今週の『GIANT kILLING』#60
2008.03.30 14:43
とりあえず、雑感のみで。
ストーリー部分は、週末にでも。
(※ストーリー部分と雑感も少し追記しました)
まずは・・・
ジャイキリの連載が始まってから、毎週欠かさずモーニングを購入するようになった私ですが、そんな中、まともに読んだのが今回が初めてだったりするのですが・・・
今週号のモーニングの巻末の方にある、『ヨロズ屋がゆく!』はジャイキリネタでした。
・・・まぁ、正直、話の内容はよく分かりませんでした(^^;
とりあえず、まだ読んでないって方は、チェックしてみてください(苦笑
【↓ストーリー部分の追記↓】
いつもの戦闘服(ジャケット)をどこかに置き忘れ、隅田川スタジアム内を探し回っていたところ、ばったり大阪ガンナーズの監督であるダルファー(with通訳のソノダくん)と出くわした達海・・・というのが先週号までの流れでした。
先週号の更新にて、"お互いににらみ合って"と書きましたが、実際はそこまでの雰囲気でもなく(?)、視線を合わせる二人。
・・・とそこで、やって来たのは、試合を視察しに来たブラン(with協会の人(?))と、ブランを案内するETU長田会長。
!!!
達海とダルファー(withソノダくん)が対面しているのを発見したブランは、大慌てで物陰に隠れます。
(突然のブランの行動に、驚いたお供の協会の彼とブランのやり取りついては、雑感の方にて)
そのブランの行動の理由は、試合開始前の監督同士の前哨戦(腹の探り合い?w)を観戦するためなのですが、なんだかとっても楽しそう(笑
そんなこんなで、監督同士のやり取りがあるわけですが・・・
この試合に対する自信をダルファーが問えば、いつも通り、天然モードで、うやむやな返答をする達海。
ダルファーは、その達海の返答に対し、「取りようによっては 自信のなさの現われとも見えるがね」と、一見挑発めいた言葉を返そうとしたのかと思いきや・・・
それは、ダルファーのひとりごとで、その言葉を達海に訳そうとしていたソノダくんを慌てて止めるダルファー(文字で書くとあれですが、マンガで読むと面白いんですよ?w)。
そして今度は、達海が問います。
「オランダってさ……
人口より自転車の数が多いってホント?」
「!!!」
そのあまりに、試合前とは思えない、緊張感のない質問にびっくりしたソノダくん。
その言葉を訳し・・・
「!!!」
ソノダくんより、さらに大きなリアクション(笑
つかみ所のない達海の真意に、少々戸惑っているようにも窺えるダルファーでした。
・・・そんな二人のやり取りを、物陰から見つめていたブランは、その会話の内容を、協会の彼(あ、今これ書いてるとき思ったけど、この彼は、通訳兼コーディネータといった感じなのかな?)に尋ねますが、「訳すような話じゃないっスよ」と、半ば呆れ顔。
と、そんなところで、立ち話はこんへんでということで・・・
ダルファーが達海に握手を求めて、右手を差し出します。
「いい試合にしよう」
と、強く握り締め、殺気を放つダルファー(というのは、あくまで個人的な解釈)と視線を合わせる達海は、ダルファーから何を感じ取ったのでしょうか。
さて場面は変わりまして・・・
試合に向けて、ウォーミングアップをしている、大阪ガンナーズの選手たち。
今日は身体が軽いからと、10番・志村に自分にボールを回してくれと要求する、大阪の4トップのひとりの片山(これ、雑感の追記で書きますが、#58では片平だったんですよね)。それに対して、決定力は自分の方が上だからと、自分の方にパスをしてくれと要求するのは、同じく4トップのひとりの畑。
この2人に対し、当の志村は、まったくかみ合わない返事を・・・(笑
この2人、今度は同じ4トップにひとりである、ポスト役らしいハウアーに声をかけに行きますが・・・
ハウアーは、入念に髪型をセットしていました!
