今週の『GIANT KILLING』#91
2008.11.13 22:54
※11月16日、ストーリー部分と、雑感もほんの少しだけ追記しました。
単行本8巻の広告が、ジャイキリの連載の後に掲載されています。
この絵を見ると、やっぱり、これは、8巻の表紙ってことになるのでしょうかね?
表紙のデザインは、これでいいと思うのですが、どうしても、どうしてもこれだけは突っ込まざるを得ない。
どうして、石浜と清川のサイドバックコンビだけ、そんなに小さいのですか?(笑
まぁ、何はともあれ、単行本8巻は、11月21日、来週金曜発売です!
キックオフされた、リーグ戦第13節の川崎戦。
累積警告で出場停止の村越に代わり、キャプテンマークを巻く椿は、試合開始早々から、川崎の13番・八谷に絡まれます。
川崎のブラジル監督・ネルソンは、椿のことを、まだまだ荒削りな部分があるとしながらも、"可能性のつまってる選手"と警戒し、八谷をマークに当てたようです(八谷曰く、ネルソン監督に認められるのは、本物の証なんだとか)。
・・・そんなところで、黒田から椿にボールが入ります。
八谷のハードなマークに、まともにキープをさせてもらえない椿は、素早く味方選手にパスしてしまいます。
「どうした椿――っ!!!
それでもウチのボスが認めた男か――!
もっと来い! もっと来いよ――!!」
と、しきりに挑発をする八谷に、なんか暑苦しいと椿は戸惑い気味。
そんな様子を見ていたベンチの松ちゃんは、椿にゲームキャプテンは重荷、ましてや、川崎の"攻守の要!"である八谷をしているということで、心配しているようですが・・・
達海は、「この試合の椿はやることシンプルなんだしさ」と、特に気にも留めていない様子。
話をピッチの中へと戻しまして、川崎のDFの選手がボールを持ったところに、積極的にプレスをかけに行く世良に堺、さらに川崎のDFがパスを出した先の選手にも赤崎がプレスと、高い位置から積極的に相手にプレッシャーをかけに行くETU。
ETUの意図を、察した八谷は、高い位置からのプレスをかいくぐり、一気にETUのディフェンスラインの裏をロングパス送る仕草を見せ、それに椿も反応しますが・・・
それさえも見透かした八谷は、そのまま自らドリブルで持って上がって行きます。
しかし、抜かされた椿も、すぐに八谷のことを追いかけ、身体を当て八谷に自由にプレーをさせません。
「や…やるな椿! 噂どおりの身体能力!
さすがウチのボスが認めた男ー!!」
八谷は、椿のプレッシャーを受け、ボールをキープすることができませんでしたが、そのこぼれ球は、川崎の8番・近藤が拾い、前線でパスを要求する川崎の韓国人FW・姜昌洙(カン・チャンス)へロングパス。
しかし、ETUの巧みなラインコントロールで、カンはオフサイド!
カタコトとはいえ、日本語を話せる様子のカンは、残念がりますが、すぐに気持ちを切り替えて次にプレーに。
この様子を見ていた、ベンチの松ちゃんは、若い選手は、恐いもの知らずだから嫌だとし、川崎の主な若手選手たちの名を挙げていきます(これについては、下記の雑感にて)。比較的、年上の近藤や八谷も26~27歳だとか。
さらに、松ちゃんによると、八谷は、神戸の時は中盤の右、その以前に所属していた広島では、トップ下とかFWをやっていて、評価が高まったのは、ネルソンに見出され、川崎で中盤の底を任されてからだとか。
育成・発見型……
選手の才能伸ばすの大好きってタイプの監督か…
松ちゃんの話を聞いて、ネルソンをそう評した達海は、「ウチの選手の伸びしろだって…… まだまだあるってトコ見せてやんねえとな……」と、ETUの選手たちの持っているポテンシャルに自信を持っている様子。
そして、今節は、出場停止のため、ピッチの外から試合の様子をみつめる村越は、この試合の序盤の展開を見て・・・
「両チームコンパクトな陣形でやり合っている こういうゲームで求められるのは…
選手間の共通意識… どれだけ同じイメージを持って戦えるか…
そして
この悪条件に対応できる技術だ…」
と考え、経験を持つ選手たちに期待しているといったところか。
そしてそして、再び場面のピッチの中へ。
近藤(?)は、グラウンダーの速いパスを、カン・チャンスに送ろうとしますが、そのパスを久々スタメンの堀田がカット!
そこから素早く丹波へとつなぎ、パスをトラップした丹波にパスを要求するFWの堺。
年長組で作ったチャンスを、堺は決めることができるのか。
我々も含め、ETUサポの期待が高まってきたところで、以下次週!
■ 私的雑感
今週号は、川崎フロンティアというチームの紹介が主となる内容でした。
その川崎フロンティアについて、少しまとめておきます。
- カン・チャンス(18番・FW)
-
韓国A代表に呼ばれるほどの逸材で、スピード系のFWのようです。
カタコトだけど、日本語を話します(笑
ETUは、この試合、DFラインを高くしてるみたいなので、彼に裏をとられないようにしないと・・・(今週は、しっかりとラインコントロールしていましたが)。 - ロドリゴ(FW)
-
ブラジル人かな?
