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ひとりの"サッカー好き"が書く、主観的なサッカーマンガの読書日記。『GIANT KILLING』と『ANGEL VOICE』を猛烈にプッシュ中!

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『GIANT KILLING 9』 / 原作:綱本将也 漫画:ツジトモ 

2009.01.24 22:48


綱本 将也
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※ネタバレ要素が多少ありますのでご注意ください




7巻から続いていた大阪ガンナーズ戦がいよいよ決着!
そして、舞台は椿の故郷に・・・?!



連載が始まってから2年が経過し、某Jクラブとコラボレーションしたりなど、着実にその知名度を上げ、今一番勢いのあるサッカーマンガのひとつと言える、『GIAINT KILLING』9巻の感想です。

最初に、簡単に9巻の主な見どころを大きく2つに分けますと・・・

前半部分は7巻から続いている大阪ガンナーズ戦のクライマックス。
達海の仕掛けた作戦の全貌が見え始め、まずは1点を返したETU。
ここからさらに勢いを加速させ、逆転勝利を収めることができるのか?

そして、後半部分は、今季からETUを追いかけ始めた、フリーライターの藤澤さんが、椿大介のサッカーの原点を探るため、椿の故郷を訪問する、"藤澤桂のズッコケ大冒険編"(←単行本には書かれてないですが、モーニングの連載にはこのようなサブタイトルが付けられていましたw)となっています。

あともうひとつ、ETU内を駆け巡るビッグニュースについても、最後に触れたいと思います。

まずは、大阪ガンナーズ戦のクライマックス。

やはり、達海が仕掛けたETUの戦い方をより楽しむためには、9巻を読む前に、7~8巻を読んで試合の流れを把握しながらのほうがベターだと思います。

今回の大阪戦で私が一番面白いと思ったのは、達海が大阪の監督であるダルファーに矛先を向け作戦を立てていたということですね。監督に対して仕掛ける心理戦。

王子が前半から微妙なところにパスを送り続けていたのは、単に平賀のスタミナを消耗させ、ETU側から見て中盤左サイドを制圧し、逆襲の足がかりを作っていくため・・・というばかりでなく、平賀というチームのキャプテンであり大黒柱の代えの利かない選手に対してターゲットを定めることなどによって、ダルファーの采配の迷いを誘うところにもあったということ。

自分の哲学を貫くことを美学とするダルファーは、運動量が極端に落ちているにもかかわらず、平賀を交代させることを躊躇し悩んでしまうのですが・・・

この迷いが、皮肉にも"勝負のあや"となってしまうところが実に面白かったです。

椿に突破を許した平賀が思わずファールをしてしまったのを機に(誰が見てももう交代させなきゃと考えざるを得ないタイミングで)、ダルファーはようやく平賀を代える決断をするのですが、時すでに遅し・・・。

そのファールから得たフリーキックからETUは同点ゴール!

(少し話はそれますが、このゴールを決めたのが杉江で、前半窪田にいいようにやられてしまっていた名誉挽回となったところが、また熱い気持ちにさせてくれましたね!)

そして完全に試合の流れは、ETUのものになっていく・・・。

実際にも、流れの悪いほうのチームが、その流れを断ち切るために、選手交代を試みようとするも、交代選手が入る前に失点なんて光景は見られますし、直接のピッチの中の話ではないですが、これもサッカーというスポーツの面白さのひとつを描いたものだと思います。

あと、大阪戦は何と言っても世良ですね!

「磨いて輝かないものはない」

体格面では劣っているかもしれないけれど、相手DFのクリアを恐れずに、頭ごとゴールに向かって突っ込んでいった世良のシーンは、ツジトモ先生の描き方も含めて最高でした。

このあたりをどう説明していいのか分からないのですが、とにかく、ETUサポ感覚で感情移入して熱狂させてしまう何かがジャイキリにはあるんですよね。理屈じゃない何かが(笑

それは私が、特定のサッカークラブを応援しているからという影響も少なからずあるとは思っているのですが、"ジャイキリワールドの人々と同等の感覚を共有して作品を読んでいける"この感覚が本当たまらない。

この感覚を味わえることが、私にとっての、ジャイキリが最高である一番の理由なんだと思ってます。
(もちろん、他にも語り尽くせないほどの魅力がいっぱいありますよ!)

