『今週のGIANT KILLING』#82
2008.09.11 23:58
今週も、今日のところは雑感のみで。 (※ストーリー部分を追記、雑感も記事の一番下にほんの少しだけ追記してます)
リーグジャパン第10節、ETUvs大阪ガンナーズ。
試合の残り時間は、1分を切りましたが、試合は2-2の同点。
「ヘイッ!」
相手ゴール前で、チャンスを窺う夏木は、右サイドでボールを持つ王子に対し、ボールを要求します。
それに気付いた王子は、ゴール前にクロスを上げますが、ここは夏木と競り合った、大阪のDF・リマが競り勝ち、夏木はシュートに持ち込めず、ベンチから試合を見守る選手たちもがっかりといった様子。
クロスを上げた王子も・・・
「…… やはりナッツはやめておけばよかった」
と、心から後悔しているようです。
しかし、ETUのチャンスはまだ終わっていない!
そのこぼれ球に反応したのは世良。
・・・ではありましたが、平賀からキャプテンマークを受け継いだ、大阪の日本代表DF・寺内が、世良よりも早く身体を入れ、ボールをクリアします。守りに徹している状態とはいえ、大阪のディフェンスは堅い。
この様子を見て、松ちゃんは、ゴール前の混戦状態において、体格的に不利な世良に何かを求めるのは酷なのかという内容のことを達海に問いますが、達海は、「まったくもってそんなことはない」とキッパリと否定。
そうこうしているうちに、後半のロスタイムが4分と表示されます。
「俺に… 才能なんてもんはない……」
いろいろ思うところはあるようですが、体力的にかなり消耗しながらも、必死にプレーを続ける世良。 (このあたりは、作中の流れの中で見てほしいです)
そして、ベンチの達海は、さらに世良恭平という選手について話を続けます。
体格的には恵まれてないかもしれないけど、自分にできる限られたことを理解し、できることだけのことをしっかり磨いてプレーしている。だから、プレーの選択肢がハッキリしている分、迷いがなく判断が早い(ここも、私がタッツの言ってることを端折って書きましたが、ぜひともご自身で読んで感じ取ってほしいです)。
「磨いて輝かないものなんてない
だから俺は期待するんだ そういう奴が才能を凌駕すんのを
そういう選手の頑張りがチームを強くするんだ」
と、世良に対する期待を述べる達海。
さて、話をピッチの中へと戻しまして。
集中した大阪の守備を崩すには、ETUに何かアイデアがないと・・・
と、プレス席から試合を見つめる藤澤さんも、今のままでは逆転は厳しいと考えている様子でしたが・・・
畑からボールを奪取した村越は、自らそのままドリブルして上がっていきます。
村越は、相手選手を上手く引き付け、その分、フリーになることのできた椿に絶妙すぎるパス。
椿は、村越からのパスをダイレクトでシュート!
しますが、ボールをゴールマウスを捕らえることができず、クロスバーに。
(キーパーが触って、バーに当たったかも?)
ですが、ボールはまだエリア内。
ボールに反応する夏木とリマですが、一瞬早くボールに触ったリマ。
ですが、クリアは小さく、ボールは王子の下に転がりシュートしますが、志村の足に当たりコースが変わります。そのボールは、宮野と小室が競り合い・・・と、ゴール前で混戦状態に。
「俺に才能なんてもんはない」
「プロでやれてるだけで奇跡的だ」
「監督はこんな俺を使ってくれる……」
「それなら 信じてみてもいいかもしれない
俺が… 俺っていう選手のことを……」
ゴールのすぐ前に転がるボール。
そのボールに向かって突き進む世良。
しかし、そのボールをクリアしようと、すでにキックモーションに入っている寺内。
ほんの一瞬、躊躇の気持ちがあったかもしれないけど、ただボールだけをめがけて、強いハートで頭から突っ込んでいく世良。
一瞬の出来事に静まり返るスタジアム・・・
ボールの行方は・・・??
頭から突っ込んだ勢いで倒れ込んだ世良の視線の先には・・・
ゴールの中にボールが、確かに納まっていました!
・・・といったところで、今週号はここまでです。
■ 私的雑感
ETU逆転ゴール来たー!
セリーが決めてくれたー!!!
うんうん、よかったよかった。
おいしいところを誰かに持ってかれずに、セリーがゴールを決めてくれたよ!(笑
大阪のDF寺内がクリアしようとしてたところに、躊躇なく頭から突っ込んで、強引に押し込んだゴールは、なんともセリーらしいゴールだったなと思います。
これまでは、ガムシャラにプレーしても空回りしまくりで、なかなか結果(=ゴール)が伴わない状態が続いていましたが、この土壇場で大事な大事なゴールを決めたことで、もしかしたらもしかすると確変してしまう・・・なんてことは、まだないかもしれませんが、少なくとも、今までよりは堂々と自信を持ってプレーできるようにはなっていくのではないでしょうか。
とりあえず、来週号は、密かに練習しているというバク宙が披露されるのかどうかに注目したいです(笑
う~ん、どうでしょうね?
