今週の連載雑感(2009年8月31日~9月6日)
2009.09.06 20:18
■ 今週の雑感リスト
- ANGEL VOICE
- LOST MAN
- 龍時
- MAGiCO
- うるとらスーパーさぶっ!!
□ ANGEL VOICE
逆転ゴール来たぁーーー!!!
(ストーリー展開的な意味で)きっとゴールは決まってくれるだろうという気持ちがあるにはあったのですが、故意にファールで止めようとする坪井を振り切り、シンゴがシザースでGKをかわした瞬間、(まだゴールは決まっていないけれど、決まると確信して)ぶわーっと鳥肌が立ちましたね!
私も、彼らに結構感情移入してしまっているので、これまでもいろいろありましたしね、これまで『ANGEL VOICE』読んできた中で一番心揺さぶられた瞬間だったと思います。
最後のシザースも、完全に“自分の型”として、マスターしましたね、シンゴは。
ちょっと前まであれだけ、シュートをGKにぶつけまくってたり、枠を外しまくってたりしたのに・・・(笑
まぁでも、まだ課題も多いけど、着実に成長を見せているところは頼もしく思います。
それと、シンゴがゴールに向かって独走状態になっている時も、立ち止まらないでゴール前へと走っている他のメンバーたちの描写もすごく良かったです。
普通だったら、足を止めて、「シンゴ、行けーっ!」となる場面だと思うのですが、“いかなる状況でも決して諦めず、最後まで全力で走り続ける(走り通す)”という彼らの最大のアイデンティティをブレずに貫き通した・・・、そこがこの作品らしくもあり、大きな意味のあることだったと思います。走り通したメンバーたちも、最後まで貫き通す描写を描いた古谷野先生にも拍手を送りたいです。
本当、素晴らしいゴールシーンでした!
・・・
話は変わって坪井の話。
坪井は、状況判断に優れ、それを素早く確実に実行できる非常にクレバーな選手だと思います。
けど、そのクレバーさが今回は仇となってしまいました。
というか、坪井は、市蘭のことをナメていたよなぁ・・・とも思います。
前号で、キヨハルが「定石野郎」と罵ったのは、キヨハルは坪井が自分の想定したレベルのプレーをしなかったことで、“自分は見下されている”と思いイラッきたからゆえの発言だったのではないかと考えていました(先週書き忘れてので、ここで書いておきます)。
シンゴに対しても、甘く見ていたからこそ(坪井の表情を見てもそう感じる)、あっさりと(しかもカッコ悪く!)振り切られてしまったという一面もあったのではないでしょうか。
でも、今回苦い経験をしたことで、その意識は変わるでしょうし、今度は公式戦で、一回り成長しているであろう坪井とシンゴのマッチアップというのもいつか見てみたいですね。
・・・
さて、来週号は、ゴールが決まった後の反応を見るのがすごく楽しみですね~。
あとは、やられてしまった坪井がどんな反応を示すのかも興味深く見ていきたいです。
※
□ LOST MAN
ナイトクラブと言えば、サッカー選手でも、特にプレミアの選手が何かやらかすというイメージが強いですね。
「次の朝にはきれいさっぱり記憶がなくなってんだよォォォ!!」
と、言ってたギボンに吹きました。
まぁ、ほどほどにしておきましょうね
ギボンは、『ファンタジスタ』のカルロ・グロッソを思い起こさせる、いいおっさんキャラですね(笑
ラストは、なんか少年マンガっぽくて好きです。
ミッコリはともかく、マツモトといえど、マンUの練習は、かなり相当ハードなもののようです。
ここから話がどう展開されていくのか楽しみです。
・・・
本編の後は、コミックス第5集発売記念企画として、草場先生と本田圭佑選手の対談が掲載されていました。
本田様が登場したこともすごいのですが、それよりも、“みかんの姿をしていない草場先生が登場していた”ことの方が私にはサプライズでしたね(笑
対談内容も、なかなか面白かったです。
本田様が、妙に草場先生を持ち上げるようなことを言っていたりしていて、なんか笑ってしまいました。
※
□ 龍時
原作通りに描かれることになりましたが、今回進んだのは約400ページほど小説のほぼ2ページ分。月2回の連載ペースで(しかも、前号は休載してたし)、まだまだ先は長いということを考えると、このあたりは、もっとバッサリまとめてしまったもよかったように思いました。
※
□ MAGiCO
今月号は、佐久間先生と中村憲剛選手の対談が掲載されています。
・・・何気にこのふたり、似ているような気がする。
興味のある方は、単行本に掲載されるかどうかも分からないですし、チェックしてみてはいかがでしょうか。
・・・
脇坂が“閃光の司令塔”と呼ばれる由縁となったのは、不整脈によって、激しい運動が許されなかったがゆえに、そういうプレースタイルにせざるを得なかったから・・・。
ですが、蔵希の魅せたプレーによって、その真なる力を解放し始める脇坂・・・。
力を解放し始めるとはいえ、当然それは、自分の限界を超えない程度での話。
そりゃあそうですよね、下手すれば自分の命に関わる問題なのですから。
だけど・・・
「本気じゃねぇ奴に負ける気はしねえな」
脇坂の抱える事情など知る由もない蔵希は、脇坂を挑発し(これは、蔵希の純粋に強いヤツと戦いたいという気持ちからくるものなのでしょう)、それによって、吹っ切れた脇坂は、すべての力を解放して、同点ゴールを決める。
今月も熱かったですね!
