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ひとりの"サッカー好き"が書く、主観的なサッカーマンガの読書日記。『GIANT KILLING』と『ANGEL VOICE』を猛烈にプッシュ中!

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『ANGEL VOICE 14』 / 古谷野孝雄 

2010.02.15 21:44




※ネタバレとなりうる要素も含んでいますのでご注意ください




実質、サッカー部の存続をかけた戦いでもある、東京の名門・帝稜高校との練習試合。一時は、1-4と3点のリードを許すものの、その後は巻き返し、試合は4-4の同点のまま後半ロスタイムに突入。

試合の残り時間も押し迫りラストワンプレーかといったところで、水内、所沢、脇坂、乾とつなぎ、そこから乾は坪井しか残っていない帝稜の最終ラインの裏をめがけて成田を走らせるパスを送る・・・

坪井さえかわされば、独走して相手GKと1対1になれる状況の中、成田は逆転ゴールをあげることかできるのか・・・といったところから、14巻は始まっていきます。

んで、感想なのですが・・・

いやぁ、本当に困ってしまいますね。
今回も内容が濃く、書きたいポイントが多いので、記事をどうまとめていこうか頭を悩ませてしまいます(苦笑

帝稜戦のクライマックスは、成田が坪井を振り切り独走し、完璧に“自分の型”を習得したシザースで逆転ゴールをあげたシーンや、他のメンバーたちもこぼれ球を押し込むためゴール前へと詰めていく勝利への執念を見せた部分は本当に熱い気持ちになれましたし・・・

「オレが予言してやる!! サッカー部を残したら―― 一年後―― お前らはこいつらのこと自慢するようになる!!」 ・・・市蘭サッカー部廃部の危機を知った坪井が、廃部を願っていた一般生徒たちに対して言った言葉は、一部ギャグっぽい描写もありましたが、やっぱり胸を熱くされてくれました。

「良い人」という周囲の評判を捨てる覚悟をしてまで、市蘭サッカー部存続の署名に“一番最初にサインをした”野球部の元主将・吉沢啓太のエピソードもすごくいい話です。

瑠華姐さんと校長の関係もいつも結局スルーしちゃってますけど個人的には好きだし、14巻の最後の方から始まっていく船学vs八津野の決勝の話も触れたい・・・

古谷野先生は、ひとつひとつのエピソードをいちいちじっくり丁寧に描いてくれるので、語ろうと思えばいくらでも語れてしまう。なので、いざ単行本の感想として記事を書いていこうとすると、本当にどうまとめていけばいいのか困ってしまうんですよね(笑

でもやっぱり、14巻の感想を書いていくにあたって、一番取り上げるべきところは、サッカー部の存続の可否が決まる職員会議が行われている時の話になるでしょう!

会議室では、サッカー部存続派と廃部派の教員たちが激論を交わし、話が平行線を辿り続け、延々と時間が経過していく中・・・

「待ってるだけってのは…… つれえなあ」

という万代の言葉が示すように、“その時”をひたすらに待ち続ける市蘭サッカー部員たち。部員たちにとって永遠とも思えるほど長く感じられる時間。この張り詰めた空気には、見ているこっちまでもが息が詰まりそうになっています。

そんな、話を読み進めていくたびに緊張感がどんどん高まっていく描写がある一方で、ここでも古谷野先生がシリアスな局面の中にギャグを織り交ぜていくという半端ないセンスを見せてくれます。

シリアスとギャグの局面が交互に織り交ぜ、またシリアスな局面がヒートアップしていけばギャグ描写もヒートアップしていくという・・・。

会議室では、教員たちの投票によってサッカー部存続の可否を決めていて、思わぬ人が存続に投票してくれたり、味方だと思ってた人が寝返ったりと進行していく中、存続・廃部の投票が同数の状態での最後の一票。

その開票される最後の一票は、廃部推進派の最先鋒とも言える間宮のもので、物語の緊張が最も高まっていこうとするところで、ギャグシーンもまた最高のオチの瞬間を迎えていくんです。

そのあたりの詳しい描写については、連載を読んだ当時のものでも読んで頂きたいのですが・・・

成田がサッカーを辞めた理由を話す経緯として、まずはイメージをつかんでもらうために、辞めるきっかけを作った宮地先生という人のモノマネを始める成田。

「あ~~~~ 相手の攻撃はフォルテシモ(強く)~~~~
う~~~~ うちの守備はピアニシモ(弱く)~~~~」

この成田の宮路先生のモノマネは、顔芸も含めて必見です!

