今週の『GIANT KILLING』#84
2008.09.25 23:16
※ストーリー部分を追記しました。
今週も、まずは雑感のみで。
どうしても、1日ですべてを更新するのが、時間的に厳しい状況で、 当分このスタイルが基本となってしまうと思いますが、よろしくお願いします。
世良の劇的な逆転ゴールで、3-2と大阪ガンナーズに勝利を収めたETU。
その試合後、選手のコメントをとるために、報道陣が待ち受けているわけですが、囲み取材が苦手な椿は、なんとかして上手くすり抜けて外に出たい。
スーッと低姿勢で行けばみつからないかなと、その場を一気に駆け抜けようとする椿でしたが、ここで思わぬ相手とぶつかってしまいます。
その相手とは、大阪ガンナーズの窪田。
特にこれといった会話があったわけではないですが、簡単にあいさつと握手をして、窪田は、報道陣が待ち受けているところを、スーッっと一気に突破していきます。
「プレーはあんなにスゴイのに… 変わってんな― 窪田って人」
と、去り行く窪田の様子を見ていた椿でしたが・・・と、そこで、フリー記者の藤澤に、声をかけられてしまいます。
・・・と、ここでお話は、"藤澤桂のズッコケ大冒険編"となり、藤澤さんが主人公のエピソードが始まっていきます。
・・・の前に、ETUのクラブ事務所にて、後藤と有里が、今回の藤澤さんの件についての経緯についての話をしています。
有里によると、そもそも、椿が藤澤さんのインタビューに、キチンと答えられなかったのが原因だったようです。
そのために、椿のルーツを探るべく、椿の故郷を訪問することになったとのこと。
そんな藤澤さんは、思ってた以上にド田舎という椿の故郷を、当然光るものを感じているからこそ取材しようと決心しているとはいえ、いろんな意味で不安な気持ちも抱えながらも歩いていきます。
けど、もうここまで来てしまったからには、行くしかないってことで、まず到着したのは椿の実家。
目や顔の輪郭は母親、性格はまんま父親といった印象の椿の両親に話を訊く藤澤さん。
ときに、椿母に大きな勘違いをされながらも、取材を進めていきますが、結局は、椿自身の原点は分からずじまい。
続く取材先として、椿が通っていた学校へ行くため、そこまでの道を尋ねる藤澤さん。
場所を教えてもらったまではよかったのですが・・・
なんと、学校はとうの昔に廃校になっていました!
「言っときなさいよ椿――っ!! なんでこんな重要なことを――!!」
と、椿自身への取材をもとに、学校を訪れた藤澤さんは、憤懣やるかたないと言った様子でしたが、椿の話をよくよく思い返してみると・・・
(「それで… えーと… 小学校がなくなって――…」)
微妙な言い回しだったかもしれないけれど、確かに「なくなって」と言っていたことを思い出し、自身が事前の準備を怠っていたことも認める藤澤さん。
ですが・・・
「だからって… これでノコノコ東京帰れるもんですか……」
気を取り直し、「椿大介の原点を初めて記事にするのはこの私よ」と、決意を新たにする藤澤さん。
あまりの田舎っぷりに、軽くくじけそうになりながらも、藤澤さんの椿の原点を探す旅は、来週号に続いていきます。
■ 私的雑感
今週からスタートした、新展開"探訪編"は、バッキーの原点を探るために、藤澤さんがバッキーの故郷を訪ねるというもの。
ミックスゾーンで、藤澤さんに捕まってしまったバッキー(バッキー視点で言えばこの表現が正しいと思うw)のシーンの次のページを開いたら・・・
違うマンガでも開いてしまったかのような景色の扉絵にびっくりしてしまいました(笑
しかも、"藤澤桂のズッコケ大冒険編"って・・・(笑
まさに、その名の通りの内容で、バッキーの原点を探るという内容ではありますが、藤澤さんが主人公のマンガとなってしまっています(笑
なるほど、そうきましたか。
たまには、こういう息抜き的な話もいいかもしれませんね。
"美人はキツいの見本みたいな人"
と、欄外の登場人物紹介にありますが、実際には、ジャイキリの色に染まったキャラの持ち主なんですよね(笑
なんだか、ギャグマンガっぽい感じになっていますが、バッキーの原点とは一体何なのか。
このお話のオチをどうつけていくのか。
いつもとは、ちょっと違ったストーリー展開の行方を見守っていきたいと思います。
※
作中によると、バッキーがサッカーを始めたのは、小学4年ぐらいで、およそ10年前。
タッツミーがETUを去ったのも10年前だから、バッキーが選手としてのタッツミーを知らなかったとしても、不思議な話ではないですね。
けど、バッキーの原点が、本人の意識にはないけれど、実はタッツミーにあった!
