはこれからのETUを築いていくために頑張ってほしいなと願っています。
負い目があって、なかなか首を突っ込みにくい部分もあるでしょうが、でも、タッツミーに負担がかかりすぎそうになっている現状のETU内のバランスや、特に他力本願となりがちな永田兄弟に対しては遠慮せず言うべきことは言った方がいいのではないでしょうか・・・と私は思う。
タッツミーの方も、「いいよいいよ 笠さんに任す」のシーンは、あぁここでこうなるのかーと思いましたが、その時のタッツの表情具合を見ていると、少し感極まってるようにも見え、やっぱり泣けてきましたね。かつての求心力が今はもうないとしても、かっさんが戻ってきてくれればそれで十分なんだといった気持ちもあるのかもしれません。
先週も書きましたが、読んでいくのが辛い過去編を経た後だけに、今のETUの新しい未来に向かっていこうとする、前向きで明るさを感じる空気というのは、それまでの反動もあるのだと思うんですけど、読んでいる私もなんだか嬉しくなってしまいワクワクしてしまう。そんな気持ちでいっぱいになれましたねー。
まぁ、ETUが本当に意味で、“新たな一歩を踏み出し始めた”と言えるのは、スカルズの問題が解決してからってことになるのかなと思いますが(そのへんの描写にも注目してるし、期待もしてます)、今後の展開が楽しみです。
※
さて、来週以降についてですが・・・。
リーグ後半戦に向けてキャンプが始まっていくのでしょうか?
いきなり試合シーンから始まって、キャンプで取り組んだことを振り返りつつという展開もありそうな気もするし・・・(その中に、サラッと中井がメンバーに居たりしたらきっと吹く)
まぁ、正直どうなるか分からないので、来週号を楽しみに待ちたいと思います。
タグ : GIANT-KILLING
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