今週の『GIANT KILLING』#95
2008.12.12 00:20
※ストーリー部分のみ更新しました(12月13日)
ごめんなさい、今週も短縮版です。
眠い・・・、とにかく眠い・・・。
一応、今週末は連休なので、未消化のストーリー部分など、その他諸々は、そのときにでも。
リアルJリーグの話もしたいなと思っています。
椿のプレッシャーを受ける前に、八谷が素早く左サイドへパスを送ったところまでが先週号の流れでした。
左サイドでボールを受けた、川崎の草野は、中を見て次のプレーを考えていましたが、そのスキにボールを奪おうとしたのは、石神。
しかし、石神は、ボールを奪うことはできず。
ですが、攻撃の勢いを止められた草野は、中央にいるトップ下の浅香へパスを送りますが、そこは、堀田がしっかりと読んでいてパスカット。そのこぼれ球は、石神が拾い、前方でパスを要求する赤崎へパスを送りETUにとってはいい展開。
その様子を見た椿も反応して動き出しますが、そこは、八谷がしっかりついて椿の動きを封じようとします。
椿は、中央から左サイドへ向かうダイアゴナルランで、中央にスペースを作り、そのスペースを左サイドが主戦場の丹波が使い、右サイドを突破した赤崎からのパスを受けミドルシュート!
雨の降る難しいピッチコンディションでは、打てば必ずボールはこぼれる!
シュートを打った丹波は、そんな意図を持ち、そのこぼれ球を狙って、FWたちがゴール前へとつめて行きますが・・・
そこは、日本代表正GKの星野が、いったんボールを弾きながらも、落ち着いてキャッチ!
この日の星野は、当たっている。
「やっぱりあのキーパーからゴールを奪うのは
ETUの核弾頭… 夏木陽太郎しかいないんじゃないんですかね」
そう、しゃしゃり出てきたのは、この日はベンチへと追いやられ、必死にアップをしながら、自らの出場をアピールする夏木。
松ちゃんも、当たってる今日の星野に対しては、夏木の強引さは有効かもと同意し、若手の多い川崎を勢いづかせる前に手を打ったほうが・・・といった考えを示しますが達海は・・・
「そんなに若手がいいと思うんなら ユースのコーチでもやりゃあいいじゃん」
と、ちょっとうんざり気味といった感じ(?)の達海。
そして達海は、「俺は単にベテランだからって理由で…… あいつらを起用したわけじゃないよ」と、他にも起用意図があることを示唆していました。
話は、ピッチの中に戻しまして。
堀田からのパスを受けた椿は、トラップミスをしてしまいます。
当然、そこを八谷は狙っていきますが、なんとか椿は堀田にパスを戻し、堀田はそのパスをダイレクトで右サイドにはたいて、事なきを得ます。
調子に乗れず凡ミスを連発させる椿に、堀田は、半ば呆れ気味で、普段ボランチで椿とコンビを組んでいる村越に対して、同情的になりますが、それと同時に、自分がすっかりサブ組の考え方になってしまっていることにも気付いてしまいます。
紅白戦での椿の躍動に、新監督・達海猛の存在・・・
今の自分の置かれている立場について、いろいろと思うところはあるようです。
・・・
「どうもおかしいわな」
椿が、直接的に攻撃に絡んでこないことに、違和感を感じている様子のネルソン。
椿が意図的にサイドに流れることで、中央にスペースを作り、そのスペースを利用した他の選手がチャンスメイクするという、ここまでのETUの攻撃パターンをネルソンに見抜かれてしまいました!
「ふーむ…
なかなかに姑息なマネを……」
ETUのとりあえずの作戦に気付いたネルソンは、この後一体何を仕掛けてくるのか?
