今週の『GIANT KILLING』#115
2009.05.21 23:17
ジャイキリがコラボしてトレカが配布される、多摩川クラシコは今週末ですね。
味スタまで行かれる方は、スタジアムでのサッカー観戦を存分に楽しんできてください。私は・・・、違う場所でサッカーを楽しんできます(苦笑
世良から椿へのパスをカットした城西。
ここから東京Vの反撃か・・・?
というのが、先週号までの流れでした。
ボールを奪った城西は、いったんシャリッチにボールを戻します。
シャリッチは、左サイドの堀に展開し、堀は、ゴール前中央のレオナルドへボールを入れます。
レオナルドは、一瞬、自分でボールを持つような動きを見せますが、走り込んできていた城西にパスし、城西は左足ダイレクトで右の日野へ・・・
そして、日野は左足を思い切り振り抜きシュートを放ちます!
日野の強烈なシュートに、GK・緑川は一歩も動くことができませんでしたが、シュートはクロスバーを叩き、ETUはなんとか、この決定的なピンチを凌ぎます・・・。
黒田は、「リードしてるのはウチらだぜ!?」と強気な姿勢を見せるも、緑川は、「ボールを追いすぎだ!」と、人の動きに対する意識の甘さを指摘。それに、"ビクー"となった黒田は、そのことを自身でも十分認識いるようです。
ここで、タッチライン際まで出てきて、「ジーノ! ジーノ!」と呼ぶ達海は、ジェスチャーで王子に指示を送ります。
後半に入り、攻勢を強める東京V。
この展開に、東京Vのサポーターも勢いを取り戻し、リードしている状況なのにもかかわらず、追い込まれた気分にされられている有里は、少し苛立ちを感じているようです。
・・・
ようやく村越がボールを持ち、今度はETUが攻撃に出ます。
城西は、まずは攻撃の起点となる(ことの多い)王子の存在を意識しますが、王子は三雲を引き連れて、左サイドに張っていました。
・・・ということは!
中央にスペースが空くということで、村越からパスを受けた椿は、ドリブルで東京V陣内中央を進入していきます。
椿には、シャリッチがついて並走。
椿は、なんとか、前方にいる夏木か世良どちらかのマークを引きつけ、FWのどちらかをフリーにできれば・・・と思案しますが、夏木には秋森が、世良には石田が(?・・・東京Vの30番、右SB)、しっかりマークについていてパスが出せません。そうこうしているうちに、ヤマネ(東京Vの2番、CB)がシャリッチに加勢し挟み込まれてしまった椿は、結局ボールを奪われてしまいます・・・。
ETUの攻撃の変化にも、しっかりと対応してきた東京Vのディフェンス。
この東京Vの選手たちの動きに、ベンチからの指示ではなく、「向こうの選手が自分たちの判断で動いた そう考えるのが妥当」と判断した達海は、金田に堀田のアップを急がせることを指示します。
・・・
「三雲」
と、声をかけたのは城西。
城西は、王子が中央のスペースを空けることを察し、味方DF陣に指示を出していた判断を称えます。
それに対し、生意気と思われても失点して後悔するのは嫌、「俺だって勝つためなら 死にもの狂いにだってなりますよ」と答える三雲。その勝利に対する気持ちを見せる三雲の様子に、笑みを浮かべる城西。
ハーフタイム中、東京Vの選手たちは、前半のミスについて確認しあっただけとのことですが、それによって後半、チームのリズムが明らかに良くなった東京ヴィクトリー。
「確かに俺たちはチームとして気持ちがバラついていたかもしれない……
しかし 俺たちにはプライドがあった
常に王者打倒を謳いモチベーションを上げてくるチームと戦い……
ギリギリのせめぎ合いを繰り返し それでリーグを連覇したプライドが……
チャンピオンなんて肩書きはどうでもいい
ただ俺達にはどのチームよりも勝利に貪欲だったという誇りがある
今シーズンもそれは変わらない……
そのことをこれから証明してみせる!!」
持田が怪我で離脱後、なかなか思うよな戦いができなかった東京Vですが、それでも、勝利に対して強い意欲を見せる城西。
(時計の表示がないので具体的な時間は分からないですが)
残り時間も少なくなってきた後半。
依然として、後半は、東京Vが優勢に試合を進めている様子。
ですが、平泉が欲するのは、あくまで結果。
負けてしまっては、いくら健闘しようとも意味がないといったスタンスの平泉。
「残り時間は長くない 調整と思って出てもらっては困るぞ
まぁ… お前にそんなことは言うまでもないがな…………」
と、平泉が声をかけた相手は・・・持田だー!
いよいよ怪我明けの東京Vのエースの登場!
ETUのほうも、堀田がすでにユニフォーム姿になっています。
さぁ、話が盛り上がってきたー
・・・というところで、続きはまた来週のお楽しみとなります。
■ 私的雑感
試合の流れは、完全に東京Vのものとなってしまいましたね。
先週よりも確信を込めて、東京Vがチームとしてプラスの方向へ回っている様子が描かれていたと思います。
東京Vも同点に追いつき、逆転を目指して、懸命に戦っていますが、もちろん、ETUだって何年かぶりとなる東京ダービーでの勝利が喉から手が出るほどほしいわけで、このまま好き放題にやらせるわけにはいきません!
