今週の『GIANT KILLING』#111
2009.04.16 21:18
単行本10巻は、いよいよ来週木曜日発売です。
3ヶ月間が空くのは久々なので、結構待たされてる感がありますが、来週が楽しみですね。
リーグ戦第17節、東京VvsETUの東京ダービーは、椿の得点でETUが1点をリード。
試合展開も、ここまではETUペースで進んでいます。
石神は、東京Vの7番・堀のことを、「きっといい奴なんだろう」としながらも、サイドバックの上がりを待つためにボールを止めるというクセを把握。石神と村越は、堀にプレスをかけに行き、赤崎はオーバラップしてくる東京Vの左サイドバックをマークすることで、ボールを持つ堀のプレーの選択肢を奪い、村越がボールを奪い返すことに成功します。
そして、村越はフリーの王子にパスを送ります。
王子がパスをもらう瞬間、東京Vの8番・日本代表候補でもある城西の強烈なスライディングが足に入りファールになります。このプレーで城西にはイエローカード。
「勘弁してよ城西(シロニー)
ピッチで倒れないのがボクの格好良さなんだから
とんだイメージダウンじゃないか」
と、王子は文句を言いますが、城西は意に介していない様子。
王子も、城西のそんな様子が何かひっかかるものがあったか・・・。
三雲は、イエローをもらった今の城西のプレーに対して、自分のポジショニングが悪かったせいで余計なファールをさせてしまったことを謝りますが、城西は楽に勝てる試合なんてないと言い・・・
「若手のお前がミスを恐れる必要なんかない
だがピッチに迷いを持ち込むな
俺たちは意思をひとつにして死に物狂いで勝ちに行く
誰一人その意思がブレてはいけない 分かるな三雲?
平泉さんが俺たちに求めてるのは まさにそういうものなんだよ」
と、三雲に話します。
一方で、ETUベンチの達海は、ここのところの東京Vの不振について、「色々だ」としながらも・・・
- 勝ち続けたことによる勝つことへの慣れ……
- 不振でもそのうち勝てるだろうっていう慢心……
- 頂点に立ってしまったが故のモチベーションの低下………
- 怪我による離脱……
などを、挙げています。
ですが、東京Vの調子が上がらない大きな理由は、それらではなく・・・
「奴らはチャレンジしてやがる」
と、言います。
達海の、この試合での狙いは、そのチャレンジが噛み合ってない彼らの隙を突いて目論見もろとも崩壊させるなのだとか。
・・・
話をピッチの中へと戻しまして・・・。
椿が、王子へパスを送ったところに、素早く寄せてきたのは三雲。
「やあミック 調子はどうだい?」
なんて言葉をかけながら、王子はパスを要求する夏木にパスを・・・
と見せかけといて、走り込んできていた椿にヒールパスを送ろうとします。
・・・が!
「常勝軍団東京ヴィクトリー……
若手のオレがレギュラーつかんだシーズンに……
弱くなったなんて言われるわけにはいかねえんだよ」
と、これまで何度も同じ手に引っかかっていただけあって、このヒールパスを読んでいた三雲は、パスカットに成功します。
ここから、東京Vの逆襲が始まるか・・・?
といったところで、今週はここまでとなります。
■ 私的雑感
今週は、まずガミさんですね(笑
なんと言うか、サイドバックの苦労を理解してくれている、東京V・堀のことを「仲間想い」という言葉で表現するガミさんに和みました。まぁ、それでも、容赦なく隙を突いてボールを奪いに行くんだけどね! っていう・・・(笑
堀は、PSMの時も出場してましたが、その時は、持田にパスしているシーンもありますけど・・・
(フリーキックの時も、持田の横に立ってました、左足のキックが得意?)
堀がオーバーラップしてきた左サイドバックにパスを出したところを、ガミさんがインターセプトしてるシーンもありました!(2巻182ページ参照)
おぉ、ガミさんすごいな~。しかも、このプレーが、"哀れなミック"のETUの先制点につながってるんですよね。
※
なんか結局、東京Vの抱えている問題についての具体的な話が出てこなくて、もやもやとしています。
「奴らはチャレンジしてやがる」
・・・と、タッツミーは言ってましたが、
彼らは、何にチャレンジし、何を目論んでいるのだろうか?
城西(平泉の求めているもの)は、「意思をひとつにして死にもの狂いで勝ちに行く」という、サッカーの内容の話ではなく、メンタリティの話になっているし・・・、まぁ、それによって、ミックは意地を見せたわけですけどね。
そのあたりは、じきに明らかになってくると思うので、もう少し様子を見守っていこうかと思います。
チャレンジ・・・
慣れ、慢心、モチベーションの低下・・・どうしても起こってきてしまうマンネリを打開するために、何か新しいことにチャレンジしようとしているといったニュアンスだったら合点がいくのですが、今週の描かれ方だと、それとは違うみたいですし、私にはちょっとその意図が見えなかったです。
※
シロニー・・・
そっか、城西は"シロニー"なんですね(笑
王子の、「とんだイメージダウンじゃないか」には、笑ってしまいました。
確かに、ファールを受けて倒れるシーンは、初めて見ましたよね。
でもなんだかんだで、王子はシロニーの動きを事前に察し、上手いファールの受け方をしたようにも見えます。
バッキーへのヒールパスも、最高のお膳立てを決められないナッツよりも、かわいい忠犬バッキーに・・・って思ったのかもしれないですが、さすがに今回はミックに読まれてしまったようです。
けど、最後は、王子のほうが上手であることを見せてくれると私は信じますよ!
※
さて、来週は東京Vの逆襲となりますか?
「へっ 来れるもんなら来てみろ!!
今日のお前らなんか怖くねえんだよ!!」(byクロ)
・・・・・・
だ、大丈夫です・・・かね?
なぜだか、とても不安な気持ちになっているのですが("頼もしいぜ黒田!"の文字がその不安をさらに煽るんですが・・・)、ま、まぁ、来週どうなるか見てみましょう。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
コメントありがとうございます。
あー、髪型のことで言い合ってたあの人の話ですね?(笑
もし仮にクロがミスったとしても、スギやドリさんがフォローして、何とか失点は防いでほしいなと願ってます。
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あの頭の上を抜けてったシュートのシーンを思い出してしまいました。