今週の『GIANT KILLING』#80
2008.08.31 23:46
最近、すっかり毎度のことになってしまっていますが(苦笑)、今週もまずは雑感のみのアップで。
(※ストーリー部分と"ここから続きを読むまで"の部分追記しました)
えーっと、あれこれとっちらかった状態で本当に申し訳ないです。
あれこれ書いておきたいことがあるのですが、まずは、情報関係から。
まずは、単行本7巻の発売が10月23日に決まりました!
これは、毎度のスケジュールどおりなので、予測はついていたかと思いますが、正式に情報として掲載されていたので一応(笑
毎回恒例となっている初版限定ステッカーが、次は何になるのかも気になるところですね。
単行本については、また時期が近づいてきたら、告知していきます。
そして、ふたつめ。
これも、すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、9月20日の等々力競技場で行われる、川崎フロンターレvsFC東京(通称:多摩川クラシコ)において、"ジャイアントキリング コラボトレカ"が、試合当日来場者先着20,000名様にプレゼントされるそうです。
詳細については、下記の参考リンク先をご覧になってください。
(参考リンク:川崎フロンターレ公式サイト 「第14回多摩川クラシコ」開催のお知らせ)
この試合観に行く予定の方はいるのかな?
私は、現実的に行くのは無理だと思います。
行けそうなら、ブログのネタにはなりそうだし、近場のスタジアムしか行ったことないので、等々力まで行ってみてもいいんですけどね・・・。
まぁ、何はともあれ、興味のある方は、チケットはまだ余裕があるようですし(フロンターレのオフィシャル参照)、スタジアムまで足を運んでみてはいかがでしょうか。せっかくの機会なので、スタジアムでサッカー観たことのない方は、これをきっかけにスタジアムデビューしてみるのもいいかもしれませんよ?
※
それと、記事に対する記述ミスなどについて、ときどきツッコミのコメントをいただいたりするのですが・・・
余計なお手数をおかけしてしまい、本当に申し訳ございません。
そして、ありがとうございます。
一応、読み返してはいるのですが、ミスは出てしまっているのが現状です(苦笑
漢字が違ってたり、消して書き直した部分がちゃんと消えてなかったり、微妙に日本語としておかしかったり、ときには自分でもどうしてだか分からないほどに、思いっきりキャラ名を間違って書いていたりなど、そのパターンは多々。
だいたいは、間違っていても意味として十分伝わるものではあるのですが、場合によっては、言葉のニュアンスが間違って伝わりかねないものもあったりするので、記述ミスには、よりいっそう気をつけていきたいと思います。
・・・それでも、やっぱりミスは出てきてしまうと思うので、そのときはまた、さりげにツッコんでいただけらと思います。
交代出場した丹波から、中盤で前を向いてボール受けた椿。
ETUにチャンス到来か・・・というのが先週号のラストの流れでした。
中盤でスピードに乗った状態でパスを受けた椿は、そのまま勢いで一気にマークに来た平賀を振り切ろうとします。
「いける…!」
と、確信した椿の思考は、すでに次のプレーへと移っていて、夏木へラストパスか、世良へラストパスか、それとも自分で・・・と、その瞬間、振り切られそうになった平賀にユニフォームを引っ張られた椿は倒されてしまい、ファールをもらいます。
「よーっしゃ胸張れよ椿! お前の足とスタミナでもぎ取ったFKだ!」
と、達海が言ったとおり、前半から椿の走力を意識させ平賀の体力を消耗させたがゆえに得たフリーキックは、左サイド寄り(大体、25~30mぐらい?)の場所的にはいい位置で、ETUにチャンス到来。
そして、このプレーを見たダルファーは、ある決断をします。
それは、スタミナを消耗し相手にフリーキックを与えてしまった平賀と、イライラが募りイエローカードをすでに1枚もらってしまっているハウアーを交代させること。
「チームのコンセプトはこれからも変わらない」
としながらも、自分の哲学を排してまで、貪欲に今日の勝利を取りに行く選択をしたダルファー。
そんなダルファーの"勝負師としての意地"を引き出した達海のことを、ダルファーのことを誰よりも知っているであろう、通訳のソノダくんは「不思議な男だ」と評していました。
さて、ETUのフリーキックの場面。
細かに壁へ指示を出す、大阪のGK・今井は、ボールをセットした赤崎を見て、赤崎が蹴るぞと警戒を強めます。
しかし、この日冴えているのは王子の方だと、自ら思い知らされている平賀は、王子が蹴ってくることを確信し、そのことを今井に伝えますが、(赤崎がボールをセットしたため)そのことに少し疑念を抱いている今井に、思わず「それが向こうの狙いだってんだよ!」語気を強めて指示します。
そして、レフェリーのホイッスルが鳴り、緊張感が高まっていく中、達海は、大阪が選手交代の準備をしていることを知り・・・
「追いつくには…… ここを頂くしかねえぞ?」
と、ひとりつぶやいたところで、赤崎が助走を始めます。
赤崎がボールを蹴るのか・・・?
