今週の『GIANT KILLING』#107
2009.03.19 22:15
場面は、東京ヴィクトリークラブハウスのとある一室。
ここのところの低迷で、シーズン中の解任の可能性もあることを宣告されてしまった、ヴィクトリーの監督である平泉は、平泉の動向を気に掛けるコーチングスタッフ(?)と前日に行われたJFリーグ第16節ETUvs鹿島ワンダラーズの試合のビデオをチェックします。
それによると、鹿島戦でのETUは、0-0のスコアレスドローで終わったようですが、調子は決して悪くないようです。
試合を見ながら平泉は、プレシーズンマッチのことを思い出しながら・・・
「いつもどおりのサッカーをしてくるがいい達海…… 受けて立つよ」
と、達海に対してプライドをのぞかせていました。
一方で達海も、平泉の考えどおり、ビデオを見ながらヴィクトリーを倒すために闘志を燃やしていました。
・・・
そして試合当日。
スタジアムへと向かう、(ホームである)多くのヴィクトリーサポーター・・・の中に、江戸前応援団ご一行の姿もありました。
圧倒的多数のヴィクトリーサポに肩身の狭さを感じているゴローですが、息子のコータは・・・
「同じ「東京」を名乗るもの同士……
絶対に負けらんないんだからね!」
と、周囲は敵だらけの状況であっても、そんなことはお構いなし!
気合十分のところを見せ付けます。
・・・そこに、遅れてやってきたのは、後から江戸前応援団に加わった、写真屋の山さん。
「東京Vのサポーターってすごい数だっていうからさ……
少しでも味方サポーターが増えれば ETUの選手も頑張れるかと思ってさ」
という理由から、そっくりな息子さんも連れてきていて(最近調子のいいETUを見せてやりたいとも言っていました)、そんないいところを見せてくれた山さんの姿勢に、子供たちはさらに盛り上がっていくのでした。
・・・
ヴィクトリーのクラブカラーである緑に染まるスタジアム。
有里と一緒にロッカールームにやって来た達海は、「お前ら見たー?」と、選手たちに声をかけます。
それに対し、黒田は、ビビリな椿のことをからかい半分(・・・といいつつも、椿は本気でビビってるぞ)、ヴィクトリーとのアウェイゲームについて話しますが、達海はヴィクトリーサポのことを言いたかったわけではありません。
ヴィクトリーのサポで埋め尽くされた一角で、ETUのために必死に声援を送るETUサポ。
そのサポーターたちに、胸を張って帰してあげるためにも、戦うことを強調する達海。
「向こうはチャンピオン 俺達はチャレンジャーだ
挑戦しない奴はチャレンジャーとは言えねえ 勝利ってのはその先にあるもんだ
果敢に挑んで勝ち点3をもぎ取る!
そんでついでに……
「東京最強」の座も頂いてこい!」
その言って選手たちを送り出します。
ピッチへと入場する選手たち。
ピッチにいる選手たちに懸命に声を送るサポーター
達海、平泉両監督は、それぞれに何を思う?
緊張感が高まっていく中で、今週号はここまでとなります。
東京ダービーは、次号ホイッスルとなります!
■ 私的雑感
ひとまず、補強の話は忘れるとしまして、16節の鹿島戦もすっ飛ばし、東京ダービー試合直前のお話となりました。
※
今週、さり気に一番輝いていたのは山さんではないでしょうか?
そっくりすぎる息子さんを連れてきた場面は、思わず吹いてしまいましたが・・・
(息子さんは、これまでサッカーには興味がなかったのかな?)
「少しでも見方のサポーターが増えれば ETUの選手も頑張れるかと思ってさ」
と、話す山さんは、最高に輝いていました。
こういう思わぬ地味なキャラが、カッコいいところを見せてくれるのはいいですよね~。
これを機に、息子さんもETUサポへの第一歩を踏み出すことになるといいですね。
※
「だったらあいつらを気分良く帰してやろうぜ」
タッツミーが、サポのことを持ち出して選手たちをモチベートする場面もすごく良かったです。
「東京最強」のところは、プレシーズンマッチのときにあった、"西高東低"のゲーフラのことを思い出してしまったのですが、今度こそ勝利して、ヴィクトリー戦の連続未勝利記録(PSMのときにあった17連敗は引き分けを挟んでのものかが分からなかったのでこのように表現しました)を打ち破ってもらいたいものです。
ただ、ひとつ心配なのは、バッキー、バッキーは大丈夫か?
川崎戦で、少しメンタル的な成長を見せたとはいえ、クロのからかい半分の冗談に反応し、ヴィクトリー戦というと、嫌な思い出もありますからねぇ・・・。
けど、バッキーは、ここぞの大一番で輝ける男。
隅田川スタジアムのときは比較にならないほどの相手サポの重圧を受けながらも、何か大きな仕事をやってのけるバッキーに期待してます。
あと、個人的には、サポの存在というのをより深く意識してくれていて、かつ、サポからの信望も厚い、ミスターETU・村越茂幸の活躍に期待したいです。
※
少しだけヴィクトリーの話。
結局、持田は間に合わなかったということになるのでしょうか?
まだその姿を見せていないので、なんとも言えないですけど、せめてサブぐらいには、入っていてほしいかったんだけどな。
おっと、誤解は勘弁ですよ?
私は決して敵を応援して・・・(略
それと、平泉の解任話も気になるところです。
ETUに敗れるようなことがあれば、話は加速しそうですよね。
けど、なんとなくですけど、ヴィクトリーは監督を解任してしまったら、さらなる泥沼にハマっていきそうな気がします。
もし、そんな展開になっていくとしたら、持田はヴィクトリーから出て行きそうで・・・なんて考えると面白い話になっていきそうなのですが、所詮はただの私の妄想話なので気にしないでください(笑
※
選手入場のシーンで、クロのエスコートキッズの子を見て、思わず笑ってしまった人は多いかと思います(今度はそう来たかとw)。
もしかすると、あの子は、この瞬間からETUのサポへと目覚めていくのかもしれません(笑
気がついたら、あの子は4人目のクロ親衛隊になっていたりしてね。
※
欄外の人物紹介欄で、ETUの選手に関しては、今週号から背番号が上に書かれるようになりましたね。
この人物紹介欄、地味に記述が変わったりしているのが面白いです(たまに1週限定バージョンとかあるのがまた面白い)。
最近は、ザッキーのがないよなぁ・・・と思っていたのですが、今週号には載っていて、"生意気盛り、真っ盛り"と書かれていたのには笑ってしまいました。
さてさて、来週ヴィクトリー戦はキックオフとなります。
、今季2度目の両クラブの対戦、ヴィクトリーがベストな状態でないのは残念ですが、今回どんな試合になっていきますでしょうか(何が試合のテーマとなっていくのか)?
まずは、試合の立ち上がりに注目していきたいです。
タグ : GIANT-KILLING
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