サッカーマンガを読もう!

ひとりの"サッカー好き"が書く、主観的なサッカーマンガの読書日記。『GIANT KILLING』と『ANGEL VOICE』を猛烈にプッシュ中!

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今週の『GIANT KILLING』#150 

2010.02.10 21:18

木曜日は建国記念日で休日ということで、いつもより1日早い今週のジャイキリです!




「今のままじゃETUはお前を食い物にしてお前も組織も駄目になる
お前まで一緒に沈むことはない
お前は俺たちの光なんだよ達海
変わらずガキみたいに夢中になってボールを蹴ってよ…
俺たちを照らしてくれ ETUは俺が守る
だからお前はこのクラブを出ろ達海……」

ETUの現状を踏まえ、達海にイングランドへの移籍を薦める笠野さんのシーンで終わった先週号。ETUの過去編もいよいよ大詰めを迎え、今週はどんな物語が展開されていきますでしょうか。

・・・

今週号は、練習グラウンドでランニングする、ETUの選手たちを映した描写から始まっていきます。

ランニングをする選手たちの間で話題となっているのは、この日練習に参加していない達海の話。先日、強行出場した達海なだけに、再び足の状態を悪化させてしまったのではないか、夏キャンプやシーズン後半戦はどうなってしまうのか・・・など、達海の様子を心配する声が聞こえてきます。

そんな中、誰とも話さずひとり黙々とランニングをする当時ルーキーの村越は、(他の選手たちが)達海のことを心配する気持ちはわかるが、それよりも今は誰かがリーダーシップを発揮してチームを引っ張るべきだろう・・・

と、思いかけるも、達海の大きすぎる存在感は誰かが替われるものでもなく、自身も達海に憧れてETUを選んだのだから他人のことは言えない。今の自分にできるのは、少しでも達海に近づけるよう努力すること。

「今は色んなことが上手くいってないかもしれねえが……
必ずETUは巻き返せる……!
俺が成長して…… 達海さんが……
万全な状態になってピッチに帰ってきた時に……!」

と、自身の想いを胸に秘めていました。

・・・と、ここで、ETUのコーチングスタッフが、ランニングをしている選手たちに、いったん引き上げて集まるよう指示を出します。そばにいた、松ちゃんの表情は、とても険しいものがありました。

突然のことに、戸惑いながらも集まる選手たち。

そして、(作画上ではセリフは描かれてませんが)達海を中心に選手たちが集まり、“何か”を告げられ、驚きを隠せない様子の選手たち。

「そういうわけで皆お別れだ 今まであんがとな」

と、チームメイトたちに挨拶をかわす達海。
どうやら、ここでイングランドのクラブに移籍するという事実が、チームメイトたちに告げられたようです。

そうして、達海はあっさりとその場を去ろうとしますが、あまりに急すぎる展開に誰もが納得いくはずもなく、松本は達海を呼び止めます。そして・・・

「お前何だよその態度!
俺達同じチームでずっと一緒にやってきたんじゃねえか!
なのにいきなりこんなのありかよ!
大体なんでそんな大事な話…… 俺達に何の相談もなく決めてんだよ!!」

感情的になりながら、達海に問いかける松本。

一方で、一連の話を聞いていたサポーターから、練習を見に来ていた他のサポーターたちに達海の移籍話が広まり、衝撃を与えていました。その場には、有里の姿も。

再び、選手たちの描写に戻ると・・・
今度は横山が冷静に、チームを去ろうとする達海に状況説明を求めています。

すると達海は・・・

「ETUよりやり甲斐のあるチームからオファーが来たので移籍します
笑顔で見送ってもらおうなんて思ってないので
俺のことは忘れてもらって結構です
楽しかった
でも俺はもう次のチームのことしか興味がない 以上」