と思わせといて、赤崎は助走からそのままボールをまたぎ、一瞬相手DFのタイミングをずらしてから、王子が得意の左足でボールを蹴ります。
「後半…… 顔を見た時から決めてたよ
こういう場面で合わせるなら君しかいないってね」
そんな王子のキックのターゲットは、大阪のDF・寺内と競り合いながらも、頭ひとつ高く跳んだ・・・
杉江だーーー!!
杉江は、王子のボールに、ヘッドで合わせシュート。
このシュートに反応できなかった、大阪のGK・今井は、ただただ、見送ることしかできず、ボールはゴールの中へ・・・。
一瞬の沈黙ののち、スタジアムはゴールが決まった熱狂の渦へ!
これで、ETUは2-2の同点!
同点だぁ――!!!
と、達海と松ちゃんも大喜びといったところで、今週号はここまでです。
続きは次号にて。
■ 私的雑感
ETU同点ゴール来たー!!
決めたのはスギのヘッド!
バッキーの突破で得たフリーキック。
ザッキーのフェイクを入れて、王子の精度の高いキックは、寺内に競り勝ったスギにドンピシャで合い、ゴールネットに吸い込まれていきました。
「後半…… 顔見た時から決めてたよ
こういう場面で合わせるなら君しかいない」
という、王子の素敵な計らいもあり、自分のマークしていた窪田に決められた分を自分で取り返す、名誉挽回となるナイスゴールでした。
このゴールの決まったフリーキックのシーンの描写もまたよかったですよね。
ザッキーがボールをセットすることで相手を惑わせ(大抵の場合、ふたりのキッカーが並んでいるときは、セットした方がボールを蹴るもの)、さらにザッキーが蹴ると見せかけといてボールをまたぎ、相手DFのタイミングを一瞬ずらしたところで王子の精度の高い左足のキック。
王子のキック後、ゴール前の競り合いを映す描写で、コシさんの後ろ、わずかに見えているスギが、大阪のDF寺内に競り勝ちヘッド(この競り合いからヘッドの描き方が上手いと思います)。
そして、直接狙ってくるという予測が外れ、「ああっ」といった表情の大阪のGK今井は、もうボールを見送ることしかできず(あのボールを見送るコマがまたいい)、ボールはゴールの中へ。
は、入った・・・!
一瞬の沈黙ののち、スタジアムは熱狂の渦へ・・・
といったところでヒキなのですが、この一連の流れはよかったと思います。
ゾクッと鳥肌立ちました。
沈黙から熱狂へと変わっていく瞬間。
ゴールが決まり、それを認識して、ぐわぁーーーーっと、なんて言うんだろう、熱狂が身体の中を駆けめぐって行く感覚というのは、何度味わっても最高です。このあたり、マンガではありますが、リアルと同じような感覚で熱狂してたりします(笑
※
ダルファーについて。
ダルファーは、己の哲学をひとまず捨て、勝利を優先させる采配に切り替える決断をしましたね。
ソノダくんやコーチングスタッフに対しては、わりと冷静に話しているようにも見えますが、ダルファーの話し方的には、ちょっと歯切れの悪さがあるようにも感じられ、私個人の印象としては、冷静を装うとはしているけど、その内心は、はらわたが煮えくり返るほど悔しい思いをしているんじゃないかなぁなんて思いました。
けど、いざとなったら理想はひとまず捨て、現実的な采配ができるダルファーは、きっと優れた監督なんだろうと思います。
けどけど、選手を交代させる直前のセットプレーで失点してしまい、結果として後手を踏んでしまうことに。これも、試合の流れの妙ですよねぇ・・・、それがまたサッカーの面白いところなんですよね。
同点に追いつかれてしまったとなっては、また前提が変わってしまうわけで(おそらくダルファーは徹底して守りきる策を取ろうとしたと思われます)、そうなったら、再び勝利を狙いに行くのか、それともこのまま引き分けで妥協しようとするのか、ダルファーの動きには、今後も大注目です。
いやぁ、このあたりの展開は、あれこれ考えるのが楽しく、すごく面白いです。
※
ETUの2点はセットプレーからとなりましたが、そのセットプレーをもらうファールを受けたのがバッキー。
個人的に、バッキーがどのように決定的チャンスを演出するプレー(パスやドリブル)を魅せてくれるかを期待していたので、それを見る前にファールで止められてしまったのは、ちょっと残念だったりもします。
タッツミーの言うとおり、バッキーの足とスタミナでもぎ取ったフリーキックで、ここまで頑張ったバッキーをもっと称えてあげるべきなんだと思いますけど。あ、そのために、パス成功率を犠牲にした王子のことも褒め称えてあげないとね(笑
ファールをしてしまった平賀は、もうしょうがなく手をかけてしまったって感じなんでしょうかね。
あれは、完全にイエローだと思うんですが、その描写はなかったですね。
※
さて、来週以降の展開としては。
先程ダルファーのところでも書いてますが、策を講じる前に同点に追いつかれてしまったダルファーがどう動いていくのか。
そして、同点に追いつき、さらに勢いが加速していきそうなETUの逆転ゴールは見られるのか。
ここまで結構時間をかけて描いている大阪戦も、いよいよクライマックスを迎えようとしていく中、どんなドラマティックなドラマが待ち受けているのでしょうか。
来週以降の展開が楽しみで仕方がありません。
タグ : GIANT-KILLING
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