似合ってへんと、あれこれ突っ込む2人でしたが、言葉は分からずとも、その意味をなんとなく察したハウアーは、怒って2人から離れていきます(笑
・・・とまぁ、とにかくやかましい、片山&畑の関西コンビに、ハウアー、そして、しゃべりが苦手そうな窪田と、この大阪の4トップは、試合ではどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。
と、そこにダルファーが現れ、ミーティングが始まっていくのですが・・・。
そのシーンの前に、達海のジャケットが、パッカくんによって見つけられていました。
そして、ダルファーと話した達海は、これからの試合について、大阪はいつも通りのサッカーをしてくることに確信(すなわち、策を持っている自分たちの勝利への自信とも受け取れますね)を持ったことを、有里に話す達海。
場面は、大阪ガンナーズのミーティングへと戻りまして・・・。
以下、選手の士気を高めるダルファーの言葉なのですが、ダルファーのフットボール哲学が感じられるものなので、そのまま使わせてもらいます。ダルファーは、ETUは相手によって戦術を変えるチーム、自分たちは相手がどこであろうと同じスタイルを貫く(意訳)とした上で・・・
「美しくたくましいフットボール…
いくら向こうが姑息に勝利を狙ってこようと
その信念を曲げてはならない
我々は いつも通り攻撃的な美しいフットボールを披露し……
そして圧倒するまでだ」
・・・、といったところで、今週はここまでです。
【↑追記終了↑】
■ 私的雑感
今週も、いろいろ楽しかったですね。
その中でも、一番、腹筋が痛くなるぐらいに笑ってしまったもの・・・
については、ひとまず置いておくとしまして、まずは、今週のメインだったと言える、達海とダルファー(withソノダくん)とのやり取りについて。
試合についての自信を訊かれた達海の回答を、ソノダくんがダルファーに訳したときのダルファーの反応。うっかり訳さなくていい部分を、達海に訳しそうになったソノダくんのところが面白かったです。
てか、「取りようによっては(略・・・」のセリフのときのダルファーの表情を見ていると、あのシーンは、きっと達海に対して故意に挑発的なコメントを返したんだろうなぁって思ってたら・・・
そこは、訳しちゃダメなところだったのかよ!
と、思わず突っ込んでいる自分がいました(笑
本当、ダルファーのフェイントに完全に引っ掛けられていたので、素で突っ込んでいましたよ(絵にすれば、清川ばりの脳内ツッコミ?w)。
まぁ、けど、あのシーンは、ダルファーとしっかり意思疎通できてそうなソノダくんは、ダルファーが突っ込んでくることを見越して、わざとやっていたようにも見えてしまうんですけど、どうなんでしょうね?(笑
それと、その後の達海の天然発言(きっと、タッツミーは本気で純粋に気になっていたんでしょうねw)をソノダくんがオランダ語に訳すときの・・・
まずは、ソノダくんが「!!!」で、次のコマでダルファーに訳して「!!!」となる、あの時間差がよかったですね。
あとは、握手をするシーン。
あれは、プレスカンファレンス(3巻#25参照)のときの、ダルファーなりのお返しではないでしょうか。 プレカンのワンシーンが脳裏に浮かんだからこそ、この描写がとても意味ありげに感じました。ダルファーも、プライドが高くて負けず嫌いなんだろうなー。
このとき、達海がなんとなく、気が抜けているように見えたのは、やっぱり、戦闘服(いつものエンブレム入りのジャケット)を身にまとっていなかったから?
ちなみに、達海が質問していた件について。
オランダは、本当に人口より自転車の数が多いみたいですよ。
(計算上、人口1人あたり1台以上保有してることになるそうです)
詳しく知りたい方は、グーグル先生にでも訊いてみると、教えてくれると思います。
※
そして、ブランは、今週も楽しませてくれました。
後姿になっていますが、いや、むしろ、後姿だからいいのか、物影に隠れて、「フフフ…… すでに戦いは始まっているのだった」と、キラーンとさせてるところはよかったですね。
それにしても、まったくもって、協会の彼は分かってないなー。
あそこは、ちゃんと訳してあげないと。
達海と波長の合うブランは、もしかしたら、達海の意図を理解できたかもしれないのに?
※
で、雑感の冒頭に書いた、腹筋が痛くなるほど笑ってしまったのは、大阪の選手たちのシーンにありました。
それは、片山&畑のやかましい関西FWコンビでもなく、まったく話のかみ合わない志村でもなく、しゃべりが苦手そうな窪田でもありません(これらはこれらで、いいキャラしてるんですけどね)。
多分あそこで吹いたのは私だけじゃないはずだと思うんですが・・・
髪型を気にするハウアーですよ!