なんていう、ドラマティックな真実があったりしても面白いのになぁとか、思ってみたりもしました(笑
実際には、バッキーらしい何かがあるのでしょう。
まだまだ、ETUサポや、ごく一部のFJリーグ好きぐらいにしか知られてないでしょうが、ときにダメなプレーもあるけれど、ときには見る者を魅了する素晴らしいプレーも見せながら、真のETUのエースと呼べる存在に成長していくバッキーの姿を、ひとりのETUファンとして期待して見守っていきたいですね。
※
冒頭の囲み取材の場面。
この"囲み取材"については、絶対そのうちに、オフィシャルのカルトメモのネタになるだろうなぁと思ってます(笑
んで、バッキーとクボタンが遭遇した、彼らのやり取りが面白かったです。
大した会話はしてないけど、お互い微妙にシンパシーを感じてるようなところがありそうな気が(笑
このふたり、いずれ、五輪代表あたりで、コンビを組んでプレーする場面を見てみたいですね。
あぁ、あと、まるでDFの間をすり抜けていくように、ミックスゾーンをス~ッと駆け抜けていくクボタンがよかったです。バッキーも、あの動きをマスターすれば、相手によってもっと驚異的な選手になれるかもしれない(笑
※
さて、来週は、引き続き、"藤澤桂のズッコケ大冒険"ということで、次は誰が出てきて、どんなバッキーの過去が明かされるのか。
先ほども書きましたが、いつもとは、ちょっと違ったストーリー展開の行方を見守っていきたいと思います。
タグ : GIANT-KILLING
コメント
どうもはじめまして。
コメントありがとうございます。
私は、サッカー好き、特に特定のJリーグクラブを応援しているので、その感覚で感情移入しまっているところはそれなりに・・・、いや、かなりありますけど(笑)、もし、仮にジャイキリがサッカーマンガじゃなかったとしても、好きになっていたと思います。
サッカーうんぬん関係なく、ジャイキリは楽しい!(笑
今後も、自分がジャイキリを楽しんでいる様子を記事にしていければと思ってますので、サッカーにあまり詳しくない方には不親切な部分もあるかとは思いますが、気が向いたときにでも見に来てやってください。
とりあえずは、バッキーの原点を探る、探訪編の続きの展開に期待したいですね。
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サッカーのことは何も分からないくせに、ジャイキリにハマッてしまったアラフォー女子です。
ブログ検索をしていてこちらに辿り着きました。
今まで、サッカーに限らずスポーツ漫画は「天才的なプレイヤーとその仲間たち」を描いたものが多く、読み進めるうちに辟易とさせられるのですが、ジャイキリは監督を中心とした選手たち(チームスタッフさんも)の群像劇というところに魅力を感じています。
タッツミーの采配は、サッカーを知らない私にも分かりやすく、いつも「なるほど!」と感心しながら読んでいます。サッカー好きな人だったらもっと楽しめるのでしょうね。
お腹一杯ガンナーズ戦を堪能したので、今週号からの展開には期待しています。
夜の秘密練習のところからジャイキリを読み出した私としては、椿君をもっと知りたい!
長々と申し訳ありません。またお邪魔します。