『GIANT KILLING 8』 / 原作:綱本将也 漫画:ツジトモ
2008.11.23 21:54
Amazonおすすめ度:

※バレ要素が多少ありますのでご注意ください
単行本2ヶ月連続リリースの第2弾となる8巻。
7巻に引き続き、リーグ戦第10節の大阪ガンナーズ戦が収録されています。
大阪戦は、8巻でも完結していないので、今回もなるべく手短にまとめていきたいと思います。
※
前半17分にハウアー、前半37分に窪田に決められ、2点のリードを許してしまっているETU。
特に窪田の動きが抜群の動きを見せ、前半は、ほとんどいいところがなく終わってしまうのですが、ここから試合の流れを変え、同点、逆転と試合をひっくり返していくことができるのか・・・といったところが注目ポイントとなっていきます。
ハーフタイムでのロッカールームでの達海の言葉の数々、自分たち(CB)の不甲斐なさに憤る黒田、前半いいようにやられっぱなしだった杉江の意地、「FWとしての決心が足りない」という達海の言葉から完全に自分のプレーを見失ってしまう夏木・・・
ETUのクラブ側の話ばかりでなく、相手の大阪ガンナーズ側にも彼らなりの戦いがあり、スタンドでは新旧のサポーターたちがそれぞれのスタイルの違いから対立を見せている。
そんなあらゆる人々のあらゆるドラマは、ときには笑い、ときには熱くなり、ときには祈るような気持ちで・・・本当、完全にジャイキリワールドに感情移入して読んでしまいますね(笑
8巻は、達海が「見えるものだけがすべてじゃない」と、仕掛けていた作戦が徐々に功を奏し始めていく過程と、結局無駄に空回っただけだった(と私は思うw)夏木のエピソードが良かったかなぁと思います。夏木のエピソードについては、もうちょっと深みを持たせることができたんじゃないかという気持ちもあるんですけど、回想シーンのあれこれがかなり笑わせてもらったので、これはこれでよしと考えておきます(笑
あとの細かい部分については、下記にある今週の『GIANT KILLING』の過去ログを読んでいただければと思います。あくまで、当時連載を読んだときの感想や見解を書いているということを念頭において読んでいただければと思います(笑
※
あとは、単行本のおまけ要素について。
まずは、毎回恒例の初版限定ステッカー。
↑今回は横長になっていますね。
巻頭には、今回のETUvs大阪のフォーメーション図が掲載されています。
この図にも、ツジトモ先生のセンスの良さを感じるのですが、大阪のサブの選手が作中と全然違ってしまっているのが少々残念です(これは、重版で訂正されていくのでしょうか?)。
けど、こうやって見ていくと、ETUは、やはり世良が左サイド気味だったんだなーとか(登録ポジションと実際のポジションが違うのはよくあることです)、そういえば宮野はFW登録の選手だったけなーとか、知らなかったコーチの名前が分かったりと、こういうのは面白くていいですよね。
それと、カットの"ああ見えて実は・・・"ネタも面白かったです。 てか、松ちゃん、ストライカーだったのかよ(笑
あとは、ステッカー&ポストカードのプレゼントもあり、締め切りは12月31日までなっていますので、欲しい方は忘れないように早めに応募しておきましょう(←という自分が一番よく忘れるのですがw)。
※
さてさて、ジャイキリの9巻についてですが、発売はすでに2009年1月23日で決まっているようです!
ETUが1点を返し、絶好調だった大阪の窪田がベンチ下がり、本格的にETUに流れが傾いていくところを、達海、ダルファーの両監督はどんな采配を見せていくのか?
そんな監督同士の微妙な心理に、クライマックスを迎える大阪戦の勝負の行方などなど、単行本派の方は、巻末の次回予告を眺めながら、2ヵ月後の9巻の発売を楽しみに待っていてくださいね。
■ 掲載
#68~#77
週刊モーニング2008年26号~35号
赤崎のゴールシーンまで収録
■ 今週の『GIANT KILLING』へのリンク
#68 , #69 , #70 , #71 , #72 , #73 , #74 , #75 , #76 , #77 ,
タグ : GIANT-KILLING
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://soccermanga.blog84.fc2.com/tb.php/351-c9fab1a2