(感情を押し殺したような表情で?)そのように説明します。

そんな達海の言葉に何も言わずとも、ショックを受けていることが見て取れるチームメイトたち・・・。

「うっ… 嘘だろ!?
嘘だって言ってくれよ達海!!
お前に今出て行かれたら…… ETUはどうなっちまうんだ!
見捨てるような真似しないでくれよ! 頼むよ達海!」

・・・そして沈黙を破るかのごとく、とあるETUサポーターが達海にETUに残るよう懇願し、その叫び声が練習場に響き渡ります。

これには、達海も表情を見せず・・・

「ゴメンな じゃあね」

と、左手をあげて答えることしかできませんでした。
そうして練習場を立ち去ろうとする達海。

「見損なったぞ達海!! 仲間だと思ってたのによぉ!!
自分のことしか頭にねえのかよ!! もう知らねえよお前なんか!!」

去り行く達海の後姿に非難の言葉浴びせる松本・・・。

練習場から出た達海の前には、津川会長と香田がいました。
すれ違いさまに津川会長は・・・

「とっとと消えろ そして二度と私の前にその面を見せるな
忘れるな お前は私だけでなく
このクラブに係わる人間すべての想いを裏切って出て行くわけだ
お前はもうETUの星なのではない このクラブにとってお前はもはや
裏切り者なのだよ 達海」

達海にそのように吐き捨てます。

津川会長の言葉には耳を傾けず、ETUから去ろうとする達海は、笠野さんとのやり取りのことを思い浮かべていました(先週号のラストの続き?)。

「クラブってのはよ…… 木みてえなもんでさ…」

木が立つには土と水が必要で・・・
土は環境、すなわち地元のこと
水はサポーター
葉は選手など・・・と、上手い例えかどうかわからないとしながらも、持論を展開していく笠野さん。

「俺が考えるに……
クラブには二つの大切なものがあってよ…
ひとつはクラブとしての「信念」……
もうひとつは「理想」だよ」

と言う笠野さん。

クラブの「信念」の部分については、木に例えるなら幹、ブレてはいけない一貫したもの。今のETUにはそれが欠けていると笠野さんは言います。

これまでのETUに「信念」がなかったのは、目先の利益を追求しチームを振り回した津川会長ばかりでなく、人の意見を集めるだけで自ら動こうとしなかった自身にも非があったことも認める笠野さん。

そして、今後は自分がクラブの「信念」となり、自分の考えを前面に押し出しながらも、なおかつ、垣根を越えて意見を募ると、新たな方針を示します。達海には、お前みたいな思いは二度とさせないと、ETUの建て直しを誓います。

もうひとつの「理想」の部分については、達海を中心にみんなで楽しみ快進撃を続けた少し前までのETUの姿を示す笠野さん。

理想を持たなければ信念は貫けないと言う笠野さんは、達海と共にした一時の成功体験が、それを支えてくれるはずだと考えているようです。

チームに達海はいないけれど、達海抜きで全員で力を合わせ、あのコンセプトのサッカーを目指せばいいチームになるとする笠野さん(その前に、達海への依存体質を改善する必要があることについても言及していますが)。

とにかく、笠野さんは・・・

「お前は海の向こうでもプレーを楽しんで来い
お前の楽しんでる姿は新たなるETUを照らす光になる…………
木における太陽みたいなもんでよ…
いつまでも俺達の理想であってくれ 達海……」

安心して達海が新しい環境に飛び込んでいけるように後押しし、それを受けて、イングランドへと旅立とうとしているところで、今週はここまでとなります。




■ 私的雑感

予想されたこととはいえ、今週も読むのが辛い話ですね・・・。

コシさんの心理描写が最初にあって、そこからすぐにチームメイトたちとのお別れのエピソードが来るとは・・・。私は、先週号のラストでかっさんの言葉を受けて、決断まで少し葛藤するエピソードが入るかと思ってました。その場面が来ると分かった時は、緊張しながら読んでましたね。

コシさんもコシさんで、自身の飛躍を胸にしたすぐ直後にあんな展開が待っているなんて思いもしなかっただろうなぁ・・・。

それと、コシさんついでに先に書きますが、19ページ目の“依存しすぎた体質”うんぬん言ってるかっさんの部分を読んで、そういえばタッツミーがETUに戻ってきて、最初に取り組んだことは、コシさんに依存しすぎる体質からの脱却だったなぁということを思い出しました。

