今週の『GIANT KILLING』#70
2008.06.13 21:13
すいません、昨日は急用ができてしまい更新できませんでした。
「これから俺たちの大逆襲が始まるんだぜ?」
ハーフタイムの半分を過ぎ、ようやくロッカールームに戻ってきた達海は、後半に向けてどんな指示を与えるのか・・・といったところから今週号が始まります。
その達海の発言に、言葉を返せず、ただ達海のことを見る選手たち。
そして、まず口を開いたのは黒田。
黒田は、前半は死に物狂いで守りきり失点しても1点以内という、達海のプラン通りに進められず2失点してしまったこと、その上、相手はノリノリであることに対し、達海の大逆襲という言葉について疑問を投げかけます。
そんな発言をした黒田に対し、ひたすら見つめる達海。
「黒田(クロ)お前さー… この試合楽しんでる?」
「杉江(スギ)はどうよ 楽しんでるか?」
突拍子のない達海の言葉に、黒田や杉江はもちろん、他のメンバーたちも、キョトンとした感じの表情を見せます。
意気消沈しているロッカールームの雰囲気のなか、達海だけが、この試合は面白くなると思っているようで・・・
「俺いったろ?
大事なのはお前らが この試合を面白がれるかどうかだって」
と、そこで、大阪戦に向けた練習前のミーティングのときのワンシーンを思い出した様子の選手たち。
達海は、さらに突拍子のない言葉を続け・・・
この試合ETUが大逆襲したらどう思うかを、"わざわざ貴重なハーフタイムの時間の半分"をつかってボールボーイやカメラマンに訊いた結果・・・
「そうなったら……
スゲー面白い試合だと思います」
と、ひとりのボールボーイの言葉を選手たちに伝える達海。
そして、結果的にその意見に全員が同意したとも。
確かに、その意見は、達海の言う通り、一般的なものでしょう。
圧倒的な劣勢の中、ひっくり返す点差が1点ではなく2点だとしたら・・・
「こっちのほうが面白い ははっ」
この達海の少々無責任とも受け取れる発言に、選手たちは呆然とし、黒田は怒りの感情を達海にぶつけます。
けど、達海は決して無責任にそう言っているわけではなく、何かしらの確信を持っている様子。
客観的に戦況を振り返れば、前半はどう見ても大阪のゲームで、名古屋戦のときとは違い、無失点ではなく2失点してしまっています。
ですが達海は、目に見えるものだけがすべてではなく、選手たちはしっかりと仕事をこなしていて、(失点はしたけど)確実に大阪側にダメージを与えていると言い、3点差ぐらい返せると楽観しています。
達海は、そう言っても、やはり根拠のないその発言に半信半疑な様子を見せる石浜&清川。
・・・と、後半に向けてピッチへと向かう時間が来てしまいした。
具体的な指示は何もなし(練習でやってきた)、選手のモチベーションも高まらないまま、ピッチへ送り出すことに不安を感じる松ちゃんですが、ピッチに入ればおのずと答えは見えてくるということで・・・
「俺を信じろ じゃ 行ってらっしゃい」
と、選手を後半の戦いへと送り出す達海。
一方場面は変わりまして・・・
もう後半が始まるよってところで、ようやくスタジムに到着した古株サポご一行。
その理由は、吾郎が横断幕を取りに行っていたことが理由だったようです。
スペースを見つけ、横断幕を張りたいから、少し場所を空けてくれと、ユナイテッド・スカルズのメンバーのひとりにお願いするシゲ。
ですが、それを拒否するスカルズのメンバー。
横断幕を張るために、スタジアムに来る人たちがいるのに、後からやって来て何を言っているんだというのがスカルズメンバーの主張。
そこを何とかゆずり合いの精神で・・・
と、吾郎も食い下がりますが、古株サポの存在を快く思わないスカルズのメンバーは、やはり拒否。
昔のゴール裏の様子を違うことに戸惑いを隠せない吾郎。
そこに、スカルズのリーダー羽田が現れ・・・
「昔とは違うんだよ
俺たちとあんたらとは応援する意味が違う
いい加減わかってくんねえかな」
という羽田の言葉に、古株サポたちは何を思う・・・?
