2008年を振り返って
2009.01.01 01:20
新年明けましておめでとうございます。
昨年中にこの記事をアップする予定でいたのですが、ついうっかりテレビを見ていたら、記事を書き上げることができず、年が明けてしまいした( ̄▽ ̄;)
新年早々、ドタバタしてしまって申し訳ないのですが、2008年について簡単に振り返ってみたいと思います。記事のほとんどは、2008年中に書いたものなので、それを前提として呼んでいただけたらと思います。
■ 2008年のサッカーマンガ界について
【現在連載中の作品(ウェブコミックも含む)】
- イナズマイレブン / やぶのてんや(2008年連載タート)
- うるとらスーパーさぶっ!! / 村山文夫(2008年連載スタート)
- エリアの騎士 / 原作:伊賀大晃 漫画:月山可也
- ANGEL VOICE / 古谷野孝雄
- 大分トリニータ物語 / 原作:木村元彦 漫画:宮城シンジ(2008年連載スタート)
- 清く正しく美しく / ufotable×たあたんちぇっく(ウェブコミックに移行)
- GOLDEN★AGE / 寒川一之(ウェブコミックに移行)
- GIANT KILLING / ツジトモ 原案・取材協力:綱本将也
- 蹴球少女 / 若宮弘明(2008年連載スタート)
- 蹴助DX / 馬場民雄(2008年連載スタート)
- マイスター / 加地君也(2008年連載スタート)
- MAGiCO / 佐久間力(2008年連載スタート)
- YATAGARASU / 愛原司
- 龍時 / 原作:野沢尚 漫画:戸田邦和
- LOST MAN / 草場道輝(2008年連載スタート)
※かわせひろし先生の個人サイト掲載の『ケッタ・ゴール! 激闘編』と、浦和レッズ有料情報サイトが主掲載の『赤菱のイレブン』は、このリストから除外させていただきました
【2008年に連載が終了した作品】
- キャプテン翼 GOLDEN-23 / 高橋陽一
- なでしこシュート! / 神崎裕
- LOOK UP! / 水穂しゅうし(2008年連載スタート)
単行本化すらされずに打ち切られてしまった『LOOK UP!』、ウェブ送りにされてしまった作品などもありましたが、全体的に見れば、歩幅は小さいながらも、着実に前進した1年と言えるのではないでしょうか。
下半期に連載がスタートした作品が結構あり、全体で15作品と(中にはサッカーマンガと定義するにはかなり微妙なものもありますが・・・)その数は決して少なくないと思います。必殺プレーを全面に押し出したものから、ドキュメント系、玄人好み系のものや、萌え・お色気路線のものなど、バリエーションもそれなりに豊富です。
近年は、3巻以内で連載が終了してしまう作品が非常に多かったのですが(私個人は、勝手に4巻の壁と呼んでいましたw)、現在では10巻まで到達している(到達できそうな)作品がいくつか出てきて、そういう意味で順調・・・とは素直にいえない部分もあるんですけど、悪くはないかなと思ってます。私個人としては、楽しませてくれる作品は、それなりにあったので。
ですが、人気や単行本の売り上げといった観点から見ると、『エリアの騎士』と『GIANT KILLING』がサッカーマンガの中では頭ひとつ抜けた存在となっていて、タイミングが良ければ、週刊の売り上げランキングでもトップ10を狙えるポジションに到達しているのですが、他の売れているスポーツマンガと比較してしまうと、正直なところまだまだ低い所にいるというのが現状です(某ランキングを見ていたら、エリアと『ダイヤのA』とでは、単純比較で1.5倍以上後者のほうが発売初週の売り上げが多かった・・・)。
個人的には、ジャイキリは、もうちょっといけるかなぁと思っていたんですけどね・・・。
ジャイキリに限らず、各作品の来年の飛躍に期待したいです。
■ 2009年への展望
とりあえずは、引き続き、『エリアの騎士』と『GIANT KILLING』が引っ張っていく形になっていくと思われます。
その中に、今年後半に連載をスタートさせた作品がどれだけ喰いこんでいけるのか。
現状として、その最有力となりそうな存在なのは、やはり、もっともメジャーな週刊少年誌で連載をスタートさせた『マイスター』でしょうか。
サッカー部分は、本当にありきたりなんですけど、ライト層にも読みやすく、楽しさを強調した路線の作品なので、序盤を乗り切って波に乗れれば、単行本の売り上げ的には伸びてくるのかなぁと思ってます。その序盤を乗り切るのが大変だと思うのですが、ジャンプの読者層が、あの作品性をどう評価するのかに(アンケート的な話のことです)、興味を持ってます。
あと個人的には、『ファンタジスタ』という実績があり、ファンタとは違う特性であっても、魅力的なサッカー描写を描ける、草場道輝先生の『LOST MAN』にも頑張ってほしいところ。
それと、メディア展開させている『イナズマイレブン』のゲームが地道にだけど売れ続けているようなので、コミックのほうも伸びてくるかもしれないですね。
去年から続いている作品としては、去年も書いていますが、『ANGEL VOICE』の躍進を今でも期待しています。ちょっときっかけがあれば、一気に伸びる可能性はあると個人的には思っているんですけどねぇ・・・。まぁ、私は私で、影響力はほとんどゼロであろうとは思いますが、地道にプッシュしてみたいと思っています(笑
もちろん、個別名を挙げなかった作品も、応援していますよ!
