ETUの選手補強について考えてみよう
2009.09.26 23:24
※9月27日21時20分頃、記事を追記しました(追記部分は、記事の一番下にあります)
この記事は、『GIANT KILLING』の最新のネタバレが思いっきり含まれているので(単行本14巻あたりに収録されるもの)、単行本派の方のために(このブログの読者的には少数派と思われますが)念のため記事をたたんでおきます。“続きを読む”よりどうぞ。
#131にて、右サイドバックとしてリーグ前半、出場を重ねていた石浜(パイナップル頭)のヴァンガード甲府移籍が決まりました。
リーグ戦13節の川崎戦以降、右サイドバックのスタメンは石神が務めていたとはいえ、達海監督の構想にしっかり入っていた選手の突然の移籍話。
チームに残留してもらうため熱心に慰留に務めたものの、結果として移籍を後押ししてしまった達海や、それを容認したフロントに対する議論もあるかと思いますが、ひとまずおいて置くとしまして・・・
それよりも、ただでさえ選手層の薄いETU、新戦力の補強がより急務なことになりました。
(この記事を書いている時点では)次号(#133)、達海がETUのスカウト担当である、旅人・笠野さんと会う展開となっていくので、ある程度選手補強の方向性は見えてくると思われます。
・・・ですがその前に!
クラブの新戦力の補強話は、サッカーファン的にあれこれ言い合うのが楽しい話のネタだと思います。ということで、作中で具体的な話が出てくる前に、現在のETUの戦力などのポイントをまとめつつ、新戦力の補強について、改めて考えてみたいと思います。
■ 現在のETUの戦力分析
戦力補強について考える前に、まずは、現在のETUの戦力についてまとめてみます。
□ リーグ前半戦終了時のETUの基本布陣(4-2-3-1)
-------------------------
-----------夏 木-----------
-----------(世良)-----------
-----------( 堺 )-----------
-------------------------
-------------------------
---世 良-----王 子-----赤 崎---
---(丹波)-----(堀田)-----(宮野)---
---(矢野)-----(赤崎)-----------
-------------------------
---------椿----村 越--------
--------------(堀田)--------
-------------------------
-------------------------
--清 川---黒 田---杉 江---石 神--
--(丹波)---(亀井)---(小林)---(赤崎)--
-------------------------
-----------緑 川-----------
-----------(佐野)-----------
試合の流れや選手の入れ替えなどによって配置が変わっていくこともありますが、とりあえずこれが基本形ということで。
作中、少ない時間であっても、実際に選手たちがこなしているポジション書き出したものです。 PSMの東京V戦などで3バックにしていることもありますが、それはひとまず省きます。
これを踏まえて、ポジション別にもう少し詳しく見ていくとしましょう。
□ GK
・GK:緑川 (佐野)
GKは、チーム最年長で元日本代表でもある緑川が、安定感のあるプレーを見せています。
逆に、第2GKである佐野は、先日の紅白戦でかなりまずいプレーを見てしまったこともあり、もし、緑川に何かあったときのことを考えると不安があることは否めない・・・かなと(苦笑
□ DF
・センターバック:杉江、黒田 (亀井、小林、清川?)