さて、話は試合の方へと戻り、黒田に対し声をかけるのは、ハーフタイム中、その黒田に胸倉をつかまれていた杉江。
おかげで目が覚めたという杉江は、黒田に感謝の意を表し、後半の巻き返しを誓い、それに黒田も同調します・・・といったところで、今週はここまでです。
後半のキックオフは、来週号となるようです。
■ 私的雑感
正直に感想を言うと、自分が期待していたものとは違いました。
「今ここで何言ったって説得力はないよ」
という、達海の発言はもっともだと思います。
だけど、だけど・・・
そんな状況だからこそ、達海の言葉で、説得力を持たせてしまうような力強い"何か"を期待したかったんです。気持ちが昂ぶってくるような何かを。
そこは、自分のイメージとは違いました。
クロが造反したときなどもそうでしたが、言われてどうこうするよりは、"自分で気付いて理解する"ことのほうが、より深くそのことを理解できるところはあると思うので、達海の意図は、そういうところにあるのかもしれないですね。
けど、勝負事の真っ最中なのに、真意を話さないってのは、うーん、どうなんだろう?
リスクとしては、かなり高いような気もします。
あともうひとつ思ったのは、達海の「面白い」の発言に、誰も乗ってくる人がいなかったところに、まだまだ負けグセが強く根付いている、または、達海イズムが選手の中にまだまだ浸透していないんだなぁと思いました。
たまたま、そういう選手もいることを描かなかっただけかもしれませんが、だれか一人ぐらいは「面白い、やってやろうじゃん」って、達海の発言に同調してくる選手がいてもよさそうに思うんですけどね。
今回は、ドキドキワクワクさせてくれるような期待していて、それができなかったのは残念でしたが、それは後半戦のお楽しみってことで、これからの展開に期待していきたいです。
※
この試合は、サブとなってしまった丹さんが、ピッチに向かう選手に声をかけているシーンが、さりげにですがよかったです。
・・・丹さんの出番はここまでっぽいですが(爆
あとサブには、堺、宮野、堀田あたりが見られますが、後半選手交代は見られるのでしょうか?
"選手交代の妙"というのも、サッカー監督の腕の見せ所のひとつだと思うので、個人的には、この部分ももっと見たいところです。
※
古株サポとスカルズの対立を、リアルサポである綱本先生がどう今後描いていくか楽しみしています。私は、特定のクラブを応援していますが、リアルサポではないので、突っ込んだことは分からないし、詳しいことは書けませんが(苦笑
個人的に、古株サポ側を応援したい気持ちもあるのですが、どっちの主張も分かる部分はありますね。時代が流れれば、その事情というのも変わってきます。
最終的には、和解の方法に向かうとは思ってますが、思想は違っても同じクラブを愛するもの同士、どのようにして両者の距離は近づいていくのか。こちらのエピソードも、注目していきたいですね。
あと、ひとつ思ったのは・・・
試合途中にスタジアムに来て、断幕張るってのはアリなんでしょうか?
クラブ(スタジアム)によって、断幕のルールはあるようなので何とも言えないですが、少なくともキックオフ以降に断幕張ってるのを見た記憶ってないなぁと。
※
ゲキサカのカルトクイズをやっていると、やたらと細かいところが気なってしょうがありません(笑
例えば、今週号だったら、時計の針が7時をさしていて、あぁキックオフは6時からなんだ、6時キックオフって珍しいなぁとか、ストーリーとまったく関係ないところが気になってしまったり。
読み返すとき、"このへんカルトクイズに出そうだよなぁw"と思いながら読んでいるのですが、なかなか全問正解はできないです。
毎週ジャイキリの感想を書いてるブログの管理人が、そんなんでいいのか!?
けど、自分がまとめ記事で書いた内容がクイズになっていると、ちょっと嬉しかったりします(←ただの自己満足w)
※
さて、来週に向けて。
クロが胸倉つかんだことによって目が覚めたスギが、後半どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。
確実に与えたというダメージが見え始めてくるのはいつになるのか。
ETUサポ的に、ドキドキワクワクが止まらない展開まで進むのは、もうちょっと先の話になりそうですが、ここから始まるETUの大逆襲に期待しています。
ちょっと展開が長すぎる感もあるのですが、面白くなってくるのはここからだぜー!
タグ : GIANT-KILLING
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