かっさんは理想像を語ってましたが、結局、この後ETUが2部に落ちて、そこから這い上がったのは、強い求心力を持ったコシさんがチームを引っ張っていったからというのもまた事実なんですよね(とはいえ、1部に復帰してからなかなか上にいけなかったのはコシさんへの負担が大きすぎたからなのでしょうが・・・いや、そこから2部に落ちずに踏ん張り続けただけでも十分すごいはず)。

今週を見ると、#6のタッツミーとコシさんとのやり取りが、改めて身に染みるなーという思いです。

タッツミーがチームメイトたちの前で、自らが憎まれ役になるような言い方を場面を見て、やはりあの場面は、お互いの関係を断ち切るためにはああするしかなかったのかなぁと、悲しい気分になりつつ読んでいました。というか、結局は自ら悪役を演じることになってしまうのかと・・・。

10ページ目のタッツミーは、私には気持ちを押し殺しながら感情のない棒読みのような言い方をしているように見えて、それに対するチームメイトたちの反応は、あまりに“言葉だけ”を真に受けすぎだろう・・・と思ってみたけど、実際には同じ状況になってみないと何とも言えないか・・・。このあたりも、もし後藤さんがETUに残っていてくれたら、違う展開があったような気がしてしまいます。

11ページ目のサポへの反応を見ると、やはり、タッツも辛い思いがあるんだろうなぁと感じずにはいられません。あの場面、チームメイトたちの沈黙の間があってのサポの叫びがまた何とも言えない空間を作り出していたように思います。

東京ダービーの頃のようにチームが絶好調で、好成績を残したシーズン後ならまだしも、今の状況下で移籍となると、「見捨てられた」となってしまうのは仕方がないところなのかなと。タッツがETUに戻ってきた時のコシさんのリアクションもわかる気がします。

そうまでしてでも、タッツミーがETUを出ることを決めたのは、やはりかっさんへの信頼があるからなのでしょう。

・・・ということで、かっさんのお話。

かっさんの言ってる、一貫したブレないクラブとしての信念を持つということは、私もすごく大切なことだと思います。・・・と言っても、それを築いていくことは相当に難しい(だからこそ、Jリーグで言えば、それを持ってる鹿島は一時的な過渡期があってもコンスタントに強さを発揮できるんだと思う)。

で、思うのは、かっさんがタッツミーに対して、ああいう発言をしたのは何とかしてタッツミーに安心して旅立たせたかったのか、それとも、本気でそれができると考えていたのかということ。

両方あるんだと思うんですが、それにしてもかっさんは、ちょっと楽観的に物を見すぎじゃないかと・・・。だからこそ、タッツミーが去った後のETUをまとめきれず、チームが完全に崩壊していくことになるのでしょうが・・・。

それと、かっさんの理想、20ページの言葉を見ていると、タッツがチームを出る時、良くない別れ方をしたとしても、イングランドでタッツミーらしいところを見せてくれれば、きっとみんな理解してくれるみたいな感じにかっさんは思ったのかなぁ。

まぁ、かっさんについて、先週も含めいろいろ書いてきましたが・・・
この当時のGMとしてのかっさんには、個人的にダメ出しをしたいですが(本当偉そうで恐れ多いですが)、選手を見る眼というは確かなものがありますし、現在のETUでかっさんが活きる分野で頑張ってほしいなと思います。

あとは、箇条書きで。

  • 松ちゃん、今まで見た中で一番怖い顔
  • 別れのシーンでは、タッツミーと深作を絡ませてほしかったというのが本音
  • こんな大事なことを、サポの聞こえるところで話すのもどうなのかと思う
  • 津川会長について書いたんですけど、アップする時自主的に消してしまいました。素でかなりムカっときたとだけ書いておきます。

さて、来週以降の展開についてですが・・・

ETUを去ることになったタッツミー。
ラストのアオリ文を見ていくと、次回はイングランドに渡る・・・?

個人的には、有里とのエピソードも改めて描かれたり、スカルズの話も来るかなと思ってたのですが(スカルズについては、崩壊するETUを描く中で結成話があったりするのかも?)、来週はどうなっていきますか。

タグ : GIANT-KILLING

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