今週の連載雑感(2009年12月21日~12月27日)
2009.12.27 20:42
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- フットボールネーション
- 蹴助DX
- うるとらスーパーさぶっ!!
『群青シザース』についても書いてます。
□ ANGEL VOICE
今週も泣けましたね。
怒剣メンバーが百瀬を送り出す場面がすごく良かったです。
ただ送り出すんじゃなくて、卒業したら帰って来いって言ってるところがまた泣けました。
ヒロナオさんは、早々にアバラを折られてしまいどうなることかと思いましたが、それでも全員を叩きのめしていて、ヒロナオさん強すぎる・・・。ケンカの強さだけじゃなくて、精神的な強さも含めて。
“県内最強軍団”と呼ばれた、旧市蘭サッカー部の負の遺産を自らの手ですべて清算したヒロナオさんの今後の行方はどうなる・・・?
(いつの間にか、怒剣のメンバーに入っていたという展開があったら素敵すぎますけどね)
植草に関しては、もう何も言いますまい・・・・。
来週は合併号なので、再来週ですね、ヒロナオさんが何を語ってその場を去るのかに注目してます。
※
□ LOST MAN
リヴァプール・シティが出てきたかと思ったら、今度はマンチェスター・タウンなんですね(笑
サカザキがトラウズマと組むというのは、計画通りといったところでしょうか?
トラウズマを失脚させることが最終目的なのは間違いないと思うので、サカザキがどんな手段を用いていくのかに注目したいです。
そして、もうひとつ気になるのは、サカザキがマンTをベスト4に導くために誰を連れてくるのかということですね。
どんなに素晴らしい才能を持った選手でも、必ずしもチームにフィットし成功を収めるとは限らないのがフットボールの常だと思いますが、ひとまずそれは置いておくとして、マツモト以外に誰かアテはあるのでしょうか。
まったくの新キャラが登場するのか、マンUからの引き抜きか、まさかのテッペイ・サカモト(ミランの後はイングランドに行きますよね)だったり・・・?
ティアーゴなどのファゼンダ絡みの選手は、CWC的な大会でいずれ再会すると思っているのでないと考えてますが、どんなキャラが登場するのか楽しみです。
あと、ひとつハッキリしたのは、イングランド編のヒロインは、シスターでも詩乃でもカーリーでもなく、ナターシャということですね!
※
□ フットボールネーション
「このチームは、日本がフットボールネーション(サッカー先進国)に
なるための第一歩だ。
日本サッカーを強くするのは、名監督でもモダンな戦術でも
ファンタジスタたちでもない。 てゆーかまだ早い!
まずは世界基準のフィジカルとセンスを持った選手を育てることだと、
このチームで証明する!
目標は正月の国立。
天皇杯で優勝して――
俺たちが日本サッカー界の目を覚ましてやるんだ!!」
東京クルセイドは、監督(名前がまだ出てきてない)が自分なりに考える日本がサッカー先進国になるために必要な基本コンセプト(先週あった、筋肉の使い方など)を備えたメンバーによって構成されたクラブであるということ。
まずは、論より証拠。
基本コンセプトを述べるだけでは十分な説得力を持たないから、そのコンセプトにより作られた東京都社会人リーグ3部の東京クルセイドというクラブで天皇杯で優勝することで、自分のコンセプトの正しさを証明したい。それによって、日本サッカーを正しい方向に導かせたい。
戦術的な話とかよりも、まずは正しいコンセプトによって、世界で戦っていくための基礎力(フィジカルの部分もインテリジェンスの部分も)を正しく高めていくことが最重要課題であると。・・・とりあえずこんなところだと思います。
読んでいて大武先生らしい感性を感じますね。
そのコンセプトについては、あれこれ議論の余地があるかと思いますが、 マンガとして日本サッカーの目指すべきひとつの未来(可能性)を描いたものとして読んでいく分には面白いんじゃないかなと思います。こういう野心ってのは、私は好きだなぁ。
大武先生の作品は、画で魅せるというよりは、考えながら読んで面白いというタイプの作品だと思います。 今後、どういう説得力でもって、クルセイドが天皇杯を勝ち上がっていく過程を描いていくのかが楽しみです。
※
主人公、ジョーカーは、回想シーンの中で千尋という名前が出ていましたね。
サッカーに関しては、いたって真面目でストイックな姿勢を持った少年だと思うのですが、 少年院に入っていたというのは・・・どうなんだ?