激しい運動ができない脇坂だけど、自分にできることを突き詰めプレースタイルを磨いていくという姿勢は見習うべきものがあると思います。
そんな脇坂のことを知っているから、ほかのメンバーたちも、脇坂が走り始めたのことの意味を理解し、彼のために動こうとするんですよね。シンプルだけど、熱いです。
さて、同点に追いつかれてしまった撫高ですが、蔵希に落胆の色は無く、ここからどんな展開になっていくか楽しみです。脇坂は、あまり無理しないようにね・・・。
※
□ うるとらスーパーさぶっ!!
結果として前田は、追加招集で代表に呼ばれましたが・・・
前線でボールを受けられるし、周りも生かせるしで、(個人的に好きな選手というのもあるけど)使ってほしいと思っているのですが、岡ちゃんは使ってくれそうにないなぁ・・・。
柏木も呼んであげればいいのに・・・と思います。
ギャラスのネタは、何となく、前に大久保が「ギャラスは岩みたいだった」と発言していたことを思い出してしまいました(笑
コメント
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どこにレスしていいのか分からないので、とりあえず、ここに書いておきます。
雑誌で読まれてるとのことですが、『ANGEL VOICE』がベストかなと思います。少し古い作品ですが、『俺たちのフィールド』あたりも、私的に闘争心をかき立ててくれる作品ですね。
じゃなければ、『GIANT KILIING』
秘めてるポテンシャルはすごいけれど、メンタル面の弱さからなかなか力を発揮できないでいる椿大介が、作品を通じて成長を見せていく過程は、通じる部分があるような気がします。
ただ、これは私の個人的な考えですが・・・
小学生ぐらいの子なら、闘争心うんぬんはあまり気にしなくてもいいように思います。闘争心って、教えられるものではなく、「○○には負けたくない!」とか「もっとドリブルが上手くなりたい!」など、やっていく中で芽生え、気付き、身についていくものだと、私は考えているので。
サッカーが大好きでやっているなら、今はその"好き"な気持ちを大切にして,、考え・追求していけばそれでいいのではないかと思います(私自身、子供はいないですが、甥っ子姪っ子を見てるとそのように感じます)。その中で、サッカーマンガも"好き"な気持ちを育てるきっかけになれるものだと信じています。
そういう意味では、サッカー描写のリアリティはなくても”努力・友情・勝利”を大切にした作品(『キャプテン翼』や『イナズマイレブン』)、主人公が地道な努力を重ねて成長していく作品(『ホイッスル!』や『イレブン』)、創造的なプレーでドキドキワクワクさせてくれる作品(『ファンタジスタ』や『MAGiCO』)など、いろんなタイプのサッカーマンガを読ませてみるのもいいかもしれません。
・・・相談に答えるどころか、むしろ、惑わせるようなことを書いてしまって申し訳ありません(苦笑
(前半部分が純粋な回答ということで)
相談はいつでも受け付けていますので、また何かございましたら、コメントいただければと思います。
ありがとうございます[e:266]
今年度末には市の選抜メンバーのセレクション、来年度は新しいクラブでのセレクションなど…先を考えると、あまり守りが好きではなく味方にすぐパスをだす息子が心配で…
おっしゃる通り長い目で見て、サッカーが好きって気持ちを大事にしてあげたいと思います
ありがとうございました
追伸:こういうコメント初めてで公開コメントとかイマイチわからず、ご迷惑おかけしました
Re: ありがとうございます
いえ、私の方こそ、出すぎたレスを返してしまい、本当にお恥ずかしい限りです(苦笑
(↑後で冷静にコメントを読み返したら、すごく恥ずかしくなってきた・・・)
息子さんが楽しいサッカーライフを送れますように、影ながら応援しています!
それを支えるれんこんさんも大変だと思いますが、頑張ってください!
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