正直言うと、連載で読んでいた頃は、大阪戦はあれもこれも詰め込みすぎで、テンポが悪いなぁと感じていたところもあったのですが、単行本でまとめて読み返す分には、自分が思っていたほどでもなく、これはこれで良かったのかなと思います。

最後は、きっちりと笑いを取って締めてくれましたし(笑)、ひとりのサッカー好きとしても、ETUサポ的立場としても、しっかりと楽しませていただきました。

続いて、その後に描かれているのが、大阪戦を観て、核としてチームを引っ張って行ってくれる選手として椿に注目したフリーライターの藤沢さんが、椿のサッカーの原点を求めて、椿の故郷を訪問するお話。

ここでは、椿がETUに加入するまでの経緯が描かれています。

普通の選手とはちょっと違う、椿がサッカーを始めたきっかけ、プロサッカー選手を目指そうとした理由など、たくさんの優しさが詰まった心温まる彼らしいエピソードは、大阪戦とはまた違った意味で必見です。

また、このエピソードを描いた意味を、今後の椿の成長の過程の中でどのように絡めていくのか。 そのあたりも興味深く見守っていきたいところですね。

あとは、赤崎が五輪代表に召集される話や(代表での赤崎については、10巻でちょこっと描かれます)、累積警告での出場停止となってしまう黒田など、プロサッカークラブを題材にするサッカーマンガとして、起こりえるネタもしっかりと盛り込んでいるのがまた楽しいところ。

このあたりのやり取りを描いた#87は、上手くサッカーネタを笑いに昇華できていて、私が好きなところのひとつです。ここの部分の話の流れは秀逸でした。

サポ的視点で見え、赤崎の五輪代表招集は素直に喜ばしく思いながら読んでいましたし、今後"代表とクラブ"といったテーマをジャイキリではどのように描いていくのか、このあたりも興味を持って見ていきたいですね。

また、代表でチームを離れる赤崎と、累積警告で黒田が出場できない、リーグ戦第12節のジェムユナイテッド千葉戦、代わりに出場した、若い宮野と亀井が本来のパフォーマンスが発揮できず、ジェムの監督がリーグ戦の長丁場を戦い抜いていくことの難しさを暗示している場面もまた良かったです(ジェムの監督さんはできれば、もうちょっと見たかったな~)。

まだまだリーグは中盤戦。
これから、終盤にかけて、いろいろな仕掛けを用意されているんだろうなぁと、期待感を抱かせてくれるものでした。

その他諸々、ひとつひとつ細かいところまで語りたいところではありますが、語りたいところがありすぎてほんっとキリがなくなってしまうので、あとは、毎週の連載の感想を書いている今週の『GIANT KILLING』の過去ログをたどって読んでいただければと思います。

9巻は、サッカー部分も人間ドラマの部分も両方バランスよく収録されていて、時には温かな気持ちになりつつも、いつもながら面白楽しく読ませていただきました。

やっぱり最高だよジャイキリは!

結局、結論としてはこうなりますね(笑

ひと通り、本編の話が済んだところで、毎度おなじみ初版限定のステッカーのお話を。

ジャイキリ9巻初版限定

やっぱり、これは10巻でやるべきものではなかったのか?

という疑問を感じずにはいられないのですが(それとも、10巻はもっとゴージャスになるとでも?w)、このステッカー付きの単行本が欲しい方は、早めに購入しておきましょう!

あと、王子関連で言えば、巻頭のほうにある、おまけマンガが面白かったですね。 ・・・というか、なぜゆえ、王子はそこまでサインを拒むのか、その理由が知りたい(笑

さて、続く10巻は、講談社の3月のコミック発売リストには掲載されていないので4月発売が有力視されますが、単行本派の方は、いつもながらに秀逸な出来の巻末の予告を眺めながら、発売される時を楽しみに待っていてください。

次回も、とても素敵なエピソードを見ることができるはずですから。

■ 収録

#78~#87
週刊モーニング2008年36・37合併号~46号
リーグ戦第12節、ジェムユナイテッド千葉戦まで収録

タグ : GIANT-KILLING

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