それで、とにかくイメージをつかんでもらうのが大事だからと、1時間かかると言う成田の過去話のうちの59分をモノマネに費やしてきたのに・・・

「なんだ? シンゴ 宮地のモノマネかぁ?
相変わらず似てねえなあ」

と、あっさり瑠華姐さんに否定されてしまい・・・ まぁ、人それぞれ笑いのツボは違うと思うのですが、ここでのシリアスと対比であまりに破壊力のありすぎるオチに声を出して笑わずにはいられませんでした。本当、古谷野先生のこのへんのセンスは半端ない!

・・・と、さんざん笑うだけ笑い、笑いの涙で満たされているところで話が戻り、間宮の投票は存続に入れられていてサッカー部の存続が決まったというシーンで締めくくった119話は、いろんな意味ですごい回だなぁと思いました。

その直後(120話)には、市蘭サッカー部と間宮の関係が明らかにされるエピソード、そして、サッカー部の存続のが決まり、新たな目標を胸に再出発するメンバーたちの描写(見開き)も、本来だったらじっくりと書きたい『ANGEL VOICE』らしい素晴らしさのある場面でしたね。

全体の感想としてハッキリと言えるのは・・・

今回もブレることのない、安心して読んでいける、完成された面白さを保っているということです!

『ANGEL VOICE』を好きで読み続けてる人にとってはやっぱり面白いと言ってくれると思うし、最近連載を読んで興味を示した人でも1巻から読み始めていけば、今ある面白さに納得してもらえるのではないかと思います。

昨年末、『こすヨメγ2010』という企画に参加させていただいた時、私は『ANGEL VOICE』を1位にしたことからもお分かりいただけるように、個人的にはプッシュしたい作品のひとつということで、しつこいと思われるかもしれないですが、少しでも興味があったら是非読んだいただければなと思います。

とにかく、14巻も私にとっては大満足な1冊となりました。

さて、続く15巻では、船学vs八津野の県大会決勝戦の続きから描かれていきます。
1点を先行することに成功した八津野は、万年2位の座を返上することができるのか?

で、この決勝戦の話の後には、これまたこの作品らしいエピソードが・・・。

『ANGEL VOICE』の面白さはとどまることを知りません!(笑
毎週連載を読んで楽しんでいますが、単行本として15巻を読むのが楽しみです。

■ 掲載

第115話~第123話
週刊少年チャンピオン2009年40号~48号
選手権県予選決勝・船学vs八津野、八津野が先制したところまで収録

タグ : ANGEL-VOICE

コメント

やっと追いつきました。 

ジャイキリが好きでこのページを知り、
知ったことで単行本を買ってしまったぽん太!です。
ついに最新刊に追いつきました。

14巻で一番焼きついたのは坪井です。
負けないためにはレッドカードも厭わない狡猾さとそれに応じた体力も持っている。

その坪井が市蘭擁護を叫ぶ
その混じりけの無いピュアな叫びは
心地よく、魂(たましい)をゆさぶるものがありました。

ショックだったのは、間宮先生の年齢、
お話の中では平成19年でしょうか35歳くらい・・・ってふけすぎでない?しかもおいらのほうが年上でした。ぎょぎょ。

 

>ぽん太!さん

コメントありがとうございます。

坪井は、それに加えクレバーさもありますよね。
今回はそのクレバーさが仇になった感もありますが。
でも試合後の「おめーらバカか?」といってた場面は、
ある意味私の胸の内を言葉にしてくれた部分もあって、
カッコよかったなと思います。
このままで終わらせてしまうのは、あまりにもったいないので、
またいつか(全国大会でとか)再登場してほしいですね!

間宮先生については、お子さんの年齢的に30代であっても
決して不思議はないとは思うのですが、
確かに老けs・・・いやいや、実年齢のわりに妙に風格のある方だなと、
やっぱり思いますよ・・・ね?(笑

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