あとは、2010年ワールドカップの前年ということで、それなりに新連載も登場してくると思われます。
私たちをあっと驚かせてくれる、新しい可能性を秘めたサッカーマンガの登場に期待したいですね。
個人的に、ワールドカップ(予選)を戦う日本代表を描いたリアル路線のサッカーマンガ、フットサルを題材にした作品を待ち望んでいます。
来年は、サッカーマンガ業界にとってどんな1年になるのでしょうか?
■ このブログについてのこと
うーん、今年は何かと時間に追われて、結局やりたいと思っていたことがほとんど実現できなかったですね・・・。
それには、自分自身の時間のマネージメントのまずさもあったと思うのですが、今年の後半にいくほど失速していった感があったので、それについては深く反省。
※
今年もジャイキリを中心とした1年となりました。
当ブログを読んでくださっている方の9割近くは、ジャイキリ目的で訪問されているというデータが存在していますし、私自身ジャイキリが好きで好きでたまらない人間なので、一応サッカーマンガ全体を扱ったブログということにはなっていますが、それはそれでいいと思ってます(笑
来年以降も、ジャイキリが私にとって魅力的な存在であってくれる限り(人それぞれ嗜好はあるので、私にとって絶対的にそうあり続けるとは限らないとは思っています)、今のスタイルは変わらないと思うので、来年もよろしくお願いいたします。
本能を貫いた結果が、今のこの状態なわけなのですから!
これについては、反省するつもりは一切ございません!(笑
※
ブログをやっていて、今年一番驚いたことは、やはり、「テニス漫画レビュー」の管理人さんからメールをいただいたことですね。
特定のスポーツマンガを扱った同士として、そのスタイルに勝手に共感し親近感を持っていたサイトの管理人さんが、うち見て同様のものを感じ取っていただけたことは、素直に嬉しかったです。
それと、昨年以上に、ブログ読者の方を、身近に感じられるようになったのも、私としてはすごく嬉しいことでした。
私も、人見知りしやすいタイプで(こういうところは、リアルでもネットでも同じなんですよねw)、自分の空間に引きこもっている傾向が強いブログ管理人でしたが(私が表に出ないのは、ブログのクオリティに自信を持てないってのもあります)、そんなブログにいろいろ声をかけてくださった皆様方には、深く感謝しています。
そうですね、来年はもうちょっと自分から表に出ていけるように頑張ってみますよ!(笑
というわけで、知名度の高い、マンガを題材にしたブログさんに比べれば、うちは本当に世界の片隅でひっそりと生息しているような存在ではありますが、弱小なら弱小なりの意地とプライドを記事を更新し続けていきたいと思っていますので、もしよろしかったら、2009年も『サッカーマンガを読もう!』にお付き合いいただければと思います。
それでは、えーっと、年はすでに明けてしまったので(苦笑)、今年もよろしくお願いいたします。
2009年の本格的な記事の更新は、3日からになる予定です。
コメント
いえいえ、こちらこそありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
爆発的なヒット作こそないものの、そこそこに続いている作品も増えてきて、ここ数年の中では、一番恵まれた状況にあると思っています。作品のタイプもいい具合にバラけていますし。
今年~来年にかけては、リアルサッカー界の一大イベントのワールドカップもあるので、いくつか登場してくるであろう新連載にも期待しています。
テニスマンガについては、個人的には、錦織くんの活躍が状況をいい方向へ導いてくれるのではないかと密かに期待していたり(笑
ちなみに、私は少々地味な印象もありますが、『ベイビーステップ』が好きで毎週楽しみに読んでます。
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昨年はいきなりメールを送らせて頂いたにも関わらず,
親身に対応して下さり,ありがとうございました。
ウチも漫画レビュー界では異端中の異端ですが,
どうかこれからもよろしくお願い致します。
それにしても,サッカー漫画は数が多くて羨ましいです。
テニス漫画は(そう呼んで良いか微妙な作品も含めて),
私が知る限りで,現在連載中なのは四本だけですからね。