今週の『GIANT KILLING』#81
2008.09.04 23:50
今週も、まずは、雑感のみを手短に。 (※ストーリ部分、雑感少し追記しました)
まずは、単行本発売情報。
単行本7巻が、10月23日発売になりますが、なんと、単行本8巻の発売日も、11月21日発売であることがETUオフィシャルで発表され、2ヶ月連続で発売されることとなりました!
今まで通りの3ヶ月に1度の発売ペースだと、ここまで休載が一度もないジャイキリは、連載と単行本との差が開く一方だったので、どこかで発売間隔を狭めて発売されることは必然だったとはいえ、2ヶ月連続でジャイキリの単行本が読めるのは素直に嬉しいですね。
単行本の件につきましては、また発売時期が近づいてきたら、告知したいと思います。
杉江の同点ヘッドで、2点差を追いついたETU。
さて、ここから試合はどうなっていきますか。
選手交代よりも前に同点に追いつかれてしまった大阪ガンナーズ。
1点差を守りきるための選手交代を準備していたダルファーですが、その交代前に同点に追いつかれてしまい(想定外の出来事が起こってしまった)、ダルファーの出方が注目されましたが、結局は、選手交代をそのまま行い(平賀&ダルファーがアウト、山本&荒井がイン)、試合の流れがETUに来ている影響もあってか、引き分け狙いの守備的な采配をします。
それとほぼ同タイミングでETUも選手交代を行います(杉江&赤崎アウト、堀田&宮野イン)。
プレス席から試合を観戦していたのは、フリーライターの藤澤さんに、ETU番記者の山井。
試合の流れがETUにあることは、両者とも同じ見解の様子。
藤澤さんは、ダルファーが平賀の交代を躊躇したことが大きかったと見ているようで、ピッチの中のことではなく、監督の采配のやり方に矛先を向けてゲームプランを立てた達海の着目点に注目し、記事のネタになるかもと考えをめぐらせています。
一方の山井は、さすがに逆転は無理だろうと発言し、FWを替えない達海の采配に疑問を投げかけます。
その試合で使ってもらえなかったETUのFW・堺。
夏木がポカばっかやっていた時点で、自分に出番があると踏んでいた堺でしたが、達海が3人の交代枠を使い切ってしまったため、この試合での出番はなし。
息を切らせながらプレーする、もうひとりのピッチでプレーしてる同じポジションのライバルの世良の様子を見ながら・・・
「・・・ったく
やるならやれってんだよ! ピッチに残ってんならよ!」
と、複雑な心境で試合を見守る堺。
ピッチでプレーする世良は、丹波に堀田に宮野・・・
3人の選手がすでに投入されたことで、この試合のフル出場が許されたことを素直に喜びます。
そんなとき、交代出場した堀田から、「椿を1列前に上げるから お前は夏木のすぐ下でやれ!」と指示を受け、よりゴールに近い位置でプレーできることから、体力的にはかなりきつそうにしながらも、「やるんだ!!」と強い意志を見せる世良。
けど、それとともに・・・
「なんで監督は こんな俺を使うんだろう……」
と、純粋な疑問を感じたりも。
同点に追いつかれ、引き分けでも十分という戦い方を見せる大阪に、ETUサポの野次が飛びます。
それに、コータ、テッタ、ヨシオの子供たちも、それに便乗していたり(彼らも立派なサポーターだ!)。
そんな中、テッタは、「なーんか ETUって逆転のイメージないよなー」と、大阪の戦い方うんぬん関係なく、彼らもまたETUの過去から、逆転勝利のイメージが描けない様子。
試合も残り時間5分ほどに迫り、「もう1点もう1点!! いけますかね!? 監督!!」と、落ち着かない松ちゃん。
それに対し達海は・・・
「俺のプランでは 大阪は1点に抑えて2-1で勝つつもりだったからなあ
3点目って言われてもなあ……」
と、すでに打つ手はすべて打ち、他にできることはないといったところか。
それでも、松ちゃんは、なんとか達海の采配にすがりたいようですが・・・
しかし、達海はこうも答えました。
「期待はしているよ
このチームに足りない最後の粘り強さ…
それを変えてくれるって期待」
この言葉の意味は、ベンチに居る誰も理解できていない様子。
そして、場面はピッチの中へ。
パスを受けた志村が、ETUのディフェンスラインの裏を狙って片山にパスを送ります。
・・・が、そこには黒田が素早くチェックに行き、前へ進ませません。
そこで仕方なく、片山はフォローに来た志村にパスを戻そうとしますが・・・
志村がボールを受けるより先に、身体を入れた村越がパスカット!
「ははっ 面白えな」
ファインダー越しに試合を見つめながら、フリーカメラマンの久堂は笑います。
同点に追いつかれ、焦りを見せる大阪の選手たちに対し、この土壇場でいい顔をしているETUの選手たち。
「というよりか……
楽しめてやがんのかもな このゲームを」
という久堂の台詞で、続きは来週号となります。
■ 私的雑感
これは、もしかしてもしかすると、セリーの活躍フラグ立ちました?
