【読み切り雑感】『遠藤保仁物語』 / 原作:テレビ朝日「GET SPORTS」 漫画:関口太郎
2009.06.04 01:34
6月3日発売の週刊少年マガジン27号に掲載されている、『遠藤保仁物語』を読んだ雑感を、時間的にかなり押してしまっているので、なるべく簡単に書いていきたいと思います。
まず、作品の概要を書いていきますと、テレビ朝日で日曜深夜に放送されている"GET SPORTS"(やべっちFCの次にやってる番組と言う方が、このブログ的には分かりやすいかもしれません)と、週刊少年マガジンとのコラボレーション企画の第2弾として描かれたものです(ちなみに第1弾は、野球・巨人の坂本勇人選手)。
話の内容的には、遠藤選手がプロサッカー選手になってから、現在までの軌跡を描いていったものになっています。
所属していた横浜フリューゲルスの消滅、補欠メンバーとしてベンチにすら入ることのできなかったシドニー五輪、フィールドプレーヤーでただひとりピッチに立てなかった失意のドイツW杯、オシムとの出会いによって得たもの、ウイルス性肝炎でまたもやピッチに立つことのできなかった北京五輪・・・46ページという限られた中で、感心するほど非常に良くまとめられているなと思います。
物語の中には、もちろん、遠藤選手の代名詞とも言える、"コロコロPK"に関するエピソードも描かれていますし(というか、作品もPKに始まりPKに終わってます)、奥さんとのラブコメチックな話もいいアクセントになっていたと思います(高校時代から付き合ってた奥さんと結婚したからこそ描けることですよね~w)。
作中でも描かれてますが、遠藤選手は、オシムに出会ってから本当に素晴らしい選手になったなという印象があります。変幻自在なのは、あのPKばかりではなくて、動き回って、ボールを受けて、キープしたり長短精度の高い"気の利いた"パスを送ったりして中盤をコントロールするの力についても言えること。
現在では、代表の中盤に欠かすことのできない存在の遠藤選手。
これまで、代表では苦汁をなめることの方が多かったですが、今度こそは、南アフリカこそは、大舞台で輝きを放つことができればいいなと(私はガンバファンじゃないどころか違うクラブを応援してる人間ではあるけどね)願ってます。それだけの力を持った選手ですからね。そのためには、まずは、ワールドカップの切符を手に入れないとね!
・・・ということで、遠藤選手のヒストリーに興味のある方は、チェックしてみてはいがでしょうか。
【以下追記】
『遠藤保仁物語』を含む、週刊少年マガジンとテレビ朝日「GET SPORTS」のコラボレーションで描かれたアスリートたちのスポーツドキュメントドラマを描いたコミックが発売になっています。
読み切りを見逃してしまった方は、単行本のでチェックしてみてはいかがでしょうか。
コメント
オシムさんが大好きなことは、よ~く分かりました(笑
あの遠藤のコロコロは、普通にすごいし、インパクトもあるから、そこに目がいってしまうのはしょうがないとは思うんですけどね・・・。(遠藤の件に限らず)まぁ、メディアの姿勢には、私も常々思うところはあります(苦笑
私も、オシムさんが好きだったので、オシムさんにもっといろんなことを教わり成長した、オシムサッカーの完成形を見てみたかったという思いが強いのですが、今となってはそれは叶わないことなので、明日は岡田監督が率いる日本代表を素直に応援したいなと思ってます。
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遠藤は今の日本代表の中で一番器用な選手だと思います。それもオシムとの出会いが変えたというくだりがとても良かったです。
最近は遠藤=PKというメディアの紹介の仕方が非常にイマイチだと思っています。何て見る目がないのかと・・・。あれだけ正確に繋げることができる選手は世界でも希なんですけどね。はっきり言ってしまえば、オシムによって成長していなければ今の代表はないと思います。
で、何が言いたいかというとオシムマンセーです。