この話は、後々に伏線となっていきそうですね。
高校生でフル代表入りしているという、一ノ瀬迅とジョーカーの関係も気になるところです。
※
□ 蹴助DX
今回の足技は、足裏トラップでボールの勢いを止めつつボールをインサイドに押し出し、ダブルタッチで相手を置き去りにする“甲羅すべり”。このへんは、すごく実戦的というか、上手い人ならすぐにできそうですね。
それにしても、蹴助のDXのポーズは、見るたびに吹いてしまいます。
※
□ うるとらスーパーさぶっ!!
世界を驚かす・・・
そういう意味では、これまで日本と対戦してきた相手国の監督の話などを聞いても、十分に驚かせていると思います(苦笑
正直なところ、よっぽどのことがないかぎり、本当の意味で世界を驚かせるサッカーを見せることは非常に難しいと思ってますが、偶然でも何でもいいから、いい意味で驚かせるものを見せてくれると信じていたい・・・。
2本目の本田様は、笑ってしまいました。
本田様は、あれでいいと思います(笑
3本目は、Jリーグ年間MVPが、日本代表予備登録の背番号が100番になっても入っていないというのも奇妙な感じがします。まぁ、監督がまったく使う気がないなら、登録してもしょうがないのでしょうが・・・。
※
□ 群青シザース
連載2話目は、ジーコにスポットが当てられた回でしたね。
父の下で野球少年だったジーコ。
才能レベルでどうやっても自分では勝てない存在がいることを知ってしまい、野球への情熱が冷め、やめてしまったことから、父との関係も冷めたものになってしまう・・・か。
親が子供以上に入れ込んでしまうというのは、よく見られる光景ではありますが、これはかなり重いものがありますね・・・。お父さんも、相当心にダメージを負っているようですし。ましてや、違うスポーツを始めてますしね。
主人公・新田元気の話ばかりでなく、その周囲の登場人物たちの事情も描かれていく・・・、ただでさえ陰鬱な空気が漂う作品ですが、自分がイメージよりもさらに重たい作品になっていきそうな感じです。
サッカーマンガというよりは、やはり、中学生日記といった色合いが濃い作品になりそう(というか、最初からサッカーという文字は出してないのですが)。
重くどこか陰のある絵という意味で、私は、『U-31』的な印象を受けましたけど、『U-31』には青臭い部分もありますが、この作品にはそういった部分は今のところ一切ないですね。明るいマンガを好む方には、絶対的にお薦めできないですが、ひたすらに重くシリアスな作品を好む方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
さて、ここでサッカー的な部分に話を向けると、連載2話目にして、さっそくシザースが登場していました。
シザースしてたのはジーコで、まさに相馬のシザース!
けど、シザースしてるときのジーコの顔が怖い怖い、怖すぎるよ!(笑
ジーコは、少年野球をやってましたし、根本的に運動神経のいい子なんでしょうね。
一方の主人公は、リフティング5回できる程度のもの。
今後、サッカーがどの程度ストーリーに関与してくるか分からないですが、彼らにとって、心の中にある暗く重たい部分を吹き飛ばしてくれるのがサッカーであってほしいなと思います。
コメント
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マンT
あと現実と違うのはアーセナルの呼称が「ロンドン」になっていたのと、アストンヴィラが「アストン・ヴィレッジ」になっていたのを覚えています。
個人的にはテッペイ・サカモトはマンTに入って欲しくないですね。どこか予想外の国の選手を連れてきて欲しいです。アメリカなど。アメリカ人選手は「オレンジ」にいましたけどね。
コメントありがとうございます。
あの予定表は、今シーズンのリアルマンUと同じだったりするんですよね。
“マンチェスターT”とあったのは、完全に忘れてましたが、
“ウェストハム”が“イーストハム”となっていたことはよく覚えています(笑
サカザキが誰をマンT(この略し方がなんか嫌だ)に引き込むのか、
いろんなことが言われてますけど・・・
個人的には、何の根拠もないですが、すでに登場している誰かなような
気がしてます。
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