今週の『GIANT KILLING』#93
2008.11.27 23:38
※11月30日ストーリー部分を追記しました。
左サイドバックの清川がオーバーラップを仕掛けようと前進を始めた瞬間、相手にボールを奪われ、その清川の上がったスペースを川崎の近藤に使われ、ETUピンチか・・・というのが先週号の流れでした。
ETUの左サイドを突破する近藤に、その後を追う清川。
中央付近では、ゴールを狙うため、ゴール前へロドリゴとカン・チャンスが駆け上がってきている状況。
達海も含め、ETUのディフェンス陣は、ロドリゴのほうに注意がいく中、それを察した、カン・チャンスは、進行方向を右へ変え、自分の足元へのパスを近藤に要求します。
ETUの左サイドを深くえぐった近藤は、カン・チャンスにマイナスのパスを送ります。
パスを受けた、カン・チャンスの選択は・・・?
と、ここで川崎フロンティアの回想シーン。
川崎の監督・ネルソンは、「若さとはつまり… 常に挑戦する精神(スピリット)だわな」と、若手の多い川崎の選手たちに対し、チャレンジすることを強調しています。
そのネルソン教えの通り、カン・チャンスは、ペナルティエリアのちょっと外、右45度ぐらいの位置から、思い切ってシュート!
カンのシュートは、ゴール左上に突き刺さり、川崎フロンティアが先制点をあげます。
独特のカタコトっぽい日本語で、喜びを前進で表現するカン・チャンス。
その様子を見ながら、達海は、カンの思い切ったシュートに、少々驚きの気持ちもあったか。
そして、場面は変わりまして、プレス席の藤澤さん・・・と山井。
この、カンのゴールに川崎というチームを勢いを感じている藤澤さん。
それに対し、山井は、カンのあえて通訳をつけていないなどいうハングリーさに触れ、カンだけでなく、川崎というクラブ自体、ハングリーな選手が多いようです。それは、クラブがそういう選手を選んで獲得しているのか、クラブ自身がそういう選手を育てているのかは分からないとしていますが。
それから話は、先制ゴールを許してしまったETUのディフェンス陣のところへ。
"切り替えること"をしきり強調し、味方を鼓舞する、陰キャプテンの黒田。
その黒田は、特に、サイドを破られてしまった清川にその言葉を投げかけ、言われた清川は、自分のポジショニングの中途半端さを悔いている様子。
と、ここで現れたのが、右サイドバックの石神。
石神は、同じサイドバックとして、その大変さに、勝手に理解を示し、彼なりに清川のことを励まして、その場を去っていきます。
選手たちは、切り替えて戦っていこうとしている中・・・
勢いのある川崎に先制されてしまったことに、ものすごく落胆の様子を見せるのは、江戸前応援団のメンバーとして、今回は応援しているコータをはじめとする子供たち。
若く勢いのあるチームに対して、先制されてしまうと苦しいというのが子供たちの考えのようです。
それに対し、吾郎は、「わ……若いのならコッチもいるじゃねえか ホラ……椿だってよ」と、ダンマクを指し、苦し紛れに(?)アピールします。
あれー… 椿かー…
というわけで、場面は、この試合の"真のゲームキャプテン"椿の場面へ。
自分がゲームキャプテンを務めている試合での先制点に、さらなるプレッシャーを感じてしまっている様子の椿に、声をかけてきたのは、川崎の八谷。
ベラベラ話かけてくる八谷に、椿は、少々うんざりといった様子か。
八谷は、自分が起点にならずとも、川崎は十分に戦える理由を椿に問い、椿をそれを拒否しようとしますが・・・
「聞け! 聞け椿!!」
と、必死になって呼び止める八谷。
そして、その理由を話し始める八谷・・・
「このチームは……
ネルソン監督に才能を伸ばしえもらった選手ばかりだ
だから俺たちは うちのボスを優勝監督にさせてやりたい…
そういう思いでひとつにまとまっている
それが俺たちの強さの理由だ」
と話し、達海のほうには、選手たちにそうさせたいと思わせるほどの器があるのかと問う八谷に、椿は何を思う?