ここからが面白くなってくるぞーといったところで、今週号はここまでです。
次週は合併号なためお休みで、続きは再来週となります。
■ 私的雑感
今週は、年長組にスポットが当てられていて良かったです。
川崎の左サイドの草野にボールが渡ったところをガミさんがカットって、見事なまでに期待に応えてくれる展開になってくれました。
「活躍の仕方が地味なんだよ石神(ガミ)さん…」
と、清川が言ってましたが、というか、私的には、"活躍の仕方が、なーんかいい加減だな"という印象のほうが強かったかな(笑
けど、それもガミさんらしい・・・のかもしれない。
※
地味というか、いぶし銀の活躍を見せてくれたのは、堀田だったと思います。
バッキーがトラップミスしたところを、素早くフォローし、ダイレクトでシンプルにパスをサイドに散らしたところが、めちゃくちゃカッコよかったと私は思いますよ。
地味ながらも的確にパスをつないでゲームメイクするというのが、私の堀田という選手に対する私の印象です。個性がないというよりは、"華"がないという言葉の正確なのかもしれません。
今シーズンは、バッキーによってベンチへと追いやられてしまった堀田ですが・・・
「他の選手の代役…… それが俺の生きる道なのかもしれない……」
の言葉には、ちょっと切なくなってしまいました。
誰かの穴を素早く的確にうめることができる選手というのは、(サブが中心だとしても)チームにとってはすごく大切な存在ではありますが、堀田だって十分に戦える力を持った選手だと思いますし、ポジション争い的には厳しいところではあるけれど、"レギュラーを奪い返してやる!"って気持ちを持っていてほしいです!
ギリギリのところで戦っていかないとそのうちに・・・
いや、なんとなく、このシーンを読んでいて、『U-31』の成田さんの一場面を思い出してしまったんだよなぁ・・・。
※
ここからは、来週以降に向けての話にもつながっていきますが・・・
バッキーは、囮として八谷を引き付け、サイドに流れていくことによって空いた中央のスペースを、別の選手が使って(ここまでのストーリーの流れだと、それはタンさん)チャンスを作るというのが、とりあえずのETUの戦い方のようです。
ですが、そのETU(タッツ)の意図に、ネルソンは気付いてしまった!
さぁ、ここからが面白くなってくるところですよ!!
相手の意図に気付いた以上、当然、ネルソンは何かしらの手は打ってくるだわな。
そのネルソンの打ってきた手のさらに上を行く"何か"を、ETU側は持ち合わせているのか。
多分、タッツミーは、何かさらに上にいく策を選手たちに授けていると思いますが、そればかりでなく、タッツミーの予想を超えるプレーが選手たちが見せてくれることにも、大きく期待したいです!
何度でも書くけど、この試合、スポットが当てられている年長組の選手たちが、私たちの感情を揺さぶってくれるドラマを見せてくれると嬉しいな。
あとは、八谷の監督の戦う気持ちに触れたバッキーにも、私たちを驚かせるプレーを見せてくれることに期待しています。
ただバッキーは、囮になるにしても、しっかりと攻撃の意志があるということを、ハッタリであっても見せ付けておかなきゃ!(笑
もし、意志を感じさせないことが、作戦として意図的に行われているとしたら、バッキーすげーって思いますけど、バッキーは、きっとまだ、そこまで器用な子じゃない(笑
バッキーが囮ではなく自らのプレーで何かを魅せてくれるときは、タッツミーのために戦う気持ちが前面に出てくるときだと思ってますが、もしそれが、この試合で見られるとするなら、どんなプレーを見せてくれるのか楽しみにしたいです。
あと、ここ最近の流れで、ちょっと忘れかけましたが、陰キャプの活躍も楽しみにしてますぜ!
今回は合併号で来週のジャイキリはお休みですが、あぁ~、早く続きが読みたいですね。
それと最後に、この試合は、年長組の活躍の場と考えているので、あえてこう書かせていただきます。
今回はベンチスタートということで、必死になってタッツミーに交代出場をアピールしているナッツについて・・・
いいから、お前は引っ込んでろ!