黒田には多少の不安もあるけれど、レギュラー2人は、信頼できる存在だと思います。
それに対し、控えである亀井、小林の若手2人は、決してポテンシャルが低いというわけではなさそうだけど、レギュラー2人に水をあけられているといった印象が強いです。清川は、試合の流れで3バックの一角を務めたことがありますが、攻撃を得意とするサイドバックなようなので、実質バックアッパーにはならないと見てよさそうです・・・。
・右サイドバック:石神 (赤崎)
石浜が甲府へ移籍してしまったので、ひとまずは、石神のレギュラーは安泰かと思います。
控えには、本職の右SBと思しき選手が他におらず、緊急時には五輪代表でも経験のある赤崎が使われることになりそう。ただ、アタッカーをSBで使うのは、実際でもよく見られる手段ですが、個人的にはあまり好きじゃないんですよね・・・。実際、失敗となる方が多いですし。まぁ、捨て身覚悟で攻めなければならない状況なら話は別ですが・・・。
・左サイドバック:清川 (丹波)
本職の左SBは、清川ただひとり。
丹波も大阪戦では、ソツなくSBをこなしていましたが、やはり、本職でレギュラーを競えるレベルの選手がもうひとり欲しいところではないでしょうか。ただ問題は、人材難であるSBで獲得できそうな選手がいるのかどうか・・・。
□ MF
・ボランチ:村越、椿 (堀田)
最近、キャプテンの存在がかなり薄~くなってますが(苦笑)、3人とも実力的には十分。
ただ、計算できる選手が3人、しかも堀田は王子の控え的存在でもあり、選手層としてかなり薄いと思います。また、椿や堀田は、攻撃で持ち味を発揮するタイプなので、守備を得意とするタイプの選手がもうひとりぐらいは居てほしいように思います。
・右サイドハーフ:赤崎 (宮野)
現状では、赤崎が絶対的レギュラーとして安泰なポジションにいると思います。
ただ、赤崎が五輪代表でチームを抜けざるを得なくなってしまったり、チーム事情で右SBで使わざるを得なくなったりということも現段階では十分に想定されます。
その場合、宮野が右SHの第一候補となると思われます。
しかし、宮野は地味に出場機会が与えられているにもかかわらず、今ひとつ伸び悩んでいるという印象。
いざとなったら、左サイドが主戦場だけど右利きで、ユーティリティなタイプである丹波を右で使うというパターンもアリかなと思いますが、(宮野の頑張りに期待したいところだけど)補強も視野に入れていいところなのかなと考えます。
・左サイドハーフ:世良 (丹波、矢野)
開幕当初は、丹波がレギュラーとして出ていましたが、夏木の復帰により世良がシフトして左SHでプレーする機会が多くなっています。世良が出る場合は、FWとSHの中間的(攻撃の時はよりゴールに近いところでプレー)といったイメージを持っていますが。
他には、出場機会が少なく、少し心許ない印象を受けますが、矢野がいます。なので、ここは差し迫って補強する必要性はないかもしれません。
・トップ下:王子 (堀田、赤崎?、椿?)
ここも補強の必要性はないかなと思います。
というか、補強したら気まぐれ王子様が拗ねてしまいそうですし(笑
王子の控えには、堀田がいて、赤崎もトップ下でやっていたことがありましたし、椿もその候補に挙げられる選手だと思います。ここは大丈夫ですね。
□ FW
・センターフォワード:夏木 (堺、世良、宮野?)
FWもひと通り人材が揃っていると思います。
チーム状況に合わせて、上手くローテーションさせていけば、十分に乗り切れると思うので、ここも差し迫って補強する必要性はないと考えます。
ただ、ETUのFWの面子を見ると、大阪のハウアーや東京Vのレオナルドのような屈強なタイプがいないので、そういう意味では、攻撃の幅を広げるためにも、タイプの違うFWが居てもいいのかなという気はします。
■ 私なりの結論
こうやって見ていくと、チームを出た石浜がサイドバックだということもありますが、両サイドとも本職がひとりしかいないサイドバックは、補強が必要不可欠だと思います!