「このチームに足りない最後の粘り強さ…
それを変えてくれるって期待」
と、タッツミーが言っていましたが、それはセリーに対して向けられた言葉と見ていいんですよね?
話の流れ的に。
前半から守備にも奔走し、バテバテ状態であるにもかかわらず、ザッキーやスギを差し置いてピッチに残ったセリー。
個人的には、「ここは堺さんの出番だろ!」と、思ったりもしていましたが・・・(笑
「やるならやれってんだよ! ピッチに残ってんならよ…!」(by堺)
逆転ゴールを決めることはできないかもしれないけど(おいしいところは、王子やナッツあたりが持っていきそうな気がしちゃうんですよね、なぜだか分かりませんがw)、90分戦うことを許されたからには、ここまでストーリー的にお膳立てされたからには(笑)、何かを見せてくれることに期待したいです。
※
ETUの選手交代。
個人的に、タッツミーが、スギとザッキーを交代させたのには驚きました。
ザッキーは、交代させられるとなったら、露骨に不機嫌そうな態度を取りそうなイメージがあるのですが(笑)、そういう様子はなかったですね。
そのザッキーと交代で入ったのは宮野。
宮野は右サイドの選手ですが、宮野を投入することになるとするなら、石浜と代わって入るのかなぁと思っていたので、ザッキーとの交代は意外でした。
もっと意外な交代だったのが、スギを下げてしまったこと。
ハウアーも窪田もいなくなってしまったし(大阪の攻撃意識がかなり低下した)、ETUがこれからどんどん大阪陣内へ押し込んでいく展開が続いていくと思われるとはいえ、好調な窪田を相手に消耗しまくってるであろうとはいえ、一番信頼の置けるセンターバックを下げてしまうのは、タッツミーは結構思い切ったことをするなぁと思いました。
最終ラインが、タンさん(DFが本職じゃない)、クロ、石浜って、かなりスリリングな組み合わせだと思いません?(笑
※
一方、ダルファーのほうは、失点しても予定の交代はそのまま実行しました。
きっと、相当悔しい思いをしているでしょうが、この試合はなんとしてでも守りきって、勝ち点1でいいから手に入れるという強い意志を感じることができました。
けど、その分だけ、もし、ETUに逆転ゴールを許し、敗北を喫するなんてことがあったとしたら、そのショックの大きさは測り知れないものなんだろうなぁ。ショックを引きずって連敗とかしてしまいそう。
※
【↓追記部分↓】
そういえば、タンさんの王子の呼び名を、"タンピー"だと思ってたのですが、実際は"タンビー"だったんですね。
"タンバ"だから"タンビー"、確かに、言われてみればその通りですね。
"○○ピー"ってあだ名をつけるのは、私が小学生のときに、流行りまくってたことがあって、もしかしたら、その影響でそう思ったのかもしれない(笑
※
もう1点がほしいってところで、出番が訪れなかった"FW"の堺さん。
ちょっと控えめにペットボトルを叩きつけた(ってほどのオーバーなニュアンスでもないけど、そっと手で置くほど丁寧でもなかったのも事実)ところから見ても、やっぱり悔しいだろうなぁと思う。
堺さんは、単行本6巻を見ていると、応援したくなるし、試合の中で、どこかで見せ場を作ってほしいって願わずにはいられません。
試合にはあまり出られないかもしれないけど、いつ出番が来てもいいように、常に万全にコンディションを保っておこうという意識を高く持っているベテラン選手は、誰に限らず心から尊敬したいです。
※
「なんで監督は こんな俺を使うんだろう……」
セリーよ・・・
もっと、自分に自信を持とうぜ!!(笑
※
松ちゃんは、いつもながらいいキャラしてますね。
けど、ベンチ内でのリアクション要員としての松ちゃん、タッツミーに振り回され要員としての松ちゃんを見れば見るほどに、コーチとしての存在価値が見えなくなってしまうのですが( ̄▽ ̄;)
けど、そんな松ちゃんでも大好きだ!(笑
実際には、声を出して選手たちを叱咤、鼓舞、ダメ出しする以外にも、マンガには描かれていないところで、さりげに選手たちにアドバイスをしたりしてるんですよ、きっと! 私は、そう信じてる(笑
【↑追記終了↑】※
さて、来週以降の展開について。
同点に追いつき、試合の流れが自分たちのものへとなってきたためか、カメラマンの久堂の目から見ても、いい表情をしているというETUの選手たち。
もう、ここまで来たら逆転するしかない!
というわけで、セリー活躍フラグも立ったことですし(笑)、いかにして、ETUの劇的な逆転ゴールの演出で私たちをワクワクさせてくれるのかというところに期待したいと思います。
タグ : GIANT-KILLING
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