今週の『GIANT KILLING』#143
2009.12.10 22:34
今週は、感想部分はあっさりめ。
今日はこれが精一杯です。
拍手コメントくれた方、ありがとうございました。
自分の見方とはまるっきり違ったもので、いろいろ考えさせられる部分がありました。
※
今週のトピックスは、なんと言っても、ジャイキリのアニメ化が決まったことですね!
アニメ化については・・・
ジャイキリのアニメ化が決定!
ジャイキリがアニメ化について思うこと
・・・の記事で触れています。
アニメ化について、私は正直複雑なものがあるんですけど、でも、決まったからには素直に応援したいと思ってます。詳細は追って発表とのことなので、とりあえず、続報を待つとしましょう。
今週もETUの過去編。
10年前の東京ダービーは、達海のゴールによって、ついに同点に追いついたETU。さて、その後の展開はどうなっていきますか。
・・・
今週は、ほんの少し時計の針を巻き戻しまして、ETUの同点ゴールのシーンを“達海の視点”で振り返るところから始まっていきます。
敵味方の動きの状況をしっかりと見渡せている達海。
自分へのマークが緩くなったと判断するや、ゴール前へと駆け込もうと考え動いた瞬間、目の前にボールが転がってきます。
シュートコースが見えた達海は、迷うことなく右足を振り抜き・・・
一瞬の沈黙の後、達海が決めた同点ゴールにスタジアムは大いに沸き上がります!
その場で両手を広げ、その喜びを表現する達海。
味方を活かすプレーをしておきながら、最後はおいしいところを持って行く達海を祝福するチームメイトたち。スタンドから見つめる有里や、手を合わせてありがたがるおばあちゃんも大喜び。
そして、スタジアムへ初めて観戦しに来た、羽田たちも、“ETUの星”達海猛のプレー、存在感に心惹かれるものがあった様子。
その一方で、東京Vの成田は、心の中で達海の持っている“特別なもの”を素直に認めつつも、まだ引導を渡すわけにはいかないと、日本代表のエースであるプライドを見せてます。
・・・
同点ゴールが決まった後の貴賓席の様子はというと・・・
“達海が”同点ゴールを決めたことで、CM関係者的にも文句ないでしょうと喜びを見せる香田。しかし、達海のゴールが決まったにもかかわらず、立ったまま沈黙を守る津川会長に、ゴール数で勝てないと納得できませんかと、津川会長に問いかけます。
それに対して、津川会長は・・・
「人をビジネスにしか能のない輩みたいに言うな
私は今…… 達海猛というプレーヤーに……
ただただ感動させられているだけだ」
と、意外とも言える回答をします。
津川会長は、達海がチームバランスを取るプレーを選んだ時点で、こういうプレーを見せてくれるとは思っていなかったようで・・・
「まるでこれまでの展開が
達海のために用意された物語のようじゃないか…」
とまで言います。
さらに津川会長は、自分とは異なる考え方を持つ笠野さんに対しては・・・
「お前の目には
私が強引に達海を売ろうとしている人間に映るかもしれんがな……
私の行動の底にあるのは
達海のあのプレーを沢山の人に見てもらいたいという単純な思いだよ
私も結局は 達海のプレーに魅せられた人間の一人だ…」
と、話します。
・・・
そして、試合の方では、背番号16をつけた若かりし村越がピッチへ送り出されていました。
達海は、出てきたばかりの村越に、逆転ゴールを決めたらヒーローだ、狙ってけと声をかけます。
声をかけられた村越は、表情が固いと、その様子に少し違和感がある様子。
その村越の見解は間違っていなかったようで・・・
右足首に左膝、こわばる表情・・・
この時の達海は、すでに、痛みを隠し切れない状態になりつつあるのかもしれません。
来賓席で試合を見つめる笠野さんは、この達海の様子に気付くことはなく・・・
「達海のために用意された物語のよう…」という津川会長の言葉のことを考えていました。
世間は日本のエース対決、会長からは無茶なゴールの注文、さらには、東京Vから厳しいマーク受けてのプレーを強いられた達海。
その中で、自分のスタイルを貫きながら、要求された結果をも出してしまおうとする達海。
いくら調子がいいと言えども、はっきり言って出来すぎだ思ったが・・・
ここでひとつのことをに気付く笠野さん。
「達海が成長していると何故考えない…!