あとは、バックアッパーが心許ないという意味では、ボランチやセンターバック、右サイドの攻撃的な選手・・・といったあたりが候補になってくるでしょうか。
私個人としては、守備の選手が全体的に手薄なので、守備的なポジションならどこでもこなせるユーティリティプレーヤーをひとり補強してほしいなと思います。
あとは、懐具合と相談しつつ余裕があればといった感じで・・・(笑
・・・
まぁ、ここまで戦力補強の話ということで書いてきましたが、ETUというクラブが好きで応援しながら読んでいる私としては、ETUの生え抜き選手たちにも頑張ってほしいという気持ちも強いです。
チームには、まだ顔と名前が一致しない(作中きちんとした形で登場していない)・・・
・・・といった選手(このうちのひとりは小林っぽいですが)もいます。
(彼らのポジションによっても、補強の考え方は変わってくるかもしれないですね)
厳しいプロの世界なので、今の現状を彼ら自身が壁を乗り越えていくしかないのですが、ここまで活躍を見せることのできなかった選手たちの奮起にも期待しています(達海が、そういう選手を導いていくところも見たいです)・・・といったところで、この項を締めたいと思います。
・・・と思ったけど、そうだ、ひとつ忘れてたことがありました。
オールスターの前座で、“マスコット界の潰し屋”の異名でいろんな意味で大活躍していた、パッカくん・・・の中の人は、補強候補のリストに入っているのでしょうか?(笑
観客に村越が入ってるんじゃないかと思わせてしまうほどの動きを見せていましたし、達海の言ってたこともあながちジョークではなかった・・・なんてことがあったら面白いと思いますけどね~。
■ どこから選手補強するのか
一番オーソドックスなのは、他クラブで出場機会に恵まれず移籍を望んでいる選手。
選手層が薄く、達海監督になってチームがいい方向へ回り始めていることからも、ETUへの移籍に興味を示してくれる選手はきっといるはずです。
それから、椿のように、サテライトから選手を昇格させるというのも考えられる線だと思います。
(ジャイキリワールドにおけるサテライトの存在がいまいち不明瞭なのですが、ひとまず、ジェフリザーブズのようなクラブ支配下の分離された個別チームとして私は認識)
トップチームで即戦力になれそうな選手がいるのなら、これが一番手っ取り早いと思います。
クラブとして選手の個性も把握しやすいでしょうし、サテライトの選手たちのモチベーションを高める点でもメリットはあります。
普通に考えて、上で挙げた2つが有力かと思うのですが、達海がこれから会いに行く、旅人・笠野さんは、ETUのスカウト担当。
・・・となると、周囲があっと驚くようなアマチュアの選手を抜擢する、なんてことがあるかも?
というか、そうなったら面白いかななんて思ったりしてます。
いずれにしても、具体的な話は、もうすぐ作中で描かれること。
どんな選手がシーズン後半のETUに加わるのか、大注目ですね!
■ キャラクターという面からの話
真面目なサッカーの話ばかりだと、退屈されてしまう方もいるかもしれないので、少し違った角度から話を進めてみようと思います。
この項目は、真に受けずに、ジョークとして適当に笑い飛ばしながら読んでいただければと(笑
・・・
新しい選手がETUに加わる!
となれば、漫画的には、新キャラ登場ということで、新しく加わる選手のキャラクター(性格)にも注目が集まるところだと思います。
ETUの選手たちを、ざっくり分類してみると・・・
(異論があるかもしれないですが、私の中ではこういう感じw)
気まぐれ、自由奔放 → 達海、王子
クール、真面目 → 緑川、村越、堺、杉江
マイペース → 丹波、石神
ツッコミ要員 → 佐野、清川
気弱 → 椿
やかましい → 夏木、世良
生意気 → 赤崎
いじられ役 → 松ちゃん、黒田
ヅラ → 副会長
・・・さりげに、酷い書き方をしてしまってごめん(笑
こうして見てみると、ペペのような茶目っ気たっぷりに楽しませてくれるタイプが、今のETUには不足しているのかなと思います。
話はそれますが、ペペたちブラジルトリオは、オイルマネーで中東のクラブに強奪されたりしませんように・・・。
ペペは、お金では動かないと思うけど、超高級メロンパンなんかをチラつかせられたりしたら、フラリとついて行ってしまいそうなので怖いです(><
で、話を戻すと、同じETUにはいないタイプと言っても・・・
ホラー担当の選手は、マジで素でビクッとなるほど怖いんで、ちょっと勘弁してほしいっす。
・・・
果たして、どんなタイプの選手がチームに加わるのでしょうか。
そのキャラクターも楽しみなところです。
■ 最後に・・・
いつもの連載雑感の中で書くと長くなりすぎるなと思って、今回は単独記事で戦力補強の話について、思う存分に書いてみました(過去に書いたことの焼き直しの部分も多いですが)。少しでも、楽しんでいただけたなら幸いです。
