新連載『LOOK UP!』の雑感
2008.04.06 22:43
(※私個人の率直な感想を書いたものなのですが、もしかしたら、一部不快に感じられる部分があるかもしれないことをご了承の上、読み進めて行ってください)
すでに、連載2話まで終わってしまいましたが、週刊少年チャンピオンでスタートした、新連載サッカーマンガ、『LOOK UP!』の雑感を簡単に書いていきたいと思います。
主人公は、西祥("にししょう"と読む)高校1年生・相川瞬。
リフティングは得意なものの、気弱な性格が災いしてか、練習試合にサイドバックとして出場するものの、萎縮して相手選手に強く当たりに行けず、瞬のところからクロスが上げられまくったせいで(?)、5-0と負けてしまいます。
先輩たちは、瞬を戦犯扱いし、罰ゲームと称し、瞬のパンツを脱がしボールに穿かせ部室の外に大きく蹴り出すというイジメを実行。
瞬は、下は何も穿かない状態で、蹴り出されたパンツボールを探しに行ったその先で、もうひとり、ストーリー上の重要人物となっていきそうな、少年と出会います。
少年の名は、吉田良夫(のちに"良"の部分を取って"リョウ"と呼ばせる)自らを"ジョージ・ベスト"の再来だと初対面の瞬に言ってのけるような、少々イタイ子ではありましたが、その実力は確かな様子。
リョウは、「ボールだけが友だち()」と言う瞬に、「ボールは友だちなんかじゃねーよ」と返し、サッカーをすれば何かが変わると思っていた瞬を失望させますが、「闘わないヤツを誰も振り返らない ケンカしろってんじゃないサッカーでだ」とも言い、それが瞬の心に勇気を与えます。
その後は、バスケットのゴールを利用した1on1で勝負する2人。
最初は、リョウに対し歯が立たなかった瞬ですが、自分にできる全力のプレーで必死に喰らいついて、ゴールを奪った瞬。
先輩たちのイジメにあい、一度はサッカーをやめる決意をした瞬でしたが、リョウとの出会いでサッカーが好きで好きでたまらない、純粋な自分の気持ちを思い出した瞬は、サッカーを続ける決意をする・・・
といったところが、2話までの流れです。
※
気弱な少年が、ひとりのサッカー小僧に出会い、触れ合うことで、自分自身もまたサッカー小僧である自分を取り戻していく・・・
ストーリーそのものは、気弱系の主人公のものとすれば、わりと王道的かなぁと思いますし、悪い印象は全然ないのですが、いかんせん、絵柄とギャグパートの部分(キャラの表情の作りとでも言えばいいのでしょうか)が、私には苦手すぎる!
それが、何よりの自分の率直な感想ですね。
うーん、好きな人には、私の感想は不快に感じられてしまうかもしれませんが、個人的な好みといった中で、多分、この苦手な部分は、この先ずっと解消されることはないと思います。(これが、例えば、『ホイッスル!』的な雰囲気のものだったら、もっと万人受けしそうな形になっていくかなぁと思うんですが・・・。)
そんな中で、リョウと触れ合ったことで変化が生じた、主人公・瞬が、これからどのように成長していくのか、といったところが、これからの注目していきたいポイントですね。ストーリーの構成力で、私の苦手な部分を凌駕していってくれればいいなぁと思っています。
この先、私の予想では、瞬をいじめた先輩たちと、瞬やリョウを中心とした1年生に分かれて対決するといった展開になっていくのではないかと思います(ベタではありますが、正直それ以外思いつきません)。
まぁ、とにかく、今の段階では、作品を評価することはまだできないので、考えてみれば、ひとつの雑誌に2つサッカーマンガが掲載されるのって、すごく久々なことだと思うんですが、もうひとつのチャンピオンの連載作品である『ANGEL VOICE』とともに、その経過を見守っていきたいと思います。
タグ : LOOK-UP!
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