だからETUも王子をサイドに張らせて中央のスペースを空け、椿を使って中央から突破をはかろうと工夫を試みる・・・。
けど、東京Vのディフェンス陣も、そのETUの攻撃の変化に対応し、ETUの思い通りにはさせない(ミックは、王子には何度もやられているわけで、そのあたりの察しはさすがに早くなってますね)。
あのETUの攻撃に、すぐさま、しかも東京Vの選手たちが自主的な判断で対応してきたというのは、タッツミーにとって想像以上に彼らがいいプレーをしているってことなんでしょうね。
(これが以前、平泉の言っていた、タッツミーが東京Vの選手たちを目覚めさせてしまったと言うことか・・・)
「だからってそうやすやすと 調子に乗ってもらっちゃ困るんでね……」
は、その証だと思いますし(あのタッツミーの表情は好きです)、それならば・・・と、今度は堀田の投入という手で、何とか試合の流れを変えようとするという・・・
タッツミーの言葉を借りれば、「主導権をめぐる追いかけっこ」・・・
こういう一進一退の攻防の緊迫感は、読んでいて見応えがあって面白いなーと思いました。
また、有里の心理描写も、効いていたと思います。
※
堀田は、誰と交替で投入されるのかというお話。
それよりも先に、持田が投入の話が出てきてしまったので、もしかしたら、それがまた違う展開へとなっていくかもしれないですが、それはひとまず置いておくとしまして・・・。
堀田の本来のポジション的なことで考えれば、王子かバッキーかコシさんのところになります。
バッキーは、大舞台で何かやってくれる男ですし、準主人公的な存在でもある、また、タッツミーはバッキーに関しては、交替させず辛抱強く起用し続けているところもあるので、おそらくないと思います。
王子は、今はカッコよくなっていますけど、ミックを最終的には哀れなミックへと陥れなければならない使命があるはずで(ただ、私がそういう展開を見たいだけの話ですがw)、また左足一振りで大仕事ができる男でもありますから、やっぱりないと思います。
それじゃあ、コシさん・・・?
キャプテンで精神的な支柱であるコシさんを、このダービーの大一番で外すこともなさそうかなぁ・・・けど、個人的には、コシさんOUT堀田INは、全体のバランスを崩さずに、より攻撃に重きを置きたいときなんかは、川崎戦での堀田のプレーを見る限り、その選択は"アリ"なんじゃないかなとは思ってたりします。
あとは、セリーがOUTでバッキーを1列前に上げるパターン(でなければ、王子をサイドに置いてもいいんじゃないかとも思う)や、PSM時にやったように、左右のサイドバックのどちらかを外して3バックに・・・なんていう形も考えてみましたが、タッツミーが、今この劣勢の状態での選手交替に、どんな意味を込めているのか、すごく気になっているところです。
タッツミーは、再び押し返し試合の主導権を奪いに行く采配をするのか、後半の残り時間も少なくなってきているようなので、リスクを減らすような采配に持っていくのか。これまで、後半苦しい状況でリードしているというシチュエーションはなかったと思うので、そんなときタッツミーはどうするのか・・・が、注目しているテーマだったのですが(個人的には前者かなと)、持田投入来たーで、また話の前提が変わってきそうで・・・、うーん、どうなりますでしょうか。
※
東京Vのお話。
東京Vのスタメン(4-2-3-1?)。
GK:23番
DF:30番・石田(右SB)、2番・ヤマネ(CB)、4番・秋森(CB)、6番・オザワ(左SB)
MF:24番・三雲(ボランチ)、13番・シャリッチ(ボランチ)、11番・日野(右SH)、8番・城西(トップ下)、7番・堀(左SH)
FW:9番・レオナルド
ここ最近、ミックがカッコいいですね。
ミックが、ワンランク上のステップの選手になりそうだということは、認めざるを得ないところではありますが(パス出しは苦手そうですが)、やっぱり、ミックにはミックらしい役回りがあるはずなので、先ほども書きましたが、王子の活躍に期待しています。・・・あ、別にミックが嫌いなわけではありませんよ?
シロニーも、かなりカッコよかったと思いますが、いかんせん先週号のイメージが・・・(笑
あとは、ラストに向けての持田登場のシーンは、「ついに来るかー!」と、気持ちが高まってくるものがありましたね。
※
さて、来週以降の話についてですが・・・。
まずは、持田投入で話がどうなっていくか・・・。
(先週、持田は必ずしも東京Vにとってプラスになるとは限らないというニュアンスのことを書きましたけど)やっぱり、ストーリーの流れ的には、東京Vの攻撃をさらに加速させていくことになりそうな予感がして怖い・・・。その反面、ようやく役者が揃ったという点で楽しみでもあります!
あとは、堀田が予定通り投入されるとするなら、それがETUのサッカーにどんな影響を及ぼしていくのか。すごく大事な場面での出場となるので、堀田の見せ場も期待したいですよね!
さぁここからが、東京V戦の一番盛り上がっていくところ!
この先、話をどのように収束させ、どんなドラマが私たちに見せてくれるのか・・・、本当に楽しみです。
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それと、拍手コメントしてくださった方々、どうもありがとうございます。
中には表立ってコメントしづらい内容もあったりしたので、直接の返信は控えさせていただきますが、そのメッセージ(主張したいこと)は、しっかりと私のもとに届いてます。
うちの場合、拍手コメントに関しては、状況に応じて引用したり返信するようなスタンスでやっていますが(レスがほしいときは、そのように仕向けたパス(コメント)を送ってくだされば、それに応じて上手く返すようにしますw)、拍手コメントは非公開設定にしていますので、言いたいことがあれば率直にコメントしてくださればと思います。
タグ : GIANT-KILLING
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