毎週の連載雑感の中では、なかなか書ききれない部分もあるので、いつもはできないけど、たまには、ひとつのテーマに絞って、それを掘り下げていくような記事も書いていければいいかなぁと思ってます。そのあたりは、読んで下さる方々の反応を見ながら考えたいと思います。
ジャイキリもシーズン後半へと向かい、ジャパンカップの決勝トーナメントもありますし、選手の疲労や怪我、累積警告による出場停止など、よりクラブ全体で戦うことが重要になってくると思います。
そんな中で、ETUというクラブは、私たちにどのようなドラマを見せてくれるのか。
私もひとりのETUサポのつもりで、泣いたり笑ったりしながら(つい、それぐらいまでに感情移入してしまう)、ETUのことを見守っていきたいです。
【↓以下9月27日21時20分頃追記↓】
いただいたコメントの中に外国人選手の話があったので、それについて少し追記します。
私の中では、ETUは外国人選手は獲らないものとして、記事の中ではスルーしてしまいましたが、戦力補強と言えば外国人選手の獲得が最もな手段ですね。
それなりに知名度のある選手を獲ろうとすれば、金銭的に高くつき、今のETUには難しいでしょうが、若いブラジル人選手あたりだったら、それなりに安い金額で獲得できるはずです(昨年、ガンバから中東のクラブへ移籍したバレーが初めて日本に来たときの年俸は200万だったって話ですしね)。
絶対的な実力の持ち主ではなくても、日本人にはないものをいろいろ持っていると思いますし、キャラ的な意味でも、ETUも外国人選手の獲得を視野に入れても良さそうではありますよね。
けど、ETUが外国人選手を獲らないのは、前年のフェルナンドのトラウマが大きかったんでしょうねぇ。
今シーズンの財政状況を逼迫させてしまうほど高額だったという、フェルナンドの年俸は一体いくらぐらいだったのかすごく気になります。今年チームにいないのは、契約を解除してしまったから?
どうせ、元アルゼンチン代表という肩書きに踊らされた、交渉ド下手の永田兄弟が、フェルナンドの代理人にいいように言いくるめられて、ろくに選手の状態をチェックしないまま高額の契約してしまったんだろうなぁ・・・という想像を私はしてしまったのですが、それもあながち外れていないと思ってます。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
コメントありがとうございます。
今のETUの最年少が椿と宮野の20歳なので、10代の選手がいてもいいですよね。
また、バッキーが後輩に対して、どんな風に接するかというのも興味のあるところです(笑
外国人選手は獲らないものと自分の中で決め付けてしまい、記事では触れませんでしたが(記事を追記してます)、居たら何かと楽しそうでいいですね~。
初めまして
コメント書いている時点で、今週号が出てる頃ですが、
まだ読んでませんので、先週までの情報で書いています。
私は、WCCDFというゲームで仮想ETUを作ってやってます!
リアルとは差があるとは思いますが、参考までに
ゲーム上でも、全試合フル出場といきませんので、
状況により選手も入れ替え、バックアッパーが大事です。
FW、両サイド、DFはある程度やりくりできますが、
やはりの中央(ジーノ、椿、村越)控えが堀田だけ・・
というのは、やりくりに窮しています。
補強するならDH(ディフェンシブハーフ)ですかね
マイペースなジーノ、おとなしい椿、寡黙な村越と、
他のポジション(黒田、夏木、赤碕)に比べ、
中盤が静か過ぎる感じがします笑
狂犬タイプのDH、汗かき走り回ってカバーし、
ガツガツ闘える戦士、ガットゥーゾ?
あえて椿と同じポジションで
新たなプレッシャーに巻き込まれる椿が、
少し前目位置を変え、点に絡む活躍が多くなる
というのもありなのかなぁと思います(^_^)
はじめまして、コメントありがとうございます。
新戦力の候補となった選手については、今週のジャイキリ#133で書きましたので、そちらをご覧いただければと思います(念のために、ここではネタバレ要素は伏せておきます)。
狂犬タイプのDHと言えば・・・、パッカくんの中の人が真っ先に頭に浮かびます(笑
DHの選手がもうひとりいれば、バッキーを前目のポジションで使いやすいですし、選手のやりくりという点でもここのポジションの選手がひとり欲しいですよね。
バッキーは、中盤の底から、力強く前進していくドリブルも魅力的ですが、パスセンスもありますし、カウンターでそのスピードを活かすためにも、もっと前目のポジションで使われるところを見てみたいですね。
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手を1人希望しています。即戦力の選手は外国人がキャラ的におもしろそ
う(笑い
ロッカールームの会話が更に楽しくなるような、人が来るといいですね。