あれは、反則ですよね。
前のページでチラッと見せておいて、次ページめくったら、あれなんですもん(笑
もし、あれが見開きだったりしたら、きっと私は笑い死んでいたと思う。
そのあとの、「あ! なんか伝わってしもた!」という言い方のニュアンスがまた絶妙。
笑ったら、ハウアーに怒られそうですが、私的には、ドミンゴに匹敵するぐらい笑わせてもらいました。
※
最後の、ダルファーが、試合前のミーティングで選手たちの士気を高めているシーンもよかったですね。
ダルファーの"美しく勝利せよ"的な、達海とはまた違う、フットボールに対する哲学を感じ取ることができましたし、来週に向けて、自分の気持ちもグッと高まってくるのを感じました。
ダルファー率いる攻撃的な美しいフットボールに対して、達海は、どのような作戦でジャイキリを狙うのか。
あくまでも、自分たちのスタイルを貫き通しそうな大阪のようなチームは、達海にはやりやすい部分はありそうですね。逆に、大阪のようなチームは、多少上手くいかなくても、自分たちのスタイルに固執し続け、どんどん深みにはまっていくといった罠にハマりやすそうですし。
登場人物同士のやり取りも楽しいジャイキリですが、やはり、サッカーマンガですので、来週から始まるであろう、試合描写に大きく期待したいです。また、名古屋戦のように、ドキドキワクワクさせてくれることでしょう。そう思うと、来週号が、本当待ち切れないですね。
※
あとは、箇条書きにて。
- 洗面所で達海のジャケットを見つけたパッカくんについては、あえて突っ込みません。そりゃあ、パッカくんだって身だしなみぐらい気にすると思いますよ? ・・・ってあとで見返したら、パッカくん自分で頭を指差してましたね。それだけで、パッカくんの言いたいことを理解する達海はすごいわ
- スタジアム内には、ETUの歴代ユニフォームが飾ってあるっぽいですね
それでは、また来週。
【↓雑感の追記↓】
なんとなく違和感を覚えつつも、ハッキリと指摘されるまで気付かなかったのが・・・
大阪ガンナーズのFWのひとり、今週号は片山でしたが、先々週号では片平だった彼。
いったい、どっちが正しいのでしょうか?(笑
まぁですが、今週号で、自分自身で「こりゃ片山デーになる予感するわ」と言ってるぐらいですから、多分、片山が正しいのでしょう。
というか、私思うに。
先々週号のではですねー。
実況をしていたアナウンサーが、名前を呼び間違えちゃっただけじゃないかと思うんですよ!!
ほら、実際に名前間違えても、誰も突っ込まずに、そのままサラッと流されるなんてことは、よくあることじゃないですか。
うん、そうだ。
きっとそうに違いない!
や…、やだなぁ。
編集側のミスだなんて、これっぽちも思ってないですよ?
まぁ、そういうことですから、この話は終わり!(笑
(あ・・・これは、悪意のない冗談のつもりで書いたものです。もし、ジャイキリの制作関係者の方、読んでいていたとして、気分を害されたなら、素直に謝罪します。いつも、楽しませてもらってますし、応援しますよ)
※
パッカくんは、本当、いいキャラしてますよねー。
パッカくんって、セリフもないし、無表情なのにもかかわらず、なんでこんなに表現力が豊かなんだろう?(笑
今回のシーンは、ストーリー上、別にパッカくんをわざわざ出す必要性はないと思うんですよ。
でも、パッカくんが居てくれて、読んでいて心がとても和みます。
空気の読めるマスコットとして、これからも、私たちを楽しませ、和ませてくれる存在であってほしいですね。パッカくんは、おそらくパルちゃん(=清水エスパルスのマスコット、ご存じない方は、動画投稿サイトでパルちゃんを検索してみよう。一度生パルちゃんショー見に日本平に行ってみたいw)ばりの人気者なんだろうなぁ。
【↑追記終了↑】
タグ : GIANT-KILLING
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