披露すれば失敗しそうな気もするし、それよりも、ゴールを決めた興奮でそんなことを忘れていそうな気もしますね。
バク宙を披露しようとするセリーの姿も見たいし(成功、失敗に関係なく)、自分を使ってくれたタッツの元へ一心不乱に駆け寄っていくセリーの姿も見てみたい気もする。
そんなこんなで、ゴール後の感情を爆発させていくであろう瞬間というのを、あれこれ想像するのは、本当にたまらないなぁ。
感情移入しながら(好きなクラブを応援しながらなど)サッカーを観ている自分(その体感)と、そのまま重ね合わせることができるから。
そんなふうに、リアルサッカークラブを応援しているのと同じような感覚で、感情移入しながら読んでいけるジャイキリという作品、ETUというサッカークラブは、本当に最高です。
今は、感情が高ぶった状態で文章書いていますので、プレーヤーとしてのセリーの部分について、タッツミーのセリー評についての部分については、後でまた書ければと思います。
とにかく、今は、セリーが逆転ゴールを決めてくれた喜びが読んでる人に伝わってくれればOK(笑
※
セリーのゴールへと繋がったプレーのきっかけとなった、コシさんのナイスプレーぶりについても書かないわけにはいきません!(笑
畑からボールを奪取し、そのままドリブルで前進。
相手選手を引きつけておいて、椿へのナイスパス。
流れの中では、あまり攻撃に絡んでいかないコシさんのドリブルだからこそ、藤澤さんの言う「意外性」という意味が大きく(コシさんがドリブルしてくるとあまり警戒されてないと思われ、相手ディフェンスも後手を踏むと思われる)、また、椿に送ったパスがまた絶妙でした。
そう、あのパスが素晴らしかったと思います。
コシさんが、ああいうパスを出すとは・・・、ミスターETUに対して失礼も甚だしいですが、正直予想外でした。だって、コシさんは思いやりのないパスがデフォというイメージが強いので(笑
相手の攻撃の起点となる選手(ゼウベルト、志村)をマークするコシさんは、相手の攻撃を成り立たせるため、やられ役となってしまう場面が多々ありますが、やっぱりですね、ミスターETUのカッコいいところは、もっと見せてほしいです。地味なところででも構わないので。
※
ナッツとリマの競り合いで、ナッツが競り負けたときの、スギのリアクションに笑ってしまいました。 というか、スギってあんなリアクションするんだなぁと(笑
清川とその右の亀井(かな?)の反応も面白かったですが。
※
王子の「やはりナッツはやめておけばよかった」にも、吹いてしまいましたね。 なんだかんだ言っても、やっぱりまだ根に持ってるんだな(笑
ナッツのプレースタイルからして、今後も王子に信頼されるようになることは、ずっとないんだろうなぁ。
※
さて、来週号ですが・・・
表紙&巻頭カラー+中村憲剛選手も登場だー!
ということで、セリーのゴールシーンをカラーで振り返ることができるのかな?
後半ロスタイム、劇的な逆転ゴールを挙げた、ETUのその後の展開に注目です!
※
【↓以下追記↓】
いやぁ、やっぱり何度見てもいいですね!
「俺には才能なんてもんはない」
から、ゴールが決まるまでの流れは、本当に素晴らしかったです。
とにかく、元気だけがとりえ的な部分が目立っていたセリーでしたが、その影では、自分ができることは何かを追求し磨き続けて、プロとして戦ってきていたんですね。
その結果が、生粋のストライカーとしてというよりは、DFW的なプレースタイルに繋がっているんでしょうね(笑
できないことをできるように努力していくのもひとつのやり方ですが、自分のできることを徹底して磨いていくというのもまた、ひとつのやり方ですよね。
「才能なんてもんはない」なんて言いながらも、決して諦めることなく、自分を磨き続けてきたセリーは、自分をもっと誇ってもいいと思います。結果が目に見えないのに、それを続けていくというのは、決して簡単なことじゃないですし。
今週は、まるっとセリーの回だったので、他に書くようなことは特にないです(笑
来週号、巻頭カラーで、セリーのゴールがどのように描かれているのか。
そのときのスタジアムの興奮を想像するだけでも、ほんっと、ワクワクしまくりで、木曜のモーニングの発売日が今から待ち遠しくてしょうがないです(笑
【↑追記終了↑】
タグ : GIANT-KILLING
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