あいつは今まで幾多の不可能を可能にしてきた…
あいつのそういう大舞台での勝負強さ…
チャンスを引き込む力… 観客を虜にする魅力…
もしあいつが大選手の会談を上っているんだとしたら…
それらの才能もどんどん進化しているのだとしたら…
もはやあいつは ETUという枠に留まっている選手じゃないのかもしれない…」
この笠野さんの考え方の変化が今後にどんな影響を及ぼしていくのか・・・。
ピッチの方では、再びETUがチャンスを迎えているところで、今週はここまでとなります。
■ 私的雑感
自分の考えていた展開とは、全然違うものでした(苦笑
タッツミー視点でのゴールシーンは素晴らしいものでしたし、喜ぶ有里もかわいかったし、おばあちゃんはちょっと怖かったかもしれないけど(でもETUが好きでレプリカ着てタオマフ巻いてスタジアムでサッカー観てるおばあちゃんは素敵だと思うよ!)、ちょっとプライドを覗かせる成田の描写も良かったと思います。
羽田たちの反応はまだ控えめだなという印象ですが、本当の意味でサッカーに魅入られていくようになるのは、やはり逆転ゴールが決まった時ということになるんでしょうね。この描写が楽しみです。
ただ、タッツミーの方は、右足首に左膝がかなりしんどそうですね。見た目からは、どの程度の状況なのか判断することは困難ですが。ゴール決めた後、その場を動かなかったのは、そうではなく動けなかったというのは考えすぎでしょうか。
先に悲劇が待ち受けているという絶対の真実があって、その予兆が見えてしまっているので、本来なら純粋に楽しめるシーンなんですけど、楽しみ切れなかった・・・といった部分もありました。
※
「もはやあいつは ETUという枠に留まっている選手じゃないのかもしれない…」
このかっさんの発言は、何を意味するものなのでしょうか。
タッツミーが自分の想像以上にポテンシャルを秘めている(伸びしろがある)ことに気付てしまったので、その力をさらに伸ばしてあげるために、かっさんはタッツに海外移籍を後押しするといった感じになっていくのでしょうかね。
そのへんはタッツミーの怪我の状況(怪我がチームに発覚するのか、そのまま隠し切ってしまうのかなど)によっても想像できる展開が変わってくると思うので、もう少し経過を見守っていきたいところです。
※
さて、次号以降の話ですが・・・
まずは同点に追いついたETU。
待ちわびていたコシさんも投入され、ここから逆転といきますか。
ひとつ気になるのは、予告ページに、「次号は緊迫?」の文字があったこと。
ETUの劇的な逆転勝利に期待ところですが、タッツミーの足の状態も気になるだけに、心配になりますね・・・。
今号は、合併号なので、来週のジャイキリはお休みです。
もしかすると更新が遅れてしまうかもしれないんですが(今の段階では何とも言えません)、また再来週更新します。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
アニメ化決定
アニメになる事に関しては…正直不安です。「シュート」の二の舞にならなければいいのですが…
とりあえず完成した作品を見なければなんとも言えないですね。
個人的にはドラマ化を期待していたのですが制作費がかなりの額になりそうな…と勝手ながら妄想しています。
ちなみに達海役は香取慎吾、有里役に上戸彩など(苦笑)
今週のジャイキリは…達海は満身創痍ですね。この時点で足はボロボロだと海外でプレーしていた期間は相当短いと思います。まだ若いのに…
それにしても後藤さんはこの時どうしているんでしょうね(苦笑)
思い込みですが・・・
勝手な思い込みですが現役時代の達海はクライフとダブル感じがします。
チームとしてはトータルフットボールを目指し、しかも本人には華がある。似てないですかね・・・。
皆様、コメントありがとうございます!
クラブフロントとしては、まず引き留めるべきであると私も思うのですが、
かっさんの場合は、それ以前にひとりの人間として海外行きを薦めそうな気がしてます。
この先実際どうなっていくのか読んでみないことには何とも言えないですが、
怪我を抱えた状態のタッツミーに移籍を薦め、タッツミーは怪我による引退、
そして、ETUは2部に落ちて崩壊していく・・・
なんてことになっていくのなら、現在のかっさんがタッツに対して負い目を
感じているような表情をしていたことにも納得がいきます。
その人のためを思ってしたことが正しかったのかどうか、
結局のところやってみないと分からないし、難しいことですよね・・・
>こうじさん
アニメの『シュート!』は、久保さんの11人抜きのシーンを見て
普通に泣けたんですけど、サッカー描写に関してかなり酷かった
というのが正直な感想です・・・(苦笑
ジャイキリのドラマ化は、アニメ以上にサッカーシーンの再現が難しいように思います。
もし、ドラマ化されるなら、着ぐるみパッカくんの再現具合に注目したいです(笑
後藤さんは、この当時まだ29歳なので、現役でもおかしくないと思うのですが、
一体どこにいるのでしょうね。それは、すごく気になってます。
>たたたのたさん
細かいプレースタイルには相違があるにしても、
イメージとして重なる部分はあると思います。
他のチームメイトたちは、少し頼りないかもしれないですが・・・(笑
個人的に、クライフは、リアルタイムで見てみたかった選手のひとりですね。
(私の中では、バルサの監督のイメージが一番強いです)
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「ムサシくんはオレンジにいるべき選手じゃない…」ってやつ
選手のために力の発揮できる所に送るのか、クラブのために引き留めるか
フロントの態度は当然後者でいいと思うんですけどね
もちろん選手が決断したなら尊重すべきですが、積極的に後押しするのはクラブに対してどうなのかって話で
それならまず選手が力を発揮できる環境をクラブが作る方が先だろうと