と、お約束の行動として、楽しませてもらいましたが、このように発言させてもらいますね(笑
といったところで、また後日更新します。
あぁ、もっとあっさりと更新済ませようと思ったら、結局、いつも通りダラダラと書いてしまった。まぁ、ジャイキリの書くのは楽しいから、それでもいいか(笑
タグ : GIANT-KILLING
コメント
ちょっと、所用ができてしまい、試合そのものは見れなかったのですが、結果を見ました。
正直、何と声をかけていいのか、その言葉が見つかりません・・・。
また来シーズン、0から勝ち点を積み上げていかなければならず、近年のJ2は、レベルが上がってチーム間の力も拮抗しているので、苦しい戦いになるとは思いますが、ベガルタがJ1のフィールドに戻ってくるときをお待ちしています。
実は言うほど落ち込んではいません。
チャレンジャーだった我々にとって
真っ向からぶつかって
そして何かが足りなかったから負けたに過ぎませんし
神様がまだ早いと言ったのかもしれません。
あせらず待ち続けます。
今一番心配のはうちの主力(レンタル含む)が
どんどんオファーを受けていることです。
自分が言うのもなんですがうちの選手達は
本当に将来が楽しみな選手ばかりで
失いたくないのですが・・・
ガンバ大阪はもう戦力いるじゃないですか・・・
成田と重ねて・・・てのはさすがですね。
今回フィールドに出てるベテラン勢(29歳の堀田が
ベテランってのも・・・)の中でも比較的丹さんや石神は
”オプティミスト”、堺は求道者タイプ、堀田は夏木みたいにしゃしゃり出るでも無く、椿みたいに光るものを感じさせる・・・でもない、けど明神みたいなタイプ、と思うのですけどね。
あと、今シーズンのETUの試合運びはハーフタイム後の後半から劇的に流れが変わる、というパターンが多いので、この試合でもハーフタイムのときに達海が選手達にどう指示するのか、あるいはこの試合前には割りと省略されていたベテラン勢起用の理由や椿への指示など、この
あたりの種明かしもまた楽しみなんですがね~。
自分たちは全力を出し切ったのだから・・・
と、いったところなのかな。
前向きなダントンさんを見て、なんだか安心しました。
私は当事者ではないので、第三者として見た立場からでしか言えないですが、今回の入れ替え戦、結果として敗れはしましたものの、次につながる"何か"を得ることはできたのではないかと思います。
来年は、どうなるか分かりませんが、苦しい戦いを乗り越え、ベガルタがJ1に戻ってくることができたときは、素直に祝福の言葉を述べさせていただきたいと思っていまし、また、そのときを楽しみにしています。
選手の流出に関しては、国内において、選手を奪ってしまう側のクラブを応援しているものとしては(とはいえ、私が某赤クラブを応援することにクラブの規模は関係ないんですけどね)、何ともコメントしがたいものが・・・(苦笑
>ムラサキさん
たびたびコメントありがとうざいます。
堀田は、まだ29歳ですし(私も堀田をベテランと呼ぶのはどうかと思うので、文中では"年長組"という言葉を使っていますw)、まだまだバッキーも頼りないところがありますから、控えである自身の現状を許さず(受け入れず)、代役とか言わないでレギュラー目指して闘ってほしいなっていう私の勝手な願望からそう書かせてもらいました。
"ここで自分を許してしまったら、フットボーラーとして終わってしまうかもよ?"と。
そのあたり、成田さんの場面となんとなく重なるものを感じたんですよね。あの成田さんのシーンは、本当あの当時読んでいて、切なすぎて涙が止まらなかった・・・。
バッキーに対して、大きな期待を寄せている私が言うのもなんなんですけど、見る側としては、大きな可能性を秘めた輝きを放つ若い選手にどうしても注目がいきがちになってしまいますが、その裏では堀田みたいな選手も存在しているんだってことを、(今回の場合は特にバッキーファン)知っておくべきなんだと思います。こういう部分を描いてくれるところに、ジャイキリの懐の深さを感じますね。
ストーリーのほうは、ここからが面白くなっていくところなので、タッツミーの作戦の種明かしも含めて、年長組の選手たちがどんな活躍を見せてくれるのか、そして、バッキーがワンステップ上の選手へと覚醒していきそうな瞬間をどう描いてくれるのかを楽しみにして続きを読んでいこうと思っています。
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引き分けでアウェイゴールを奪われて
今日の試合に臨むわけですが・・・
個人的にはこっちの方が分かりやすくて
いいと思ってます。
最初から引き分け狙ってるようなチームが
J1で勝ち上がっていけるはずないですし
ただ勝つことだけを目指せばいいので
当時小学生だった自分はテレビで
丁度ベガルタが昇格を成し遂げた試合を
見てました、そのおかげでサッカーに興味を持ち
今にいたります。お金さえあれば
静岡まで行きたかったですけど・・・
ユアスタのPVで選手達の勝利を祈ってます
では