『GOLDEN★AGE 8』 / 寒川一之
2008.05.21 00:32
※単行本派の方には、バレになってしまってる部分もあります
新展開へと突入した、『GOLDEN★AGE』8巻の感想を簡単に。
8巻からは、かもめ中から離れ、トレセン編へと突入していきます。
連載を読んでいた当時は、個人的にかもめ中でのエピソードを読みたいと思っていたのもあって、トレセン編は退屈さを感じていたのですが、単行本でまとめて読むと、そうでもなく、いつも通り普通に楽しく読んでました(笑
トレセン編と、舞台が変わってことで、新キャラもあれこれ登場します。
特に、今現在連載を読んでいる方にとっては、栄大藤沢の倉地の初登場シーンは必見ですね。
・・・というか、すいません、私は、倉地はただのかませ以下の存在だと思っていたので、連載で栄大藤沢と対戦するまで、彼のことは全然気にも留めてませんでした(笑
唯と肩を並べるほどの実力を持つ、また近江とコンビを組んで戦う、丹波は、今後の展開という意味では、重要なキャラで見どころもあるのですが、それよりも、過去の出来事から、丹波に対して強いコンプレックスを抱きまくりなのが見て取れる倉地の方が、連載を毎週チェックしてる今の私には印象的でしたね。
このあたりを伏線と理解して読むと、この部分も連載中の部分も楽しるかと思います。
(単行本派の人も、倉地のことは、よく覚えてあげておいてくださいw)
※
今回、サッカーに関して、読んでいて思わずうなずいてしまったのが・・・
"日本のサッカーの課題は「二人組のプレー」だと思うんです"
の場面でした。
以下、そのまま引用させてもらいます。
世界レベルのプレーヤーは、中盤のフォローがなくても2トップで崩していける。
組織プレーの最小単位、2トップで点を取る。2バックが相手を防ぐ。
それが全体のレベルアップにつながると思うんです。
ドイツワールドカップで、日本がオーストラリアと対戦したとき、カウンターのチャンスがあっても、2トップの連携が悪く、カウンターを完結できない(シュートで終われない)シーンが何度かありました。
私がそのシーンを見たときに感じた不満(と感じてしまうのは、戦う選手の立場を理解しない、いちサッカーファンのただの身勝手ですが)の核心を、うまく突いてくれていたので、「うんうん」と、思わずうなずいてしまいました(笑
※
あと、個人的に一番面白かったのは、巻末のおまけまんがですね!(笑
いろんな意味で上手すぎる!
7巻の三国志も面白かったですし、次も楽しみにしています(笑
サッカー描写もいいですが、コメディ的描写も結構好きなので、同タイミングでスタートした、某作品とは大きく水を開けられてしまっていますが、個人的には応援しているので頑張ってほしいです。
次の9巻も引き続き、トレセン編になります。
■ 収録
GOAL67~GOAL76
週刊少年サンデー2007年43号~2008年1号
トレセン編、2vs2ゲーム、近江・丹波vs倉地・江島まで収録
タグ : GOLDEN★AGE
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