・・・といったところで、今週はここまでです。
うわあぁーーー、決められてしまいましたか。
(川崎側から見て)右サイドを深くえぐった近藤から、カン・チャンスへマイナスのパス。
そのパスを、カン・チャンスが、ペナルティエリアのちょっと外、右45度ぐらいの位置から、豪快にダイレクトに蹴り込みゴール。川崎フロンティアが先制。
個人的には、近藤がグラウンダーの速いボールを入れ、スピードでスギを振り切った、ファーサイドのカンがシュートするという形をイメージしていましたが、あぁなるほど、あのゴールパターンもありですよね。
あぁ、けどですねー、私はゴールが決まる瞬間をこの目にするまでは、ドリさんが間一髪防いでくれると思ってたんだけどなぁ・・・。
まぁけど、ゴール左上、あのコースに決まってしまうと、カン・チャンスを素直に褒め称えるしかないですね。うーん、残念。ここからのETUの反撃に期待したいです。
清川は、自分が上がっていこうとした裏のスペースを突かれたことが失点の原因としょんぼりとしていますが、気持ちを切り替えて、リスクを恐れずにチャンスとなったら積極果敢にオーバーラップを仕掛けて行ってほしいものです。(やっぱり、チャンスがあるにもかかわらず、リスクを恐れて前に出て行かないフットボールは面白くないと思うので)
そんなしょげている清川に声をかけたのが、連載始まって初めてまともな登場機会を得た石神。
ベテランのくせに、なーんかいい加減って・・・。
個人的には、もっと真面目系のキャラなのかと思ってました(笑
今後は、石浜とのレギュラー争いと絡めた展開にも期待してみたいです。
※
八谷ー、お前いいヤツだなー(笑
うっかり余計なことをしゃべってしまい、バッキー覚醒のためをきっかけを作ってしまうとは!
(↑まだそうなると決まったわけではありませんw)
「聞け! 聞け椿!!」
のところは、笑ってしまいました。
もう、自分たちの強さの理由をしゃべりたくてしゃべりたくて仕方なかったんだろうなぁ(笑
そんな八谷の話を聞いたバッキーは何を思う?
ETUは、「タッツミーのために!」と、ひとつにまとまっているチーム・・・って感じは全然しないんですけど(笑)、それでも、バッキーは、自分を見出してくれたタッツミーのためにという気持ちは持っているはず。
この気持ちが、キャプテンマークの重圧からバッキーを解き放ち(戦う気持ち>プレッシャー)、パフォーマンスが格段に上向き、それが結果としてチームを引っ張っていくプレーになっていくというのが、バッキーのキャラには合っているのかなと思います。
まだタッツミーの、この試合のゲームプランに関する話は何も出てきてないので、実際に今後ストーリー(試合展開)がどう動いていくかは分からないですが、ここからETUがどんな戦いを見せてくれるのか楽しみにしたいです。せっかく年長組をフィーチャーしている川崎戦なので、しつこく書いていますけど、最後はやっぱりあのお方に決めてもらいたいな。
・・・というわけで、ストーリー部分は、後日追記しておきます(余裕があれば雑感なども)。
とりあえず、今日はここまでです。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
どうも、はじめまして。
コメントありがとうございます。
八谷に関しては、まさにそんな感じですよね。
あのノリがたまらなく好きです(笑
クロは、口が悪いので、ああいう感じになってはいますが、少なくともタッツの監督としての手腕は認めているんじゃないかなーと思っています。
クロに限らず、それぞれの選手が、それなりにタッツミーのことを認めてきてはいると思うんですけど、それらが今の段階では、チームをひとつにまとめるってところまでは、まだ到達してないのかなって思います。
実際でも、「○○監督のために!」とまとまっているクラブは強さを発揮しているという印象があります(私の応援している某赤クラブは、そういう意味で今年はダメすぎでしたねぇ・・・orz)。
まずは、タッツへの思いが他の選手よりも強そうなバッキーが、キャプテンマークの重圧を乗り越えて、プレーでその思いを示して、引っ張っていってほしいところ!
そのあたりを、綱本先生&ツジトモ先生がどのように描いていってくれるのか。先の展開が楽しみです。
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今週のジャイキリは更新できないかもしれない・・・とのことでしたが、読めて嬉しいです。
今週はなんといっても八谷の発言ですね(笑)
よりによって椿にそれを言っちゃうか!
あとで後悔しても知らないよ?
と読んでて思いっきりツッコミ入れちゃいました。
椿はこれまでにいろいろと言葉をかけてもらったりしてるだけに、達海に対して強い思いを持ってそうですが、他のETUの選手達はどうなんだろう。
最近は「達海さん」とさんづけで呼ぶようになってたというのに、カレーパーティーの時のやり取りとか陰のキャプテン(笑)とかのせいで、クロの中では「達海の野郎」に戻っちゃってたりするんでしょうか(笑)
個人的には、やっと笠野さんの話も出てきたし、藤澤さんもこの試合を見てることだし、椿の高校時代のサッカー部の監督さんのような「いきなり椿のチームみたいになっちまってたまげた」試合を見てみたいなあと思ってるのですが。
とにかく、続きが楽しみです。