松ちゃんの、「あの顔で20歳だし」には吹いた。 - 浅香(7番・トップ下)
- まだまだ伸びしろを感じる23歳。
- 草野(左サイド)
- 22歳ということのみ明らかに。
- 近藤(8番・右サイド)
-
26~27歳。
ゲームキャプテン。プレースタイルに対する記述は見られませんでしたが、地味にいい仕事をしそうな選手な気がする。 今週号では、カンにロングパスを送ってました。 - 八谷(13番・ボランチ)
-
広島→神戸→川崎と、チームを移籍している模様。
FW、トップ下、右サイドと、いろんなポジションを過去にはこなしていたようですが、川崎に移籍し、ネルソン監督によってボランチにコンバートされてから、評価が高まったとのこと。
監督は、ブラジル人のネルソン。
タッツミーいわく、育成・発見型。
とにもかくにも、人差し指をクルクル回してるのが気になってしょうがない(笑
フォーメーションについては、何とも言えませんが、4バックなら、ダイヤモンド型の中盤(名古屋と同じ)だと思われます。もしかすると、先週号のボードに描かれていた3-5-2は、川崎の布陣だったという可能性もあるのかも。
もうちょっと全体が明らかになってきたら、改めてまとめておきたいと思います。
※
八谷について。
てっきり、ハードマーカー系の選手かと思ってたのですが(最初にバッキーにボールが渡ったときにそれを確信したのだけどw)、意外や意外(?)、川崎の攻守の要のようですね。
私には、口ばっかりのザコキャラ風にしか見えないのですが(笑)、これから、八谷とバッキーがどんな戦いを見せてくれるかが楽しみです。
川崎でボランチとして定着するまでは、チームを変えたり、ポジションも替えてたりで、なんだかんだで苦労人なのかもしれませんね。
バッキーは、"暑苦しい"といい、私自身も実際に絡まれたらちょっと嫌だなぁとは思うけれど(こういうタイプの人っていますよね?)、マンガとして傍から見てる分には、こういうキャラは嫌いじゃないんだぜ?(笑
※
ETUのフォーメーションについて。
今週号を見る限りでは、4バックのようですね。
あとは、中盤がどんな感じになっているのか。
まぁ、そのあたりは、流れの中で、流動的にやっているって感じでしょうか。
パッと見では、堀田(ボランチ)、ザッキー(右)、タンさん(左)、バッキー(トップ下?)っぽく私には見えますけど・・・。
今節ETUは、全体をコンパクトにして、前線から積極的にプレスに行っています。
八谷は、「村越さんが中盤の底にいない分・・・」と言ってますけど、相手チームによって戦い方を変えたりするタッツミーではありますが、これが現在のETUの本来のサッカーだと私は認識しています(間違った認識かもしれませんがw)。
タッツミーのこの試合での、具体的な策略について、まだ明らかにされていませんが、バッキーについて、「この試合の椿はやることシンプルなんだしさ」に、何かヒントがありそうな予感。
※
さて、来週以降に向けてですが・・・
堀田がカンへのパスを奪い、素早くタンさんに。
そして、タンさんから堺さんへとボールが渡りそうだ!
・・・ってことで、年長組でパスをつないで作ったチャンスの行方は?
頼む、堺さんゴールを決めてくれ~!
私は、あなたのゴールが見たいです!!
というのは、個人的な願いで、実際どうなるか分かりませんが、たまにはねー、早い時間で先制点を挙げるって展開があってもいいんじゃない?(笑
このETUのチャンスの行方と、この先の試合展開がどんな風になっていくのか、その続きはまた来週号でのお楽しみですね。
【↓以下追記↓】
改めて読み返して、八谷はやっぱりいいキャラしてるなぁと(笑
お前の動きは見切ったぜ!
と言わんばかりに、バッキーをかわしていく場面。
けど、すぐにバッキーに追いつかれ、ボールを失ってしまうときの、「さすがウチのボスが認めた男ー!!」のやられセリフぶりとか、私的に読み返すたびにじわじわ来てますねー(笑
こうなると、バッキーにボッコボッコにやられて、涙目で捨てゼリフを吐くところを見てみたい気がしてくるんですが、今回のタッツミーの作戦的には、バッキーはボールを持ったときのプレーというよりは、ボールを持たないところでのプレー(八谷を引き連れて動き回りスペースを作るとか)を求められているのかなという気もするし(それ+αで、タッツの予想を超えたところでバッキー覚醒も?)、この八谷とバッキーのマッチアップがどう推移していくか注目して見守っていきたいです。
あとは、陰ながらクロとロドリゴの"このツルツルが!"対決にも注目しております。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
情報ありがとうございます。
さっそく明日にでも、R-25を取りに行ってチェックしたいと思います。
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「意表」のコミックとして
ジャイキリが紹介されています